週刊「印刷雑誌」

9巻 41号 2018年11月5日
Japan Printer weekly vol.9, no.41

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

週刊『印刷雑誌』 9巻41号 2018年11月5日

Japan Printer weekly Vol.9, no.41

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■印刷を活用する

エプソン,スマホで年賀状が作成できる無料アプリを提供

エプソンは11月1日より,スマホやタブレット端末から年賀状が作成できる無料アプリ「スマホでカラリオ年賀2019」の提供を始めた。230種類のテンプレートと600種以上のスタンプを収録し,簡単に年賀状が作れる。11月15日以降は宛名印刷と住所録管理機能にも対応予定。

DigiBook,ペコちゃん年賀状の作成・注文サービスを提供

DigiBookは11月2日より,不二家公式アプリ「ミルキーカム」でペコちゃんのオリジナル年賀状を作成できるサービスを始めた。600種類以上のスタンプを使ってデコレーションできる。作成した年賀状は,家庭用プリンターでの印刷や高品質の注文プリントに加え,SNS共有も可能。

ふるさと納税,返礼品に「しまうまプリント」が登場

ネットプリントサービスを提供するしまうまプリントシステムは10月31日,鹿児島県日置市「ふるさと納税」の返礼品として,「しまうまプリント」の商品やサービスの提供を開始すると発表した。年賀状やフォトブックといったプリントサービスを利用できるクーポンがプレゼントされる。

共同印刷,災害時に役立つウォーターバッグを開発

共同印刷は11月7〜9日,インテックス大阪で開かれる「第3回 関西オフィス防災EXPO」に,”水”の確保と使いやすさを極めたウォーターバッグ「ハンディキューブ」を出品する。フィルム製で軽く,持ち運びがしやすいのが特長。非常時における飲料水や生活用水の確保・運搬用として,地方自治体や企業の備蓄用として採用されている。

キヤノン,高精細複製品でより深い文化体験を提供

キヤノンは10月29日,文化財活用センターと共同で,日本美術の名品について高精細複製品の制作を行うとともに,新しい活用方法の開発についての共同研究と実証実験を行うと発表した。脆弱な文化財の代わりに高精細複製品を展示することで,より多くの人に文化財に親しむ機会と,より深い文化体験を提供する。

キヤノン,静音化大判インクジェットプリンター発売

キヤノンは,5色顔料インクの大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」の,A0ノビ判とA1ノビ判各3機種を,2018年11月14日より順次発売すると発表した。いずれも,印刷時に発生する動作音の主な発生源について見直し,消音構造体の配置による印刷稼働音の低減や,カッター性能の向上による用紙カット音の抑制など,新たな静音化技術を搭載した。20万8000~52万8000円。

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■プロの世界

凸版印刷,モデルルームを高精細VRで内見

凸版印刷は11月より,バーチャル空間での家の内見が可能なバーチャルリアリティ(VR)シミュレーションシステム「トッパンバーチャルモデルルーム」の販売を始める。同システムは,高精細な画像処理技術により,バーチャル空間に内装や家具などのリアルな質感表現を可能にしたもの。ゲーム型コントローラーを用いた空間内の自在な移動が可能で,床や扉,壁紙などを好みのデザインに瞬時に切り替えができるなど,VRならではのシミュレーションが可能。同社が11月20〜22日に,東京都台東区のショールームで開催する「フォレストフェア2018秋」に出展する。

ウエーブ,印刷注文に「UVニス加工」を追加

ウエーブは10月29日,印刷物のオプション加工に「UVニス加工」を追加したと発表した。CMYKのインキで印刷した上から透明のインキ(OPニス)を重ねて硬化する加工で,OPニスがコーティングとなり,キズや汚れ,擦れから印刷面を保護する。

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キヤノンマーケティングジャパン,デジタル印刷機と後加工機の一貫ライン発表

キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは10月23日,デジタル印刷機と後加工機の一貫ラインにより商業印刷事業を強化し,製品マニュアルや書籍などの印刷生産システムとして製造業や印刷業向けに11月上旬より発売を始めると発表した。具体的には,オセ社の連帳カラーインクジェット印刷機の新製品とキヤノンのトナー式カラーデジタル印刷機に,グーフの生産管理ソフトウエアとホリゾンの製本システムを連携させたシステム。

リコー,産業印刷機器メーカー取得

リコーは10月26日,産業印刷事業の強化に向けて,自動車や航空機などのボディをはじめ,さまざまな立体物へのデジタル印刷を可能にする独自のインクジェット技術を有する(株)エルエーシー(東京都町田市,従業員47人)の全株式を取得することについて合意したと発表した。エルエーシーは,高粘度のインクを離れた先(最大100mm程度)の立体物に吐出する独自のインクジェット技術を有しており,車の外装用のオートボディプリンターやLP ガスボンベ用のプリンターなどを開発,製造,販売,保守する産業印刷機器メーカー。

リコージャパン,生産工程可視化システム新型発表

リコージャパンは,生産工程可視化システム「オールラインレコグナイザー」を機能強化し,10月23日に発売した。最大8台のIPカメラを活用し,生産工程の異常のリアルタイム検知・通報や,録画映像をもとにした問題の原因分析が行える。実際に導入した顧客の要望から,検知精度の向上,外部信号データとの連携,タクトのガントチャート化や生産進捗の見える化など,新たな機能やオプションを追加した。

リコー,文書比較のAI 技術開発

リコーは10月23日,構成の違う2つの文書の内容を比較し,文や段落を自動的に対応させて重複や差異を明確にできる人工知能(AI)を活用した自然言語処理技術「ディープアライメント」を開発したと発表した。例えば,2社でかわす契約書について,双方が作成した内容を比較し,契約書内で同様の内容を述べている部分や過不足を把握できるため,文書チェックの時間を削減する。

レディバードクラブ,各地区大会予定

SCREENグラフィックソリューションズとメディアテクノロジージャパンの取引先で組織するレディバードクラブは次の大会を予定している。中国・四国地区大会:11月5日,加来耕三事務所・加来耕三代表による講演「歴史に学び,未来を読む」。近畿地区大会:11月13日,ヘルスケアオンライン・谷田昭吾代表取締役による講演「タニタで学んだ成功法則〜赤字企業を世界No.1へ導いた“経営の秘訣”とは?〜」。

電子出版制作・流通協議会,電子図書館についての調査報告書を発行

電子出版制作・流通協議会は11月10日,『電子図書館・電子書籍貸出サービス調査報告2018』を発売する。全国の公共図書館,大学図書館の電子図書館・電子書籍貸出サービスアンケートの調査結果をまとめたもの。本体価格2500円。

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電子出版制作・流通協議会が2013年から行っている「公共図書館の電子図書館・電子書籍貸出サービス等のアンケート」をもとに、図書館における電子書籍貸出サービスを中心とした電子図書館サービスについて、現状と課題、将来展望を記載。行政・自治体・民間での導入に際して業界動向の把握に役立つ。『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告 2018』【11月10日発売】

印刷工業会,管理者研修会を実施

印刷工業会は11月8日,東京・新富の日本印刷会館で管理者研修会を実施する。テーマは「シゴトの渋滞解消の法則」。仕事の進め方を考えるに当たってヒントとなる内容が話される。講師は,東京大学先端科学技術研究センター教授の西成活裕氏。

 

  • 印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

11月6日まで,東京・日本橋で国際稀覯書展

丸善雄松堂が運営するワールド・アンティーク・ブック・プラザは11月6日まで,東京の丸善・日本橋店内の同プラザで「2018秋 国際稀覯書展」を開く。絵本や小型本,プログラム冊子などの古書および稀覯書を紹介する。入場無料。
http://myrp.maruzen.co.jp/timewithbook/2018%E7%A7%8B-%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A8%80%E8%A6%AF%E6%9B%B8%E5%B1%95%E3%80%8010%E6%9C%8826%E6%97%A5%EF%BD%9E11%E6%9C%886%E6%97%A5/

11月8日,エレクトロニクス実装学会が再生可能エネルギーのセミナー

11月8日,エレクトロニクス実装学会のセミナーが,東京・渋谷のナガセグローバル人財開発センターで開かれる。テーマは「再生可能エネルギーの利用促進」。2030年の社会を起点に,そこから振り返って現在すべきことを考えるバックキャスティングによって,現在の社会的な背景や技術課題について議論していく。参加費は一般10,000円など。定員100人。
https://web.jiep.or.jp/seminar/lecture/el03_edu201866/

11月12日,IEEE EPS Japan Chapterが付加製造のワークショップ

IEEE EPS Japan Chapterは11月12日,東京・千駄ヶ谷のナガセで3Dプリンターの台頭で脚光浴びる,塑像のように材料を足しながら造形する手法「Additive Manufacturing(付加製造)」のワークショップを開く。参加費は17,000円。

https://www.ieee-jp.org/section/tokyo/chapter/CPMT-21/20181112/index.html

11月14日,凸版印刷がデータビジネスのイベントを実施

凸版印刷は11月14日,“共創型”によるデータビジネスを推進するイベント,「DATA CAMP 2018 TOKYO」を,東京のフクラシア丸の内オアゾにて実施する。共創型でのビジネス開発やデータ連携,データづくり,組織づくりなどを実践している専門家が登壇し,共創型のデータビジネスのあり方を考える。定員は200人,事前登録制で参加無料。

https://toyokeizai.net/sp/dc20181114/

11月21・22日,12月6・7日,12月12・13日,理想科学工業が内覧会

理想科学工業はインクジェット印刷機「オルフィス」発売15周年を記念し次の日程・場所で内覧会を開く。11月21・22日,東京・新宿NSビル。12月6・7日,名古屋・ナディアパーク。12月12・13日,グランキューブ大阪。要申込み,問合せは同社(電話03-5441-6112)。

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デジタル印刷に関して,業態を変えずに印刷会社として何ができるのか。「印刷会社の内情やデジタル印刷への指針」「デジタル印刷のしくみ」「ユーザーの情報」を元に,デジタル印刷の成功への道筋を解説。『印刷会社とデジタル印刷 -成功への道-』

11月22日,日本画像学会がイメージング技術の討論会

日本画像学会は11月22日,田町の東京工業大学で,イメージング技術を討論する「イメージングカフェ」を開く。第1部では今年生まれた技術や製品,サービスなどについて専門家がこの一年を総括。第2部ではそれらの情報についてディスカッションする。参加費は一般7000円,会員5000円。事前登録が必要。

http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/imagingcafe.html

11月24日,日本出版学会が翻訳出版研究部会を実施

日本出版学会は11月24日,東京・新宿のアイディで「映像翻訳」をテーマに研究部会を開く。ストリーミングやダウンロード配信など,多チャンネル化の波とともに需要が高まっている映像翻訳の世界の現状を分析。映像翻訳の極意から業界が抱える課題や可能性などを議論する。参加費は会員1000円,非会員2000円,学生無料。問合せはメールで。件名を「11/24翻訳出版研究部会申し込み」として送信。info@shuppan.jp

11月27日,東洋美術印刷がUCDセミナー

東洋美術印刷は11月27日,東京・飯田橋の同社で印刷・制作・広告の発注担当者向け,高齢者・多様な色覚者に学ぶ「UCDセミナー」を開く。参加無料,先着40人,要申込み。

http://www.toyobijutsu-prt.co.jp/ucd_seminar/

11月28日,日本印刷技術協会が『印刷白書2018』発刊記念特別セミナー

日本印刷技術協会は11月28日,東京・中野富士見町の同協会で『印刷白書2018』発刊を記念してセミナーを催す。印刷業界動向,印刷ワークフロー構築,SNSの最新動向とマーケティングの関係などで構成。参加費は,『印刷白書2018』付で15,120円など。

https://www.jagat.or.jp/cm2018_hakusho2018

11月29日,実業之日本社の戦略と展望を語る講演会

出版研究センターは11月29日,東京・神田の文化産業信用組合にて「絶版本は収益化できるか」をテーマに講演会を開く。「製造業から情報通信業へ」の転換が命題とされる出版業界にあって,「マンガ図書館Z」との実証実験などのチャレンジを続ける実業之日本社の戦略と展望が語られる。参加費は5,000円。

http://skc.index.ne.jp/seminar/20181129.html

12月6日,本の売り方・作り方を考える講座

出版研究センターは12月6日,東京・神田の文化産業信用組合にて「平成30年間から見た出版会」をテーマにした講座を開く。主な内容は,業界全体の展望,取次の変貌,出版社の栄枯盛衰など。参加費は7,000円。

http://skc.index.ne.jp/seminar/20181206.html

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客観報道を批判的に分析し、ヘイトスピーチからジャーナリズム倫理を再構築する試み。さらにそこから争点への対応が極端化する「極化」現象を分析する。『「極化」現象と報道の倫理学的研究』

 

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現在のフレキソ印刷で話題に多く上るのは「水性」ではないでしょうか?水性で成功しているフレキソ印刷会社も確かにありますが、生半可な取り組みでは成功しないようです。成功している企業は、不断の努力を続けており、その一つには勉強や情報収集を怠らないという点があります。今月号は製版、とくに材料に関する特集になりましたが、本特集が情報収集のお役に立てば幸いです。

 

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週刊『印刷雑誌』9巻41号
2018年11月5日発行
編集:宮川隆,古性基樹,末包愛
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部