週刊「印刷雑誌」
13巻
35号
2022年9月20日
Japan Printer weekly
vol.13,
no.35
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
グラフィック,年賀状印刷の注文を開始
グラフィックは9月5日,2023年お年玉付き年賀はがき印刷の受付を始めた。10月31日受付分まで最大20%オフのキャンペーンを行っている。キャンペーン価格は100枚で8180円(片面カラー,はがき代込)。
グラフィック,カレンダーテンプレートを公開
グラフィックは9月14日,2023年カレンダーのテンプレートを公開したと発表した。テンプレートは,日付が大きデザインやメモ欄のあるデザインなど全19種類を揃える。
アドビ,DX人財を育成
アドビはパソナグループが行うDX推進人財育成プログラム「リスキリング・イニシアティブ」と連携し,Adobe Creative Cloudを活用した研修コンテンツの提供を9月より始めた。メタバース,映像,アプリケーションなどで体験できるコンテンツを企画の立案からプロトタイプならびにコンテンツの作成までAdobe Creative Cloudの各種アプリケーションを使用して行う。受講者はパソナグループ各社より集まった応募社員から選抜された44人。
MKトレード,小型感熱式プリンターをクラウドファンディングで発売
MKトレードは,スマートフォンから写真やラベルを手軽に印刷できる,小型ポータブル感熱式モノクロプリンター「レットスケッチ」を,クラウドファンディングの「machi-ya」で10月20日まで予約販売している。レトロ文具をイメージしたデザインで,サイズは幅82×奥行き135×高さ60mm,印刷解像度は300dpi。クラウドファンディング価格で30%オフの6900円ほか。
東芝テック,複合機がLIMEX対応に
東芝テックは9月7日,日本で販売している複合機「e-STUDIO」シリーズが,TBMの石灰石を主原料とする素材「LIMEXクリアファイル」(A4判)への印刷を可能にしたと発表した。LIMEX Sheet 300μm(白色ソフト,A4判,A3判)も対応。
昭和書体,破格の書体キャンペーン
昭和書体は,210種の書体を収録したフォント集「昭和書体全集」のDL版を9月1日に発売し,パッケージ版を10月1日に発売する。既存定価15万4000円だが,税別,送料別でありながらダウンロード版なら10,000円(92%オフ),パッケージ版25,000円(82%オフ)で,予定数量に達するまでキャンペーン販売する。
凸版印刷,AIのOCR古文書解読スマホアプリ開発
凸版印刷は,スマートフォンで撮影したくずし字資料をAIで解読するOCRアプリを開発し,2023年3月にリリースする。現在提供中のOCRくずし字解読サービスはパソコン,タブレット上での利用,かつ法人向けに限られていたが,本アプリは一般利用者でもスマートフォンから利用できる。
■プロの世界
EIZO,27型4Kカラーマネージメントモニター発売
EIZOは9月20日,27型4K UHD(3840×2160)解像度のカラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge CG2700X」を発売する。キャリブレーションセンサーを内蔵し,Adobe RGB色域を99%,デジタルシネマ規格のDCI-P3色域を98%カバーする。USB Type-Cケーブル1本で,画面表示,USB信号の伝送,PCへ90W以上の給電ができるほか,LANポート機能を搭載する。参考価格36万3000円。
リコー,分光測色技術と色調整処理でカラーソリューション発売
リコーは印刷業の現場に向け,印刷の色合わせ・色調整作業を効率化するソリューションとして「RICOH Auto Color Adjuster」を9月15日に発売した。独自のライン分光技術を取り入れた高速分光測色機と色調整ソフトウエアの組み合わせにより,印刷業の現場で発生する色合わせ・色管理作業のスキルレス化を図る。測色装置259万6000円,など。
日本HP,インクジェット輪転機発売
日本HPは10月19日,インクジェット輪転機「HP PageWide Advantage 2200シリーズ」を発売する。カラーで最高152m/分,モノクロで最高244m/分。40g/m2から最大300g/m2までのメディアに対応する。
キヤノン,工場自動化支援ソフト発表
キヤノンは9月中旬,生産現場の自動化,生産性向上を支援する画像処理ソフトウエア「Vision Edition 2」を発売する。従来より,画像処理性能の向上やネットワークカメラをはじめとする接続可能なカメラ機器の種類の拡大,さまざまな外部機器・ソフトウエアとの連携強化など,より柔軟で簡易なシステム構築を可能にする。オープン価格。
日本印刷産業連合会と会員10 団体,クライアントへ価格転嫁の働きかけ
日本印刷産業連合会と会員10 団体は「9月印刷の月」式典日の9月14日,昨今の原材料費やエネルギーコストの価格高騰に対し,印刷業界として価格転嫁への理解を訴えるべく,発注者側(クライアント業界)への働きかけとして,日本経済新聞に「意見広告」を出した。全国版・朝刊,記事下5 段広告(モノクロ)。
エプソン,デュプロが業務提携
エプソン販売とデュプロは9月9日,両社の製品,サービスを融合することで,顧客のビジネスにおける印刷業務の困りごとを解決する新しい価値の創出に向けて,業務提携を始めると発表した。
全日本印刷工業組合連合会,CSR認定で7社が新規認定
全日本印刷工業組合連合会は9月15日,ワンスター認定新規3社,更新15社,ツースター認定新規1社,スリースター認定新規3社を決めた。CSR認定企業は計138社。新規認定は,ワンスターが瀬戸内海印刷(広島),銀星社印刷所(群馬),ポップジャパン(広島),新聞印刷(大阪),ツースターがアドバンク(京都),スリースターが啓文社(熊本),博多印刷(福岡),笠間製本印刷(石川)。また,第39期ワンスター認定を10月31日まで募集している。第40期ワンスター認定は11月1日から募集を始める。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
11月30日まで,UCDAが2級講座・ガイダンス
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は第三者が客観的に「わかりやすさ」を保証する「UCDA認定」を行っている。「UCDA2級ガイダンス」を9月~11月に東京と大阪で行う。
https://ucda.jp/shikaku/guidance_second.html
また「UCDA認定2級講座」を9月~11月に東京と大阪で行う。受講料はガイダンス,試験料含め,5万5000円。
https://ucda.jp/shikaku/qualification_second_class.html
10月3~17日,日本印刷技術協会が印刷技術基礎講座
日本印刷技術協会は10月3~17日,「印刷技術基礎講座」をオンデマンド配信する。新入社員や中途採用者向けに必要な印刷工程の流れや基本知識を網羅した9つのカリキュラムで構成する。参加費は,会員2万7500円,一般3万4100円。
https://www.jagat.or.jp/archives/100910
9月28日,日本食品包装協会が3Dフードプリンターのセミナー
日本食品包装協会は9月28日,「食と未来と3Dフードプリンター開発の現況」をテーマにオンラインセミナーを開く。代替食やフードロスへの応用の観点から注目が集まりつつある3Dフードプリンター開発の現状と将来について解説する。参加費は,会員3000円,一般5000円。
http://shokuhou.jp/news/event/seminar/detail/4588/
9月28日~30日,大阪でライフスタイル展
雑貨EXPOや,サステナブルグッズEXPOなどで構成する,第3回「ライフスタイルWeek関西」が9月28日~30日,南港のインテックス大阪で開かれる。主催はRX Japan。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://www.lifestyle-expo-k.jp/ja-jp.html
9月29日,大伸社が展示会コミュニケーションのセミナー
大伸社は9月29日,「展示会の効果を最大化させるコミュニケーション設計とは?」をテーマにオンラインセミナーを開く。展示会開催における課題や悩み,解決に向けた挑戦などをトークセッション形式で議論しながら,今後の展開に必要なポイントや課題を探る。定員100人。参加無料。
https://go.daishinsha-cd.jp/ex220929
10月7日,印刷工業会が男性育児休業のセミナー
印刷工業会は10月7日,「男性社員の育児休業取得推進について」をテーマにオンラインセミナーを開く。育児休業法改正の概要やポイント解説,パネルディスカッションを行う。参加無料。
https://www.paj-pid.jp/topics_detail8/id=270799
10月7日~11月6日,六本木でグッドデザイン受賞作品展
日本デザイン振興会は10月7日~11月6日,六本木の東京ミッドタウンでグッドデザイン賞の受賞作品展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2022」を開く。10月7日に発表する2022年グッドデザイン賞受賞作全品を紹介,評価が高い対象作品100点は現品を展示する。会期中は同会場で受賞作品を販売する。
https://promo.g-mark.org/
10月12~14日,ビッグサイトでTOKYO PACK展
日本包装技術協会は10月12~14日,有明の東京ビッグサイトで「TOKYO PACK 2022」を開く。入場料1000円(事前登録で無料)。その中でSCREENグラフィックソリューションズは,脱プラ,モノマテリアル,在庫削減,多品種対応,テストマーケティングなどのソリューションを提案する。
https://www.tokyo-pack.jp/
10月14日,キーポイントインテリジェンスがオフィスドキュメント&サプライの会議
キーポイントインテリジェンスは10月14日,「オフィスドキュメント&サプライコンファレンス2022」をオンラインで開く。テレワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワーク時代におけるオフィス業界の課題と,市場に影響を与えるトレンドを分析,発表する。定員100人。参加費は9月27日までの申込みで9万8890円ほか。
http://keypointintelligence.jp/cf/odt/2022/
10月24・28日,日本印刷技術協会が印刷現場関連の2セミナー
日本印刷技術協会は印刷現場改善に関する2つのセミナーを開く。
10月24日,「工場のトラブル対応!ヒューマンエラー対策」をテーマにオンラインセミナーを開く。ヒューマンエラー対策としての人間特性の理解について,ミスが起こらないための解決策や仕組みづくりを学ぶ。参加費は,会員1万4300円,一般1万9800円。
https://www.jagat.or.jp/archives/101200
10月28日,「印刷現場の改善手法と事例」をテーマにオンラインと都島区の大阪印刷会館でセミナーを開く。印刷予防保全アドバイザーの川名茂樹氏が現場に即した改善活動の方法を紹介する。参加費は3300円。
https://www.jagat.or.jp/archives/30762
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2022年10月号【 特集:色管理の手法「G7」】(9月20日発行)
G7はアメリカ発のグレーを管理して色再現していく手法です。
食品や生活雑貨のパッケージをどの国で印刷しても同じ色になるように、G7に則って印刷したら了承を得られるというものです。本特集では、日本で認証を行うエキスパートの方々に執筆をいただきました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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