週刊「印刷雑誌」
17巻
26号
2026年7月13日
Japan Printer weekly
vol.17,
no.26
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷に興味ある方々へ
パイ インターナショナル,『ニュージャパニズム ブランディング』発行
パイ インターナショナルは7月9日,『ニュージャパニズム ブランディング』を発行した。リブランディングによって新たな顧客層を獲得した事例や,老舗が展開する新ブランド,伝統産業や文化を継承するための取り組み,地域活性化につながるプロジェクトを紹介する。B5判,224ページ。4800円。
山中紙工所,小判型抜き持ち手の紙製袋を本格製造
山中紙工所(京都)は7月5日,持ち手付きの紙製袋「プラストッテ」の本格製造を始めたと発表した。小判型抜き加工で持ち手部分をくり抜き,内側に貼り付けた補強紙で,紙製でも破れにくい耐久性と安全性を確保した。従来のビニール製小判抜袋に比べ,環境負荷の低減や安定した原料確保ができる。また,ロール紙からの印刷・製袋・小判抜きの工程を1台の機械で完結でき,ビニール製に近い価格帯での提供が可能。
大同至高,ケーブルバンド印刷を開始
大同至高は7月8日,「ケーブルバンド(ボタン付きタイプ)」印刷サービスを始めると発表した。ボタン付きでケーブルを束ねられるPP素材バンドが,2個セットでフルカラー印刷でき,2個を異なるデザインにすることも可能。バンドは楕円型を基本形状に,キャラクターなどに合わせてカットしたオリジナル形状にも対応する。最小ロットは1000個。
ウイルコホールディングス,冊子製本に横長中綴じとスクラム製本追加
ウイルコホールディングス(石川)は7月6日,Webサイト「プリントモール」の冊子印刷に「横長中綴じ」と「スクラム製本」を追加した。横長中綴じは,写真や図面を見開きでパノラマに見せることができ,スクラム製本は,針金を使わず新聞のように重ねるため,分別しやすく低コストで制作できる。
グラフィックネットプリント,アセテートサテンシール印刷開始
グラフィックネットプリント(京都)は7月2日,型抜きシール印刷の対応用紙に「アセテートサテン」を追加したと発表した。スタッフ証や入館証での利用に適しており,繊維用の特殊な粘着剤で衣服に密着して貼り付けられる。四角や円の定型サイズのほか,ロゴやキャラクターに合わせた自由形状にも対応する。定型(20×20mm),フルカラー,12日納期,3500部の注文で,2万610円(1部あたり5.9円)。
イメージ・マジック,オリジナルシール作成サービス開始
イメージ・マジックは7月7日,Webサイト「オリジナルプリント.jp」で,オリジナルシールを作成,注文できるサービス「tukutte(ツクッテ)」を始めた。画像をアップロードして好みのスタイルを選ぶと,AIが自動で切り抜きやデザインを生成し,最短1分でシールのデザインができる。第一弾として,画像の形に沿って切り抜き加工する「シルエットステッカー」(418円から),水や摩擦に強い「DIYシールシート」(495円から),スクエア柄のホログラム素材を使用した「キラキラキャラシール」(12枚セット2662円から),厚み2mmの「立体フォトステッカー」(385円から)をラインアップする。
キヤノン,オフィス向け複合機8モデル発売
キヤノンは,オフィス向け複合機「イメージフォース」シリーズの新機種7モデル,「サテラ」シリーズの新機種1モデルを,7月下旬から順次発売する。A3カラーおよびモノクロ機で,LEDマルチチップ光源の独自露光技術により,建築・製造分野の設計図面も高品位に出力できるほか,AIを活用した環境推定機能が,おすすめセキュリティー設定を自動で提案する。また,同機発売と同時に印刷プレビュー機能を強化したイメージフォースシリーズ用の新プリンタードライバーを提供を始める。上位機種が224万4000円から。
Makeblock Japan,硬質素材や布地対応プリンターのキャンペーン
Makeblock Japan(株)は7月2日,1台でUVや,直接インクを吹き付けるDTG,フィルムで布地へ転写するDTF,UV DTFの印刷に対応するデスクトッププリンター「xTool O1 Omni Printer」の先行予約金キャンペーンを始めた。2000円のキャンペーン金で,インク20%割引クーポンなど最大5万円相当の特典が受けられる。プリンタ本体の正式発表は8月21日を予定。
大日本印刷,沼津市とスマートフェンシングのパートナーシップ
大日本印刷と静岡県沼津市は7月6日,「スマートフェンシング」を活用したスポーツによる,まち・ひとづくり推進のパートナーシップ協定を結んだ。スマートフェンシングは,専門的な剣や防具,機器などを必要とせず,柔らかい剣とスマートフォン用アプリでできるスポーツで,安全かつ簡単にフェンシングを楽しめる。両者は競技体験以外にも,子どもの健全育成,健康づくり,地域交流,シティプロモーションなどを通じ,地域課題の解決や新たな交流機会の創出を目指す。
■プロフェッショナルの世界
富沢印刷,ペーパーサミットジャパン展に出展
富沢印刷は,7月24・25日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれる紙製品の商品紹介や販売,セミナーなどのイベント「ペーパーサミットジャパン」に出展する。偽造防止技術を日常のプロダクトに落とし込んだ商品の紹介や,同商品を使ったワークショップを行う。
DEECH,ポスティング依頼額が前年同期間比153%に増加
マーケティング支援を行う(株)DEECHは7月8日,2025年9月~2026年6月の紙によるポスティングの依頼額が,前年同期間比153%に増加したと発表した。同社には「Web広告の顧客獲得単価が上がり続けている」「配信面やクリエイティブを改善しても反響が頭打ちになっている」「商圏内の潜在層に情報が届いている実感がない」といった課題を持つ企業から,ポスティングとの併用相談が増えている。
リコージャパン,現場音声の活用ソリューション提供開始
リコージャパンと(株)サイエンスアーツは7月7日,AIを活用して現場の音声コミュニケーションを業務データに変換するソリューション「Buddycom for RICOH」の提供を始めたと発表した。現場の音声をAIがテキスト化し,蓄積したデータを利用して,ユーザー自身が現場業務に合わせたアプリケーションを開発できる。開発例として,音声AIチャットボットを使ったマニュアルや業務ノウハウの検索と回答機能や,会話ログを活用した業務報告書の自動生成ができる。
東京インキ,機能性3Dプリンターフィラメント2種発売
東京インキは8月3日,透明性を向上させたプラスチックシンチレータ機能付き3Dプリンターフィラメント「ルミネードC 3DPフィラメント(PSFC-250)」を発売する。従来品の改良モデルで,厚みのある造形物でも,より透明性高い造形ができる。250g,2万7500円。
また同日,高白色度のフィラメント「PP Super White」を発売する。白色顔料を高濃度で均一に分散することで,一般的なホワイトフィラメントと比べ高い白色度,反射率と遮光性を持つ造形ができる。500g,9900円。
印刷技術懇談会,7月17日に印刷市場予想のセミナー
印刷技術懇談会は7月17日,オンラインと東京・八丁堀のモトヤで「2030年の印刷市場予想!:これからの印刷会社の成長の道筋とは」テーマにセミナーを開く。ブライターレイターの山下潤一郎氏が,広告市場・インバウンド市場のトレンドなどの分析を通し,印刷市場の足元の状況を明らかにした上で2030年の印刷市場を予想するほか,これからの印刷会社の成長の道筋についても考える。参加費2000円。
https://ingikon546.peatix.com/event/5074798/
関東フォーム印刷工業会,9月11日にボウリング大会
関東フォーム印刷工業会は9月11日,東京の高田馬場グランドボウルで「第10回ボウリング大会」を開く。
日本印刷学会,AI時代の競争力強化セミナー
日本印刷学会は10月9日,オンラインと東京・越中島のSCREEN GPジャパンで「AI時代に顧客視点で進化する印刷業界:生き残りを超えて成長トレンドへ」をテーマにセミナーを開く。マーケティング領域へ拡張する印刷会社の進化やSNSやDXツールによる業務改革など,AI時代の競争力強化につながるヒントを提案する。また,注目展示会の直前情報やインクジェット印刷技術と実践的な活用などの最新技術情報を踏まえ,業界の未来を考える。参加費は,会員1万円,非会員1万5000円,学生・教職員3000円。
artience,ESG投資インデックスの構成銘柄に継続選定
artienceは7月6日,FTSE Russell社(イギリス)が公表したESG投資インデックスの「FTSE JPX Blossom Japan Index」と「FTSE JPX Blossom Japan Sector Relative Index」に継続選定されたと発表した。ESG投資インデックスは上場企業が公開しているESG(環境・社会・ガバナンス)情報を中心にした取り組み状況が評価・選定されており,機関投資家やサステナブル投資ファンド,金融商品の作成評価に広く利用されている。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
7月31日応募締切,SHIBUYA AWARDSの作品募集
(一社)SHIBUYA AWARDSは東京・渋谷発のアートコンテスト「SHIBUYA AWARDS 2026-27」の作品を7月31日まで応募している。テーマは「CROSSING|交差」。作品は絵画,立体,写真,映像,デジタルアート,AIアート,インスタレーションなど,ジャンルは不問。大賞賞金は30万円。受賞・入選作品は渋谷での展示以外に,地域や企業との連携,滞在制作やリサーチ・展示・交流・記録発信などを行える副賞,オンライン展示などを通じて,アーティストの表現が社会と出会う場が提供される。応募料は,一般9900円(2作品まで),学生は6600円(2作品まで),追加作品は1作品3300円。
https://shibuyaawards.com/
8月30日まで,日本新聞博物館が漫画記者の北沢楽天展
横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)は8月30日まで,企画展「生誕150年 漫画記者・楽天」展を開いている。明治から昭和初期に活躍した漫画家,北沢楽天の時事漫画を中心に作品を展示する。入館料は,一般400円,大学生300円,高校生200円,中学生以下無料。
https://newspark.jp/exhibition/ex000446.html
9月5日まで,日本近代文学館が夏目漱石「こころ」とその時代展
東京・駒場の日本近代文学館は9月5日まで,「教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅳ──夏目漱石“こころ”とその時代」を開いている。漱石自身が「こころ」について語った一見相反する二つの言葉から「こころ」の作品世界に足を踏み入れる。また,漱石と「心」という言葉との深い関わりについて,文章や周辺資料などから紹介する。観覧料は,一般300円,中高生100円。
https://www.bungakukan.or.jp/cat-exhibition/16819/
7月18日~8月30日,紙の博物館で紙作りと工作の企画展
東京・王子の紙の博物館は7月18日~8月30日,企画展「かみ×つくる:紙づくり・じっけん・工作にチャレンジ!」を開く。簡単に手に入るものを使い,家でオリジナルの紙をつくる方法や,紙の性質がわかる実験,身のまわりの紙を使った工作などを紹介する。入館料,一般400円,小中高校200円。
https://papermuseum.jp/ja/special-exhibition/
7月23日,東京・浜松町でナカバヤシグループ製品展
ナカバヤシは7月23日,東京都立産業貿易センター浜松町館で同グループ9社による合同展示会「Nakabayashi GROUP FAIR」を開く。事務用品やITソリューション,文具などの製品を紹介する。入場無料。
https://www.sanbo.metro.tokyo.lg.jp/hamamatsucho/event/40294
7月23~25日,東京でこどもの本祭り
岩波書店と福音館書店は7月23~25日,東京・神保町の岩波書店で,「こどもの本祭り:全点展示会」を開く。司書や読書ボランティア,教員など子どもたちに本を手渡す仕事をする人を対象に,2社が刊行する子どもの本全点を展示する。
https://www.iwanami.co.jp/news/n126674.html
7月24・25日,東京・浜松町でペーパーサミットジャパンとMUDフェア
全日本印刷工業組合連合会と日本洋紙板紙卸商業組合は7月24・25日,東京都立産業貿易センター浜松町館で紙製品の商品展示や販売,セミナー,ワークショップなどを行うイベント「ペーパーサミットジャパン」を開く。入場無料。また,メディア・ユニバーサルデザインに関する展示やセミナーを行う「MUDフェア」を併催する。
https://japan.paper-summit.com/
7月25・26日,日本グラフィックデザイン協会がデザイン会議開催
日本グラフィックデザイン協会は7月25・26日,オンラインと六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで,「JAGDAデザイン会議2026:Graphic Design Now」を開く。20人のスピーカーが,これからのグラフィックデザインは社会とどう向き合い,存在感を示していくべきか。その機能や価値を多様に捉えながら,デザイナーの役割や専門性,職業倫理を考える。参加費は1日あたり,一般が会場4000円,オンライン2500円。学生が会場2500円,オンライン2000円。会員が会場3000円,オンライン1000円。
https://www.jagda.or.jp/news/10381/
7月27日,電子出版制作・流通協議会が電子図書館セミナー
電子出版制作・流通協議会は7月27日,東京・新川の日本図書館協会で「2026年電流協電子図書館セミナー」を開く。最新の調査報告をベースに,電子図書館や学校での電子書籍活用をめぐる動向や,流通,書店,出版に関わる企業が実例紹介とディスカッションを行う。参加費3500円(書籍『電子図書館・電子書籍調査報告2025』持参の場合1000円)。
https://aebs.or.jp/Seminar/entry-2118.html
7月31日,クリーク・アンド・リバー社がオンラインで色彩心理セミナー
クリーク・アンド・リバー社はオンラインセミナー「クリエイターのための色彩心理Vol.1 配色の“裏側”を読む:オーバーネガティブ/アンダーネガティブという視点」を開く。すべての色で「強すぎる」「弱すぎる」ことで新たなネガティブが生まれる,という視点で配色が与える印象を多面的に捉える方法を解説する。定員60人。参加無料。
https://www.creativevillage.ne.jp/category/crv_event/176883/
7月31日~9月11日,竹尾が東京で「杉本博司 ポスター展」
竹尾は7月31日~9月11日,東京・神田錦町の見本帖本店で「IMPRINTED ―杉本博司 ポスター展」を開く。東京国立近代美術館で開催中の「杉本博司 絶滅写真」関連企画として,現代美術作家の杉本博司氏が1980年以降,日本や世界各国で開催した展覧会のポスターを厳選して展示する。入場無料。
https://takeopaper.com/finder/exhibition/20260731/
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2026年8月号【 特集:デザインと印刷のチカラ 】(7月17日発行)
ブランドの価値を高める文字やフォント、MUDからの学びや行動について解説。また、印刷博物館P&Pギャラリーの「GRAPHIC TRIAL」や、企業オリジナルキャラクターができるまでを掲載しました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
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