■印刷をたのしむ

三菱ケミカル，液体トナー機で循環型紙コップ採用

三菱ケミカルはガンバ大阪と連携し，前者の生分解性樹脂「BioPBS」を使用した紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けた実証試験を行っている。この試験で使用される生分解性紙コップ約10万個の紙面の印刷に日本HPの「HP Indigo」デジタル印刷機が採用されている。

マルアイ，ローラアシュレイのデザインのレターセットとぽち袋発売

マルアイは英国のライフスタイルブランド「ローラアシュレイ」のプリントデザインを使った花柄デザインのレターセットとぽち袋を2月10日に発売した。レターセットは封筒4枚，便箋8枚入りで税込495円。ぽち袋は本体3枚，シール3枚入りで税込330円。

グラフィック，RGB入稿対応の6色印刷を開始

グラフィックは2月14日，従来のCMYKの4色に，ビビッドグリーン，ビビッドピンクの2色を加えた「6色RGB印刷（ハイエンドデジタル）」を始めたと発表した。入稿データはRGBモードでの受付を推奨している。商品ラインアップは同人誌（中綴じ，無線綴じ），同人ペーパー，名刺，ポストカード，ポスターの6種類。

野澤屋，除菌ウェットティッシュのフタにオリジナル印刷

野澤屋は2月15日，除菌ウェットティッシュのフタ部分のシールに企業名や広告など，自由にデザインできるサービスを始めたと発表した。オンデマンド印刷で120個から作成できる。

エプソン，自宅で印刷状況が把握できるサービス開始

エプソンは，自宅での印刷状況が把握できる企業向けプリントサービス「Epson Remote Print for WFH」を2月24日に発売する。プリントデータをクラウドサービスに経由させることで，自宅に設置されているエプソンのプリンターから印刷することが可能。企業管理者は，印刷ログファイルを取得でき，情報漏えいリスクを抑制し，漏えい時にもログで追跡できる。月額プラン1万2000円，60ヶ月プラン57万6000円。

エプソン，紙とデジタルのメリットを融合した無料アプリケーション提供開始

エプソンは，モバイル端末などで紙のように資料やマニュアルなどの閲覧や書き込みができる，Android専用無料アプリケーション「Epson Pocket Document」の提供を2月24日に始める。モバイル端末で電子化された情報を，紙をめくるような操作感で閲覧，書き込みや付箋の貼り付けができる。

ワンダーシェアーソフトウェア，PDF編集ソフトの割引キャンペーン

ワンダーシェアーソフトウェアは2月28日まで，「バレンタイン＆ギフトカードキャンペーン」としてPDF編集ソフト「PDFエレメント」を割引販売している。期間中「永続ライセンスと年間プランのプロ版，標準版」を500円～1500円割引する。また，同製品のSNSをフォローやツイートすると，抽選でQUOカード500円分をプレゼントする。

大栗紙工，発達障がい当事者の声から生まれたシートが文房具屋さん大賞受賞

大栗紙工（大阪）は2月15日，発達障がいの特性を持つ人が使いやすくをコンセプトとした「まほらシート」が「文房具屋さん大賞2022」デザイン賞を受賞したと発表した。細部にこだわった誰でも使いやすいデザインである点などが評価された。

■プロの世界

CP＋，会場イベントが中止

カメラやフォトイメージングの展示会「CP＋」は，2月24～27日に予定していたパシフィコ横浜での開催を中止とした。オンライン開催は予定通り2月22～27日に行われる。
https://www.cpplus.jp/

日本グラフィックサービス工業会，6月に愛知大会

日本グラフィックサービス工業会は，第57回定時総会と第64回「ジャグラ文化典」の愛知大会を6月3～5日，名古屋観光ホテルを主会場に実施する。
https://www.ikomai.pw/

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

2月22日，東洋美術印刷が冊子，刊行物のコスト改善セミナー

東洋美術印刷は2月22日，「デジタル輪転印刷システムによる冊子・刊行物のコスト改善セミナー」をオンラインで開く。インクジェット輪転印刷製本システムの紹介や技術資料などの事例共有を通じ，効率化やコスト改善に向けたヒントを紹介する。参加無料。
https://lp.toyobijutsu-prt.co.jp/20220222.html

2月22日，日本印刷技術協会が印刷総合研究会でpage展総括セミナー

日本印刷技術協会は2月22日，印刷総合研究会「page2022から読み解く印刷業の未来」をテーマにオンラインセミナーを開く。page展の総括として，基調講演とカンファレンス，また，印刷業界の潮流とデジタル印刷動向などを報告する。参加費は税込，会員1万1000円，一般1万5400円。
https://www.jagat.or.jp/tg20220222

2月28日～3月31日，GOOD DESIGN Marunouchiで漫画とデザイン展

日本デザイン振興会は2月28日～3月31日，東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで「漫画とデザイン展」を開く。タイトルロゴ，表紙や帯などの装丁を中心に，デザイン工程すべてに携わるデザイナーにもスポットを当てて展示する。入場無料。
https://natalie.mu/comic/news/465798

3月1日，塗工機研究会の発足記念セミナー

塗工機研究会は3月1日，「塗工機研究会 発足記念オープンセミナー」をオンラインで開く。金沢大学の津田武明特任教授が「コンバーティング業界のグローバル化と開発環境：多様・画一化しないイノベーションを起こす」をテーマに講演するほか，幹事会社からのショートプレゼンテーションを行う。定員100人。参加無料。
https://www.ctiweb.co.jp/jp/support/cmrg.html

3月2日，凸版印刷が商品パッケージ校正自動化のセミナー

凸版印刷は3月2日，AIを活用しパッケージの校閲や校正業務効率化をするサービス「review-it! for Package」のオンラインセミナーを開く。同サービスを利用しているユーザーを招き「商品パッケージ校正業務の効率化」をテーマに解説する。参加無料。
https://www.toppan.co.jp/news/2022/02/newsrelease220215_1.html

3月2日，リコージャパンが印刷会社向け新事業のセミナー

リコージャパンは3月2日，「印刷会社だからこそできる，新たな事業で新たな利益を！：2022年・新ソリューションお披露目します」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00054.html

3月2・9日，日本印刷技術協会が組版の基礎セミナー

日本印刷技術協会は3月2・9日，「DTP制作のための組版の基礎知識」をテーマにオンラインセミナーを開く。組版の基礎を学びつつ，レイアウトの設計やそれに伴う文字組について，実践的にわかりやすく説明する。参加費は税込，会員2万2000円，一般2万8600円。
https://www.jagat.or.jp/archives/93971

3月8日，ミヤコシがフレキソ印刷機見学会をライブ配信

ミヤコシは3月8日，秋田・大曲の宮腰デジタルシステムズで開くスタック式水性フレキソ印刷機の見学会をライブ配信する。印刷のデモンストレーションのほか日本フレキソ技術協会の塚田昌氏のミニセミナーも行う。
https://miyakoshi.co.jp/news/20220217-event/

3月14日，日本画像学会が3Dプリントのセミナー

日本画像学会は3月14日，「3Dプリンティング：最新技術の開発状況と今後の展望」の勉強会をオンラインで開く。金属から樹脂材料まで幅広い3Dプリンティング技術について，最新の開発動向を解説する。参加費は会員2000円，非会員5000円，学生1500円。
https://www.imaging-society-japan.org/event/imaging_today/2021_IT_39.html

3月28日～4月1日，1_WALLグラフィック部門作品募集

東京・銀座のガーディアン・ガーデンは，若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展，第25回「1_WALL」グラフィック部門の作品募集を3月28日～4月1日に行う。出品料金は無料。なお，写真部門の応募受付は6月6～10日。
http://rcc.recruit.co.jp/gg/competition/1_wall/025_graphics

4月12～14日，日本印刷技術協会が新入社員向け研修

日本印刷技術協会は4月12～14日，「会社ルール」「利益構造」「印刷の醍醐味」の3テーマで新入社員向け研修をオンラインで開く。受講料は税込，各講座，会員1万3200円，一般1万7600円。
https://www.jagat.or.jp/archives/95327
https://www.jagat.or.jp/archives/95520
https://www.jagat.or.jp/archives/95533

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年3月号【 特集：フォーム印刷機のリノベーション 】（2月18日発行）

品質検査装置による刷り出し確認や制御に関する技術解説や、インキ量の自動供給、自動調整、UV化による速乾印刷やその効果について紹介いたします。

2022年3月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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