週刊「印刷雑誌」
17巻
27号
2026年7月21日
Japan Printer weekly
vol.17,
no.27
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷に興味ある方々へ
ラクスル,AI活用の企業実態調査「85.7%がAI活用の方針・体制なし」
ラクスルは7月9日,中小企業の経営者,従業員300人を対象にしたAI活用に関する実態調査の結果を発表した。業務へのAI活用経験者は全体の73.3%だった一方で,積極活用している層は31.0%にとどまった。「必要性を感じない」と回答した45.3%は,経営・経営企画の職種で,代表・役員がAIを全く活用していない企業の85.7%は,AI活用の方針や推進体制が整備されておらず,経営層の利用経験や理解が,組織全体の環境整備と密接に関係していることが分かった。
キンコーズ・ジャパン,アップサイクル体験と科学イベント
キンコーズ・ジャパンは7月10日に川崎市立東菅小学校,7月13日に川崎市立稲田小学校でアップサイクルのワークショップを行った。同社と川崎フロンターレがホームゲーム会場で実施してきた取り組みを学校教育の場に広げたもので,地域で役目を終えたアクリルパネルやターポリンをアクセサリーやキーホルダーにアップサイクルし,資源循環や環境についての学びを提供した。
また同社は,8月1日に川崎市のかながわサイエンスパークで開かれる子ども向けイベント「かわさきサイエンスチャレンジ」に出展する。資源のリサイクル・アップサイクルが学べるワークショップを,印刷生産過程で生まれたシール紙や段ボール,パネル製作用ボードなどの端材を使って行う。参加無料。
高速オフセット,カップスリーブ印刷の無料サンプル提供開始
高速オフセット(大阪)は7月14日,紙コップなどにカバーとして巻き付けるカップスリーブの印刷サンプル無料郵送サービスを始めたと発表した。サンプルにはアイデア集資料も同梱する
太陽,Tシャツ印刷サービスを拡充
(株)太陽(千葉)は7月6日,ECサイト「おもしろTシャツの俺流総本家」で,オリジナルのデザインを印刷できるTシャツに,迷彩柄の下地5色を追加したと発表した。追加の迷彩色は白,黒,緑,青,ピンク。1着3280円~3580円。
また7月8日,コットンTシャツに,くすみカラーを中心とした新色9色を追加した。1着2800円~3100円。
デジタ,タオルプリントに13商品追加
デジタ(岐阜)は7月11日,タオルへの印刷のサービスにサイズ拡充などを含めた13商品を追加した。追加商品は,軽く薄手で低価格の「ライトタッチタオル」6種,両面印刷の「リバーシブルタオル」2種,滑らかな肌触りの「ベロアタッチブランケット」,細かい表現を鮮明に再現する「グラフィックタオル」3種,名入れできる「輸入品平地付フェイスタオル」。
グラフィックネットプリント,暑中見舞いのテンプレートとグッズシミュレーター
グラフィックネットプリント(京都)は7月15日,暑中見舞いのデザインテンプレートを公開したと発表した。あらかじめレイアウトされている挨拶文に,写真の入れ替えや差出人の編集をするだけで作成できる。オンデマンド印刷,片面カラー,5日納期,100枚の注文の場合,はがき代込みで1枚あたり111.5円。
また7月9日,Webサイト上でオリジナルグッズの印刷データを作成できるサービス「グッズシミュレーター」の編集画面をリニューアルしたと発表した。マグカップやハンドタオル,マスキングテープなど11商品のインタフェースで,より直感的にグッズ作成が行えるように操作性を向上した。
Getty Images,画像素材の個人・小規模事業者向けプラン開始
Getty Images(アメリカ)は7月10日,画像素材の個人・小規模事業者向け定額プランを発表した。AIを使用していない写真やイラストのクリエイティブ素材,報道写真,同社保有のアーカイブ素材をダウンロードできる。報道利用が月額2万6550円,商業利用が月額3万5800円,毎月10点ダウンロードできる。
キヤノン,子ども向け会社紹介冊子公開
キヤノンは7月16日,小学生を対象とした会社紹介冊子「キヤノン星のひみつ」を公開した。主人公が「キヤノン星」を探索するストーリー仕立ての構成で,各事業の紹介ページでは,プリンティング・メディカル・イメージング・インダストリアルの4つの産業別グループの主要製品をキャラクター化し,製品の機能や特長,サステナビリティ活動を紹介している。
https://global.canon/ja/corporate/pdf/pdf/canon-kids-j.pdf
大日本印刷,ジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展
大日本印刷は,8月19~21日に東京ビッグサイトで開かれる「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に出展する。包材・データ・研究を組み合わせ,水産物の品質維持や流通効率を向上する製品・サービスを展示するほか,養殖分野から加工・流通までバリューチェーンを横断した取り組みを紹介する。
キヤノン,複合機・レーザープリンター7モデルが環境エコ認証「EPEAT 2.0」に登録
キヤノンは7月13日,米国の非営利団体が定める国際的なサステナビリティ評価の「EPEAT 2.0」で,オフィス向け複合機・レーザープリンター計7モデルがブロンズランクに登録されたと発表した。このうち2モデルは,画像機器製品(Imaging Equipment)カテゴリーで世界初の登録となった。
大日本印刷,奈良文化財研究所と遺跡の研究開発で協定
大日本印刷は7月10日,国立文化財機構奈良文化財研究所と「文化財保護のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する次世代型遺跡博物館の研究開発」に関する連携研究協定を結んだ。両者の知見,技術ノウハウを組み合わせて,奈良文化財研究所の研究成果をAIが理解・活用しやすいデータへと変換する。また,対話型AIガイドなどの解説を通じ,来訪者が遺跡や文化財への理解を深められる「次世代型遺跡博物館」の実現を目指す。
■プロフェッショナルの世界
モトヤ,7月22日に奈良で機材展
モトヤは7月22日,ならまちセンターで印刷関連機器や各種セミナーの「MOTOYA JOINT FAIR IN奈良」を開く。
https://www.motoya.co.jp/event/exhibition/jointfair_2026_nara.html
正文舎,ペーパーサミットジャパン展に出展
正文舎(札幌)は,7月24・25日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれる紙製品の商品紹介や販売,セミナーなどのイベント「ペーパーサミットジャパン」に出展する。北海道の木から生まれた紙を使ったブロックメモや,手帳づくりを楽しめる手帳レフィル,オリジナルブランドのステッカーやトートバッグなどを紹介する。
TOPPAN,グローバルデザインレポート発行
TOPPANは7月9日,『TOPPAN GLOBAL DESIGN REPORT 2026』を発行したと発表した。ミラノデザインウィークのデザイントレンドや,6年間のデータから調査した素材・色の最新傾向,世界のトップブランドの最新展示と背後にあるデザイン哲学などを解説した。専用フォームから注文可能。5000円。
富士フイルムビジネスイノベーション,保守支援とセキュリティーサービス
富士フイルムビジネスイノベーションは保守プロセス全体を効率化する,AI機能を搭載した統合型保守支援プラットフォームを開発し,7月から日本,アジアパシフィック地域,欧米地域で順次運用を始める。サービスマニュアルや機械情報,診断ツール,保守実績データなどをクラウド上で一元管理し,保守エンジニアが必要な情報にアクセスしやすくなるほか,保守業務を支援するAI機能で,訪問前の準備から現場作業までのプロセスを効率化し,利用中の複合機やプリンターの停止時間を低減する。
また7月13日,クラウドサービスの利用状況を可視化し,アカウント管理を自動化するセキュリティーサービス「IT Expert Services SaaS管理」を始めた。企業内で利用されるクラウドサービスと,各従業員へのアカウント状況を一元管理・可視化することで,従業員の入退社や異動に伴うアカウントの発行・変更・削除を自動化し,不要なアカウントを検知する。
日本デザイン振興会,教育分野におけるプロジェクト開始
日本デザイン振興会は7月10日,教育分野におけるプロジェクト「DESIGN PLAYGROUND(デザインで遊ぶ)」の取り組みを始めたと発表した。同会は2023年に社会的使命として「デザインを,一人ひとりの力に。」を制定し,その中で,子どもにデザインに触れる機会を創出し,親しみや効用を実感してもらうプロジェクトを行っている。今回,石川県加賀市内の小学校で同市教育委員会のデザインを取り入れた教育ビジョンに,同会の知見やノウハウを活かした活動で協力を始めたほか,東京都三鷹市と埼玉県松伏町の小学校で,年間を通じた授業計画やデザイナー出前授業などを行っている。
TOPPANホールディングス,仮名加工医療情報利用事業者のI型認定取得
TOPPANホールディングスは7月13日,次世代医療基盤法に基づいた「仮名加工医療情報利用事業者」のI型認定を取得した。これにより同社が提供している医療情報分析・提供サービスで,個人の特定を避けるために削除・改変された希少疾患や特異な検査値などが含まれるデータを取り扱えるようになり,医療ビッグデータとして利活用の幅が広がる。
エプソン販売,商品とサービスの値上げ
エプソン販売は10月1日から,一部商品とサービスを値上げする。対象はエプソンのスマートチャージ,ページプリンター,ドットインパクトプリンター,スキャナー,定額保守,引取修理サービスほか。
セルカム,7月23・24日に東京で内覧会
セルカムは,東京・昭和島のテクノFRONT森ケ崎でデジタル捺染機「Kornit Atlas MATRIX」の内覧会を開く。同機は綿,ポリエステル,混紡素材などのメディアに対応し,Direct to GarmentとDirect to Filmを統合,小ロットから大量生産までできる。
https://selcam.co.jp/lp/?id=44
印刷産業青年連絡協議会,7月25日につくばへ移動サロン
印刷産業青年連絡協議会は7月25日,移動サロン「つくばサイエンスツアー」を開く。JAXA筑波宇宙センターを含めた施設を巡る。定員50人。参加費1万2000円。
日本印刷技術協会,7月31日にpage2027の企画説明会
日本印刷技術協会は7月31日,オンラインと東京・中野富士見町の同協会で「page2027企画説明・意見交換会」を開く。通算40回目を迎え,新たな方向性を打ち出すイベントとして位置付けるpage2027のコンセプトの説明を,例年秋口に実施している出展企業説明会に先立って行う。
工業製品製造技能人材機構,8月5日に育成就労手続セミナー
工業製品製造技能人材機構は8月5日,オンラインで「工業製品製造業分野における育成就労手続案内セミナー」を開く。2027年4月から必須になる,育成就労外国人を受入れるさいの同機構への手続きについて解説する。定員500人。参加無料。
https://www.jaim-skill.or.jp/domestic-seminar/202607_02/?stt_lang=ja
日本フォーム印刷工業連合会,8月20日にセキュリティセミナー
日本フォーム印刷工業連合会は8月20日,オンラインと目白のホテル椿山荘東京で「情報化社会におけるサイバー空間の脅威と情勢」をテーマにセミナーを開く。
日本印刷技術協会,8月25日に著作権セミナー
日本印刷技術協会は8月25日,「印刷ビジネスのための著作権講座」をテーマにオンラインセミナーを開く。(株)スイッチの影山史枝氏が印刷会社が気をつけたい権利の種類や注意点,リスク回避,対処法などの解説や,フリー素材の扱い方,SNS投稿リスク,生成AIと著作権動向などを紹介する。参加費は,会員1万4300円,一般1万8700円。
https://www.jagat.or.jp/archives/46567
印刷工業会,8月26日に「印刷の月」特別講演
印刷工業会は8月26日,オンラインと東京・新富の日本印刷会館で,9月印刷の月特別講演会を開く。人材育成コンサルタントの森みや子氏が「アンガーマネジメント」をテーマに,感情をコントロールしながら信頼関係を築くための実践手法を解説する。
デュプロ,9月に大阪と東京で機材展
デュプロは9月8・9日にグランキューブ大阪で,9月29・30日に東京都立産業貿易センター台東館で機材展「DGAS2026」を開く。デジタル加飾,製本,封入包装機器などを実演を交えて紹介する。
https://duplonet.jp/news/dgas2026.html
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン,9月11日にGC創世研究会修了式
富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは9月11日,東京の新宿ファーストタワーで人材育成研修「GC創世研究会」の修了式を開く。
日本印刷学会,10月26・27日にオンラインと名古屋大学で研究発表会
日本印刷学会は10月26・27日,オンラインと千種区の名古屋大学野依記念学術交流館で「156回研究発表会」を開く。画像4学会として開催。9月4日まで講演者を募集している。
https://www.jspst.org/event/kenkyu/index.html
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
8月10日申込み締切,東京都が女性活躍推進大賞募集
東京都は8月10日まで,都内に本社また事業所を置く企業・団体を対象に「東京都女性活躍推進大賞」の募集をしている。今年度から取組の内容や対象に着目し,「組織づくりの観点」や「地域や社会への波及の観点」などから総合的に評価した上で,「組織部門」「地域・社会部門」の2部門で表彰される。
https://jokatsu-taisho.metro.tokyo.lg.jp/
8月20日申込み締切,国際ユニヴァーサルデザイン協議会が初級UD検定
国際ユニヴァーサルデザイン協議会は9月16~23日,「UD検定・初級検定試験」をオンラインで行う。講習は8月25~9月3日,9月5~14日に行う。検定料金は6050円。申込締切は8月20日。
https://www.iaud.net/ud_certification/25867/
8月8~23日,六本木で子ども向けデザイン・アートの体験プログラム
六本木の東京ミッドタウン・デザインハブは8月8~23日,「東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ2026」を開く。ペーパークラフト製作やロゴデザインなど,デザイナーや美術大学,企業のデザイン部門などによる,クリエイティビティを刺激するプログラムを多数行う。参加費はワークショップにより無料~4000円。事前予約制。
https://www.designhub.jp/exhibitions/kids2026
9月19~22日,渋谷で東京カメラ部が写真展
SNS写真コミュニティの東京カメラ部は,東京の渋谷ヒカリエで9月19~22,「東京カメラ部2026写真展 ひろがる世界」を開く。小森コーポレーションも出展。これまでの1会場から2会場に規模を拡大し約1600作品を展示する。入場無料。
https://tokyocameraclub.com/special/exhibition_2026/
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2026年8月号【 特集:デザインと印刷のチカラ 】(7月17日発行)
ブランドの価値を高める文字やフォント、MUDからの学びや行動について解説。また、印刷博物館P&Pギャラリーの「GRAPHIC TRIAL」や、企業オリジナルキャラクターができるまでを掲載しました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
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