週刊「印刷雑誌」

12巻 37号 2021年10月4日
Japan Printer weekly vol.12, no.37

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

集英社,尾田栄一郎「ONE PIECE」活版印刷作品を販売

集英社は,3月に開始したマンガアート販売の事業「集英社マンガアートヘリテージ」の新作,尾田栄一郎「ONE PIECE」の活版印刷作品「The Press」を販売した。作品中の名シーンを蔦友印刷(長野県)が活版平台印刷機で印刷した。また,その価値を保証し,次の世代へと引き継ぐために,ブロックチェーンNFT証明書発行サービスを採用している。

イメージナビ,アニメ「鬼滅の刃」の使用フォントのセール

イメージナビは10月31日まで,アニメ「鬼滅の刃」で使用された3フォントのセットを期間限定で割引販売している。セット内容は,昭和書体の「毛筆書体闘龍書体」「陽炎書体」「黒龍書体」。10月31日まで86%OFFの5,500円(税込)。

グラフィック社,『デザインのひきだし44』発売

グラフィック社は10月,デザイン,印刷,紙,加工情報を掲載した書籍『デザインのひきだし44』を刊行する。特集は「まだまだ知らない魅力的な板紙が満載!板紙・厚紙と,そのかっこいい使い方」。厚みがある板紙・厚紙だからこそ映える紙加工や印刷などを使った作品例の紹介や,印刷・紙加工が得意な会社などを紹介する。B5判,160ページ,付録付き。2,420円(税込)。

グラフィック,年賀状デザインの受賞結果を発表

グラフィックは9月30日,「2022年 年賀状デザイン公募」の受賞結果を発表した。受賞作品は,同社の印刷通販「グラフィック」のデザインテンプレートとして利用できる。
https://www.graphic.jp/new_years_card/contest/results/tiger_2022

三条印刷,尾瀬の木道を再利用した印刷商品を発売

三条印刷は10月1日,尾瀬国立公園の木道を再利用した循環型印刷商品を発売した。公園に敷設された木道を「尾瀬の木道ペーパー」として印刷用紙に再生,発注時にこの用紙を指定すると,料金の一部が自然保護活動の支援金に還元される。

whoo,ポストカード印刷を開始

名刺作成サービス「whoo」を運営するwhoo(株)は9月27日,ポストカード印刷を始めた。3種類のスタイルと2種類のサイズに多彩なデザインテンプレートを用意。10月31日までポストカードの注文者全員にオリジナルミニノートのプレゼントをしている。

しまうまプリント,正方形写真を収納できるアルバムを発売

しまうまプリントは9月27日,正方形写真を収納できる「ましかくアルバム」の販売を始めた。89×89mmの写真を1ページあたり9枚,全ページで450枚収納できる。手持ちの写真を正方形にリサイズできるカッティングボード付き。2,980円(税込)。

大阪美装,横断幕・垂れ幕のサイトをオープン

大阪美装は9月28日,横断幕・垂れ幕専門のBtoCサイト「幕メーカー」をオープンした。5,000円以上の注文で先着100人にQUOカード(500円)をプレゼントしている。

エプソン販売,フラットベッドスキャナー3機種を価格改定

エプソン販売は10月1日納品分より,フラットベッドスキャナー「GT-X830」「GT-X980」「DS-G20000」3機種の価格を約11%~15%値上げした。

■プロの世界

NTT印刷,廣済堂,福島印刷が業務提携

NTT印刷,廣済堂,福島印刷は,デジタル印刷の生産連携体制を構築すること等を目的とし,9月30日に業務提携の契約を結んだ。NTT印刷が埼玉の入間工場内に2021年8月に新設した生産拠点に,廣済堂と福島印刷のデジタル印刷機を2台移設し,デジタル印刷機を最大4ライン同時稼働させることにより,量産体制を構築する。

共同印刷,ニップンと紙仕様食品用一次パッケージ開発

共同印刷は9月28日,ニップンと共同で材料にFSC認証紙を使用した紙仕様の食品用一次包装材を開発し,ニップンの「オーマイ 自然の恵み 全粒粉スパゲッティ1.6㎜結束」の包装材として採用されたと発表した。パッケージの印刷にはバイオマスインキを使用し,環境に配慮した。

五色,Canvaと提携

五色は9月27日,印刷通販「ベストプリント」でデザインプラットフォーム事業を行うCanva社のデザインエディターを使えるサービスを始めた。この提携により約28,000種類のテンプレートや1億点の素材の利用,複数人が一つのデザインにアクセスできるなどの利便性が向上した。

ヤマトホールディングスとヤフー,都内で梱包レス発送の実証実験を開始

ヤマトホールディングスとヤフーは11月1日まで,発送する商品をヤマト運輸が梱包代行する実証実験を行っている。「ヤフオク!」と「PayPayフリマ」向け匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」で発送する商品を,梱包せずに宅配便ロッカー「PUDOステーション」または宅急便センターに持ち込むと,ヤマト運輸が梱包代行し発送を行う。受付は都内6カ所。梱包料金は「PUDOステーション」が無料,宅急便センターが500円。

コマガタ,カラーダンボールの色見本を配布

コマガタは12月31日まで,同社が運営する「おしゃれダンボール屋さん.com」で販売する全20色のカラーダンボールの色見本を無料配布している。

エプソン,業務用フォトプリンターの新製品発表

エプソンは,業務用写真プリンター「SureLab」シリーズの新商品として,従来機と同等のサイズと軽量さで,新たにカット紙の自動両面プリントに対応した「SLD1050」を11月から発売する。本体サイズは,両面ユニット付きで幅460×奥行438×高さ424mm。約0.2m2の床面積で本体設置ができる。重量は23.1kg。オープン価格。

全日本印刷工業組合連合会,CSR認定新規2社と1社発表

全日本印刷工業組合連合会は9月24日,「全印工連CSR認定」を発表した。新規ワンスター認定は,井上紙工印刷(福岡),セントラル印刷(東京),大富印刷(茨城),新規ツースター認定は,啓文社(熊本),美生社(大阪)。10月29日まで第35期ワンスター認定を,2022年1月31日まで第36期ワンスター認定を募集している。

シンプレスジャパン,木更津工場がFSC認証を取得

シンプレスジャパンが運営するオンラインプリントサービス「ビスタプリント」の木更津工場が8月5日,FSC認証制度を取得した。

エプソン販売,大判インクジェットのキャンペーン

エプソン販売は,サイン&ディスプレイ業界向け大判インクジェットプリンター「SureColor SC-S40650」に,3年間の保守を付帯したセットモデル「SC-S40HS3」を2022年3月31日まで,通常価格よりも安い109万円で販売するキャンペーンを行っている。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

11月30日まで,日本出版クラブが造本装幀コンクール作品を展示

日本出版クラブは11月30日まで,東京・神保町の日本出版クラブで「クラブライブラリー 小さな本の展覧会9:造本・装幀の力~2021年 第54回造本装幀コンクール作品より」を開いている。入場無料。
https://shuppan-club.jp/archives/event/695

10月5~7日,渋谷で新ライフスタイル提案型の展示会

クリエーション・アムールは10月5~7日,東京の渋谷TRUNK(HOTEL)で,美・衣・食・住など,ライフスタイル分野からストーリーや丁寧な物づくりにこだわるブランドを紹介する展示会「第10回クリエーション・アムール」を開く。その中で新里製本所はドレスに使われる生地を表紙に使った上製ノート「ホンセプト」を出展する。
http://parfaitfraise.com/creation_amour/

10月6・7日,京都で京信ビジネスフェア

「京信ビジネスフェア」が10月6・7日,京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)で開かれる。主催は京都中央信用金庫,中信サクセスクラブ。その中で田中印刷所は,全身投影版ミラーサイネージ筐体を出展する。入場無料。

https://kc-sc-bf.jp/index.php

10月6~8日,大阪で関西ものづくりワールド展

「関西ものづくりワールド」が10月6~8日,インテックス大阪で開かれる。7つの展示会で構成。主催はRX Japan。
https://www.japan-mfg-kansai.jp/ja-jp.html

10月6~8日,ビッグサイトで自動認識総合展

「第23回自動認識総合展」が10月6~8日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。最新の自動認識技術を駆使したソリューションや製品が出展される。主催は日本自動認識システム協会。その中で凸版印刷は,バリューチェーンのDXを製造現場とサプライチェーンに分け,それぞれに最適なDXソリューションをワンストップで提案する展示を行う。
https://www.autoid-expo.com/tokyo/

10月12日,ミヤコシがブックブロック加工機オンライン発表会

ミヤコシは10月12日,オンラインでブックブロック加工機「MVB」の発表会を開く。参加無料。

https://miyakoshi.co.jp/news/20210929-event/

10月16日~12月5日,印刷博物館P&Pギャラリーで「現代日本のパッケージ2021」展

凸版印刷が運営する印刷博物館P&Pギャラリーは10月16日~12月5日,「現代日本のパッケージ2021」展を開く。パッケージの現場で重ねられた取り組みの成果を知る機会の一つとして,日本で開催されている大規模なパッケージコンクールの受賞作を紹介する。入場無料。
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20211016.php

10月18~20日,ビッグサイトでサステナブルファッションEXPO

第1回「国際サステナブルファッションEXPO(秋)」が10月18~20日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。エコ,エシカル,循環型,脱炭素など最新のサステナビリティを考慮したファッション製品・素材が出展する。主催はRX Japan。
https://www.fashion-tokyo.jp/ja-jp/lp/sus.html

2022年3月16~18日,6月22~24日,ビッグサイトで日本ものづくりワールド展

「日本ものづくりワールド」が2022年3月16~18日と6月22~24日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。9つの展示会で構成。主催はRX Japan。
https://www.japan-mfg.jp/ja-jp.html

 

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2021年10月号【 特集:SDGs と印刷産業 】(9月17日発行)

SDGsには環境対応も含まれれば,働き方改革やジェンダーフリーも含まれます。
今月は,デジタル印刷機メーカーでもあるSCREENグラフィックソリューションズと富士フイルムビジネスイノベーションや,わかりやすい印刷物という観点からユニバーサルコミュニケーションデザイン協会,クリアファイルの取り組みからシルキー・アクトに原稿をいただきました。
なお,直近の『印刷雑誌』では「印刷企業の差別化戦略」特集をよく企画していますが,その特集に登場いただいた印刷会社もSDGsを意識して活動しています。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202110/

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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