書籍・製品

誰も教えてくれなかった デジタル時代の写真づくり
本体2,700円+税
編著者:芳田賢明 著
コード:978-4-87085-234-1
体裁:B5判 128ページ
在庫:あり
編集・デザイン

概要

プロとして活動されているフォトグラファーの方々に読んでほしい1冊。 銀塩時代の手法を踏襲していたり、デジタルデータの処理に時間を取られていないでしょうか? 今よりも「早く・楽に・良い写真」を作るための考え方を解説します。

目次

1. イメージングディレクション
 1.1 イメージングディレクションとは
   銀塩写真とドラムスキャナー / ポジ撮影とJPEG撮影、ネガ撮影とRAW撮影 / フォトグラファーが一人三役を兼ねる時代 / 良い写真を早く楽につくる / クリエイティブとは、コミュニケーションである / 「RGBマスター」をつくることが大切 / イメージングディレクターのプリンティングディレクターとの違いは?
 1.2 クリエイターと印刷会社の関係
   画像処理が製造業からクリエイティブ業へ / 印刷会社がデータ通り複製するだけの業者に!? / クリエイターと印刷会社が再び手を取り合う

2. カラーコミュニケーション
 2.1 モニターと観察環境
   モニターはデジタル時代のカラービューア / データ通り? 私のモニター通り? / ハードウェアキャリブレーションのすすめ / モニターの設定で大切なこと / 「モニター」と「ディスプレイ」 / 正しい観察環境を整える / 色評価用LED? / 環境は光源だけではない
 2.2 「正しさ」と「良さ」
   適正露出とは / 記憶色と忠実色 / 記憶色と忠実色の今昔 / チャート合わせは忠実色
 2.3 クリエイターと印刷会社は、なぜ食い違うのか
   「作品」か「原稿」か / 赤字の入れ方 / クリエイターと印刷会社がともに色見本をつくる

3. 撮影を良くしてレタッチを減らす
 3.1 カメラの選択
   無駄なレタッチの削減は、カメラの選択から / 画素数で選ぶか、センサーサイズで選ぶか / 中判カメラの使いどころ / 必ずしも大きなセンサーが良いわけではない
 3.2 撮影光源について
   光を雑に扱えば、画も雑になる / 演色性 / カラーメーター / 露出計 / 人工光源の精度 / 良い光は、良い写真を早く生み出す
 3.3 レタッチを楽にする、撮影時4つのポイント
   センサーダスト / カラーモアレ / 白ホリ・バックペーパーの汚れ / 合成前提の撮影で / 撮影時の「少しの一手間」が全体に効く
 3.4 撮影の精度を上げるしかないポイント
   ピントとブレ / 確認はピクセル等倍で / ピントの確認方法 / ブレの防止方法 / 大前提は「良い写真」のため

4. よりよい画づくりのために
 4.1 画づくりの鉄則
   撮りっぱなしは未完成と同じ / セレクトは「その世界をどう見せたいか」を決める第一ステップ / 評価→設計→調整 / テクニックよりも、まず「見る目」 / 設計をする / 調整をする / 根拠があり、説明ができる / RAW現像も、レタッチも、撮影も同じ
 4.2 技術を使うのか、技術に使われるのか
   道具に振り回されないものづくり / 技術ありきではなく、発想ありき / 人間だからこそやるべき仕事
 4.3 銀塩写真を知る
   RAW現像やレタッチの上達への近道とは / たくさんの銀塩写真を見る / 暗室でモノクロプリントを焼く / 銀塩もデジタルも、本質は同じ

5. 画づくりの本丸、RAW現像
 5.1 RAW現像の考え方
   RAW現像で画のクオリティが変わる / 主題を明確にするためのRAW現像 / RAW現像は難しい? / 現像結果を撮影に生かす / 光と現像が良ければ、レタッチは確実に減る
 5.2 RAW現像のポリシー
   色調はRAW現像で完結 / レイアウトに組み込んで確認 / RAW現像は一晩寝かす
 5.3 トーンと露出、コントラスト
   トーン / 露出の決め方 / ホワイトバランス / 奥が深いトーンカーブ / 光があれば、影もある / コントラストについて
 5.4 書き出し時の設定
   ICCプロファイル / 画像解像度 / 保存形式 / ビット数
 5.5 RAW現像のまとめ
   ツボを押さえたこだわりが、効率化とクオリティを両立させる / やっぱり「見る目」 / 光画とは、光をトーンにして表現すること

6. 写真の「見せ方」を考える
 6.1 レタッチの考え方
   レタッチは目的ではなく手段 / そもそもなぜレタッチが必要なのか / 涙袋は消しちゃダメ / レタッチは「隠すべき恥ずかしい作業」なのか?
 6.2 ノイズとシャープネス
   ノイズ? 粒状感? / ノイズを入れなくても印刷で質感は出る / ノイズのリファレンス / シャープネスは2つある
 6.3 インクジェットプリント
   プリンターの選び方 / プリントとモニターのマッチング / 正しいプリント出力とは / インクジェットプリントを色見本にする場合 / レンタルラボの活用
 6.4 銀塩プリントとオンデマンド印刷
   画像データからの銀塩プリント / オンデマンド印刷
 6.5 プリントのまとめ
   やっぱりここでも「見る目」 / インプットの進化とアウトプットの進化
 6.6 プロならば
   画づくりだけではない「見せ方」 / 「見せ方」でごまかしてはいけない / 「一億総フォトグラファー時代」だからこそ / 「素人目」をナメちゃいけない / お客様はクライアントだけではない

7. 座談会
 7.1 「相当長めの制作後記」