■印刷をたのしむ

キヤノンがハロウィンのペーパークラフトを公開

キヤノンは10月1日，同社の無料印刷素材サイト「クリエイティブパーク」にハロウィン特集として，ハロウィンマーケットのミニチュアやおばけなど家族で楽しめるペーパークラフトを公開したと発表した。
https://creativepark.canon/jp/special/halloween/index.html

シンプレスジャパン，正方形の名刺を発売

シンプレスジャパンは9月30日，65×65mmの正方形名刺「スクエア名刺」を発売した。ショップカードやブランドタグ，小物・アクセサリーの台紙などにも活用できる。25枚2,000円（税込）など。

東京紙器，リング無しカレンダーに卵の殻再利用紙版を追加

東京紙器（埼玉県新座市）はプラスチックを使用しないリングレス卓上カレンダーに，卵の殻を紙として再利用したCaMISHELL版を追加し，10月7日に発売した。リングレスとCaMISHELL用紙により1部あたり約6g（レジ袋1枚分）のCO2を削減できる。また，カレンダーを封入する袋には藤田セロファン産業と共同開発した，生分解性ある防湿セロファンを使っている。

しまうまプリント，年賀状の注文受付を開始

しまうまプリントは10月1日に「しまうま年賀状2022」の注文受付を始めた。1枚無料で仕上がりを確認できる，お試し印刷サービスを12月14日まで行っている。

三重県のスーパーマーケットでアルミ付き紙パックを回収

ティーエムエルデと日本テトラパックは10月1日，三重県を中心に展開する食品スーパー「ぎゅーとら」でアルミ付き紙パックの回収とリサイクルを始めると発表した。専用の回収箱を設置し，多くの場合燃えるゴミとして収集されていたアルミ付き紙パックを，トイレットペーパーやティッシュペーパーなどにリサイクルする。

キヤノン，家庭用インクジェットプリンター4機種発売

キヤノンは家庭用インクジェットプリンター「ピクサス」シリーズの新製品として，高機能低ランニングコストモデル「XK100」と多機能モデル「TS8530／TS7530／TS5430」の4機種を10月14日から順次発売する。オープン価格。

■プロの世界

KDC，1通から固定料金で送れる可変DM制作システム開始

KDCは9月30日，圧着はがきを使った可変DM制作システムのサービス「オクル」を始めた。1通から注文可能で，通常はがきサイズで郵便料金込み1通109円（税込）の固定料金。デザインアプリ「Canva」と提携し，WEB上で約120種の無料デザインテンプレートが利用できる。

フォントワークス，新書体3点発表

フォントワークスは，フラッグシップフォント「筑紫シリーズ」から「筑紫Cヴィンテージ明朝」，サインペンでキュッキュッと一画ずつ書かれた手書き風キャッチ書体「てんとう虫」，和やかな雰囲気を生み出す「カッコウ」を9～12月に発売する。すべてデスクトップフォントサービス「フォントワークスLETS」で利用できる。

ミマキエンジニアリング，3Dデータの修正・最適化サービス開始

ミマキエンジニアリングは10月5日，3Dプリンタで使用するデータのエラー修正と形状を最適化するクラウドサービス「Mimaki 3D Print prepPro」を始めた。同社の3Dプリンタ「3DUJシリーズ」に対応し，厚み修正，隙間埋め修正，テクスチャデータの最適化などの機能がある。価格は月50ドル。

エプソン，サーマルレシートと単票印刷機能を備えたプリンター発売

エプソンは11月8日，サーマル印刷とドットインパクト印刷の印刷ができるレシートプリンター「TM-H6000V」を発売する。単票印刷はドットインパクト印刷で，オリジナル紙1枚+3枚まで複写が可能。レシート部の印刷速度は，350mm／秒。オープン価格。

日本印刷産業連合会，GP認定新規9工場を発表

日本印刷産業連合会は9月30日，グリーンプリンティング（GP）認定委員会において，新規9工場，更新33工場を認定した。また，GP資機材として5社15製品（エッチ液2製品，プレート10製品，現像機1製品，ドライトナー型デジタル印刷機2製品）を認定した。新規認定は，タニシ企画印刷，太陽堂印刷所本社・営業本部，エコー，文化カラー印刷三芳工場，丸栄鹿浜工場，チャレンジファイブ大阪第1工場（以上，オフセット），新栄プロセス社（スクリーン），丸信本社・山川工場（オフセットとシール）。

図書印刷，英語学習デジタルサービスのJV設立

図書印刷は，Web英会話学習サービスを世界で展開しているEnglishCentral,INC.（米国）と共同で，学校・企業向けに英語学習デジタルサービスを展開するジョイントベンチャー「株式会社EnglishCentral JAPAN」を9月に設立し，10月より事業を始めた。

日本フレキソ技術協会，フレキソ・ジャパン展を2022年11月に

日本フレキソ技術協会は「フレキソ・ジャパン」展を2020年11月に予定していたが中止とし，2021年11月も中止にした。次回は2022年に開く予定。

日本印刷産業連合会，11月30日まで印刷産業環境優良工場表彰募集

日本印刷産業連合会は，印刷産業環境優良工場表彰制度の応募工場を11月30日まで募集している。また，従業員規模29人以下の事業所（企業全体で49人以下）を対象に，環境配慮を促進することを目的に小規模事業所部門を設置し表彰する。表彰式は，2022年印刷の月記念式典（2022年9月14日，ホテルニューオータニ）で行われる予定。

サカタインクス，中央労働災害防止協会会長賞

サカタインクスはこの度，中央労働災害防止協会会長賞を受賞した。機械設備の本質安全化や全員参加によるリスク抽出・改善活動などを推進，労働安全衛生マネジメントシステムの認証取得および継続的な改善にも積極的に取り組むなど他の企業の模範となる成果をあげたため。

凸版印刷，障がい者雇用の子会社社名変更

凸版印刷の特例子会社で障がい者雇用の促進を目的とした東京都プリプレス・トッパン（株）は，10月1日に「東京都チャレンジドプラストッパン株式会社」へ社名を変更した。同社の持ち株比率は，凸版印刷51%，東京都39%，板橋区10%。事業内容は，①印刷物の企画・制作・製版・印刷やフォント作成，映像媒体の開発・企画・制作及び販売，紙加工品の企画・製作及び販売，清掃・リネンサプライ及び清掃用品の販売に関する業務を行う。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

10月23日まで，MMMが葛西薫特別展

東京・銀座のメゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド（MMM）は10月23日まで，「葛西薫展NOSTALGIA　創作の断片より」を開いている。隣接するギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の「葛西薫展NOSTALGIA」の原画などを展示し，構想から完成までの創作工程などを紹介する。
http://www.mmm-ginza.org/boutique/boutique20210908.html

12月19日まで，凸版印刷が「可能性アートプロジェクト展」リアル開催

凸版印刷は12月19日まで，東京・水道のトッパン小石川本社ビルで，障がい者アート作品とARコンテンツや商品化事例などのアート作品を付加価値化した実例を展示する「可能性アートプロジェクト展2021」を開いている。本展はオンラインで3月から開催しているが，リアル開催は新型コロナの影響で延期されていた。入場無料。
https://toppanhrd.jp/kanouseiart/index.html

10月11～14日，日本マイクロソフトがビジネス向けデジタルイベント

日本マイクロソフトは10月11～14日，ビジネス・IT部門における意思決定者やプロフェッショナルを対象とした，最新事例とソリューションを紹介する「Microsoft Japan Digital Days」をオンラインで開く。Windows 11最新情報や，130を超えるブレイクアウトセッションで構成する。参加無料。
https://www.microsoft.com/ja-jp/events/top/digital-days

10月13日，文化通信社がAI文字起こしのセミナー

文化通信社は10月13日，「AI文字起こしサービス“TRASC”活用」をテーマにオンラインセミナーを開く。フォトロン社のAI文字起こしサービス「TRASC」の実演や新聞，出版業界での活用事例などを紹介する。参加無料。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf3D1ZywU4esFZrhU1-XT9EkZ3b2ZUof6Egp7olZqe7qzVjsg/viewform

10月13日，大伸社がオンライン展示会プラットフォームのセミナー

大伸社コミュニケーションデザインは10月13日，オンライン展示会プラットフォームサービス「ミーツ」を紹介するオンラインセミナーを開く。オンライン展示会を実施する上でのポイントや，プラットフォームの選定ポイントを解説する。参加無料。
https://d-delight.jp/seminar/7855

10月13日～12月25日，東京国立博物館でVR作品『空海 祈りの形』

東京国立博物館と文化財活用センター，凸版印刷は，京都の東寺が所蔵する21体の仏像で構成される立体曼荼羅を再現したVR作品『空海 祈りの形』を10月13日～12月25日，東京国立博物館内「TNM & TOPPANミュージアムシアター」での上演（高校生以上600円など）とTNM & TOPPANミュージアムシアターチャンネルでのオンライン映像配信（300円）で公開する。

https://www.toppan-vr.jp/mt/news/21092701.html

10月15日，印刷技術懇談会がデジタル印刷のセミナー

印刷技術懇談会は10月15日，「クライアントの経営課題に応えるデジタル印刷」をテーマにオンラインセミナーを開く。ザイコンジャパンの星名勧社長が，デジタル印刷を活用したSDGs，持続可能な社会，巧妙な製品偽造や新型コロナ対策などの課題解決を紹介する。1,200円。
https://ingikon494.peatix.com/view

10月16日～12月18日，京都dddギャラリーが石岡瑛子展

太秦の京都dddギャラリーは10月16日～12月18日，「SURVIVE – EIKO ISHIOKA ／石岡瑛子 デザインはサバイブできるか」を開く。1960～70年代の東京で，資生堂，パルコ，角川書店などのアートディレクターとして，広告界にセンセーションを巻き起こし，1980年代の「女の時代」到来の布石を打った氏の作品展。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000776

10月21日，文化通信社が出版人育成講座

文化通信社は10月21日，出版ビジネスの基本や方向性，営業やプロモーションを学ぶ月例セミナー「出版人育成講座2021」10月講座をオンラインで開く。「編集・営業・宣伝の“三位一体”―マーケティングの成果とノウハウ」をテーマに中央公論新社の東山健氏が講義する。参加費8,000円。10月～12月講座通し20,000円。
https://peatix.com/event/1882068

10月21日，シーエムシー・リサーチが食品包装規制のセミナー

シーエムシー・リサーチは10月21日，「日米欧における食品包装規制の最新動向」をテーマにオンラインセミナーを開く。ポジティブリスト制度対象物質や適応範囲，容器包装事業者の義務などについて解説する。一般50,600円，メルマガ会員45,100円，アカデミック26,400円（税込）。
https://cmcre.com/archives/82861/

11月1～30日，オンラインで図書館総合展

第23回「図書館総合展」が11月1～30日，オンラインで開かれる。また安全の確保できる小会場をつないでリアルイベントも行う。主催は，同展運営委員会，企画・運営はカルチャー・ジャパン。参加無料。
https://www.libraryfair.jp/

11月9日，日本印刷技術協会がブランド構築と商標のセミナー

日本印刷技術協会は11月9日，「ブランド構築とその価値を高める商標・意匠：クリエイティブの世界で印刷会社が競争力を高めるために」をテーマにオンラインセミナーを開く。ブランド構築とデザイン表現方法，その価値を高め，守り，示し，強い競争力の源となる商標権・意匠権登録の基本とその活用方法について事例を交えながら紹介する。会員13,200円，一般17,600円（税込）。
https://www.jagat.or.jp/archives/91018

 

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2021年10月号【 特集：SDGs と印刷産業 】（9月17日発行）

SDGsには環境対応も含まれれば，働き方改革やジェンダーフリーも含まれます。
今月は，デジタル印刷機メーカーでもあるSCREENグラフィックソリューションズと富士フイルムビジネスイノベーションや，わかりやすい印刷物という観点からユニバーサルコミュニケーションデザイン協会，クリアファイルの取り組みからシルキー・アクトに原稿をいただきました。
なお，直近の『印刷雑誌』では「印刷企業の差別化戦略」特集をよく企画していますが，その特集に登場いただいた印刷会社もSDGsを意識して活動しています。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202110/

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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