■印刷をたのしむ

ゼータ，水に浸すとカラーで文字が浮かび上がるおみくじのクラウドファンディング

（株）ゼータは2月1日，水に浸すと文字や絵柄が浮かび上がる「水みくじ」の先行予約販売をクラウドファンディングで始めた。フルカラーで浮かび上がる文字や絵柄を表現できる。30枚4000円から。

富士フイルムBI，デジタル複合機「Apeos」の新機種を発売

富士フイルムビジネスイノベーションは，デジタル複合機「Apeos」の各種新機種を2月10日に発売した。A3カラー複合機の「Apeos C2360／C2060」，モノクロの「Apeos3060／2560」「Apeos 1860」は，遠隔でファクスを確認や送信ができ，セキュリティー対応基準「NIST SP800-171」に準拠する。
A4カラー複合機の「Apeos C5240」，モノクロの「Apeos 6340」，カラープリンターの「ApeosPrint C5240」，モノクロプリンターの「ApeosPrint 6340」は，プリント速度がカラー52枚／分，モノクロ63枚／分で，豊富な給紙や後処理オプションで多様な出力ができる。
A3デジタルモノクロ複合機「Apeos 4570／3570」は，ネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータの情報漏えい防止対策を強化しつつ，エネルギー消費効率が向上。kintoneクラウドサービスから，スキャンした文書やファクス文書の自動アップロード，文書を印刷することができる。

凸版印刷，オンラインでお花見と特別参拝のイベント

凸版印刷は東叡山寛永寺と連携し，介護施設利用者向けのイベント「オンラインでお花見と特別参拝　徳川家ゆかりの寛永寺と上野桜めぐり」を4月7日に開く。寛永寺の通常非公開の場所や上野公園内の桜の名所を巡り，施設内で参加者が願いを書いた散華をお寺に返送し奉納する様子を映像で鑑賞する「リモート奉納体験」を行う。10名プランで税込16,500円など。

■プロの世界

エプソン販売，インクジェットラベル印刷機の新製品発売

エプソン販売は，インクジェットラベル印刷機「SurePress」シリーズの新商品として，使い勝手と印刷速度を向上させた水性インク搭載モデル「L-4733A」「L-4733AW」を6月，本体性能を向上させたUVインク搭載モデル「L-6534VW」を2月に発売する。

EIZO，カラーマネージメントモニターの新製品発売

EIZOは，HDR映像の制作に適した27型のカラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge CG2700X」，同CG2700Sを春以降に発売する。CG2700Xは，4K UHD（3840×2160）解像度，CG2700Sは，WQHD（2560×1440）解像度。プロフォトやデザイン，印刷から3D CG，映像制作まで，クリエイティブワークにCG2700S適する。オープン価格。

日本アグフア・ゲバルト，大判UVインクジェット機発売

日本アグフア・ゲバルトは2月4日，広告幕，什器・ディスプレイ印刷などに適する「JETI TAURO H3300 UHS」の販売を始めたと発表した。最高601m2/時の出力が可能で，実用的な印刷モードで302m2/時。最高解像度は1200dpi。印刷テーブルはコンベアシステムを採用したハイブリッド型で，1台でシート，ボードおよびロールメディアに対応する。インクはCMYK，ライトシアン，ライトブラックで，オプションで白，プライマー。

ペーパル，廃棄されるモルト粕から厚紙を開発製造

（株）ペーパルは，クラフトビール醸造過程で廃棄となるモルト粕を使ったクラフト紙のラインアップとして，ギフトボックスやダンボールに利用できる新素材「クラフトビールカード-FS」を開発，2月中旬から販売する。厚み，強度があるため，小さめの箱なら一枚で，大きめの箱なら段ボールに加工して使用でき，高級感のある箱やカードにも適している。

共同印刷，地域創生，コミュニティ創出，SDGsなどでシンポジウム開催

共同印刷は，東京大学・国際オープンイノベーション機構と関西大学・ソシオネットワーク戦略研究機構が主催する，国際シンポジウムISSMD2022（International Symposium on Socionetwork Strategies in the Market of Data，2月12・13日，和歌山県白浜町・田辺市）に共催企業として参加した。地域創生やコミュニティ創出，SDGs課題への取り組み支援を通じ，サステナブルな社会の構築に貢献していく。

AndTech，軟包装と環境に関する解説書発行

AndTechは1月，「軟包装パッケージングにおけるモノマテリアル化・環境配慮材料の開発／利用・リサイクル対応の動向と課題」を発行した。B5判，172ページ。55,000円。
また1月「環境配慮型材料 vol.2」を発行した。B5判，180ページ。11,000円。

関西巻取箔工業，京都市の地域企業表彰を受賞

関西巻取箔工業は2月3日，京都市より令和3年度「京都市 輝く地域企業表彰」を受賞したと発表した。西陣織の金糸にルーツを持つ顔料箔のパイオニアとして印刷，塗装業界の環境負荷軽減や，労働安全性向上に取り組み続けている継続性が，地域企業として認められた。

シーエムシー・リサーチ，食品包装規制の動向セミナー

シーエムシー・リサーチは3月1日，「日米欧における食品包装規制の最新動向」をテーマにオンラインセミナーを開く。器具，容器包装事業者に追加された義務の内容や対応，現状のポジティブリストの状況と完全施行までの検討状況について説明する。受講料は税込，一般5万600円，メルマガ会員4万5100円，学生2万6400円。
https://cmcre.com/archives/92669/

キングプリンティング，社長に光弘氏

キングプリンティング（株）はこの度，津村武志社長が代表取締役会長に就任した。取締役社長には，光弘祐紀氏が就任。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

2月15・17・18日，日本印刷技術協会が製本加工，マーケティング自働化，M&Aのセミナー

日本印刷技術協会は各種セミナーをオンラインで開く。
2月15日は「印刷，後加工の仕事に役立つ　製本加工の基礎知識」をテーマに，顧客対応や現場で入門時に必要な基礎知識を解説する。参加費は会員1万3200円，一般1万7600円。
2月17日は「マーケティングオートメーション（MA）に対応するパーソナライズド動画，可能性とビジネス展開」をテーマに，動画ビジネスの全体像の中から印刷ビジネスと親和性高いパーソナライズとMAに対応した動画の基礎知識とビジネスのポイントについて解説する。参加費は会員1万1000円，一般1万4300円。
2月18日は「事例で学ぶ印刷会社のM&Aへの向き合い方」をテーマに，企業買収や自社売却といった，従来のイメージにとらわれないM&Aの戦略を事例を交えて紹介する。参加費は会員1万3200円，一般1万7600円。
https://www.jagat.or.jp/archives/94188
https://www.jagat.or.jp/archives/95364
https://www.jagat.or.jp/archives/95544

2月17日，日本印刷技術協会が印刷営業の講座

日本印刷技術協会は2月17日，オンラインと都島区の大阪印刷会館で「印刷営業で高実績を継続した女性講師が伝授する
：中長期的に結果を出し続けるための成功の秘訣」をテーマに講座を開く。一時的な結果ではなく，中長期的に結果を出し続ける営業力強化の方法を解説する。参加費は税込，会員1万6500円，一般1万9800円。
https://www.jagat.or.jp/archives/81117

2月18日，印刷技術懇談会がデジタル時代の印刷技術のセミナー

印刷技術懇談会は2月18日，「デジタル時代のパーパスと印刷技術：民主化された印刷物の未来」をテーマにオンラインセミナーを開く。グーフの岡本幸憲社長が登壇する。参加費1500円。
https://ingikon498.peatix.com/view

2月18日，日本画像学会が雑談・議論イベント開催

日本画像学会は2月18日，オンラインで雑談や議論をするイベント「イメージング・テーブル」を開く。話したいことや知りたいこと，議論してみたいことなどを登録し，そのことがらについて雑談をする。定員20人程度。参加無料。非会員は会員の紹介の上，参加可能。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeBeKWjb9iBQr75bAwoy3K0exUChcsThbbOCF_zyI0ikgA6dw/viewform

3月3日，電子出版制作・流通協議会が電子マンガビジネスのセミナー

電子出版制作・流通協議会は3月3日，「縦スクロールコミックで日本のマンガビジネスはどう変わるか？」をテーマにオンラインセミナーを開く。いち早く制作や流通に取り組んでいる事業者が，縦スクロールコミックについて解説し，日本のマンガビジネスに与える影響や将来の展望について語る。参加無料。
https://aebs.or.jp/seminar20220303.html

3月10日，大阪で表面処理加工技術展

大阪産業創造館は3月10日，大阪・堺筋本町の同館で「表面処理加工技術展2022」を開く。入場無料。
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=35863

3月19日，日本出版学会が劇作家モリエールの研究会

日本出版学会は3月19日，「モリエール生誕400年，邦訳全集・選集を顧みる」をテーマに出版研究部会をオンラインで開く。フランスの劇作家モリエール生誕400年を機に『モリエール傑作戯曲選集』を上梓した柴田耕太郎が，当選集への思いを語る。定員100人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2022/02/02/1939/

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年2月号【 特集：アフターコロナの時代へ 】（1月20日発行）

日本印刷産業連合会の「アフターコロナプロジェクト」として発行された冊子『Change Together』からエイコー印刷、エスフィールド、大洞印刷、文星閣、太美工芸の5社に、また、抗菌・抗ウイルスの面から、都インキにインキの動向を紹介していただきました、また町田印刷に印刷の品質と生産性を安定させる「紙面昇温装置」について解説いただきました。

2022年2月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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