■印刷をたのしむ

フォントワークス，中川翔子の「しょこたんフォント」発売

フォントワークスは，タレントの中川翔子が99の絵文字と約8000字を書きおろした手書き書体「中川翔子のしょこたんフォント」を3月25日に発売した。ふつう，やや太め，太めの3ウエイトがある。文字セットはAdobe Japan 1-3＋絵文字。フォントデータ，フォントデータ（絵文字），フォント管理ツールで2990円。

フォントワークス，和文書体「筑紫RMミン」発表

フォントワークスは3月21日，同社「筑紫」書体シリーズの和文書体「フォントワークス 筑紫RMミン Std B/E」を発表した。線の太さのコントラストの美しさを図った，レトロモダンな雰囲気の書体。ポップやカジュアルになりすぎず，クリエイティブに気品を添えながら魅力的でファンシーなイメージを醸し出す。ウエイトは，BとEの2つ。年間定額制フォントサービス「フォントワークスLETS」「学生向けフォントワークスLETS」で追加料金なく利用可能。

DNPメディア・アート，アート作品の複製画を高齢者施設へ提供

DNPメディア・アートは3月に，アート作品の複製画をサービス付き高齢者向け住宅等の施設に提供するサービスを始めた。国内外の美術館・博物館等の所蔵品の画像データを貸し出す「Image Archives」のサービスで取り扱う作品を「DNP高精彩出力技術プリモアート」で複製し，独自の紙製額縁に入れて各施設に提供する。参考価格は，100施設導入の場合1施設あたり，半年に2点送付で計9万円から。

大日本印刷，ファン参加型のバーチャル空間を公開

大日本印刷は3月22日，XRコミュニケーション事業の推進を目的として，メタバース事業などを行うnewtrace（株）のプラットフォーム活用した「東京アニメセンター on Roblox」を公開した。コンテンツ第1弾として，4月20・21日に「朝ノ瑠璃バーチャルライブ」を開く。参加者がアバターを使った能動的にライブを楽む仕掛けや，応援コメントの掲出，リアルの記念グッズ購入などができる。

グラフィック，クリアカード印刷開始

グラフィックは3月25日，クリアカードへの印刷を始めたと発表した。水に強い透明タイプのPPシートの素材を使用し，リーズナブルな「クリアカード」と，透明度の高い「高透明クリアカード」を選べる。サイズは名刺，ポストカード，しおりの3種。クリアカードの名刺サイズが10部2000円ほか。

アインズ，ひこにゃん絵本出版をクラウドファンディング募集

アインズは彦根市のご当地キャラ，ひこにゃんの絵本の出版をクラウドファンディングサイトで5月19日まで募集している。同社はひこにゃんの原作者が代表を務める，へろんスタジオと業提携を行い，その第1弾として絵本の出版に取り組んでいる。返礼品は絵本のセットと，作者が描く支援者の似顔絵や，作者が直接支援者に会いにいく権利など。

エーリンクサービス，3D表示のデザイン作成サービス開始

エーリンクサービスは3月28日，Web印刷サービス「特殊印刷工房」に仕上がりイメージを3Dで確認できる「デザインシミュレーター」機能を搭載したと発表した。ノベルティや商材製作のデザイン作成を行え，仕上がりをリアルタイムに3Dで表示できる。デザインしたデータはそのまま印刷用入稿データとして利用可能。

エプソン販売，マイクロソフトのクラウドプリントと連携

エプソン販売は3月28日，セイコーエプソンとマイクロソフトがそれぞれ提供するクラウドプリントサービスをつなげる「Epson bridge for Universal Print at home」を公開したと発表した。これにより，今までマイクロソフトの「ユニバーサル プリント」で非対応だったプリンターも，セイコーエプソンのクラウドサービス「Epson Connect」に対応していれば，インターネットを通じた印刷が可能になる。使用料はプリンター1台につき月額330円。

大栗紙工，バリアフリー展に出展

大栗紙工（大阪）は，4月17～19日にインテックス大阪で開かれるバリアフリー展に出展する。発達障がい当事者の声をもとに開発したノート「まほらシリーズ」の使い方などを紹介する。

■プロの世界

グンゼ，メカトロ事業をホリゾンに譲渡検討

グンゼは3月28日，同社のメカトロ事業をホリゾンに譲渡する交渉を始めたと発表した。グンゼは衣料品で有名だが，包装機械やオフセット輪転印刷機から流れてくる折り帳を積重ね・揃え・結束するスタッカーバンドラーなどの機器も製造している。

エプソン販売，捺染，UV各プリンターと測色テーブル発売

エプソン販売は小型のガーメント（捺染）プリンター「SC-F1050」（65万7800円），UVインク搭載プリンター「SC-V1050」（108万9000円），測色器「SD-10」を使っての自動測色テーブル「SD10ACRT」（32万7800円）を2月9日から順次発売した。

日本印刷産業連合会，カレンダー展のチャリティをあけみちゃん基金に寄付

日本印刷産業連合会は，産経新聞社と共同で開催した第75回全国カレンダー展でのチャリティーカレンダーの販売金10万9000円と同連合会からの寄付金を合わせた30万円を，国内外の心臓病の子供を救う「あけみちゃん基金」（産経新聞社提唱）に寄付した。3月22日に寄付金を北島義斉同連合会会長が産経新聞社の近藤哲司社長に寄託した。

富士印刷，中部パックに出展

富士印刷（三重・四日市）は4月17～20日に愛知のポートメッセなごやで開かれる「2024中部パック」に出展する。7色UVオフセット印刷やパッケージ印刷・加工，偽造防止印刷を紹介する。

長井紙業，プレミアムインセンティブショーに出展

長井紙業は，4月10～12日に東京の池袋サンシャインシティで開かれる「インターナショナルプレミアム・インセンティブショー」（主催：ビジネスガイド社）に出展し，和紙スタンドカレンダーをはじめとした商材を紹介する。

ホリゾン，テレビ東京4月6日「知られざるガリバー」に登場

テレビ東京の情報番組「知られざるガリバー～エクセレントカンパニーファイル～」の4月6日にホリゾンが登場する。

◇◇◇　　　広告　　　◇◇◇　2024年4月27～30日，香港国際印刷・包装展，初開催のデラックス・プリントパック香港　香港で開催

世界中から集まる印刷・包装関連製品とサービスが展示され，同時開催による業界の垣根を越えたビジネスチャンスを提供　主催：香港貿易発展局
https://japanese.hktdc.com/ja/promotion/202404Printingbuyerpromotion

全日本印刷工業組合連合会，環境推進工場登録の講習会を開催

全日本印刷工業組合連合会は5月9日，「環境推進工場新規登録講習会」をオンラインと東京・新富の日本印刷会館で開く。「環境推進工場登録」は，環境対応が一定レベルに達した企業の環境活動を支援し，顧客への信頼性アピールを目的としている。受講料は2万2000円，テキスト代3300円，登録申請料2万2000円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/0509_kankyosuishin.pdf

光文堂，徳島営業所開設

光文堂は3月1日，徳島営業所を開設した。〒770-8007徳島県徳島市新浜本町3-6-29，電話088-663-7450。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

4月17～19日，ビッグサイトでJapanマーケティングWeek展

第7回「Japan マーケティングWeek 春」が4月17～19日，有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX Japan。販促EXPO，Web・SNS活用EXPOなどで構成。入場無料（事前登録制）。
https://www.marketing-week.jp/spring/ja-jp.html

4月18・19日，大阪で紙加工技術展

大阪産業創造館は4月18・19日，大阪・中央区の同館で「紙加工技術展2024」を開く。その中でユポ・コーポレーションは，合成紙「ユポ」の機能や製造方法，用途事例などを紹介する。入場無料（事前申込制）。
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=43242

4月18・19日，ホリゾン・ジャパンが仙台で内覧会

ホリゾン・ジャパンは4月18・19日，若林区の同社仙台サービスセンターで，製本機の展示などを行う「ホリゾン・スマートソリューションフェア」を開く。
https://www.horizon.co.jp/ja/exhibition/2024/event2024_03.html

4月19日，印刷技術懇談会がTOWAとモリサワの見学会

印刷技術懇談会は4月19日，大阪市のTOWAとモリサワの見学会を開く。TOWA工場での実機見学やモリサワショールーム見学，セミナーを行う。参加費2000円。
https://ingikon521.peatix.com/event/3896822/

5月31日～6月1日，福岡で九州印刷情報産業展

「九州印刷情報産業展」が5月31日～6月1日，博多区の福岡国際センターで開かれる。主催は九州印刷材料協同組合，福岡県印刷工業組合，福岡印刷工業協同組合，九州広告美術業組合連合会。入場無料。
http://kpmc.or.jp/

2025年1月29～31日，コンバーティングテクノロジー総合展

コンバーテック展，新機能性材料展，グリーンマテリアル，3Dマテリアル展，3DECOtech展が2025年1月29～31日，有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は加工技術研究会，JTBコミュニケーションデザイン。
https://www.cj-exhibition.com/

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2024年4月号【 特集：印刷発注者の環境意識 】（3月21日発行）
パッケージの一部に水性インクジェット印刷使用やプラスチック削減に取り組み、環境対応を意識しているブルボン。機内食の容器の代替素材としてFSC認証紙の採用を進めている日本航空。GP環境大賞を受賞し，菓子パッケージ資材の環境対応を推進する，あわしま堂。また食品・酒類メーカーの国分グループ本社と菓子メーカーの竹下製菓の取り組みを紹介します。

2024年4月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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