週刊「印刷雑誌」

13巻 14号 2022年4月11日
Japan Printer weekly vol.13, no.14

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

パイ インターナショナル『日本タイポグラフィ年鑑2022』発売

パイ インターナショナルは4月14日,『日本タイポグラフィ年鑑2022』を刊行する。日本タイポグラフィ協会の審査委員によって選ばれた作品を400点以上掲載し,部門別ベストワーク作品の制作過程も一部掲載する。A4判,294ページ。1万3200円。

イワタ,UDフォントのWebフォントサービス開始

イワタは4月1日から,UCDA認証フォント「みんなの文字」をWebフォント配信サービスの「FONTPLUS」,「REALTYPE」の2サイトで提供を始めた。「みんなの文字」は,小さなサイズでも読みやすく文字の劣化に強い書体として開発されたユニバーサルデザインフォント。

アインズ,東京・日本橋にある滋賀県のアンテナショップ運営

印刷会社のアインズ(株)(滋賀県竜王町)は4月29日に東京・日本橋の滋賀県情報発信拠点「ここ滋賀」をリニューアルオープンする。同社は,アンテナショップ「ここ滋賀」の第2期運営代表事業者となった。

日本印刷産業連合会,全国カタログ展入賞作発表

日本印刷産業連合会と産経新聞社が主催する「全国カタログ展」の入賞作品が決まった。応募点数は269点。図録部門の経済産業大臣賞は「ART-BOOK:絵画性と複製性-MAU M&L貴重書コレクション×Lubokの試み」武蔵野美術大学 美術館・図書館。文部科学大臣賞は「“式場隆三郎:腦室反射鏡”展 図録」新潟市美術館・広島市現代美術館・練馬区立美術館。カタログ部門の経済産業大臣賞は「とらやの和菓子(21年度版)」虎屋。文部科学大臣賞は「ハレバコ読本」廣川。
大臣賞含めた上位賞作品は,5月31日まで東京・新富の印刷図書館で展示している。

ビズクルー,月額1万円台のデザイン定額サービスのプラン追加

ビズクルーは3月,月額1万3200円(税別)のデザイン定額サービス「月極デザイン 助太刀丸」に,デザインデータも納品する中規模以上の企業用プラン,他社向け用途のサービス活用プランを追加した。

shizai,ノベルティの梱包,発送管理サービスを開始

shizaiは,D2C,EC事業者のパッケージ制作やコスト削減を支援するプラットフォーム「shizai」で1月からノベルティの梱包,発送管理のサービスを行っている。これによりオリジナルパッケージ作成から発送管理までワンストップでのサービスが可能になった。

大日本印刷,バーチャル秋葉原をオープン

大日本印刷は4月1日,AKIBA観光協議会とともに,リアルとバーチャルの融合による地域共創型XRまちづくりとして推進する「バーチャル秋葉原」をWebサイトで公開した。バーチャル空間に買い物ができる店舗やギャラリースペース,広告用サイネージを設け,コンテンツホルダーをはじめとする多様な企業が,情報発信や販促活動などに活用することができる。

グラフィック,オンラインID決済を開始

グラフィックは4月1日,同社の印刷通販サイトでオンラインID決済を開始すると発表した。対応する決済方法は楽天ペイ,PayPay,auPAY,d払い。同社のポイントに加え,支払い後にも決済ポイントが付与される。

大日本印刷,国立工芸館向けに3Dデジタルコンテンツを追加制作

大日本印刷は4月5日から,東京・千代田区の国立工芸館で公開している工芸作品の3Dデジタルコンテンツ2点を追加制作した。板谷波山「霙青磁牡丹彫文花瓶」と桂盛行「鶉四分一打出水滴」を,シャープマーケティングジャパンと連携し,作品の質感などを忠実に再現した。同館の8K「デジタル鑑賞システム」で鑑賞できる。

大日本印刷,関西万博開催3年前共催イベント開催

大日本印刷と2025年日本国際博覧会協会は4月13日,共創パートナー同士の交流や共創を進め,ベストプラクティスの創出を促進することを目的として定期開催している「Hello!TEAM EXPO 2025 Meeting」の第6回イベントをオンラインで開く。大阪・関西万博開催3年前にあたる同日に,同万博のテーマの実現,その先につながるベストプラクティスの創出を目指す。参加無料・申込不要。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162339_1587.html

デジタル総合印刷,リアル展示会のブースをバーチャルで再現

デジタル総合印刷は,3月に開かれた「大阪・関西万博 開催支援EXPO」の出展ブース内容を再現したバーチャルブースを公開している。

エーリンクサービス,印刷物のデザインツールにフロー版を追加

エーリンクサービスは4月6日,オリジナルのカスタムデザインをWeb上で行うことができる「3Dpainter」に,流れに沿って順番にデザインできるフロー版を追加したと発表した。標準では各デザインツールをどのような順にでも使えるが,フロー版ではデザインに不慣れな利用者でもわかりやすい操作が可能になる。

文化通信社,「こどものための100冊」キャンペーン

文化通信社は4月29日~6月30日,著名人や書店員,図書館員が選んだ100冊の本をカタログにした「こどものための100冊」を全国の書店,図書館,小児科医院や幼稚園などで配布する。また,書店が発行する1000円以上のレシートで応募できるプレゼント企画も実施する。

■プロの世界

東洋インキ,印刷業パートナー探し支援のWebプラットフォーム開始

東洋インキグループは,印刷業に携わる企業同士が新たなビジネスパートナーを見つけることを支援するWebプラットフォーム「プレマリンク」を開発した。企業,設備,仕事の検索機能,募集機能,チャット機能を通してパートナーを見つけることができる。5月31日までベータ版が無料で利用できる。

デジタル総合印刷,企業向けマニュアル制作支援サービス開始

デジタル総合印刷は3月31日,日興美術,真生印刷とグループ企業と共同で企業向けマニュアル制作支援サービス「マニュサポ」を始めると発表した。紙媒体を前提にしていた企業の社員教育向けマニュアルやコンシューマー向けの取扱説明書などの情報を,ITと結合させ,情報価値を高めることができる。

JaGra,東京グラフィック,個人情報保護GUIDE BOOK発行

日本グラフィックサービス工業会(JaGra),東京グラフィックサービス工業会は3月,『印刷業界の個人情報保護GUIDE BOOK第7版』を発行した。A4判,88ページ。1800円。

ムサシ,スマホコンテンツ制作システム発売

ムサシは,印刷物とデジタルの融合を図る印刷業界向けスマホコンテンツ制作システム「キュリア」を4月1日に発売した。印刷会社の持つDTP技術を活かして,クーポン配布,ルーレット抽選,スタンプラリーなどスマホコンテンツの作成・管理,デザインQRやNFCを利用した配信ツールの作成・管理コンテンツ活用による印刷物の効果測定を図る。

コダック,持続可能報告書発刊

コダック社はこの度,2021年のサステナビリティレポート『One World, One Kodak』を発表した。2018年から2021年における同社の世界中の事業活動において持続可能性への取り組みについて報告。日本語版はコダック ジャパンのWebサイトから閲覧・ダウンロード可能。

キヤノン,ラベル・パッケージ印刷機メーカー買収

キヤノンの子会社であるCanon Production Printing Holding(オランダ)は,Edale Limited(イーデール社,英国)の株式を取得し,完全子会社化した。キヤノングループの商業・産業印刷事業において,ラベル・パッケージ印刷機分野の強化を図る。

日本印刷産業連合会,グリーンプリンティング工場交流会開催

日本印刷産業連合会は4月26日,オンラインで第49回「GP工場交流会」を催す。新規GP工場認定式,「2050年カーボンニュートラルの実現に向けて」「“カーボンニュートラル”の実現に向けたGP工場の取組」についての解説,講演がある。参加無料,申込締切4月22日。
https://www.jfpi.or.jp/inquiry_detail/id=100

全日本印刷工業組合連合会,環境推進工場登録の講習会を開催

全日本印刷工業組合連合会は5月16日,「環境推進工場新規登録講習会」をオンラインと東京・新富の日本印刷会館で開く。「環境推進工場登録」は,環境対応が一定レベルに達した企業の環境活動を支援し,顧客への信頼性アピールを目的としている。受講料は2万2000円,テキスト代3300円,登録申請料2万2000円。
http://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2022/03/trainingses_0516.pdf

日本印刷学会,春期研究会を6月に開催

日本印刷学会は6月17日,春期研究会(第147回研究発表会)を開く。また4月22日まで講演を募集している。

フレキソ・ジャパンが11月に開催

日本フレキソ技術協会は11月24・25日,有明の東京ビッグサイト会議棟でフレキソ印刷に関連する技術と市場動向をフォーラムとテーブルトップショーで行う「フレキソ・ジャパン2022」をIGASに合わせ開く。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

6月1日申込締切,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会がUCDAアワード

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)はわかりやすい印刷物などに取り組んでいる企業を表彰する「UCDAアワード2022」の受付を6月1日まで行っている。応募料金は1エントリー27万5000円から。
https://ucda.jp/awards_cat/award2022/

6月12日まで,福島のCCGAで葛西薫展

福島・須賀川のCCGA現代グラフィックアートセンターは6月12日まで,「DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展IX-葛西薫POSTERS since 1973」展を開いている。サントリーやユナイテッドアローズなどの広告をはじめとした多岐にわたる活動をしている葛西薫氏の仕事の中からポスター作品を紹介する。入館料は一般300円,学生200円など。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=3&seq=00000783

6月17日まで,DNP文化振興財団がグラフィック文化の学術研究助成募集

DNP文化振興財団は6月17日まで,2022年度グラフィック文化に関する学術研究助成を募集している。募集テーマは「グラフィックデザイン,グラフィックアート全般をテーマとする学術研究」「グラフィック文化に関するアーカイブをテーマとする研究」。1件につき上限50万円が助成される。
https://www.dnpfcp.jp/foundation/grants/

7月6日まで,大日本印刷が素材と思考の企画展

大日本印刷は7月6日まで,東京・市谷のDNPプラザで「FUTURE-SPECT Lab. ―素材と思考のデザインスタディ―」展を開いている。「NEW VISUALIZATION」「EXPANSE OF NATURE」「NEGATIVE CAPABILITY」「COEXISTENCE」を軸にしたデザインスタディの成果を,思考→スタディ→アウトプットというプロセスとともに展示する。
https://dnp-plaza.jp/CGI/event/reservation/detail.cgi?seq=0001194

4月12~15日,ホリゾンが2つの展示フェアを開催

ホリゾンは4月12~15日,仙台市の同社東北営業所ショールームで2つの展示フェアを開く。4月12~13日は「仙台小森インキスマートフェアin Horizon」。4月14~15日は「ホリゾン・スマートソリューションフェアin 仙台」。製本機,加工機,ワークフローシステムや新製品の上折機などを出展する。
https://www.horizon.co.jp/ja/exhibition/2022/event2022_03.html
https://www.horizon.co.jp/ja/exhibition/2022/event2022_04.html

4月13日,ムサシがスマホコンテンツ制作システムのセミナー

ムサシは4月13日,「ITツール × 印刷で新規顧客を獲得する3つの方法」をテーマにオンラインセミナーを開く。印刷業界向けスマホコンテンツ制作システム「キュリア」の活用を事例を交え解説する。
https://qlear.cloud/s_sample/220413_seminar

4月14日,ハートコアが3DVR作成のセミナー

ハートコアは4月14日,「最新事例をご紹介!3DCGと連携でさらにリアルに!:業種・業態を問わない圧倒的コスパの3D-VR空間を作成」をテーマにオンラインセミナーを開く。東洋美術印刷の印刷工場を使った事例を元に,実写で撮影した空間をVR化する「VR360」の活用例を紹介する。参加無料。
https://www.heartcore.co.jp/seminar/20220414.html

4月15日,リコージャパンがパーソナライズ動画活用のセミナー

リコージャパンは4月15日,「リコージャパン×スタートアップ企業で印刷会社様に新たな武器を:パーソナライズ動画ソリューション活用による印刷ビジネス拡大のご提案」をテーマにオンラインセミナーを開く。スタートアップ企業との協業コンテストを勝ち抜いたクリエ・ジャパンのパーソナライズ動画作成ソリューションの利用方法を紹介する。参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00057.html

4月15日,日本画像学会が雑談・議論イベント開催

日本画像学会は4月15日,オンラインで雑談や議論をするイベント「イメージング・テーブル」を開く。話したいことや知りたいこと,議論してみたいことなどを登録し,そのことがらについて雑談をする。第3回目となる今回はプロ写真家の久門易氏が参加する。定員20人程度。参加無料。非会員は会員の紹介の上,参加可能。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScdX-bq9o58v6gz-NdHi9KAI3039bfwp1u1mNI3RUR3BuRJrQ/viewform

4月20~23日,名古屋で中部パック展

原料から加工製造,包装,流通,資源再利用までを展示する「2022中部パック」が4月20~23日,ポートメッセなごやで開かれる。主催は中部包装食品機械工業会。入場料1000円。
https://chubupack.or.jp/

4月20~22日,ビッグサイトでMedtec Japan展

医療機器の製造,設計に関する展示会「Medtec Japan」が4月20~22日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。ラベルや包装に関するメーカーも出展する。
http://www.medtecjapan.com/

4月26日,日本印刷技術協会がマーケティング基礎のセミナー

日本印刷技術協会は4月26日,「販促提案に必要なマーケティングの基礎知識」をテーマにオンラインセミナーを開く。顧客視点に立った最も基本的なマーケティングの考え方や顧客の販売促進支援,企画提案に役立つスキルのポイントを解説する。定員30人。参加費,会員1万4300円,一般1万9800円。
https://www.jagat.or.jp/archives/88600

4月27日,モリサワが文字組版講座を開催

モリサワは4月27日,オンライン講座「文字組版の教室」を開く。文字組版の基礎知識や日本語組版ルールの基礎を解説する。定員150人。受講料8000円。
https://www.morisawa.co.jp/about/news/6748

6月17~30日,日本ダイレクトメール協会がマーケティング研修会

日本ダイレクトメール協会は6月17~30日,「第18回DMマーケティングエキスパート研修会」をオンラインで開く。全9講座の受講終了後,修了試験を行う。合格者にはDMマーケティングエキスパート資格が付与される。参加費は一般11万円,会員7万7000円。
https://www.jdma.or.jp/seminar/seminar.php?id=89

 

 

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2022年4月号【 特集:わかりやすい印刷物 】(3月22日発行)

印刷物に加え動画も加味する情報品質や、印刷会社のユニバーサルデザイン、ユニバーサルカラーデザインの取り組みを紹介いたします。

2022年4月号

 

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編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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