週刊「印刷雑誌」
13巻
28号
2022年7月25日
Japan Printer weekly
vol.13,
no.28
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。
■印刷をたのしむ
キヤノン,夏休みの工作向けペーパークラフトを公開
キヤノンは7月15日,同社の無料印刷素材サイト「クリエイティブパーク」に,夏休み特集として動く回転寿司やピンボールゲームができるペーパークラフトを公開したと発表した。
https://creativepark.canon/jp/special/natsuyasumi/index.html
エプソン,パリコレでデザイナーの衣装製作に協力
エプソンは7月7日,フランスで開かれたたパリオートクチュールコレクションで,インクジェット技術を活用し,ファッションデザイナー「YUIMA NAKAZATO」の制作サポーターとして協力した。デジタル捺染技術を使い,約0.07㎜の布に手描きの質感と色を再現したほか,会場の造作にもデジタル印刷技術が使われた。
グラフィック,紙製ホルダー印刷に横型,正方形の新形状を追加
グラフィックは7月19日,紙製ホルダー印刷に「横型」2種,「正方形」1種を追加したと発表した。追加された形状は,横向きの書類収納に適した「A4ポケットホルダー 横型 横開き」,「A4ポケットホルダー 横型 縦開き」と,正方形の書類収納に適した「正方形 2ポケットホルダー」の3商品。500部の注文で1部あたり82.6円~92.8円。
■プロの世界
日本プリンティングアカデミー,9月にG7認証制度講座開催
日本プリンティングアカデミーは,北米を中心に世界中で主流の色管理システムとして印刷の国際規格であるISO12647の認証制度の一つ「G7」認証制度の日本の窓口になっている。同校はこの認証制度の講座を,9月13,20,26,27日に東京・小石川の同校で行う。4日間のコースで,受講料は税込33万5400円。
https://jpa.ac.jp/idealliance-g7seminar/
エプソン販売,環境配慮型オフィスセンターを新宿から丸ノ内へ
エプソン販売は,オフィスでの環境負荷低減と紙資源循環の取り組みを見られる場として,東京の新宿オフィスで「環境配慮型オフィスセンター」を公開していたが,8月1日より,見学の場を「エプソンスクエア丸の内」に集約する。
オムロン,パッケージを紙に変更
オムロン ヘルスケアは7月19日,2025年までに世界で販売している健康医療機器のパッケージを環境に配慮した仕様に変更すると発表した。現在,血圧計,体重体組成計で紙製のパッケージを採用しているが,2025年3月までに電子体温計,電動歯ブラシ,活動量計,低周波治療器のパッケージを紙製に変更する。まずは国内向け体温計で2022年6月の生産分より変更を始めた。2023年3月までに体温計全機種でプラスチックを廃止する。また,2024年3月までに海外で販売している体温計の全機種での変更を完了する。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
7月27日,日本印刷技術協会がアイデア発想法のセミナー
日本印刷技術協会は7月27日,「情報の活かし方とアイデア発想法」をテーマにオンラインセミナーを開く。デザイン会社が実践しているデザインの考え方をベースに,情報分析やアイデア出しなどについて解説する。参加費は,会員1万5400円,一般2万900円。
https://www.jagat.or.jp/archives/85395
7月27日,JTBコミュニケーションデザインがプラスチックと持続可能社会のセミナー
JTBコミュニケーションデザインは7月27日,「グリーンマテリアル初開催記念ウェビナー」を開く。「持続可能な社会とプラスチック」をテーマに,バイオプラスチックやプラスチック資源循環などについて解説する。参加無料。
https://www.convertechexpo.com/webinar.html
8月23・24日,日本印刷技術協会がブランディングのセミナー
日本印刷技術協会は8月23・24日,「デザインと紙メディアで表現するブランディング」をテーマにオンラインセミナーを開く。ブランディングの基礎から,デザイン・クリエイティブ表現に落とし込むための実践方法までを解説する。参加費5500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/51533
9月17日~12月11日,印刷博物館で地図と印刷展
東京・水道の印刷博物館は9月17日~12月11日,「地図と印刷」展を開く。日本の近世を中心にスポットをあて,地図や地誌づくりにおける印刷と人々とのかかわりを探る。入場料は,一般500円,学生300円,高校生200円。
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/t20220917.php
10月19・20日,アドビがクリエイティブイベント
アドビ社は10月19・20日,クリエイティブカンファレンス「Adobe MAX」をオンラインで開く。300以上のセッション(30以上の日本セッション含む)が視聴できる。参加無料。
https://maxjapan.adobe.com/
11月21・22日,産業用インクジェット技術のセミナー・展示会開催
大野インクジェットコンサルティングは産業用インクジェット技術のセミナー・展示会Japan Inkjet Technology Fair 2022を11月21・22日,東京のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで催す。テーブル枠およびプレゼン30分の出展社・者を募集している。出展料は税込で,会員14万8500円,非会員29万7000円。8月19日まで早期割引あり。
来場者用参加費は前日まで税込で,懇親会費付7700円,当日は9900円。懇親会無当日3000円。8月19日まで早期割引あり。
https://ohno-inkjet.com/?p=64169
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月刊『印刷雑誌』
2022年7月号「特集:産業用インクジェットの今」
IJのインクの動向、水性インクの開発、機械の技術などを解説。
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2022年8月号【 特集:印刷企業の差別化戦略8 】(7月20日発行)
印刷の8Kとも呼ばれる1000線ドットの超高精細印刷の量産化や、天然由来の「ホタテ貝殻」を原料とする抗菌・抗ウイルスニスの開発と運用、コンテストでも受賞したコロナ禍でのオリンピック応援グッズ、DPSを中心にした差別化、地理的な面も含めた顧客の要望対応、リモート校正を中心に顧客や社員の働き方の改善,について紹介します。
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編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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