週刊「印刷雑誌」

13巻 26号 2022年7月11日
Japan Printer weekly vol.13, no.26

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

和歌山印刷所,屋外印刷物の専門サイト開設

和歌山印刷所は,屋外用印刷物に特化した印刷通販サイト「ソトプリ」を7月1日に開設した。通販で問合せの多い「色味」を確認可能なデジタル色校正が無料でできる。印刷物は色あせに強い耐光インキを使用する。

大日本印刷と読売新聞東京本社,文字・活字文化の醸成へ

大日本印刷と読売新聞東京本社は6月30日,文字・活字文化の醸成に向けた包括的な業務提携契約を結び,協業してさまざまな施策を推進していくことで合意したと発表した。第1弾企画として,7月31日に「小学生ビブリオバトル・ワークショップ」をMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店で開催する。

大日本印刷,上野駅でショールーム&レンタル店開店

大日本印刷とJR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは,7月15日~8月14日,東京のエキュート上野でショールームとレンタルを組み合わせた店舗「アンドファウンド」を開く。最新のコーヒーメーカーと厳選した豆のセットや,レトロデザインのトースターとデニッシュパンのセットなど,食品や雑貨,家電などを組み合わせた使用体験ができ,気に入った製品をレンタルすることができる。

ブックサンタ,11月1日から実施

特定非営利活動法人チャリティーサンタは,買った本を寄付できる社会貢献活動「ブックサンタ2022」を11月1日~12月24日に行う。現在参加書店を募集している。昨年の実績は参加461書店,寄付3万5162冊。

■プロの世界

キヤノン,カラーデジタル印刷機の新製品発売

キヤノンは,カラーデジタル印刷機「imagePRESS C270」(税別475万円),同C265(同375万円)を7月中旬に発売する。従来機種の表裏印刷位置精度や色味安定性に加え,モノクロ印刷を従来の毎分65枚から70枚(A4判横)にした。また,長尺紙(最長1300mm)や厚紙(最大350g/m2)に対応し,店舗装飾用の長尺POPやポスター,名刺やグリーティングカードの出力ができる。

兼松,石灰石を主原料とする水性IJラベル発売

兼松は7月から,TBMが開発・製造する石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」を利用して水性インクジェット対応ラベル「LIMEX Aqua Jet Label」を開発・販売する。光沢,マット加工の2種類がある。

和歌山印刷所,直せるテンプレート伝票発売

和歌山印刷所は「カスタマイズテンプレート伝票」を7月1日に発売した。各業種別の伝票テンプレートの中から希望に近い体裁を選び,項目の変更や追加などの要望を伝えることで,カスタマイズされた伝票が完成する。

日本印刷産業連合会,グリーンプリンティング工場交流会開催

日本印刷産業連合会は7月22日,第50回「GP工場交流会」をオンラインで開く。「印刷産業における環境関連法規集」や「印刷産業とSDGs」などについて解説する。参加無料,申込締切7月20日。
https://www.jfpi.or.jp/inquiry_detail/id=102

文化通信社,移転と新体制

(株)文化通信社は次に移転する。〒101-0054東京都千代田区神田錦町3-7-2東京堂錦町ビル3階,電話03-5217-7730。事業開始日は7月12日。また同社は7月付で新体制を発表した。新任・昇任は次の通り。代表取締役:山口健,取締役社長執行役員:星野渉,常務執行役員:宮﨑智子。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

7月24日まで,印刷博物館が活版印刷文化の保存の署名運動

印刷博物館は7月24日まで,活版印刷文化の保存をめざし,賛同者を募る「マインツ・インパルス」の日本代表として署名を募っている。また西洋式活版印刷の発明にグーテンベルクが果たした功績や,「グーテンベルク博物館」を紹介する「マインツ・インパルス」展を開いている。同運動は,2020年にドイツ・マインツのグーテンベルク博物館が中心となり発表された。
https://www.printing-museum.org/mainzerimpuls/

7月12日,カタニ産業が金箔に特化した加飾素材のセミナー

カタニ産業は7月12日,「カタニ産業 123年のルーツ 伝統工芸金箔の活用法」をテーマにオンラインセミナーを開く。伝統工芸金箔の技法や食用金箔について解説する。定員300人。参加無料。
https://www.katani.co.jp/webinarproject

7月15~8月21日,渋谷の東京アニメセンターでARGONAVIS Thanks Exhibition「from AAside」展

大日本印刷が運営する東京・渋谷の東京アニメセンターin DNP PLAZA SHIBUYAは7月15~8月21日,ARGONAVIS Thanks Exhibition「from AAside」展を開く。ゲーム「AAside」の世界をARコンテンツを使い,リアルとデジタルのコンテンツで追体験できる。入場料は,前売1500円,当日1600円。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162789_1587.html

7月23・24日,浅草でブックフェア

7月23・24日,浅草の東京都立産業貿易センター台東館で「BOOK MARKET 2022」が開かれる。出版社や新刊書店,古書店など50ブース56社が「本当に面白い本」を持ちより出展。野菜や雑貨の販売やトークイベントも行う。入場無料。
https://www.anonima-studio.com/bookmarket/index.html

7月23日~9月25日,京都dddギャラリーが展覧会のデータベース展

烏丸の京都dddギャラリーは7月23日~9月25日,「ddd DATABASE 1991-2022」展を開く。7月に太秦から烏丸に移転した同ギャラリーが今まで開いた全231回の展覧会情報をウェブサイトと,広報物を立体化した展示空間を軸に展示する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/jp/00000794

7月27・28日,鎌倉製作所が換気装置の見学会とセミナー

鎌倉製作所(長野県佐久市)は7月27・28日,同社の佐久平開発センターで,換気装置や身体冷却システムなどの実機見学会と換気に関するセミナーを開く。定員各回10人。参加無料。
https://go.kamakura-ss.co.jp/l/843493/2022-06-19/p2rrqk

7月27日~10月1日,大日本印刷がプラスチックリサイクルの展示会

大日本印刷は7月27日~10月1日,東京・市谷の「DNPプラザ」で企画展「Recycling Meets Design展“デザインの力”で再生プラスチックを活かしたい。」を催す。デザイナー・リサイクラー・エンジニア等のメンバーが自らの経験も踏まえて取り組んできた,再生プラスチックの利活用のアイデアを展示する。入場無料。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162773_1587.html

7月29日~2023年2月3日,日本画像学会が視覚,画像の基礎講座

日本画像学会は「視覚と画像の基礎講座」(全4回)をオンラインで開く。視覚科学と画像工学に共通する4大トピックについて,各分野のトップランナーやエキスパートが講義する。各回のテーマは,7月29日「実験方法」,9月16日「色」,11月18日「空間情報」,2023年2月3日「質感」。参加費は,4回通し:一般1万6000円,学生1000円。1回:一般8000円,学生500円。
https://www.imaging-society-japan.org/event/technology_interaction/2022/2022_colab_smr_1.html

8月2日,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会がパッケージセミナー

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は8月2日,「UCDAアワード2022 パッケージセミナー」をオンラインで開く。生活者を守るコミュニケーションデザインについて解説する。定員80人。参加費は,会員無料,一般5000円。
https://ucda.jp/package_seminar_2022.html

8月23~27日,エプソンがショールームでアートイベント

エプソン販売は8月23~27日,東京の「エプソンスクエア丸の内」で,アートイベント「NAOKO TOSA展」を開く。京都大学,土佐尚子教授のハイスピードカメラで液体を撮影した作品や,同作品をデジタル技術で捺染した作品,制作工程などを紹介する。入場無料。
https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/innovationgallery/ec/naokotosaten/

9月7日~12月14日,日本印刷技術協会が印刷ビジネス開発実践講座

日本印刷技術協会は9月7日~12月14日,「印刷ビジネス開発実践講座2022」(全6回)をオンラインで開く。各回のテーマは,9月7日「自社の“今”を把握する」,9月21日「自社の商品・サービスの“再定義”」,10月5日「マーケティングシナリオ設計」,10月26日「テストマーケティングの実践・導入/Webマーケティングの基礎講座」,11月16日「シナリオの検証・再設計」,12月14日「本格的実践に向けて」。定員8社,参加費は会員38万5000円,一般49万5000円。
https://www.jagat.or.jp/archives/85259

10月26~28日,幕張メッセでXR総合展

VR,AR,MRに関する製品,サービスの「第2回 XR総合展 秋」が千葉の幕張メッセで開かれる。主催はRX Japan。
https://www.xr-fair.jp/autumn/ja-jp.html

11月29・30日,産業貿易センターで空間デザインのイベント

BAMBOO MEDIAは11月29・30日,東京・浜松町の産業貿易センターで空間,建築デザインのイベント「BAMBOO EXPO18」を開く。
http://bamboo-expo.jp/

12月14・15日,ビッグサイトで都内中小企業の販路開拓展示会

東京商工会議所は有明の東京ビッグサイトで12月14・15日,コロナ禍で影響を受けた都内中小企業を中心に,販路開拓を支援する「東京ビジネスチャンスEXPO」(旧 中小企業マーケットTOKYO)を開く。オンライン開催は12月5~19日。
https://bizchanexpo.tokyo/

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年8月号【 特集:印刷企業の差別化戦略8 】(7月20日発行)

印刷の8Kとも呼ばれる1000線ドットの超高精細印刷の量産化や、天然由来の「ホタテ貝殻」を原料とする抗菌・抗ウイルスニスの開発と運用、コンテストでも受賞したコロナ禍でのオリンピック応援グッズ、DPSを中心にした差別化、地理的な面も含めた顧客の要望対応、リモート校正を中心に顧客や社員の働き方の改善,について紹介します。

2022年8月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

◆印刷学会出版部WEBショップ

販売中の全商品はこちらから購入いただけます。http://japanprinter.thebase.in/

◆WEBマガジン『週刊 印刷雑誌』会員募集中!(登録無料)

ご希望の方には,発行の都度お知らせのメールをお送りいたします。

 

『週刊 印刷雑誌』では,テキストでの「一口宣伝広告」も募集しております。(5,500円~/税込) お申し込みやお問い合わせは shukan@japanprinter.co.jp まで。

◆フェイスブックでも情報収集を!

印刷学会出版部のフェイスブックで,業界ニュースなどをタイムリーに発信しています。どうぞご利用ください。http://www.facebook.com/JapanPrinter

◆印刷学会出版部のツイッターアカウント

@PrinterJapan ぜひフォローお願いします!