週刊「印刷雑誌」

10巻 40号 2019年10月28日
Japan Printer weekly vol.10, no.40

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
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◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

12月2~4日,有楽町でカレンダー展

全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL)は12月3日の「カレンダーの日」にちなみ12月2~4日,東京・有楽町の交通会館で一般消費者向けに「JCAL 2020年(令和2年)版カレンダー展示会」を行う。156点のカレンダーに加え,カレンダーの種類や製造方法を広く知ってもらう展示会。2020年の暦にまつわるトピックやうんちくを知ることができる。今回,日本印刷産業連合会が後援する。入場無料。アンケートに回答した人毎日先着100人にメモ帳か卓上カレンダーのプレゼントあり。問合せは,全国カレンダー出版協同組合連合会(電話03-5816-5035)。

エプソン,正方形写真が楽しめる写真用紙を発売

エプソンは,InstagramなどのSNS向け写真として一般的なスクエア(正方形)写真をプリントして楽しめる純正用紙「写真用紙<光沢>」を11月8日から発売する。対応プリンターは,10月24日より発売されたエコタンク搭載モデル「EW-M752T」「EP-M552T」の2機種。20枚127×127mmでオープン価格だが,参考価格として400円。

エプソン,スマホからリモコンのようにプリンターをコントロールできる無料アプリ

エプソンは,スマホ/タブレットからリモコンのようにプリンターをコントロールできる,同社のインクジェットプリンター専用アプリ「Epson Smart Panel」を10月24日から公開した。プリント,コピー,スキャンなどプリンターの基本操作をはじめ,電源のオン・オフやインク残量の確認,プリンターのマニュアルや関連情報へのアクセスなどさまざまな操作や情報へのアクセスが可能になりプリンターの使い勝手が向上する。

エプソン,Messengerアプリからのプリントを提供

エプソンは,LINEアプリからのプリントサービスに加え,コミュニケーションアプリFacebookのMessengerと連携したプリントサービスの提供を10月24日から始めた。同社のプリンターを登録し,Messengerのトーク上に写真を送るとプリントできる。スマホで撮影した写真のほかに,PDF,Microsoft Word,Excel,PowerPointの文書のプリントにも対応する。

エプソン,キャッシュバックキャンペーン

エプソン販売は2020年1月6日までを対象購入期間として,エコタンク搭載モデルと「カラリオ」のキャッシュバックキャンペーンを行っている。「EW-M752T」とインクパックまたはインクボトル増量サイズ2本以上,「EP-M552T」とインクパックまたはインクボトル増量サイズ2本以上,カラリオ「EP-882AW/AB/AR」と増量インクパックを購入した人に最大6000円分をVisaギフトカードでキャッシュバックする。

■プロの世界

11月20日,色彩管理の基礎勉強会

色彩技術研究会は11月20日,東京・吾妻橋の小森コーポレーションで第6回勉強会「初級者のための色彩管理の基礎」を開く。「色彩管理」についての数値化により,クライアントを「色彩管理」でリードする立場になる人材教育を考える。初級の人を対象に,色彩管理の理解に必要な「基礎知識」を習得するための勉強会。参加費2000円。定員80人(事前申込制・先着順)。申込締切は11月14日。
https://www.japanprinter.co.jp/pickup/ctl_20191120/

エックスライト,カラーターゲットの新製品発表

エックスライトは10月23日,「カラーチェッカー クラシック」シリーズに「Nano」,「Mini」,「XL」サイズを追加したと発表した。Nanoは24×40mmでマクロまたはクローズアップの写真に使用,Miniは64×108mmでアーカイブ写真またはカラーチェッカーパスポートの保護ケースの使用が困難な撮影に使用,XLは535×375mmで写真の大規模なセット,広角写真,カメラ・照明の検証に使用する。ターゲットは単体での販売のほか,ソフトケース入り,キャリングケース入りの3つがある。

SCREENグラフィックソリューションズ,乾燥性能強化のインクジェット機発売

SCREENグラフィックソリューションズは,ロール式カラーインクジェット印刷機「Truepress Jet520HDシリーズ」の新たなラインアップとして,コート紙への印刷において高濃度かつ高生産性を必要とする顧客向けモデルになる乾燥性能を強化したユニットを搭載した「Truepress Jet520HD AD」の販売を10月から全世界で始めた。同シリーズは,最大解像度1200dpi,オフセットコート紙に直接印刷可能な独自開発のインク「Truepress ink SC」(SCインク)の搭載,NIRドライヤーオプションの設定などの特長がある。

新和製作所,ナノグラフィ印刷機テスト合意

小森コーポレーションは10月23日,新和製作所(埼玉・川越)と,40インチ幅「Nanography」枚葉インクジェット・オフセット印刷機「インプレミアNS40」のフィールドテスト実施に合意したと発表した。新和製作所は,パッケージの小ロット対応と,校正刷りの色と量産色の色のブレがほとんどないので印刷立ち合いをしなくてよいという点を期待している。

エプソン,蛍光インク搭載の大判昇華転写プリンター発売

エプソングループは,商業・産業向け大判インクジェットプリンター「SureColorシリーズ」の昇華転写プリンターの新商品として,イエローとピンクの蛍光インク搭載6色モデル「SCF9450H」(310万円)と4色モデル「SC-F9450」(260万円)を12月6日から発売すると発表した。
またエプソングループは,SureColorシリーズの水性顔料プリンターの新商品として,フラッグシップモデル11色インク搭載B0判ワイドモデル「SC-P9550」(79万8000円),およびA1判ワイドモデル「SC-P7550」(47万8000円),A0判ワイドプリンター・スキャナー一体大判4色複合機「SC-T5450M」(49万8000円)など,計5モデルを10月29日から発売すると発表した。11色の各色参考価格は,150mlが6700円,350mlが1万3000円,700mlが2万2000円。

コニカミノルタジャパン, RPA導入・運用サービス開始

コニカミノルタジャパンは,オートメーション・エニウェア・ジャパンが提供するRPA(Robotic Process Automation)ツールの導入・活用支援サービスの販売を10月25日から始めた。コニカミノルタグループでの自社実践を活かし,RPAツールのライセンス販売だけでなく,導入時の体制構築から活用支援,教育まで,顧客が使いこなすためのコンサルティングを行い,顧客のデジタルトランスフォーメーションの加速を支援する。また,コニカミノルタジャパンの働き方「いいじかん設計」のサービスと組み合わせることで,RPAにより生まれた時間を「創造じかん」と「自分じかん」に充て,企業の創造性を高める新しい働き方を提案する。

ビーエヌテクノロジー,エスコグラフィックス,JAPAN PACKに出展

JAPAN PACKが10月29日~11月1日,千葉・幕張メッセで開催される。ビーエヌテクノロジーは段ボール紙用高速インクジェットプリンター,パッケージ印刷用スポットUV/水性ニスコーター機を実演する。
エスコグラフィックスは,カッティングマシーン「Kongsberg C24」の実機展示のほか,パッケージ,ラベル製作用のデザインの3次元化,ワークフローやプリプレスのデータ加工などのソリューションを紹介する。

全日本印刷工業組合連合会,「全印工連CSR認定」更新・新規発表

全日本印刷工業組合連合会は10月24日,全印工連CSR認定に関し,ワンスター認定(更新)22社,ツースター認定(更新)2社,スリースター認定(新規1社,大川印刷)を発表した。CSR認定企業は計116社。また,11月1日より第28期ワンスター認定募集(応募申込書提出締切は2020年1月31日)を行う。

■印刷,デザイン,出版イベントスケジュール

11月8日,日本印刷学会が大阪でフレキソ研究会

日本印刷学会は11月8日,大阪・大国町のモリサワで「環境対応フレキソ製版システム」をテーマにフレキソ研究会を催す。「マクダーミッド社のLAVA SYSTEM(サーマル製版)」,「デュポンの最新技術動向の紹介」(仮題),「水現像フレキソ版の拡がりとFLENEXシリーズのご紹介」(仮題),「旭化成のフレキソ印刷用版材について」(仮題)の4講演の予定。参加費は,会員7000円,一般10,000円。定員80人。
http://www.jspst.org/event/191108.html

11月19日,環境優良工場表彰受賞工場によるパネルディスカッション

日本印刷産業連合会は経済産業省の後援を受け,環境問題に対して優れた取り組みを行っている工場を表彰する「環境優良工場表彰」を行っている。11月19日,東京・新富の日本印刷会館で受賞工場の環境対応への取組み事例を中心にしたパネルディスカッションを開く。パネリストは,光写真印刷,東京加工紙,文伸,篠原紙工。参加無料,定員60人,要申込。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4482

12月6日,日本包装技術協会が新潟で研究会

日本包装技術協会は12月6日,朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで研究会を催す。CKDと東洋製罐グループホールディングスによる「ロングライフ包装ラインの創出」,農林水産省による「食品産業におけるプラスチック資源循環に向けた取組」の2テーマ。定員80人。参加費は,会員と新潟県食品産業協会の会員は無料,一般は一講演につき3300円。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2019/1206.html

12月6日,日本画像学会がイメージングを総括するシンポジウム

日本画像学会は12月6日,東京・虎ノ門の日本消防会館でシンポジウム「イメージング技術の現在地と新たな価値への歩み~この一年の振り返りと新時代への展望~」を開く。日本画像学会技術委員会からの専門家がそれぞれの分野のこの一年を総括し,最新製品を取り上げながら技術動向を紹介する。さらに,この一年に注目された新たな技術や応用について,それぞれの専門家が話す。参加費は,会員10,000円,非会員17,000円,学生2,000円。
http://www.isj-imaging.org/event/symposium/symp_2019/2019_symp_tokyo.html

2020年1月31日,日本画像学会が電子写真技術の研究会

日本画像学会は2020年1月31日,東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで電子写真技術研究会「電子写真技術の挑戦-デジタル化,カラー化の次の進化は自分たちが決める-」を開く。様々な物理現象のすり合わせを行い進化してきた電子写真が今後どのような方向に向かうのか,または新たな産業分野を切り開くために,どの様な方向に向かうべきかを所属組織の壁を超えて,若手技術者を中心に議論する。参加費は,会員・協賛学会会員7,000円,非会員10,000円,学生2,000円。
http://www.isj-imaging.org/event/tech_seminar/2019_smr_145.html

2020年2月5~7日,ビッグサイトでギフトショー

第89回東京インターナショナルギフト・ショー春2020が2月5~7日,東京ビッグサイトで開かれる。主催はビジネスガイド社。事前登録制で入場無料。
https://www.giftshow.co.jp/tigs/89tigs/

2020年2月27日~3月1日,横浜でカメラと写真の展示会

カメラと写真の楽しみ方の体感を図るイベントCP+(シーピープラス)2020が2月27日~3月1日,パシフィコ横浜で開かれる。主催はカメラ映像機器工業会。入場料は1500円(Web事前登録で無料)。小学生以下,障がいがある事を証明する手帳持参は無料。
http://www.cpplus.jp/

2020年2月25日~3月5日,大阪でカタログ展受賞作品展

日本印刷産業連合会は第61回カタログ展の受賞作品を2月25日~3月5日,大阪の平和紙業ペーパーボイスで開く。入場無料。https://www.jfpi.or.jp/files/user/pdf/kataroguyoukou2020.pdf

2020年3月11・12日,京都でギフトショー

第2回京都インターナショナル・ギフト・ショーが2020年3月11・12日,京都のみやこめっせで開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料(事前登録制)。
https://www.giftshow.co.jp/kigs/

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年11月号【特集:印刷企業の差別化戦略5】10月21日発行

好評の「印刷企業の差別化戦略」特集、第5弾です。今回は、新型印刷機の未来への活用に関し、文星閣とアインズ、特殊的な印刷を技光堂、無処理版や環境対応をユニバーサルポスト、望月印刷、ダイサン、カラーマネージメントを共立速記印刷、製本のセット替えをドルック、色校正品質向上をセントラルプロフィックス、卒業アルバムとデジタル印刷をダイコロ、そして世界でWeb to Printで成功している企業を紹介します。

 

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