週刊「印刷雑誌」
13巻
3号
2022年1月24日
Japan Printer weekly
vol.13,
no.3
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
モトヤ,手書き風書体の新書体発表
モトヤは1月25日,手書き風書体「モトヤ角ノート」を発売する。2018年に発売した手書き風書体「モトヤノート」の骨格を利用したバリエーション書体の一つで,文章に無邪気さ・明るい表情を持たせることを図っている。印刷物における小見出し・中見出しをはじめ,テレビテロップなどのデジタル分野でも活用できる。外字付きTrueTypeフォントは1万3200円,OpenTypeフォントは1万9800円。
SCREENグラフィックソリューションズ,活字展に原字の展示で協力
SCREENグラフィックソリューションズは,3月19日まで太秦の京都dddギャラリーで開催している「鳥海修 もじのうみ:水のような,空気のような活字」展に,ヒラギノ明朝体の原字の展示で協力している。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000784
ダイナコムウェア,2022年の目標の1文字を募集
ダイナコムウェアは2022年版ダイナフォント書体見本帖の完成を記念して,2022年の目標の1文字を1月31日まで募集している。文字は同フォントから4書体を選び表現する。応募者から抽選で50人にオリジナルグッズがプレゼントされる。
https://www.dynacw.co.jp/news/news_detail.aspx?s=914
錦明印刷,VR技術でいけばな展に協力
錦明印刷は3月31日まで開いている「いけばな龍生展2021 植物の貌」のオンライン展覧会にVRサービス「Kinmei×doitVR」で協力した。同サービスは,(株)アジェンシアと共同で開発し,撮影された画像を錦明印刷が編集し,Web上に構築した。
レスタス,木型・金型シェアリングサービスに春パッケージ
レスタスは1月18日,サプライヤーが倉庫で保管している木型や金型を共有することで,梱包資材を低価格,小ロット化した「木型・金型シェアリングサービス」に,春をモチーフにしたパッケージを追加した。ひなまつりやランドセル型などのデザイン30種類が選べる。白無地BOXが400箱の注文で1個16.8円(税込)など。
大栗紙工,廃棄米を活用したノートを発売
大栗紙工は1月28日,廃棄米を活用した紙素材「kome-kami(コメカミ)」を使用したノートパッド「Sustainable Pad(サステナブルパッド)」を発売する。中紙を切り取ってメッセージカードとしても使用できる。
エプソン,家庭用インクジェットプリンター新機種を2月に発売
エプソンはインクジェットプリンター「カラリオ」の3機種5モデルを2月3日に発売する。カートリッジ方式のA4対応複合機で,モバイル機器からの操作もできる。基本4色に,ライトシアン,ライトマゼンタを加えた6色インクでプリントも可能。オープン価格。
マルアイ,窓付きカードを追加
マルアイは封筒類の一部にモチーフの形の切り抜き窓が入った「窓シリーズ」に2月9日,「窓カード」と「窓ミニカード」を追加する。表書きの言葉に合わせたモチーフを,窓が描くシルエットで表現し,中のカードの向きを差し替えて入れることで,窓から覗く色を2色から選ぶことができる。「窓カード」が330円,「窓ミニカード」が220円(税込)。
■プロの世界
製品評価技術基盤機構,NITE講座2021・化学物質管理の資料を無料公開
製品評価技術基盤機構は2021年11月12日~12月3日に開いた化学物質管理に関する講座の講義資料を無料公開した。資料では化学物質のリスク評価,リスク管理の全体像について解説している。
https://www.nite.go.jp/chem/shiryo/2021-chem_kouza-shiryo.html
エプソン,薬剤ラベルのカラー化の検証を開始
エプソンは4月から,薬剤ラベルのカラー化による医療安全向上・医療従事者の働き方改革の加速を目的とした検証を行う。大阪大学医学部附属病院の薬剤部門で使用する注射薬自動払出システム用と病棟にカラーラベルプリンター2種,計66台導入し,薬剤名や投与方法が認識しやすいラベルを作成,情報の確認にかかる労力の軽減や,確実性の向上に寄与する可能性を検証する。
キンコーズ,愛知県SDGs登録制度に参加
キンコーズ・ジャパンは1月20日,愛知県が創設したSDGs登録制度に県内の直営3店舗を登録したと発表した。地域企業や自治体の登録会員と連携することで共にSDGs関連活動の拡大,推進を目指す。
富士フイルムBI,マーケティングDX支援サービス開始
富士フイルムビジネスイノベーションは,店舗,Webサイト,デジタル広告などの顧客接点から得られる購買履歴や行動履歴,顧客属性などのデータを統合,可視化,分析し,企業のマーケティング領域のDXを支援する「Marketing Cockpit」を1月12日よりサービス化し提供を始めた。
リコージャパン,印刷事業者のビジネス拡大を支援
リコージャパン(株)は,印刷事業者のビジネス拡大を支援するために課題解決型の提案活動を強化し,1月から「RICOH BUSINESS BOOSTER」を展開する。名称は,印刷事業者やビジネスパートナーの方々との共創活動の総称で,印刷事業者のビジネス拡大に向けて,「仕事を創る」,「仕事を回す」,「仕事が見える」の3 つの軸で課題解決に取り組む。
キンコーズ,オンデマンド活用の配送サービスがサステナブルソリューションに認定
キンコーズ・ジャパンは1月12日,「オンデマンドMPM ECO配送サービス」がコニカミノルタが設立した「サステナブルソリューション認定制度」に認定されたと発表した。同サービスは,地方ごとに印刷拠点を持つ店舗ネットワークを活用して,個別配送の距離と時間の短縮を行い,CO2排出量を削減することができる。
日本印刷産業連合会,1月27日にGP工場交流会
日本印刷産業連合会は第48回「GP工場交流会」を1月27日にオンラインで開く。「カーボンニュートラル」への動きの中,各国と日本の状況,印刷産業における地球温暖化対策の取組み,コロナ禍,コロナ後の印刷業界の団体・各企業の取組みや提言を取りまとめた日印産連「アフターコロナプロジェクト」について解説する。参加無料。
https://www.jfpi.or.jp/inquiry_detail/id=95
全日本印刷工業組合連合会,官公需対策協議会・全国協議会を開催
全日本印刷工業組合連合会は2月4日,「官公需対策協議会・全国協議会」をオンラインと東京・新富の日本印刷会館で開く。「官公需の共同受注」をテーマにセミナー,事例紹介,会場参加者とオンライン参加者によるディスカッション形式の情報交換などを行う。参加費3000円(税込)。
http://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2022/01/kankoju_6th.pdf
印刷工業会,羽生善治氏による記念講演会
印刷工業会は創立70周年記念事業として2月7日,東京・新富の日本印刷会館で記念講演会を開く。「決断力を磨く」をテーマに棋士の羽生善治氏が講演する。聴講料5000円(税込)。
全日本印刷工業組合連合会,和歌山でSDGsのシンポジウム
全日本印刷工業組合連合会は2月8日,オンラインとダイワロイネットホテル和歌山で「SDGsの視点からみた調達の将来像」をテーマにシンポジウムを開く。調達する側,提供する側がともに進める「責任ある調達と提供」を考える。定員150人,参加無料。
http://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2022/01/sympo_eventinfo.pdf
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
1月30日まで,東京アニメセンターin DNP PLAZA SHIBUYAで昭和百年展
大日本印刷は1月30日まで,東京・渋谷の東京アニメセンターin DNP PLAZA SHIBUYAで新進気鋭のデジタル音楽アーティストが集まる「昭和百年展」を開いている。サイバーパンクやリバイバルを音楽面で表現し,昭和百年という世界観の中に入り楽めるフォトブースも設置している。入場無料。
https://tokyoanimecenter.jp/event/showa100/
1月24日~2月17日,東京と大阪でカレンダー展
日本印刷産業連合会は,第73回全国カレンダー展の受賞作品などを1月24~28日に大手町の東京サンケイビルのブリックギャラリーで,2月8~17日に南船場の平和紙業ペーパーボイス大阪で展示する。入場無料。例年同時開催していた全国カタログ展の展示会は,新型コロナ拡大防止のために中止となった。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=5262
1月25日,リコージャパンが印刷マーケティングのセミナー
リコージャパンは1月25日,「“勝てる印刷会社”が実践しているマーケティング思考とは」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00049.html
1月26日,日本印刷技術協会が印刷とメディアのセミナー
日本印刷技術協会は1月26日,「印刷とメディアの動向と展望2021-2022」をテーマにテーマにオンラインセミナーを開く。印刷製品・生産方式・付帯サービス別の需要見込みを踏まえて2022年を考える。会員11,000円 (税込),一般15,400円 (税込)。
https://www.jagat.or.jp/pm20220126
1月26日,カタニ産業が化粧品容器に特化した加飾素材のセミナー
カタニ産業は1月26日,「新FINE FOIL カタログ発表とカタニが考える環境対応製品」をテーマにオンラインセミナーを開く。オリジナル箔やホットスタンプ箔の新色などについて解説する。定員300人。参加無料。
https://www.katani.co.jp/webinarproject
1月31日,リコージャパンが新規ビジネスのセミナー
リコージャパンは1月31日,「リコージャパンが印刷会社様と一緒に取り組む売上拡大の方法論:実践ストーリーのご紹介」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00051.html
1月31日,AndTechが軟包装の環境対応セミナー
AndTechは1月31日,「軟包装用パッケージ・フィルムにおける各種環境・モノマテリアル対応・リサイクル技術と今後の展望」をテーマにオンラインセミナーを開く。モノマテリアル化の問題点とリサイクルの方向性,高機能化,水系コーティングフィルムや,生分解フィルムへのバリアコーティングなどについて解説する。参加費55,000円(税込)。
https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=8762
1月31日,文化通信社が出版業界の政官民連携セミナー
文化通信社は1月31日,新春文化通信フォーラム「出版業界に求められる改革:出版文化を守り,書店を支える政官民連携のあり方」をオンラインで開く。出版文化産業振興財団の近藤敏貴理事長と衆議院議員の齋藤健氏が登壇する。参加費3000円。
https://peatix.com/event/3128760
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2022年2月号【 特集:アフターコロナの時代へ 】(1月20日発行)
日本印刷産業連合会の「アフターコロナプロジェクト」として発行された冊子『Change Together』からエイコー印刷、エスフィールド、大洞印刷、文星閣、太美工芸の5社に、また、抗菌・抗ウイルスの面から、都インキにインキの動向を紹介していただきました、また町田印刷に印刷の品質と生産性を安定させる「紙面昇温装置」について解説いただきました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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