■印刷をたのしむ

アドビ，Photoshop iPad版とFrescoをアップデート

アドビは5月11日，以下のアプリケーションのアップデート内容を発表した。「Adobe Photoshop iPad版」は，コンテンツに応じた塗りつぶし，背景を削除，被写体を選択，自動トーン補正，自動カラー補正，自動コントラストの機能を追加。「Adobe Fresco」は，自動選択ツール，ゆがみツールの機能を追加。また，「Adobe Fresco」は有料版で提供していた，プレミアムシェイプやブラシなどの機能を月額1078円から年額1078円に変更した。

セブン-イレブン，サラダのパッケージにリコーのサーマル技術採用

セブン‐イレブン・ジャパンは，店舗で発売するサラダのパッケージにリコーのサーマル印字技術「ラベルレスサーマル」を採用した（約1700店，期間限定）。サーマルインクを包装材であるフィルムに部分コーティングし，その部分にサーマルヘッドやレーザー装置で熱を加えることにより直接印字するもの。

グラフィック，チラシ印刷が50万部の注文に対応

グラフィックは5月13日，これまで10万部までの注文に対応していたチラシ印刷が，サイズと用紙を限定して最大50万部までの注文に対応したと発表した。チラシ，フライヤーがA4とB5サイズ，コート紙90kgの場合が50万部まで対応。またマットコート紙，上質紙90kgの場合は30万部まで対応する。5月20日まで上記を含む対象商品で，最大50%割引のキャンペーンを行っている。

京セラ，小型軽量のモノクロA4複合機を発売

京セラドキュメントソリューションズジャパンは，モノクロA4の複合機とプリンター「MA2000w」「PA2000w」を5月下旬に発売する。「PA2000w」のサイズは幅350×奥行き233×高さ177mm，重量4.5kg，連続プリント速度20枚/分。リモートで同社の対応FAX機との連携や，モバイル端末からの直接プリント機能を備える。オープン価格。

FSCジャパン，FSCアワードのジュニア・アンバサダーを発表

FSCジャパンは4月24日，森林認証制度のFSCマーク普及アイデアを中，高校生から募集するアワードの審査会と表彰式を行った。97組200名の応募があり，金賞は関西学院千里国際高等部，中等部が受賞した。応募者からは地元や地域と連携した普及やSNSなどの積極活用，マークの本質的な理解などのアイデアが発表された。

オリコン，ネット印刷通販の満足度ランキング発表

オリコンは5月2日，「満足度の高い“ネット印刷通販”ランキング」を発表した。総合1位はビスタプリント，2位は同率で印刷の鉄人，グラフィック，ラクスルとなった。調査は，ビジネス目的で過去3年以内に印刷通販を利用した対象者からインターネットによるアンケートにより決定した。
https://life.oricon.co.jp/rank-net-printing/

■プロの世界

キヤノン，定着に特徴あるカラーデジタル印刷機発表

キヤノンは，商業印刷向けデジタル印刷機「imagePRESS V1000」を6月中旬に発売する。新開発の定着システムを搭載し，小型化と高い生産性，用紙対応力，リモート印刷管理アプリとの組み合わせ展開を図った。1667万6000円。

ミマキエンジニアリング，透明度を上げた3Dプリンタ用UVインクを発売

ミマキエンジニアリングはガラスやアクリルのような透明感を表現できる透明3Dプリンタ用UVインク「MH-110PCL」を5月に発売する。従来製品の黄色味を低減し，透き通ったクリア造形を実現。カラーインクを組み合わせて色つきの透明表現もできる。4.8Lボトルが19万3600円。

エーリンクサービス，印刷物の3Dデザインツールにカート機能を追加

ネット通販業者向けのデザイン機能を提供するエーリンクサービスは5月11日，オリジナルのカスタムデザインをWeb上で行うことができる「3Dpainter」にショッピングカート機能を追加したと発表した。カート連携費用は，初期設定2万7500円，サーバー料金＋利用料1万6500円/月（3D painterの費用は別途）。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

7月15日まで，学生対象のグッドデザイン賞作品を募集

日本デザイン振興会は7月15日まで，学生を対象とした「2022年度グッドデザイン・ニューホープ賞」の作品を募集している。2022年4月1日現在で個人やグループ全員が国内の専修専門学校，大学，大学院に在籍しているか，2021年6月以降の卒業，修了者が対象。出展料無料。最優秀賞賞金30万円。
https://newhope.g-mark.org/

5月18日，リコージャパンが販促物作成のライブデモセミナー

リコージャパン5月18日，「貼るもの，渡すものつくれますLIVEデモ　業種別編！」をテーマにオンラインセミナーを開く。製造業や介護福祉など業種に沿った内容で，販促物や業務改善に役立つ制作物を解説する。定員150人。参加無料。
https://event.ricoh.co.jp/public/seminar/view/17073#/

5月25日，緑の循環認証会議が森林認証制度のセミナー

緑の循環認証会議（SGEC/PEFCジャパン）は5月25日，「SDGs X 森林認証の基礎知識」をテーマにオンラインセミナーを開く。環境に優しい紙や森林認証の基礎知識などについて解説する。参加無料。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_KPiM8BwgQZS3h2igQKChlQ

5月26日，富士フイルムBIがMicrosoft365のセミナー

富士フイルムビジネスイノベーションと日本マイクロソフトは5月26日，「Microsoft365」に関する業務効率化や在宅と職場のハイブリッドワーク，セキュリティ対策のオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://biz5.fujifilm.com/online_seminar_oa365.html

5月27日，モリサワがInDesignの講座

モリサワは5月27日，「文字組版の教室 InDesign編」をテーマにオンライン講座を開く。Adobe InDesignの実演を交えながら，組版に関わる機能や設定を解説する。参加費5000円。
https://morisawa.eventcreate.net/event/5136

5月27日，日本画像学会が超高精細VRの勉強会

日本画像学会は5月27日，画像に関する勉強会「イメージングカフェ」をオンラインで開く。「“実写”でつくる超高精細VRとその広がり：限りなくリアルに迫る，新たな写真技術の進化」をテーマに，ちいさな伝記（株）の久門易社長が写真へのこだわりを含め，高精細VRとその周辺の技術について解説する。定員50人。参加費会員1000円，一般2000円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/event/imagingcafe/imagingcafe220527.html

5月26・27日，インプレスがネットショップフォーラム

インプレスは5月26・27日，「ネットショップ担当者フォーラム2022春」をオンラインで開く。eコマースを運営するマネージャークラスなどを対象に，アフターコロナや流通業界の活性化ににつながる複数のセミナーで構成する。参加無料。
https://netshop.impress.co.jp/event/202205tokyo

6月7日，グリーン購入ネットワークが持続可能な調達のセミナー

グリーン購入ネットワークは6月7日，「持続可能な調達の実現へ：脱炭素，ESG等のキーワードから考える企業の役割と情報開示」をテーマにオンラインセミナーを開く。脱炭素やESG等の観点で持続可能な調達に取り組む重要性を整理し，企業の取り組み事例や国内企業に求められる取り組みを解説する。定員500人，参加無料。
https://www.gpn.jp/info/gpn/b25662bd-c7da-4ef5-b89f-34ee62b7c21b

7月21日～10月13日，日本印刷技術協会がDM企画講座

日本印刷技術協会は7月21日～10月13日，「第1期　DM企画制作実践講座」をオンラインで開く。クライアントに提案するDM企画を構築していく実践型の研修を，全6回で行う。7月21日「マーケティングの本質」，7月28日「マーケティング志向の営業活動」，8月4日「クリエイティブ企画設計とヒアリング」，8月25日「施策の全体設計」，9月15日「プレゼンテーション」，10月13日「実際のクライアントに提案し，結果報告」。定員8社，参加費，会員38万5000円，一般49万5000円。
https://www.jagat.or.jp/archives/97825

7月28・29日大阪で，11月16～18日横浜で，エッジテクノロジー総合展

組込みシステム技術協会は7月28・29日に大阪・北区のグランフロント大阪で，11月16～18日にパシフィコ横浜で，組込みとエッジコンピューティング技術の総合展「ET ＆ IoT 2022」を開く。
https://www.jasa.or.jp/etwest/
https://www.jasa.or.jp/expo/

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年6月号【 特集：高品質とアイデアで勝ち取れ】（5月20日発行）

品質に注力するのは当たり前として，顧客や消費者のためになるように、またビジネスとして進めていくためには、これも当たり前ですが、知識と知恵、アイデアが必要です。情報過多と言われる現在、どんなに情報に接していても、また知識を豊富に持っていても、アクションを起こすアイデアがなければ、宝の持ち腐れです。
今月号は、特殊色のトナーを活かすためのアクション、高品質を売りにしてきた事業の挑戦、売る商品としての偽造防止技術、従来技術を軸にした事業の展開、紙からアクリルへの舵切りなどの取り組みを紹介いたします。

2022年6月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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