週刊「印刷雑誌」

14巻 1号 2023年1月10日
Japan Printer weekly vol.14, no.1

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

 

あけましておめでとうございます。
みなさまにとって2023年が幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げます。
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

 

■印刷をたのしむ

シーレックス,卵の殻から作ったラベル発売

シーレックスは,鶏卵の殻を原料として再利用したシール「卵からラベル」の量産・販売を2022年12月から始めた。卵殻を微粉末化し,51%の割合でプラスチック素材と混ぜ合わせたバイオマスプラスチックフィルムに粘着(糊)加工した。

berryB,オリジナルプレゼントバッグ・封筒の取扱い開始

オリジナル紙袋・パッケージメーカーのberryBは2022年12月26日 ,ギフト包装適した「オリジナルプレゼントバッグ・封筒」の作成サービス始めたと発表した。機械で製造される封筒を手加工で製造することで自由度の高いデザインができ,箔押しやフルカラー印刷,リボンやシールなどの組み合わせで作成できる。

ジーシー,絵本のような記念誌を制作

歯科材料機器メーカーのジーシーは2022年12月26日 ,絵本のようなデザインの記念誌を制作,配布したと発表した。出版社,制作会社とのチームで制作し,童話をモチーフに,同社の理念を重ね合わせて表現するとともに,各事業所を世界遺産などを交えイラストで紹介した。冊子版とデジタル版が作成され,デジタル版はWebで公開している。
https://www.gcdental.co.jp/gcmessagebook/ja/?=topics#page=1

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月刊『印刷雑誌』
2020年12月号「特集:絵本の世界
2021年12月号「特集:絵本のリアルな世界
2022年12月号「特集:絵本の価値
絵本制作に関わる方,絵本好きな方におすすめいたします。

東京都書店商業組合,有名人が本を語る動画を公開

東京都書店商業組合は,本屋に訪れる習慣づくりを目指すプロジェクト「#木曜日は本曜日」を行っている。本屋と本を愛する著名人,インフルエンサー,作家十数名が「人生を変えた本」を選書し,本屋での本との出会いやエピソードを語るインタビュー動画を公開している。1月5日からはアイドルグループ「NEWS」のメンバーで小説家の加藤シゲアキ氏の動画を公開した。選書した本は約180の書店で特典のしおり付きで販売している。
https://honyoubi.com/

■プロの世界

日本サステナブル印刷協会発足

光陽社,研文社,弘和印刷,サインアーテック,セントラルプロフィックス,東京平版,丸信,山櫻は「日本サステナブル印刷協会」を2022年12月12日に設立した。環境に配慮した印刷の普及を図り,印刷業界における持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進するという。会長は,光陽社の犬養岬太社長。

全日本印刷工業組合連合会,新規ワンスター4社発表

全日本印刷工業組合連合会は2022年12月28日,「全印工連CSR認定」企業を発表した。新規ワンスター認定は,佐藤印刷(宮城県丸森町,組合員外),クイックス(愛知県刈谷市),新生社印刷(鹿児島県鹿屋市),山口証券印刷(東京都外神田)。ワンスター更新は8社。CSR認定企業は,計142社。
同連合会では,第40期ワンスター認定を2023年1月31日まで募集している。また,第41期ワンスター認定を4月28日まで募集している。6月認定登録予定。

SCREEN HD,人道支援として20万ユーロ寄付

SCREENホールディングスは2022年3月,ウクライナおよびその周辺地域の被災者への人道支援として,国連難民高等弁務官事務所へ20万ユーロの寄付を行い,このことにより紺綬褒章を受章したと発表した。

SCREEN GAグループ,page展でソリューションプラットフォームなどを出展

SCREENグラフィックソリューショングループは,2月1~3日に東京・池袋のサンシャインシティで開かれるpage2023で「CTP→DigitalPrint」をテーマに出展する。ソリューションプラットフォームを中心に提案し,CTPワークフローをデジタル印刷ワークフローで活用するノウハウを解説。またデジタル印刷のサンプルやデジタル印刷機の安定稼働,効率化を促進するサポートソリューション,色評価環境を維持できるLED照明なども紹介する。

日本印刷産業連合会,2月17日にオンラインとリアルで「じゃぱにうむ」

日本印刷産業連合会は2月17日,オンラインと東京・新富の日本印刷会館で地方創生事業事例発表会「じゃぱにうむ2023」を行う。テレビでコメンテーターなどを務める渋谷和宏氏が基調講演を行うほか,ユーメディア(仙台),文昌堂(都城),クリエイツ. (別府),第一コンピュータ印刷(三条),北四国グラビア印刷(観音寺),サトーグランド(名古屋)の6社が事例発表を行う。

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印刷会社の差別化戦略に関する、月刊『印刷雑誌』特集号のセットを50%OFFで発売中。元気ある中小の印刷会社が進めている、地域を巻き込む活性化ビジネスや技術活用、品質向上など、さまざまな試行錯誤に着目した特集記事をまとめ読みできます。月刊『印刷雑誌』「差別化戦略」 特集セット(50%OFF)

マーチング委員会,2月24日に総会とセミナー

日本の美しい街並みをイラストで発信し,日本の魅力を再発信する団体のマーチング委員会は,第12回定時総会とセミナーを2月24日,湯島の東京ガーデンパレスで開く。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

1月11~13日,ビッグサイトで化粧品開発展

「化粧品開発展2023 東京」が1月11~13日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX Japan。その中でTAISEIは,各種パッケージ商品などを出展する。入場無料(要事前登録)。
https://www.cosme-week.jp/tokyo/ja-jp/about/ci.html

1月13日,ミリアドが印刷業界トレンド予測セミナー

ミリアドは1月13日,「印刷業界トレンド予測TOP10!」をテーマにオンラインセミナーを開く。トレンドキーワードを見ながら今後注力すべき施策などについて解説する。参加無料。
https://www.musashinet.co.jp/news/pdf/qlear-seminar20230113.pdf

1月23日,日本出版学会がオンラインで雑誌デジタル化のセミナー

日本出版学会は1月23日,「雑誌のデジタル化と今後の展開:『パブリッシング・スタディーズ』第5章第3節報告」をテーマにオンラインセミナーを開く。2022年4月に刊行された日本出版学会編『パブリッシング・スタディーズ』(発売:印刷学会出版部)の内容から,デジタル化と今後の展開を担当した清水一彦氏が,雑誌ビジネスの現場を知る立場から雑誌のデジタル化と今後の展開について報告する。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2022/12/23/2561/

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各分野で活躍する,日本出版学会会員の知識を集結。出版史から制度,産業,書籍・雑誌・マンガ,デジタルコンテンツ,書店・読者までを概説。『パブリッシング・スタディーズ』

1月24日,AndTechがオンラインでモノマテリアル包材セミナー

AndTechは1月24日,「軟包装パッケージングの国内外の最新動向とモノマテリアル包材のバリア化と課題」をテーマにオンラインセミナーを開く。循環型パッケージの必要性と対応策や今後の軟包装材料の開発方向,モノマテリアル包材の基礎とその課題,フィルムへの透明蒸着について解説する。参加費4万4000円。
https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=11472

1月25日,日本出版学会が漫画編集のセミナー

日本出版学会は1月25日,「漫画編集者としてのひとつの生き方」をテーマにオンラインセミナーを開く。「花のズボラ飯」などの漫画編集に携わった金城小百合氏が,影響を受けた漫画雑誌や作家,編集の手法,実務上の問題点や対処法,ジェンダーの観点などについてインタビュー形式で語る。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2022/12/27/2567/

1月27日,フォントワークスが中国語フォントセミナー

フォントワークスは1月27日,中国語フォントメーカーのHOUSEIと明倫国際法律事務所との共同で「中国国家標準規格の最新版(GB18030-2022)」と「中国のフォントに関する著作権上の考え方,近時の裁判例」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://fontworks.co.jp/news/2022/12/27/13915/?c=05d0e9e1908775c3-204bead897749243

1月27日,群馬大学がオンラインとリアルで地域貢献と社会情報学シンポジウム

群馬大学は1月27日,オンラインと前橋市の煥乎堂書店で「まちで本をひらき,本でまちをひらく:本のまち前橋にむけて」をテーマにシンポジウムを開く。青森の市営書店「八戸ブックセンター」の取り組みや,前橋の町づくり,敷島町の図書館をまちへ開いていく取り組み,読書と都市との関係などについて考える。参加無料。
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/events/symposium202301.html

2月6日,日本印刷学会がP&I研究会シンポジウム

日本印刷学会は2月6日,P&I研究会シンポジウム「印刷と食・健康」をオンラインで開く。3Dバイオプリントによる培養肉や,食品3Dプリンタを用いた新しい介護食などについて解説する。参加費は,会員5000円,非会員8000円。
http://www.jspst.org/event/230206.html

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印刷プロセスの持つ優位性と有用性を活かし,生産の効率化,コスト削減などにつなげるための知識。『次世代プリンテッドエレクトロニクスへ―印刷による付加型生産技術への転換―』

2月9日~3月25日,gggで「動物会議 緊急大集合!」展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは2月9日~3月25日,「動物会議 緊急大集合!」展を開く。本展は怒りと正義によって,世界中の動物たちが立ち上がる物語の絵本「動物会議」にインスピレーションを受け企画され,DNPグラフィックデザイン・アーカイブの中から,「人間と動物との共存と平和」という想いを体現しているポスター約120点を展示する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000815

2月18日,印刷博物館がオンラインと日本橋で版画文化の会議

印刷博物館は2月18日,オンラインと東京の日本橋ホールで第3回印刷文化学会議「くらしと版画-長崎・富山・栃木にいきづく日本の心」を開く。江戸期から明治・大正・昭和にかけての一枚物の印刷文化にフォーカスし,日本の印刷文化を浮かび上がらせる。定員はオンライン450人,会場50人。参加無料。
https://www.printing-museum.org/experience/event/e2023021801.php

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日本の印刷術伝来から,江戸時代に浮世絵など華麗な美術作品として色摺り印刷物が花開くまでの道程を,政治や宗教,出版文化など社会的背景とともに技術的側面からも考察した印刷・出版文化史。『江戸前期上方色摺史の研究~グローバルな進化の過程の下で~』

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年1月号【 特集:印刷産業の未来 】(12月20日発行)

生産工場、生産現場の未来を考えるためのDX・スマートファクトリー化や、印刷物を文化・芸術として捉えた表現価値・方法の模索、ニッチなフレキソ印刷の分野で利益を上げるための創意工夫、社内改革の先に見えてきた現場のキーマンと呼べる人財、などの記事を掲載しました。

2023年1月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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