週刊「印刷雑誌」
13巻
4号
2022年1月31日
Japan Printer weekly
vol.13,
no.4
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
凸版印刷,店舗向け読み放題アプリ開発推進
凸版印刷はこのたび,病院や宿泊施設,カーディーラーなどの店舗・施設の来店者・利用者向けに,読み放題サービスのアプリ版である「読み放題プレイス」を開発,1月より提供を始めた。独自の認証方式を採用しており,店舗等にWi-Fi環境があればすぐに導入できる。さらに今回同時発表の「ソフトウェア開発キット」を使うことで,各店舗等が提供する来店者等に向けたアプリに読み放題機能を組み込むことができるようになる。
ダジャレとデザイン,QUOカード名刺を発売
「(株)ダジャレとデザイン」は1月15日,QUOカード名刺の制作サービスを始めた。ご縁の意味にあやかった5円分のQUOカードに,名前などの名刺情報を印刷できる。
フォントワークス,文字の実験仮想都市オープンとエヴァフォントパック発売
フォントワークスは1月24日,「自分らしいフォントを自由に楽しめる世界をつくる」をコンセプトに,実験仮想都市「MOJICITY(もじシティ)」をオープンした。第1弾として手書きした文字をAIがその書き方を真似て,自動的に文字を生成する「AI JIMOJI(エーアイ ジモジ)」を公開した。自動生成した文字はフォントファイルとして利用することができる。
また,1月26日,フォントの定額制サービス「mojimo」から,アニメ「エヴァンゲリオン」で使われたフォントパック「mojimo-EVA」を発売した。年間使用料999円(税込)。また,2月にオリジナルフォントパックを,3月にクラウドファンディング形式のパックを販売する。
グラフィック,新聞折込に対応
グラフィックは1月24日,ネット印刷で新聞折込での配布までワンストップで対応するサービスを始めたと発表した。印刷から折込まで納期は最短7日,エリアの指定や折込日時の指定も可能。デザインテンプレートには新聞折込でよく使われる不動産,飲食,学習,学習塾などを用意している。
SO-KEN,ラテプリンタを発売
SO-KENは1月25日,カフェラテなどにも使えるラテプリンタ「FL200h」を発売した。可食インクを飲料などの上面に直接印刷できる。高さが245mm以内であればクッキーなどの飲料以外にも対応。最大A5サイズの面積に印刷可能。27万9000円(税別)。
日本アーツ,A4サイズ紙の組み立て雑貨の販売サイトをオープン
日本アーツは1月25日,A4サイズの紙を折って組み立てるだけで便利なツールになるアイデア雑貨「A4PaperTools」の販売サイトをオープンしたと発表した。在宅勤務POPや,オンラインミーティングPOP,マスクハンガーなどを取り扱う。家庭用プリンタで印刷できる無料素材も公開している。
https://www.nipponarts.co.jp/A4papertools/
■プロの世界
フジテックス,抗菌・抗ウイルス加工した耐水紙発売
フジテックスは1月20日から,耐水紙「シナップス クリーン」の販売を始めた。銀イオンの力で抗菌・抗ウイルス加工したISO認証の耐水紙を使い,飲食店や店舗で,不特定多数の人が触れるメニュー表やPOPなどの印刷物や掲示物の衛生対策を行いながら,同時にスタッフのアルコール消毒作業の軽減にも役立つ。
イリス,プラスチックも可能な大判カッター発売
イリスは1月1日,薄いプラスチックフィルムや紙を,無段階に変化する長さで切断することができる,BW Papersystems社の平判カッター「Questec」の販売を始めたと発表した。カットオフ長400~1050mm,30g/m2から始まるシングル・レイヤー紙と,50μmから始まるプラスチックフィルムを,搬送及び切断する場合に威力がある。素材の特性に応じて,最高400m/分の生産性。
ユポ・コーポレーション,Latexインク用電飾用紙発売
ユポ・コーポレーションは1月21日,日本HPの「HP Latex 700/800プリンターシリーズ」向けに,「ユポグリーンシリーズ」の広幅小巻品の提供を始めた。ユポ電飾用紙BLRG 150とウルトラユポ FEBG 130の2種類が大判プリンター用になった。
Big Data Lab,タクトピクセル,製造の現場をデータで見える化
ビッグデータ活用の普及と推進を目的とする(一社)Big Data Labと,タクトピクセルは1月25日,印刷製造業界向けのデータ解析のサービスを発表した。印刷製造の現場に隠れた作業やノウハウを,データを元に解明し,ビッグデータを通して工程を見える化する。
Scodix社,日本製図器工業と販売契約
デジタル加飾機メーカーのScodix Ltd.(イスラエル)は1月18日,日本製図器工業とScodixソリューションの日本における販売パートナー契約を結んだと発表した。
企業メセナ協議会,『サステナブル経営と企業メセナの役割』発行
企業メセナ協議会は2021年12月25日,『サステナブル経営と企業メセナの役割~芸術文化支援の歩みと拡張するメセナモデル』を発行した。A5判28ぺージ。税込1980円。
アルマーク,JAPAN PACK展でIoTインクジェットを出展
アルマークは2月15~18日,有明の東京ビッグサイトで開かれる「JAPAN PACK」に出展する。IoTを活用しプリンターの状態を場所や時間を問わず確認,遠隔操作できる小文字用インクジェットプリンター「リンクス8900プリンターネット」や,段ボール用やスチロール用の大文字用インクジェットプリンターを実演展示する。
米村印刷所,Amazonギフト券プレゼントキャンペーン
米村印刷所は2月15日まで,同社への初回注文者に「Amazonギフト券のプレゼント」もしくは「10%の値引き」が選択できるキャンペーンを行っている。ギフト券は注文額の10%分がプレゼントされる。キャンペーンは同社のインスタグラムから申込みできる。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
2月2日まで,千修が文京区でイラストコンテスト作品展
千修は2月2日まで,東京・春日の文京シビックセンターで「第18回 千修イラストレーションコンテスト」の作品展を開いている。イラスト部門,写真部門の全入賞作品を展示している。入場無料。
https://www.senshu-g.co.jp/lifework/lohas#exhibition
4月30日応募締切,造本装幀コンクール作品募集
日本書籍出版協会と日本印刷産業連合会が主催する第55回「造本装幀コンクール」は,4月30日まで作品を募集している。出品料は1点につき6050円。
https://www.jbpa.or.jp/zohon/zohon-index.html
2月2日,UCDAが見やすさ,わかりやすさの講座
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は2月2日,UCDを活用するための勉強会「U活カレッジ」をオンラインと東京・銀座の同協会で開く。「“わかりやすさの品質保証”とは“UCDA認証”のメリットと取得事例」,「UCDってなに?基礎と導入のプロセスUCDスタートアップセミナー」の2講座を開催。参加無料。
https://ucda.jp/u_katsu_college.html
2月15~18日,ビッグサイトでパッケージ×デザイン展
オリジナル商品の見せ方,プロデュースにおける悩み,課題を来場者とともに解決する展示会「パッケージ×デザイン展」が2月15~18日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は日本能率協会。
https://jma-pb.com/exhibitor/package/
2月16日,コニカミノルタがpage展ブースの紹介セミナー
コニカミノルタは2月16日,page展の同社ブースの見どころや紹介した内容をまとめたオンラインセミナーを開く。定員300人。参加無料。
https://bs-offers.konicaminolta.jp/page2022_review_webinar_lp
2月17日,UCDAアワード説明会
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は2月17日,「UCDAアワード2022」の説明会をオンラインで開く。定員300人。参加無料。
https://ucda.jp/awards/award2022_setsumeikai/
2月18日,丸善雄松堂が電子書籍のセミナー
丸善雄松堂は2月18日,「Maruzen eBook Libraryで挑戦する電子書籍の新たなビジネスチャンス!:青弓社の成功事例」をテーマにオンラインセミナーを開く。青弓社の矢野未知生社長が電子書籍に関する取り組みや最初の著者への許諾から電子書籍データ作成まで一連の流れを,沢辺均氏が版元ドットコムを活用した電子書籍化の方法を解説する。参加無料。
https://kw.maruzen.co.jp/nfc/featurePage.html?requestUrl=MeL_event_202201/
2月24~27日,横浜で写真の展示会CP+
カメラやフォトイメージングの展示会「CP+」が2月24~27日,パシフィコ横浜で開かれる。主催はカメラ映像機器工業会。入場無料(事前登録制)。
https://www.cpplus.jp/
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銀塩時代の手法を踏襲していたり,デジタルデータの処理に時間を取られていませんか?今よりも「早く・楽に・良い写真」を作るための考え方を解説。『誰も教えてくれなかった デジタル時代の写真づくり』
2月25日,大日本印刷がプラスチック再生利用のプレゼンテーションイベント
大日本印刷は2月25日,プラスチックパッケージのリサイクル促進を目的としたデザイナーとの共創プロジェクト「Recycling Meets Design Project」第2期の活動を締めくくるオンラインイベントを開く。プラスチック製品の基礎知識や,国内外の環境課題に関する解説のほか,デザイナーとリサイクラー,エンジニアが,知識と経験を掛け合わせて再生材の可能性を拡げるアイデアとストーリーを12組のデザイナーがプレゼンテーションする。定員500人。参加無料。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/10161880_1594.html
2月28日,日本出版学会が学術出版のキーパーソンによるセミナー
日本出版学会は大学出版部協会と共催で2月28日,「学術出版を語る3 学術出版の未来形:コンテンツ販売からサービス提供へ」をテーマに学術出版研究部会を開く。キーパーソンたちが,市場,流通,マーケティング,広告,企画,著作権,海外戦略などについての展望を語る連続オンライン講演会。医学書院の金原俊社長が登壇する。定員300人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2022/01/21/1926/
3月1~4日,ビッグサイトで流通情報システム総合展
第38回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN」が3月1~4日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。出展180社,750小間。主催は日本経済新聞社。入場無料。
https://messe.nikkei.co.jp/rt/
3月1~7日,日本印刷産業機械工業会がカラーマネジメントのセミナー
日本印刷産業機械工業会は3月1~7日,「基礎から学ぶカラーマネジメント:もう一度確認しておきたい色基準設定方法の徹底解説」をテーマにオンラインセミナーを開く。印刷の標準化と色基準の設定手順のカラーマネジメントの基礎知識や,Japan Color認証制度の概要とメリット,認証取得企業の紹介などを事例を交えながら解説する。期間内は繰り返し視聴可能。参加無料。申込み締切は2月18日。
https://japancolor.jp/info/002051.html
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2022年2月号【 特集:アフターコロナの時代へ 】(1月20日発行)
日本印刷産業連合会の「アフターコロナプロジェクト」として発行された冊子『Change Together』からエイコー印刷、エスフィールド、大洞印刷、文星閣、太美工芸の5社に、また、抗菌・抗ウイルスの面から、都インキにインキの動向を紹介していただきました、また町田印刷に印刷の品質と生産性を安定させる「紙面昇温装置」について解説いただきました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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