■印刷をたのしむ

大日本印刷，関西万博開催前イベントを開催

大日本印刷と2025年日本国際博覧会協会は，7月4日に大阪のDNPなんばSSビル,7月8日に東京のDNP市谷加賀町ビルで「EXPO共創ミーティング」を開く。大阪・関西万博開催1000日前の公式イベントとして，3月までドバイで開かれていた国際博覧会の日本館展示エリアの一部を展示する。

大阪府立今宮工科高校，石版印刷機を寄贈・展示

大阪府立今宮工科高等学校は，リトグラフの実習用に所有していた石版印刷機を大阪府堺市の美術館でチェコの芸術家アルフォンス・ミュシャの作品を所蔵する「堺 アルフォンス・ミュシャ館」に寄贈し，同館で5月から展示されている。この石版印刷機は，小森コーポレーションが同高校に1967（昭和42）年に納入したもので，2005年頃まで印刷工業科の授業で実際に使われていた。

紀伊國屋書店，学術電子図書館サービスでオーディオブック提供開始

紀伊國屋書店は6月29日，国内外の大学，公共図書館等機関向け学術電子図書館サービスの「KinoDen」で，音声配信サービスのオトバンクと連携し，オーディオブックの提供を始めたと発表した。提供数は一般教養書，文芸書など約3000点。

キヤノンマーケティングジャパン，自動撮影のスクールフォトサービス開始

キヤノンマーケティングジャパンは6月24日，自動撮影カメラを使った撮影と画像選別を自動化したスクールフォト「自動撮影カメラプラン」を始めたと発表した。学校などでの行事の写真をインターネットで閲覧，購入できるサービス「スナップスナップ」の新プランとして追加される。教職員やカメラマンに代わり，自動で人の顔を見つけて撮影し，おすすめ画像を自動抽出する。機材のレンタル含め，初期費用無料。

大日本印刷，チャットボットサービスにキャンペーン応募機能を追加

大日本印刷とDNPコミュニケーションデザインは，自動会話プログラムのチャットボットを使った，企業のLINE公式アカウント向けサービス「DNP Chatbotプラットフォーム」にキャンペーン応募機能を追加したと発表した。商品のシリアルコードやQRコードから，その場で応募して当落判定が分かるほか，キャンペーン独自のマイルの付与もできる。キャンペーン応募機能の追加費用は，初期導入費48万円から，月額利用費18万円から。

グラフィック，よだれかけ生地に新色，シール印刷の指定を簡略化

グラフィックは6月28日，「ベビービブ（よだれかけ・スタイ）」印刷にブラックやグリーンなど5色の生地色を追加したと発表した。
また6月29日，「シール印刷　シングルタイプ」で注文の多い，正方形・長方形と正円・楕円でカットパス指定が不要になり，初心者でも直感的な注文が可能になったと発表した。

グラフィック，届け日指定機能を追加，暑中見舞いのデザインを公開

グラフィックは6月23日，チラシやポスター，冊子などの印刷商品で希望の届け日を指定できる機能を追加したと発表した。代行出荷や分納先ごとでも指定できる。
また，6月27日，暑中見舞いの無料デザインテンプレートを公開したと発表した。ブラウザ上で印刷用データを作成できる「Webデザインツール」で35点の暑中見舞いのデザインテンプレートを公開した。4枚から注文可能。

アドティッシュ，外装フィルムにも印刷できるウェットティッシュの割引キャンペーン

アドティッシュは，表裏の両面や外装フィルムにオリジナル印刷ができる「全面印刷ウェットティッシュ」の10％割引キャンペーンを7月31日まで行っている。2000個から注文可能。割引適用で10枚入り13万8600円ほか。

ダイナコムウェア，フォントライセンス3ヶ月無料キャンペーン

ダイナコムウェアは，映像，動画クリエイターを対象に，ダイナフォントの年間ライセンス「DynaSmart V」の3ヶ月無料キャンペーンを9月30日まで行っている。応募には所有しているYouTubeチャンネルのURLなどが必要。

■プロの世界

凸版印刷，真贋判定用ホログラム開発

凸版印刷は，スマートフォンのライトのような点光源を当てると，奥行きのある立体的な画像が現れ誰でも簡易かつ明確な真贋判定が図れるホログラム「イルミグラム」を開発した。偽造品の流通を防ぎたい医薬品，化粧品，高級ブランド品，機械・部品，ライセンスグッズ，金券などの用途に向けて6月29日から提供を始めた。

キンコーズ・ジャパン，紙のリサイクルと再生紙の納品サービス開始

キンコーズ・ジャパンは6月27日，電子化後の紙文書をリサイクルする「紙資源の循環サービス」を始めた。同社が展開する「文書電子化サービス」で不要になった紙文書を，パートナー企業の山陽製紙が回収し，再生紙として名刺や封筒，販促物など新たな印刷物にして利用者に返還，紙資源を循環する。

博進堂，スナップ写真のセミナー

博進堂は，7月26日に東京・墨田区の国際ファッションセンタービルで，8月23日に宮城の仙台市中小企業活性化センターで，8月30日に新潟の朱鷺メッセで，「心に響く“スナップ写真”とは？」をテーマにセミナーを開く。コロナ禍で行事が難しいなか，子どもたちと関係をつくり，臨場感のあるスナップを撮影する技術を解説する。定員は東京・新潟が100人，仙台が50人。参加費3000円。
https://www.hakushindo.jp/news/2022/06/seminar_2022_summer/

日本フォーム印刷工業連合会，8月に夏季講演会

日本フォーム印刷工業連合会は8月25日，ホテル椿山荘東京とオンラインで「2022年 夏季講演会」を予定している。「健全な組織づくりを実現する心理的安全性～個人の成長と組織の成長のために～」と題し東京大学大学院医学系研究科客員研究員で博士（心理学），臨床心理士の関屋裕希氏が講演する。

レディバードクラブ，9月に名古屋，岡山，仙台で地区大会

SCREENの印刷関係企業で組織するレディバードクラブは，次の地区大会を予定している。9月1日に名古屋観光ホテル，9月16日にホテルグランヴィア岡山，9月21日にホテルメトロポリタン仙台。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

7月14・15日，日本印刷技術協会が営業トラブル対応講座

日本印刷技術協会は7月14・15日，「印刷営業トラブル対応講座：営業あるある！トラブル対応の基本と実務」をオンラインで開く。事例を交えトラブルを分類し，ビジネスマナーや契約，工程管理などの視点から原因と対処法を理解し，対応策と防止策を考える。定員15人。参加費5500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/85627

7月21・22日，ミヤコシが小型オフセットラベル印刷機見学会

ミヤコシは7月21・22日，千葉の同社八千代営業所で小型オフセットラベル印刷機「MLP10i」の実機見学会を開く。
https://miyakoshi.co.jp/news/20220628-event/

8月2・3日，日本印刷技術協会が基礎から学べる印刷営業セミナー

日本印刷技術協会は8月2・3日，「基礎から学べる印刷営業の提案手法」をテーマにオンラインセミナーを開く。提案型営業や顧客ニーズと自社商品とサービスの強み分析を解説する。定員15人。参加費5500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/51493

8月17日申込み締切，国際ユニヴァーサルデザイン協議会がUD検定・中級

国際ユニヴァーサルデザイン協議会は8月23日～9月27日に「UD検定・中級検定試験」をオンラインで行う。初級資格認定者でなくても受験可能。検定料金は一般1万9800円，会員・学生1万5400円。申込締切は8月17日。
https://www.iaud.net/ud_certification/19061/

9月30日締切，日本発明振興協会が発明大賞募集

日本発明振興協会と日刊工業新聞社は9月30日締切で，発明大賞の候補者を募集している。
https://biz.nikkan.co.jp/html/hatsumei/

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年7月号【 特集：産業用インクジェットの今 】（6月20日発行）

インクジェット（IJ）印刷は今や、商業印刷用もあれば、シール・ラベル用、軟包装用、サイン・ディスプレイ用、捺染用、プリンテッドエレクトロニクスと、多岐の分野で使われる技術になりました。IJは、とくにインクという材料面から、まだまだ技術革新が進んでいるようで、関係する人は、常に最新情報を把握していなくてはならないでしょう。
今月号は、IJのインクの動向、水性インクの開発、機械の技術解説などについてメーカーから解説をいただきました。

2022年7月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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