週刊「印刷雑誌」

13巻 8号 2022年2月28日
Japan Printer weekly vol.13, no.8

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

大関,オリジナルラベルのワンカップ作成サービスを開始

大関は2月24日,日本酒ワンカップのラベルにオリジナルデザインをオンデマンドで印刷できるサービス「THE ONLY ONE CUP」を始めた。好きなデザインを選択し,画像やテキストを挿入することで自分だけのラベルを作成できる。ラベル上のQRコードを読み込むことで,動画や3D画像を表示させるAR機能を付けることもできる。

長井紙業,抗菌抗ウイルス箸袋を発売

長井紙業は抗菌,抗ウイルスの箸袋「アマビエ」を発売した。新型コロナウイルス不活性化証明「LOCK3」を取得し,光触媒効果でウイルスを不活性化できる。

エクセル・タム,オリジナルグッズを制作できるサービスを開始

エクセル・タムは2月17日,写真やデザインデータをアップするだけで,オリジナルグッズやノベルティが1個から制作できるサービス「オリジナル・ファクトリー」を始めた。個別のデザインで複数の発送先へで送付することもできる。

吉田印刷所,紙製クリアファイルを発売

吉田印刷所はグラシン紙を使用した紙製クリアファイル「グラスファイル」を2月18日に発売した。グラシン紙を採用することで,透明度の確保と1枚約6gという軽量化が図られた。20枚682円。

グラフィック,Officeファイルの印刷チェックを短縮

グラフィックは2月21日,Officeファイルの入稿方法を,自動で入稿データチェックできる「スマートチェック」へ移行したと発表した。従来のサービスに比べ,チェックの待ち時間が大幅に短縮される。折りや孔開けなどの加工にも対応し,3D表示の加工指示画面も利用できる。

アドビ,デジタルクリエイティブツール教材を公開

アドビは2月21日,角川ドワンゴ学園が開発したデジタルクリエイティブツール学習教材を一般公開したと発表した。公開する教材は,IllustratorやPhotoshopを初めて触る生徒向けの学習教材や,アドビのアプリケーションを利用したプロジェクト型学習の授業向け教材。

フォントワークス,欧文14書体と和文4書体のフォントパック発売

フォントワークスは2月22日,欧文14書体と和文4書体のフォントパック「モジモ-レトロフューチャー」を発売した。どこか懐かしいのに新しいの2つの要素が交わったロマン漂う個性豊かなフォントがテーマ。年間使用料2200円(税込)。

フォントワークス,年間定額制フォントサービス拡充

フォントワークスは,サーバー上で動作するアプリケーション内において,年間定額制フォントサービス「LETS」のフォントを利用できる「LETS for Server」の提供を始めた。サーバー上で動作するアプリケーション内においてのサーバーライセンス。コンテンツの利用者は,サーバー側で動的に生成するドキュメントやデザイン出力にフォントのエンベットが可能となる。
また,フォントワークスは,LETSを特別な教育分野価格で利用できる「LETS for Academic」の提供を始めた。フォントワークスLETSが1万1000円など。すべて1ライセンス1年間の費用。
さらに,フォントワークスは,LETSに「フォントリスト共有機能」を新たに追加した。サービス利用者間でのフォントリストの共有が可能となり,社内外でプロジェクトに応じたフォント環境になる。共有されたURLを押下すると,フォントリストが自動的にインポートされる。

大直,和紙の直営店を新丸ビルにオープン

大直は3月1日,東京の新丸の内ビルディングに,和紙を展示販売する「丸の内 和紙舗大直」を開店する。手漉き和紙や染め紙,海外の手漉き紙など100種以上を展開する。

■プロの世界

キヤノン,家庭用とビジネス用インクジェットプリンタを発売

キヤノンはインクジェット複合機3機種を発売する。6色インクを採用した高画質写真と低ランニングコストの「XK500」と,低価格モデルの「TS3530」,特大容量タンクを搭載したビジネス向けの「GX5030」を3月中旬に発売する。税込参考価格は「XK500」5万1150円,「TS3530」8800円,「GX5030」6万500円。

OKI,業務用A3モノクロLEDプリンターを発売

沖電気工業は2月24日,A3モノクロLEDプリンター「コアフィードB822dn/B842dn/B842dnt」を発表した。印刷可能範囲の拡大やトレイごとの印刷位置補正など,業務用プリンターに不可欠な帳票印刷への対応能力を強化した。5年間無償保証。B822dnが2月24日発売,税込14万800円。B842dnとB842dntが5月下旬発売,18万4800円,21万7800円。

京セラ,モノクロA3複合機発売

京セラドキュメントソリューションズジャパンはユーザーインターフェイスやセキュリティを向上したモノクロA3複合機「TASKalfa MZ4000i/MZ3200i」を4月1日に発売する。10.1インチの大型操作パネルを採用し,アイコンやグラフィックをシンプルにして視認性を高くしたほか,不正なプログラムの実行を禁止するセキュリティ機能などを備える。「MZ4000i」が132万円,「MZ3200i」が92万円。

共同印刷,創業125周年記念株主優待を実施

共同印刷は創業 125周年を記念し,記念株主優待を実施する。2022年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された株式100株以上を保有する株主が対象。1000円相当のQUOカードが6月下旬に送付される。

全国印刷工業健康保険組合,4000万円の黒字決算

全国印刷工業健康保険組合は2月21日,理事会と組合会を開いた。2021年度の決算は,コロナ禍で落ち込みを予想していた賞与の保険料収入が,徐々に回復した経済活動で予想より減額せず,国や保険連からの助成金や経費圧縮により3000万円の黒字となった。2022年度は被保険者数の減少,高齢者医療制度への給付金の増加などにより,2億円の赤字予算を見込む。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

3月9日,リコージャパンが印刷業経営のセミナー

リコージャパンは3月9日,「2022年度,印刷会社は補助金をどう使う?」をテーマにオンラインセミナーを開く。中小企業診断士の寶積昌彦氏が,ものづくり補助金などの最新情報やデジタル(DX)枠などのテーマの考察,通りやすい申請について具体例を交えて紹介する。参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00055.html

3月17日,日本電子回路工業会がプリント配線技術のセミナー

日本電子回路工業会は3月17日,オンラインと東京・西荻窪の回路会館で「プリント配線板技術ロードマップセミナー」を開く。最新の高速信号伝送と,2024年以降のトランジスタ構造の変化に対応したプリント配線板に求められる技術要求などを紹介する。定員はオンライン200人,会場30人程度。参加費は税込,会員2万2000円,非会員5万5000円(書籍付き)。会員1万1000円,非会員2万2000円(視聴のみ)。
https://jpca.jp/wp-content/uploads/220317_roadmap_seminar.pdf

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印刷プロセスの持つ優位性と有用性を活かし,生産の効率化,コスト削減などにつなげるための知識『次世代プリンテッドエレクトロニクスへ―印刷による付加型生産技術への転換―
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3月28日,日本画像学会が人間中心設計の勉強会

日本画像学会は3月28日,画像に関する勉強会「イメージングカフェ」をオンラインで開く。「イメージング分野にも人間中心設計を:UX重視で新たな価値を切り拓く」をテーマに,日本HPの上林昭氏が,事例を交えて人間中心設計の概要を紹介し,イメージング分野での活用について参加者と議論する。定員50人。参加費会員1000円,一般2000円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/event/imagingcafe/imagingcafe220318.html

4月11日,日本出版学会が学術出版のキーパーソンによるセミナー

日本出版学会は大学出版部協会と共催で4月11日,「学術出版を語る4 出版の未来,出版社の未来:多様な読者の求めるもの」をテーマに学術出版研究部会を開く。キーパーソンたちが,市場,流通,マーケティング,広告,企画,著作権,海外戦略などについての展望を語る連続オンライン講演会。創元社の矢部敬一社長が登壇する。定員300人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2022/02/23/1955/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年3月号【 特集:フォーム印刷機のリノベーション 】(2月18日発行)

品質検査装置による刷り出し確認や制御に関する技術解説や、インキ量の自動供給、自動調整、UV化による速乾印刷やその効果について紹介いたします。

2022年3月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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