週刊「印刷雑誌」
13巻
22号
2022年6月13日
Japan Printer weekly
vol.13,
no.22
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
SO-KEN,リンテック,楽しさを見せる内装材発表
SO-KENはリンテックサインシステムと6月9日,観光ホテルやテーマパーク併設ホテルなどへ,体感型の4つの内装材「インタラクティブ・インテリアアイテム」を「TRICKPRINT」シリーズから発表した。後ろから光があたると隠れたデザインが見えるウィンドウフィルム,ブラックライトの紫外線で隠れキャラが見える材料,フラッシュ撮影で隠しデザインが見えるアート装飾ポスター,左から見たときと右から見たときでデザインが変わる壁紙。
グラフィック,ポストカードテンプレート追加,RGB印刷の比較ページ公開
グラフィックは6月3日,ポストカードの無料デザインテンプレートを追加したと発表した。個展や展覧会の案内用DMとして使えるテンプレートを30点以上拡充した。
また6月6日,モニター上の色合いに近い表現ができる「RGB印刷」の4つの方式を比較できるページを公開したと発表した。CMYKに2色のビビット色を加えた「6色RGB印刷」,独自の濃度調整とプロファイルで印刷した「スーパーリアル」,特殊トナー搭載の専用オンデマンド機で印刷した「ビビッドカラープリント」,8色から12色のインクを使った「インクジェットプリント」の4方式を従来のCMYKと比較した画像を紹介している。
https://www.graphic.jp/lineup/rgb#lineup_rgb_6colors_printing
■プロの世界
日本プリンティングアカデミー,色管理G7の講座開始
アメリカを中心とした世界的なブランドオーナーの印刷物の色管理に「G7」がある。日本の窓口である日本プリンティングアカデミーはG7認証取得のための講座を7月19~27日の4日間,東京・小石川の同校で開く。全4回33万5400円を予定(為替による)。
https://jpa.ac.jp/idealliance-g7/
エプソン,高速静音のレシートプリンター発売
エプソンはシリーズ最高速印刷と静音性を備えたサーマルレシートプリンター「TM-T88Ⅶ」を8月下旬に発売する。印刷速度は最大500mm/秒,動作音は52dBで,シリーズの従来機より高速化と静音性が図られた。オープン価格。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
6月21日まで東京,7月10日まで京都で,デザインのひきだし展
グラフィック社は「デザインのひきだし・大箔覧会」を,6月21日まで東京の青山ブックセンター本店で,7月10日まで京都の堀川新文化ビルヂングで,開いている。『デザインのひきだし46』の表紙に使われた,箔の組み合わせ違い100パターンの展示や工程表などの関連物も展示する。入場無料。
https://aoyamabc.jp/collections/fair/products/hikidashi-haku-abc
https://horikawa-shinbunkabldg.jp/
6月30日まで,ホリゾン・ジャパンが紙ファイル作製システム内覧会
ホリゾン・ジャパンは6月30日まで,東京・江戸川区の同社ショールームで,紙ファイル作製システムの内覧会を開く。要事前予約。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeE56flpxM0InETj1NEhJVuoYrgaIlpCPlEiwfNWok-IJ5U0w/viewform
8月31日第1次審査締切,IAUD国際デザイン賞
国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)は,快適で暮らしやすいUD社会の実現に向けて,特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体,個人に「IAUD国際デザイン賞」を授与し表彰している。入賞作は「IAUD国際デザイン賞2022」マークを使用できる。登録審査料2万7500円。第1次審査応募締切8月31日。
https://www.iaud.net/award/19014/
6月14日~7月3日,奈良県立図書情報館で装丁展
日本図書設計家協会は6月14日~7月3日,奈良県立図書情報館で「本とか 装丁とか あいうえお」展と「新・和本装丁 イラストレーションとデザインで詠む万葉集」展を開く。読者がふだん目にすることのない本づくりの裏側を実物とパネル展示で解説する。またファインペーパーを用いて制作した,令和時代の新しい和本を紹介する。6月18日に同協会の小林真理会長によるトークイベントを行う。
https://www.library.pref.nara.jp/gallery/3875
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幕末明治の初期洋装本から現代のベストセラーまで,装丁家兼製本マニアの著者が,日本の近代製本史を文献と実物資料の両面から丹念に探る。『製本探索』
原弘から杉浦康平,横尾忠則,菊地信義,そして原研哉まで,日本を代表する31人のグラフィックデザイナー各氏のブックデザインを,58作品,68点のカラー図版とともに紹介。『デザイナーと装丁』
6月15日,日本WPAがSDGsのセミナー
日本WPAは6月15日,「スウェーデンのサステナブル先進事例と日本の未来」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://www.waterless.jp/entry_seminar/
6月17日,印刷技術懇談会が業態変革のセミナー
印刷技術懇談会は6月17日,東京・西麻布の富士フイルムグローバルグラフィックシステムズで「株式会社TOWAのパラダイムシフト:メソッド(型)を活用した業態変革のススメ」をテーマにセミナーを開く。参加費1000円。
https://ingikon502.peatix.com/view
6月22日,Taiseiがカードゲームで学ぶSDGsのセミナー
Taiseiは6月22日,広島の同社でSDGsのセミナーを開く。カードゲーム体験を通してSDGsの取り組みを解説する。定員20人(1社2人まで)。参加無料。
https://www.taisei-print.co.jp/shared/documents/sdgs_seminar_0606.pdf
6月23日,ムサシがITツール活用のセミナー
ムサシは6月23日,「ITツール×印刷で本当に刺さる提案方法とは?」をテーマにオンラインセミナーを開く。効果を考えたQRコードやARなどのITツールの提案方法を紹介する。参加無料。
https://www.musashinet.co.jp/print634/news/20220606.html
6月28日,東洋美術印刷がUCDセミナー
東洋美術印刷は6月28日,「顧客本位の業務運営を“わかりやすさ”で実現する UCDセミナー」をオンラインで開く。情報コミュニケーションをわかりやすく科学的に分析するユニバーサルコミュニケーションデザイン(UCD)によって,顧客本位の業務運営における原則を紹介し,各社の「顧客本位の業務運営に関する原則」の取り組み報告をわかりやすさの観点で評価した結果を公開する。参加無料。
https://lp.toyobijutsu-prt.co.jp/20220628.html
6月28日,大阪府印刷工業組合がMUD初級セミナー
大阪府印刷工業組合は6月28日,「MUD初級セミナー」をオンラインで開く。メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)を活かした営業ツールや他社との差別化,企業価値の向上について解説する。定員100人。参加無料。
http://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2022/06/MUD1.pdf
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メディア・ユニバーサルデザインの現状調査や企業・団体の取り組み,技法,適応例をオールカラーで解説。『メディア・ユニバーサルデザイン ― みんなに優しい情報制作のガイドライン ―』
6月30日~7月2日,愛知で産業用ロボット,自動化システム展
ニュースダイジェスト社は6月30日~7月2日,愛知県国際展示場Aichi Sky Expoで産業用ロボット,自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN2022」を開く。
https://robot-technology.jp/
7月13・14日,仙台で印刷イベントSOPTEC
印刷,製本業を核とした次の新規事業の可能性を探るイベント「SOPTECとうほく」が7月13・14日,仙台の産業見本市会館サンフェスタで開かれる。主催は東北地区印刷協議会と実行委員会,主管は宮城県印刷工業組合。
http://www.miyagi-pia.or.jp/soptec/
7月20日,日本印刷学会がフレキソ印刷技術研究会
日本印刷学会は7月20日,フレキソ印刷技術研究会研究例会「フレキソ版とスクリーニング」をオンラインで開く。フレキソの基礎解説や,フラットトップタイプのフレキソ版と版の表面パターン化を含めたスクリーニングを解説する。参加費は,会員5000円,非会員8000円。
http://www.jspst.org/event/220720.html
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2022年7月号【 特集:産業用インクジェットの今 】(6月20日発行)
インクジェット(IJ)印刷は今や、商業印刷用もあれば、シール・ラベル用、軟包装用、サイン・ディスプレイ用、捺染用、プリンテッドエレクトロニクスと、多岐の分野で使われる技術になりました。IJは、とくにインクという材料面から、まだまだ技術革新が進んでいるようで、関係する人は、常に最新情報を把握していなくてはならないでしょう。
今月号は、IJのインクの動向、水性インクの開発、機械の技術解説などについてメーカーから解説をいただきました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
◆印刷学会出版部WEBショップ
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