週刊「印刷雑誌」
13巻
29号
2022年8月1日
Japan Printer weekly
vol.13,
no.29
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
凸版印刷,公式写真でオリジナルグッズを作れるサービス開始
凸版印刷は7月28日,アスリートやアーティスト,キャラクターなどの公式フォトコンテンツから,フォトブックなどのオリジナルグッズを制作できるサービス「MINTSUKU」のサービスを始めた。商品ラインアップはフォトブック,卓上カレンダー,ポストカードセット。同サービスは,フィギュアスケートアイスショー「Fantasy on Ice 2022」と「Dreams on Ice 2022」の更新フォトコンテンツとして採用された。A4判,40ページのフォトブックで6000円ほか。
エンスカイ,アイススケートショーのフォトブック受注開始
オンデマンド印刷サービスのエンスカイ(埼玉県草加市)はアイススケートショー「THE ICE 2022」オフィシャルフォトブックの予約受付を8月上旬に開始する。オンデマンド印刷サービス「セレポ」の機能を使い,好きな選手,シーンの写真を選び,オリジナルのフォトブックを作ることができる。B5変形,40ページ(セレクト35ページ),3465円。
MKトレード,小型感熱式プリンターを発売
MKトレードは,スマートフォンから写真やラベルを手軽に印刷できる,小型ポータブル感熱式モノクロプリンター「レットスケッチ」を,クラウドファンディングサービスのMakuakeで8月30日まで販売している。レトロ文具をイメージしたデザインで,サイズは幅82×奥行き135×高さ60mm,印刷解像度は300dpi。クラウドファンディング価格で定価の34%オフの6500円ほか。
リコー,A3カラープリンター新モデルを発売
リコーはA3カラープリンター「RICOH IP C6020」「RICOH IP C6020M」を7月28日に発売した。7インチフルカラータッチパネルを搭載し操作性が向上,連続プリント速度はカラー,モノクロとも36枚/分。オプションで個人認証システムやクラウドストレージサービスなどと連携できる。標準価格22万8000円。
しまうまプリント,フォトコンテスト作品を募集
しまうまプリントはフォトコンテスト「この夏“はじめて”キャンペーン」の作品募集を8月8日まで行っている。「子供たちがこの夏にはじめて体験した思い出の写真」がテーマ。インスタグラムとツイッターから投稿できる。入賞者には,人気家電やキッズカメラなどの賞品が送られる。
ミマキエンジニアリング,長野のデジファブパーク展に協力
ミマキエンジニアリングは,9月4日まで長野の佐久市子ども未来館で開いている「デジファブパーク展」で3Dプリンターで造形した作品を出展している。福井信明氏のアート作品をUV硬化インクジェット方式フルカラー3Dプリンター「3DUJ-553」を使い,1000万色以上のフルカラー表現で300×200×360mmのサイズを分割なしで一度に造形した。
大日本印刷,デジタル庁のオンライン体験イベントに参画
各府省庁等が連携して開催する「こども霞が関見学デー」が8月3・4日に開かれる。その中で大日本印刷はデジタル庁のワークショップ企画に協力企業として参加する。「バーチャル秋葉原&神田明神CG空間探索ツアー」と題し,最先端技術で再現したパラレルなバーチャル空間で,秋葉原のポップカルチャーや神田明神の歴史と文化を学べる。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/kengaku/
凸版印刷,メタバース上に浦和レッズファンワールド開設
凸版印刷は7月29日,浦和レッズ設立30周年を記念したファンのためのバーチャル空間を開設した。メタバース空間に歴代ユニフォームやトロフィーの3D CG,写真展や映像などを展示しているほか,3Dアバターを介してファン同士の交流もできる。
https://cluster.mu/w/f37a101f-3458-4281-95aa-4652a8d16741
大日本印刷,バーチャル空間で渋谷区の子どものアート作品を公開
大日本印刷はバーチャル空間「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」内の「京都館PLUS X」で,京都の伝統的な食べ物,工芸品,観光名所などをテーマに渋谷区の子どもたちが描いたピクセルアートを9月上旬まで公開している。
https://shibuya-miyashitapark.parallel-city.jp/project/kyotokan/
ダイナコムウェア,文字と絵師のコラボトートバッグのプレゼントキャンペーン
ダイナコムウェアは8月25日まで,同社のフォント「金剛黒体」とイラストレーターの前田ミック氏のコラボイラストをプリントしたトートバッグのプレゼントキャンペーンを行っている。
■プロの世界
昭文社,山と高原地図に石灰石を主原料とするシートを採用
昭文社は8月25日に発売する『山と高原地図 特別版』に石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet 80μm」を採用した。同シートは厚みが一般的なコピー用紙程度ながら,耐久性と耐水性に優れ,天候の移り変わりが激しい山岳地帯での使用に適しているほか,製造時の水使用量が少なく,木材パルプを使わないため,天然資源の保全にも貢献できる。
高速オフセット,海外発送伝票作成サービスにアプリとプリンターの接続機能を追加
高速オフセット(大阪)は7月26日,QRコードから海外発送伝票を作れるサービス「ハコブネット」にスマートフォンアプリとプリンターとの接続機能を追加したと発表した。パソコン版の管理画面へのログインが必須でなくなり,利用者のスマートフォンのアプリから直接海外発送伝票が発行可能になった。
ムサシ,回転式テーブル搭載レーザー加工機発売
ムサシは,回転式テーブルを搭載したレーザー加工機「INFINITY」シリーズを印刷・加工会社やブランドオーナーに向けて8月8日に発売した。二つの加工テーブルを回転させることで交互に加工できる。製造元はイタリアSei LASER社,総販売元はコムネット。
エプソン,ドットインパクトプリンターの新モデルを発売
エプソンは,106桁の水平型ドットインパクトプリンター「VP-F 2400/2400N/2100/2100N」を9月5日に発売する。連続紙12インチ幅,単票紙A4横置き幅まで給紙ができ,チェーンストア統一伝票を含む多くの帳票に対応する。12万9800円から。また,94桁の「PLQ-50S」を今冬発売する。現行機より,印字の高速化と1.44インチカラーLCDパネル装備による操作性の向上が図られた。オープン価格。
ミライロ,障害者手帳のデジタル化で「勇気ある経営大賞」特別賞
東京商工会議所は7月22日,「勇気ある経営大賞」の受賞企業を発表した。特別賞に,300種近い障害者手帳を全種類デジタル化し,障害者の利便性向上と事業者の負担を軽減した(株)ミライロ(大阪)が受賞した。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
8月31日まで,岐阜でNO WARポスター展
岐阜・大垣市の日本国際ポスター美術館は8月31日まで,「ポスターでNO WARを叫びたい!NO WARポスター展:世界の平和を願って」を開いている。同館Webサイトで公開している29ヵ国から寄せられた「NO WAR」をテーマにしたポスターデータから115点を印刷し展示している。入場無料。
https://www.ogaki-postermuseum-japan.com/no-war-%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%B1%95/
9月4日まで,日本新聞博物館で「沖縄復帰50年と1972」と「近代日本のメディアにみる怪異」展
横浜の日本新聞博物館は9月4日まで,「沖縄復帰50年と1972」展と「近代日本のメディアにみる怪異」展を同時開催している。入館料は一般400円,大学生300円,高校生200円,中学生以下無料。
https://newspark.jp/exhibition/ex000271.html
9月30日まで,サンゲツ壁紙デザインアワード作品募集
サンゲツは9月30日まで,「サンゲツ壁紙デザインアワード2022」の作品を募集している。「Joy of Design」をテーマに,壁紙のプロダクト特性をふまえ,日常やさまざまなライフシーンを彩る空間にふさわしい壁紙のデザインを募集している。大賞は賞金100万円。
https://www.sangetsu-award.jp/
8月4日,大伸社コミュニケーションデザインが統合報告のトレンドセミナー
大伸社コミュニケーションデザインは8月4日,「統合報告のトレンド」をテーマにオンラインセミナーを開く。統合報告にまつわる開示内容,デザイン,メディア(媒体)について,最近のトレンドをピックアップし,紹介する。参加無料。
https://go.daishinsha-cd.jp/220804tougou
8月5日,大阪でパッケージ展
大阪・中央区の大阪産業創造館は8月5日,「パッケージ展2022」を開く。その中でマツモトはパッケージやデザインの制作実績を展示する。入場無料,事前登録制。
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=37064
9月2日,日本印刷学会がP&I研究会シンポジウム
日本印刷学会は9月2日,P&I研究会シンポジウム「印刷とエネルギー」をオンラインで開く。印刷技術が貢献できるエネルギー問題を,太陽電池,機能膜印刷技術,省エネ電子部品,有機・無機ハイブリッド材料の視点から考える。参加費は,会員5000円,非会員8000円。
http://www.jspst.org/event/220902.html
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印刷プロセスの持つ優位性と有用性を活かし,生産の効率化,コスト削減などにつなげるための知識『次世代プリンテッドエレクトロニクスへ―印刷による付加型生産技術への転換―』
9月6・13日,日本印刷技術協会が組版の基礎セミナー
日本印刷技術協会は9月6・13日,「DTP制作のための組版の基礎知識」をテーマにオンラインセミナーを開く。組版の基礎を学びつつ,レイアウトの設計やそれに伴う文字組について実践的に説明する。参加費は,会員2万2000円,一般2万8600円。
https://www.jagat.or.jp/archives/93971
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組版とページ割りの基本知識をカラ―図版とわかりやすい説明でまとめた,初歩的な知識がすぐに身につく基本テキスト。『印刷技術 基本ポイント組版・ページネーション編』
10月21日,日本印刷学会がIGAS直前情報などのセミナー
日本印刷学会は10月21日,秋期セミナー「2つの展示会のはざまでタイムリーな情報を提供します!」をオンラインで開く。テーマは「デジタルマーケティング ペルソナキューブ」「オフセット印刷の復権」「TOKYO PACK 2022 展示会総括」「IGAS 直前情報」「展示会総括パネルディスカッション」。定員500人,参加費は,会員5000円,学生・教職員2000円,一般8000円。
http://www.jspst.org/event/221021.html
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2022年8月号【 特集:印刷企業の差別化戦略8 】(7月20日発行)
印刷の8Kとも呼ばれる1000線ドットの超高精細印刷の量産化や、天然由来の「ホタテ貝殻」を原料とする抗菌・抗ウイルスニスの開発と運用、コンテストでも受賞したコロナ禍でのオリンピック応援グッズ、DPSを中心にした差別化、地理的な面も含めた顧客の要望対応、リモート校正を中心に顧客や社員の働き方の改善,について紹介します。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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