週刊「印刷雑誌」

16巻 7号 2025年2月17日
Japan Printer weekly vol.16, no.7

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷をたのしむ

若草印刷,罫線がグラデーションで変わるノート発売

若草印刷(群馬県富岡市)は2月10日,罫線が変化する水平開きノート「SAKASAノート」をクラウドファンディングサイトのMakuakeで発売した。「おじいちゃんのノート」で話題になった中村印刷所と共同開発し,180度のページ開きと中央の綴じに段差が出ない特長を踏襲し,方眼とドット罫線がグラデーションで変化する罫線を印刷した。アイデアノートとして使うことで,柔軟から整理や,構造的から自由などの思考の流れを罫線とともに切替える使い方ができる。

太美工芸,成長に合わせてめくる双子・三つ子用車用ステッカー

太美工芸(名古屋)は2月5日,子供の成長に合わせてめくる2層構造の車用ステッカー「変身マグネットめくーる」の双子・三つ子版を発売した。1層目に多胎デザインのマタニティマークが印刷され,産後は1層目をめくり,「BABIES(BABY) ON BOARD」の層を見せることができる。1枚2200円。

グラフィック,グッズ作成シミュレーターにタペストリー印刷追加

グラフィックは2月12日,オリジナルグッズの完成イメージを確認できるWebサービス「スマプリグッズシミュレーター」に,布タペストリーを追加したと発表した。シミュレーターでは写真をアップロードしたり,文字や色を編集することでオリジナルデザインのグッズを制作し,完成イメージをその場で確認できる。

エプソン,フォトグランプリ入賞作品決定

エプソンは2月12日,インクジェットプリントによるフォトコンテスト「エプソンフォトグランプリ2024」入賞作品を決定したと発表した。グランプリは,ヒューマンライフ部門へ応募した岡本早苗氏のA3ノビ,8枚組の作品「アットホームな五人兄弟」。各部門の入賞作品および審査員による総評はWebで公開している。
https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/epsite/gallery/exhibitions/2025/0213/

TOPPAN,くまもと産業復興エキスポに出展

TOPPANは,2月20・21日に上益城郡のグランメッセ熊本で開かれる半導体関連企業を中心とした「くまもと産業復興エキスポ」に出展する。フォトマスクやFC-BGA基板,透明蒸着バリアフィルム,翻訳対応透明ディスプレイなどを紹介する。

大日本印刷,大阪・関西万博会場にオフィシャルストア出店

大日本印刷は,丸善ジュンク堂書店とミュージアムショップを運営するオークコーポレーションとともに4月13日~10月13日,「2025大阪・関西万博 会場内 オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO」を出店する。同店限定商品として,人気マンガと万博のコラボレーショングッズや,「たまごっち」と大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」のコラボレーショングッズを販売する。

紀尾井町戦略研究所,最新情報の入手方法調査結果

紀尾井町戦略研究所は2月9日,全国18歳以上を対象とした情報入手方法などの調査結果を発表した。ニュースなどの最新情報を得る方法は「インターネットのポータルサイト」77.4%が最多で,「テレビ」71.5%,「紙の新聞」34.5%,「YouTubeなどの動画配信」31.7%,「SNS」28.0%となった。年代別では,インターネットのポータルサイトが20代で4割台,他の年代は6割を超えた。テレビと紙の新聞は,年代が上がるにつれ増える傾向があり,紙の新聞は20代では1割台にとどまった。また,信頼できるメディアは「新聞」40.3%,「テレビ」35.7%,「インターネットのポータルサイト」14.4%の順となった。

■プロの世界

フォントワークス,Monotypeに商号変更

フォントワークスは3月31日,米国Monotype Imaging社の傘下となり,Monotype(株)と合併してMonotype株式会社に商号を変更する。合併により経営の効率化と両社の強みを最大限活かしたシナジー効果を創出し,日本およびアジア市場におけるフォント事業の拡大を目指す。フォントサービスおよびフォント組込を含むすべての事業は,Monotypeの商号で継続する。

Too,4月10日までLancers会員向けApple製品分割購入プログラム

Tooは,ランサーズ,丸井グループ,エポスカードと共同で4月10日まで,フリーランスが事業で利用するApple製品の購入額を抑えることができる「お仕事応援!Apple専用分割プログラム(残価設定プラン)」を行っている。フリーランス人材のマッチングサイトのLancers会員が,業務で利用するAppleデバイスの購入額を現金販売価格に対し,本プログラムの利用で月額と総額の両方とも抑えることができる。

日本印刷産業連合会,3月3日にコンプライアンスセミナー

日本印刷産業連合会は3月3日,東京・新富の日本印刷会館で,10団体会員限定コンプライアンスセミナー「印刷業界と独占禁止法:談合・カルテルを中心に」を開く。また,3月26・28日に同セミナーを録画・編集したものをオンライン配信する。
https://www.jfpi.or.jp/questionnaire/2025_dokkinhousemina

東京都印刷工業組合,3月10日にブランディングのセミナー

東京都印刷工業組合は3月10日,オンラインと東京・豊洲の富士フイルムビジネスイノベーションジャパンで「小さな会社のブランディング戦略:オンデマンド印刷で高品質 印刷屋の熱い技術魂で常識を覆す」をテーマにセミナーを開く。千葉印刷の柳川満生社長が,数々のデザイン賞を受賞した「さかなかるた」誕生の裏側にある苦労や失敗,成功に至るまでの実体験を語る。定員はオンライン500人,現地会場50人。参加無料。
https://www.tokyo-printing.or.jp/wp-content/uploads/2025/02/ecb54552f74f0a398cb93b00fc753655.pdf

日本グラフィックサービス工業会,6月21日に東京大会

日本グラフィックサービス工業会は6月21日,台東区の浅草ビューホテルで「ジャグラ文化典東京大会」を開く。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

4月20日まで,日本新聞博物館が報道写真展

ニュースパーク(日本新聞博物館)は4月20日まで,横浜市の同館で「2024報道写真展」を開いている。被災地取材とスポーツ取材をテーマに,2024年に撮影した報道写真の中から,政治・経済・社会・スポーツ・芸能など幅広いジャンルの決定的瞬間を捉えた約300点を展示する。入館料は,一般400円,大学生300円,高校生200円,中学生以下無料。
https://newspark.jp/exhibition/ex000386.html

2月19日,大阪でIT・DXの展示会

大塚商会は2月19日,北区のグランキューブ大阪で「実践ソリューションフェア2025大阪」を開く。IT活用やDX推進などに関連する展示や,各種セミナーを行う。入場無料。
https://www.otsuka-shokai.co.jp/event/jsf/osaka/

2月20日,電子出版制作・流通協議会がサステナブル出版ビジネスのセミナー

電子出版制作・流通協議会は2月20日,オンラインと東京・神保町の日本出版クラブで「デジタル印刷が拓くサステナブルな出版ビジネス:KADOKAWAの取り組み」をテーマにセミナーを開く。KADOKAWAが取り組む「出版製造流通DXプロジェクト」の説明とともに,これからの持続可能な出版について,出版業界にむけたセミナーとディスカッションを行う。参加無料。
https://aebs.or.jp/seminar20250220.html

3月11日,理想科学工業がオンラインで見やすさ判定ツールのセミナー

理想科学工業は3月11日,「お客さまにとってわかりやすい情報発信とは」をテーマにオンラインセミナーを開く。文書や説明資料などの見やすさを自動判定するクラウドサービス「ヨミヤス」の特長や活用事例などを紹介する。参加無料。
https://risokagaku.web-tools.biz/yomiyasu202503/?site=hl27481461

3月13日,日本自費出版ネットワークがブランディング出版の講座

日本自費出版ネットワークは3月13日,オンラインと東京・小伝馬町のジャグラ本部で「第45回自費出版アドバイザー講座“ブランディング出版のコト”“売り込み方のコト”」を開く。大手出版社で長年ブランディング出版に携わってきた講師を迎え,事例などの具体的な話や,どのように書籍を売り込むか,売り込み方のコツなどを解説する。参加費は,会員2500円,ジャグラ・全印工連組合員3000円,一般3500円。
https://www.jsjapan.net/pdf/250130/001.pdf

4月4日~5月17日,gggでTDC2025展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは4月4日~5月17日,「TDC2025」展を開く。文字の視覚表現を軸にしたグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞2025」受賞作とノミネート作品を中心に特に評価の高かった約120作品を展示する。入場無料
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000842

5月16日,日本画像学会がトナーの環境規制セミナー

日本画像学会は5月16日,オンラインと東京・新富の日本印刷会館で「トナーの環境規制と環境配慮技術動向」をテーマにセミナーを開く。最近の環境規制動向と環境性能を向上させる切り口となりうる技術を解説する。参加費は会員7000円,非会員1万1000円,学生2000円。問合せは同学会(電話03-3373-9576)。

6月18~20日,ビッグサイトでマーケティングWeek展

6月18~20日,有明の東京ビッグサイトで「マーケティングWeek 夏2025」が開かれる。販促EXPO,広告メディアEXPO,クリエイティブTech EXPOなど9展示会で構成。主催はRX Japan。入場無料(要事前登録)。
https://www.marketing-week.jp/hub/ja-jp.html

7月2~4日,ビッグサイトでコンテンツ東京展

コンテンツ制作やブランディング,マーケティングなどの「コンテンツ東京」展が7月2~4日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX JAPAN。入場無料(要事前登録)。
https://www.content-tokyo.jp/hub/ja-jp.html

7月2~4日,ビッグサイトでライフスタイル展

雑貨EXPOやサステナブルグッズEXPOなどの複合展の第20回「ライフスタイルWeek 夏」が7月2~4日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。文具・紙製品展,文具・紙製品展,推し活グッズEXPO,インバウンド向けグッズEXPOなどで構成される。主催はRX Japan。入場無料(要事前登録)。
https://www.lifestyle-expo.jp/summer/ja-jp.html

9月24~26日,大阪でマーケティングWeek展

9月24~26日,南港のインテックス大阪で「マーケティングWeek大阪」が開かれる。販促EXPO,広告メディアEXPO,クリエイティブTech EXPOなど9展示会で構成。主催はRX Japan。入場無料(要事前登録)。
https://www.marketing-week.jp/hub/ja-jp.html

10月15~17日,ビッグサイトで食品業界向け展示会

食品産業の複合展「FOOD展2025」が10月15~17日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。フードセーフティジャパン展ほか5つの展示会で構成。
https://www.food-exhibition.info/

10月22~24日,幕張メッセでIT・DXの総合展

10月22~24日,千葉の幕張メッセで「Japan IT Week」「Japan DX Week」「営業デジタルマーケティングWeel」「EC・店舗Week」展が開かれる。主催はRX Japan。入場無料(要事前登録)。
https://www.japan-it.jp/autumn/ja-jp.html

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2025年3月号【 特集:インクジェット最前線 】(2月20日発行)
インクジェットインクとマーキング市場や、溶剤系インクと水性レジンインクの双方の利点を兼ね備えたレジンインク、軟包装用インクジェットの市場性と技術、入門的なインクジェットヘッドの原理、用紙の蛇行補正技術、インクジェット印刷という出力側の前工程としてプリプレス側の話などを解説いたします。

2025年3月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

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