■印刷をたのしむ

日本グラフィックデザイン協会，書籍『ジカツデザイン』刊行

日本グラフィックデザイン協会は2月22日，書籍『ジカツデザイン』を発行した。全国8地域のデザイナーが実践する，地域が必要とするデザインを生み出す営みを紹介し，グラフィックデザイナーという職能の新たな可能性や価値を探る。A5判，232ページ，2750円。発売は，誠文堂新光社。

大和グラビヤ，東海圏の若者を対象にしたコンテスト

大和グラビヤ（名古屋）は，京大スタートアップでコワーキングスペース運営等を行う（株）VMKと共同で，東海圏の若者を対象にしたコンテスト「NAGOYA CONTACT PITCH vol.4」を3月2日にナゴヤイノベーターズガレージで行う。本イベントでは，若手起業家や学生に対し，志を同じくする仲間や投資家との出会い，地域に根ざした企業との協力の機会を提供し，資金調達や事業成長の支援をすることで，若い世代が地域社会で活躍できるようにする。

シャープ，A4カラー複合種2モデルを発売

シャープは，デジタルフルカラー複合機「BP-C533WD／533WR」を3月13日に発売する。ウォームアップ時間を短縮し，連続複写速度（A4タテ）が33枚/分，スキャン速度は上位機種の「BP-C533WD」が両面130面/分。待機時消費電力0.3W，操作パネル表面に抗菌・抗ウイルスフィルムを採用。上位機種が140万円（税別）。

グラフィック，グッズ作成シミュレーターに絵馬などを追加

グラフィックは2月19日，オリジナルグッズを作成できるWebサービス「スマプリグッズシミュレーター」に絵馬や色紙などを追加したと発表した。追加商品は絵馬（天然木），絵馬（低発泡塩ビ），色紙，アイロンシートの4種類。絵馬（天然木）が片面カラー，7日納期，100個注文で1枚あたり405円。

LIVE BOARD，立体視デジタルサイネージのパッケージ販売開始

LIVE BOARDは，屋外広告や電車内の動画映像を，視認者の視野角が合うことで立体的に見せる「裸眼3Dクリエイティブ」のパッケージ販売を2月20日に始めた。映像の制作から曜日や天気などに合わせた放映までをパッケージ化している。

ペーパル，米を塗布した紙素材を発売

ペーパルは米を使った塗工液を表面に施した用紙「kome-kami 浮世絵ホワイト」を3月に発売する。紙の表面に塗布する通常の薬品の代わりに，廃棄される災害用備蓄米などを活用した塗工液を使い，CO2削減と資源循環に貢献する。江戸時代に浮世絵で使われた米を使った塗工技術を現代に合わせて再開発した。

ビジア，ペット保険加入でフォトスタンドプレゼント

ネット印刷通販を運営するビジアは5月31日まで，ペット保険「わんデイズ・にゃんデイズ」への新規加入者へ，愛犬・愛猫をプリントしたフォトスタンドをプレゼントするキャンペーンを行っている。

ビジネスガイド社，プロモーションコンテスト表彰式をインセンティブショー会場で開催

ビジネスガイド社は4月11日，「日本プロモーション企画コンテスト」の表彰式と受賞者のプレゼンテーションを東京の池袋サンシャインシティで開かれる「インターナショナル プレミアム・インセンティブショー」の会場内で行う。

■プロの世界

昌栄印刷，PET混抄紙材ICカードがバイオマス認定

昌栄印刷（大阪・桃谷）は2月13日，自社で製造，販売しているPET混抄紙材を使用した環境配慮型ICカードが，日本有機資源協会の発行するバイオマスマークの認定を取得したと発表した。

日本印刷産業連合会，GP認定一部改正

日本印刷産業連合会は，環境に配慮した印刷工場・事業所，印刷製品，印刷用資機材を認定する「グリーンプリンティング（GP）認定制度に関し，2月20日に改定した。グリーン購入法の「塗工されていない印刷用紙，塗工されている印刷用紙」に関して，古紙パルプ配合率の最低保証の撤廃，管理木材パルプの重み付けの設定（古紙・森林認証材・間伐材等パルプとその他の持続可能性を目指したパルプの中間の評価)，管理木材パルプを含めた5種類のパルプのみ使用可，総合評価値を70以上から80以上への引き上げが行われたことに準じるもの。

全国印刷工業健康保険組合，6235万円の黒字決算

全国印刷工業健康保険組合は2月19日，理事会と組合会を開いた。2023年度の決算は，険料収入と高齢者医療制度への納付金などの改善により6235万円の黒字となった。健康指導プログラムとして7月にライザップと提携したプランを開始する。

EIZO，10.4型タッチパネルモニター発売

EIZOは，産業用途向け IPSパネル10.4型タッチパネルモニター「DuraVision FDX1004T」を4月12日に発売する。スクエア型の広視野角なIPSパネルで，手袋着用での操作に対応するとともに，塵や水滴などの異物に反応しにくい抵抗膜方式を採用。オープン価格。

大日本印刷，3月に飲酒運転防止システムのオンラインセミナー開催

大日本印刷は3月6日，「飲んだら乗せない社用車管理DX：義務化3カ月で見えてきた課題と解決方法」をテーマにオンラインセミナーを開く。飲酒運転防止の仕組み導入とクラウドの一元管理化がもたらす業務の効率化を解説する。定員100人。参加無料。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/20171764_1595.html

TOPPANホールディングス，3月に「H2&FC EXPO」展に出展

TOPPANホールディングスは，2月28日～3月1日に東京ビッグサイトで開かれる水素エネルギー関連製品の「H2&FC EXPO」展に出展する。水電解向け触媒層付き電解質膜や，燃料電池向け膜電極接合体を紹介する。

TOPPAN，くまもと産業復興エキスポに出展

TOPPANは，2月28・29日に上益城郡のグランメッセ熊本で開かれる，半導体関連企業を中心とした「くまもと産業復興エキスポ」に出展する。工場のスマート点検支援サービスや，透明蒸着バリアフィルム，労働災害のVR体験システムなどを紹介する。

富士フイルムBIジャパン，3月に企業力強化セミナー開催

富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは3月5日，「企業力強化セミナー：イノベーティブな印刷物開発と令和6年に活用できる国の施策」をテーマにオンラインセミナーを開く。先端技術とアイデアの商材革新や，政策の背景と補助金等の活用について解説する。参加無料。
https://biz3-jp.fujifilm.com/20240305_fbseminar01.html

TOPPAN，3月にサステナブルブランドの展示会開催

TOPPANは3月11日～22日，東京・秋葉原の同社でパッケージを起点としたサステナブルブランド「SMARTS」を体感できる展示やセミナーの「SMARTS展」を開く。SMARTSの概要や実績，サンプル展示，業界別具体案の提示，新しい取り組みの紹介，外部講師によるセミナーを行う。

アイグラフィックス，岩崎電気へ吸収合併

アイグラフィックス（株）は4月1日，岩崎電気を存続会社として，後者との間で吸収合併する。前者は，「岩崎電気株式会社 アイグラフィックス社」となり，住所（東京・錦糸），電話番号等は変更ない。

エプソングループ代表人事発表

セイコーエプソンは2月22日，同社および子会社の人事を発表した。セイコーエプソンの新任代表取締役執行役員は阿部栄一氏（6月），エプソン販売の新任代表取締役社長は栗林治夫氏（4月）。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

4月8日まで，大日本印刷グループがアート画像を活用した販売作品を募集

大日本印刷グループは，個人クリエイターを主な対象とし，アート作品の画像データの利用許諾を提供するサービス「イメージアーカイブ・ラボ」に，3月12日～5月12日に国立西洋美術館（東京・上野公園）が開催する企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか？」に展示予定の同館所蔵作品画像10点を追加し，ライセンスの提供を始めた。
追加するアート作品の画像ライセンスは，ハンドメイドマーケット「minne（ミンネ）byGMOペパボ」のハンドメイド作家・ブランドを対象に提供し，4月8日までアート画像を活用した販売作品を募集している。
https://note.minne.com/n/n3d675610dde0

2月27日，富士フイルムBIがDX化促進サービスのオンラインセミナー

富士フイルムビジネスイノベーションは「DXの効果，実感できてますか？！ドキュメントプロセス・システムを1つにつないで解決！」をテーマにオンラインセミナーを開く。利用者のシステムを生かし，DXを促進するクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」活用した業務プロセスの変革について解説する。
https://biz5.fujifilm.com/online_seminar_bdl_240227c_form.html

2月28日～3月1日，ビッグサイトで脱炭素経営 EXPO【春】

脱炭素経営EXPO【春】をはじめとした複合展「GX経営WEEK[春]が2月28日～3月1日，有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX Japan。脱炭素経営EXPOでは再エネ電力から自家消費型太陽光，エネルギーマネジメントシステム，省エネ設備などが紹介される。
https://www.decarbonization-expo.jp/

2月29日，リックがインスタグラム集客のオンラインセミナー

リックは2月29日，「インスタグラム集客活用術　投稿編」をテーマにオンラインセミナーを開く。フォロワー10万人を超えるアカウントを運用しているプロが講師となり，インスタグラムのフォロワーを増やすための投稿術を解説する。参加無料。
https://www.lic-mydo.com/news/detail/67

3月11日，アスマークがオンラインでパッケージテストのセミナー

アスマークは3月11日，「売れる商品はパッケージが9割？　パッケージテストの調査手法と選び方」をテーマにオンラインセミナーを開く。売れる商品開発のマーケティングリサーチ「パッケージテスト」のメリット・デメリット，実施するさいのポイントや調査方法について解説する。定員500人。参加無料。
https://www.asmarq.co.jp/seminar/pkgtest_240311/

5月14日～8月29日，モリサワがタイプデザインコンペの作品募集

モリサワは5月14日～8月29日，「モリサワ タイプデザインコンペティション2024」の作品を募集する。新たな表現力とチャレンジ精神に溢れた書体デザインを世界各国から募る。従来の和文・欧文部門に，簡体中文・繁体中文・ハングル部門を加えた5部門で実施。年齢・国籍・個人・グループ問わず，何点でも応募可能。金賞は各部門で100万円。
https://competition.morisawa.co.jp/

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2024年3月号【 特集：見せる・感じる印刷 】（2月20日発行）
気づかれない商品の陳列や配置「商品の見つけにくさ」や、プリプレス側のアーカイブも兼ねた芸術作品の画像処理、感性に訴える写真の展示会の紹介と表現メディアとしての可能性、デジタルでの写真表現として、B1判などの大判インクジェット印刷機による写真出力、だまし絵に関するデザイナーの知見、ギミックを入れて少しびっくりするような変化する絵柄の付加価値印刷について解説いたします。

2024年3月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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