週刊「印刷雑誌」
16巻
6号
2025年2月10日
Japan Printer weekly
vol.16,
no.6
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
グラフィック社,『デザインのひきだし54』発行
グラフィック社は2月,『デザインのひきだし54』を発行した。特集は「今までの製本と,これからの製本と。」。180度以上開く製本,頼めるところが少ないレア製本,小口の加工など現在日本でできる製本を紹介。開き具合や使い勝手がわかる製本サンプルなどを付録。B5判,160ページ。2750円。
グラフィック,布タペストリー印刷開始
グラフィックは1月30日,「布タペストリー印刷」を始めたと発表した。スエードの2倍の厚みを持つダブルスエード生地に印刷し,RGBデータにも対応。上下にポールが付き,丸めて持ち運びしやすく,イベントの装飾や販売用グッズとしても適している。サイズはA3からB2判までの8種類。A3タテ型,10日納期で1枚3600円。
キンコーズ・ジャパン,1枚から作れるTシャツプリント実施中
キンコーズ・ジャパンは2月3日,卒業や異動シーズンに向け,1枚から作成できるTシャツプリントサービスを提供していると発表した。1枚からセルフでTシャツプリントを行うことができる。フルサイズ印刷がセルフで1320円,ワンポイントで770円。
高速オフセット,疑似エンボスの資料を公開
高速オフセットは1月31日,資料「疑似エンボス印刷」と「疑似エンボスのてびき」を公開したと発表した。疑似エンボス印刷のしくみや,データ作成方法,上手く活用するためのポイント,デザインなどを紹介する。
https://www.kousoku-offset.co.jp/documents-category/useful/
リコー,A3カラー複合機発売
リコーは2月14日,A3カラー複合機「RICOH IM C6010SD/C4510SD/C3010SD」を発売する。従来機種に自動原稿送り装置や,アプリケーション連携,強化された折り・綴じ機能を追加,最新のセキュリティに対応した。上位機種のC6010SDは連続印刷速度が60枚/分。価格は税別310万円。
イメージナビ,フォントの割引セール
イメージナビは3月31日まで,フォント販売サイト「デザインポケット」で書体の割引セールを行っている。メイリオの鈴木竹治による109書体セットが98%OFFの4980円,手描き風フォントブランド「かに沢のりお」の6書体が69%OFFの6980円ほか,各種書体が割引対象。
エプソン販売,5月25日までキャッシュバックキャンペーン
エプソン販売は5月25日まで,対象のプリンターやスキャナーの購入で最大5000円のキャッシュバックキャンペーンを行っている。5月11日までに対象商品を購入し,5月25日まで応募すると電子マネーなどで1000~5000円のキャッシュバックを受けられる。
大日本印刷,エレベーター内サイネージでサイバーセキュリティの動画配信
大日本印刷は1月31日,エレベーター内デジタルサイネージ「ELE PISION」で,サイバーセキュリティ対策に関する動画を配信すると発表した。内閣官房内閣サイバーセキュリティセンターが中心になり実施する「サイバーセキュリティ月間」(2月1日~3月18日)に賛同し,全国に約6000台設置している「ELE PISION」で情報を配信し,サイバーセキュリティ対策の普及・啓発を促進する。
■プロの世界
page展,出展情報
2月19~21日に東京・池袋のサンシャインシティpage展が開かれる。その中で,富士フイルムグラフィックソリューションズは,「オフセット/デジタルの併用で利益創出!200社のオフセットジョブ分析から見えてきたチェックポイント。」をテーマにセミナーを開く。
モリサワは,定額制書体サービスや新書体をはじめとする各種フォントソリューションや,最新PODなどの印刷ビジネスを紹介する。
京セラドキュメントソリューションズジャパンは,今後販売予定のコート紙対応インクジェットプリンターの製品情報と出力サンプル展示,インクジェットのセミナーなどを行う。
新星コーポレィションは,メタリックカラー印刷を効率化するAdobe CC対応のパレット,プラグインを紹介する。
アビッド・フレックスは,パッケージ業界向け自動化技術の紹介やソフトウェアのデモンストレーションを行う。
グローバルグラフィックスは,AIアクセラレーションに対応したインラインデジタルフロントエンドやカラーマネジメントを紹介するほか,AIと産業用印刷に関するセミナーを行う。
また同時開催されるJANPS展でイワタは,「フォントは新聞社と読者をつなぐインターフェイス」をテーマに,フォントを用いたソリューションを紹介する。
コダック,PRINERGY新バージョン発売
コダックは1月22日,ワークフロー自動化ソリューション「KODAK PRINERGY」のバージョン 11.0を発売した。新機能としてKODAK PROSPERプレス機への直接接続や,ルールベースオートメーションの強化,Virtual Proofing Software Plusの使いやすさ向上,KODAK COLORFLOWソフトウェアへのHarmonyキャリブレーションカーブのシームレスなインポートを追加した。
ビーアンドピー,8.4m幅のバックボード印刷開始
ビーアンドピー(大阪)は2月3日,展示会やイベント,記者会見などで使用するバックボードの印刷に幅8400mm,高さ2400mmの大判サイズを追加したと発表した。7mm厚のスチレンボードを使用し,光沢紙・マットラミネート加工で撮影時の反射や傷を防止,木工造作不要で設置・解体・廃棄の容易さが特長。3月23日まで各種バックボードやロールアップバナーの割引きキャンペーンを行っている。
瀬味証券印刷,二次元コードの不正対策技術開発
瀬味証券印刷は2月4日,日本新聞インキと共同で二次元コードに透明な凹凸を印字する不正対策特許技術「Scam Guard」を開発したと発表した。二次元コードの上にランダムな透明凹凸を印字し,利用者に触感で本物であることを伝えることができる。また,不正なコードへの張り替えや重ね張りなどのQRコードフィッシング詐欺に対策できるほか,コピー機による複製を防止し,偽造品の製造をけん制できる。
電子出版制作・流通協議会,2月28日までアワード募集
電子出版制作・流通協議会は電子出版市場の活性化を目指す「電流協アワード」を募集している。締切は2月28日。会員はエントリー数の制限無し,非会員は3件まで。
https://aebs.or.jp/aebs_award2025.html
モリサワ,Adobe MAX Japanに出展
モリサワは2月13日,有明の東京ビッグサイトで開かれるクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX Japan2025」のゴールドスポンサーとして協賛しブース出展する。「Adobe Fontsにちょい足し」をテーマに,バリアブルフォントをはじめとする新書体ラインナップや,定額制フォントサービスの新プランを紹介する。
印刷技術懇談会,2月14日に色による高付加価値印刷のセミナー
印刷技術懇談会は2月14日,オンラインと東京・八丁堀のモトヤで「CMS&ECG(RGB)色で差別化 高付加価値印刷」をテーマにセミナーを開く。デジタルカラースペースの国内動向とECG(広色域印刷)の仕組みをフローとシミュレーションで解説し,印刷検証までを印刷サンプルを交えて紹介する。参加費2000円。
https://ingikon530.peatix.com/event/4294288/
コニカミノルタジャパン,2月18日に提案型営業のワークショップ
コニカミノルタジャパンは2月18日,東京の浜松町ビルディングで「提案型営業になるためのワークショップ:営業編」を開く。ディスカッションを通じて顧客との理想的な関係性を築くための戦略,提案のポイントについて解説し,実践を通じてスキルを取得するワークショップを行う。定員15人。参加無料。
https://bs-offers.konicaminolta.jp/sales_workshop/LP
日本印刷産業機械工業会,3月7~17日にオンラインでJapan Color認証セミナー
日本印刷産業機械工業会は3月7~17日,Japan Color認証セミナー「基礎から学ぶカラーマネジメント」をオンラインで配信する。デジタル印刷の特徴や印刷方式,オフセット印刷との使い分け,デジタル印刷機の色管理,Japan Color認証制度の概要を解説する。参加無料。視聴無料(要事前申込)。
https://japancolor.jp/info/002276.html
面谷信教授,3月8日に授最終講義
日本印刷学会で理事,研究発表委員長などをしている東京電機大学の面谷信教授最終講義 兼 退官記念パーティーが3月8日,東京のアルカディア市ヶ谷で開かれる。会費は一般1万円,学生3000円。
日本印刷学会,6月23日に春期研究会
日本印刷学会は6月23日,東京・新富の日本印刷会館で春期研究会(第153回研究発表会)を開く。4月11日まで研究発表を募集している。
https://www.jspst.org/event/kenkyu/index.html
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
2月22日~6月22日,本と活字館でプロセスインキの企画展
大日本印刷は2月22日~6月22日,活版印刷と本づくりをテーマとした文化施設「市谷の杜 本と活字館」(東京都新宿区)で企画展「FANTASTIC! プロセスインキ」を開く。4色のインキでたくさんの色を表現する仕組みやその特徴を解説し,色の三原色や色にまつわる疑問に答える。入場無料。
https://ichigaya-letterpress.jp/gallery/000443.htm
2月25日,画像電子学会と日本出版学会がアクセシビリティの研究会
画像電子学会と日本出版学会は2月25日,オンラインと東京の専修大学神田キャンパスで「VMA(Versatile Media Appliance)研究会」と「視覚・聴覚支援技術(VHIS)研究会」を開く。アクセシビリティに関する最新動向をテーマに,企業や大学が先進的な取り組みや最新技術,サービスを解説する。参加費は会員1000円,非会員2000円。
https://www.shuppan.jp/event/2025/02/05/3264/
2月28日~3月14日,東洋美術印刷が飯田橋でアートプリント展
東洋美術印刷は2月28日~3月14日,東京・飯田橋のアートギャラリーii-Crossingで「Art Print Labo2025展」を開く。同社が美しく刷る術を磨き,審美眼・知識の研鑽を目的に立ち上げた「Art Print Labo」の活動報告として,小部数・低コストで実現できる広演色印刷や複製画の再現性を追求した印刷を中心に,若手アーティストの複製画やZINEなど実際の印刷物を展示する。入場無料(要事前申し込み)。
https://www.japanprinter.co.jp/wp-content/uploads/att_424673_1.pdf
3月11日,中小企業基盤整備機構が企業活性化セミナー
中小企業基盤整備機構は3月11日,オンラインと東京の大手町三井ホールで「中小企業活性化セミナー」を開く。経営改善や事業再生支援に関する施策の解説や,中小企業活性化協議会の支援について,弁護士の実体験を交えたパネルディスカッションを行う。定員は現地会場200人。参加無料。
https://www.smrj.go.jp/supporter/revitalization/seminar/
3月17日~5月19日,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会,アワード募集
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は3月17日~5月19日,「UCDAアワード」の応募を募集している。同アワードは,企業・団体が生活者に発信するさまざまな情報を,産業・学術・生活者の集合知による基準を使用して第三者が客観的に評価し,優れたコミュニケーションデザインを表彰するもの。エントリー説明会は3月12・26日,4月16日に行われる。
https://ucda.jp/20250203_01_newspaper/
4月15~17日,ビッグサイトで外食・配食産業の展示会
日本食糧新聞社は4月15~17日,有明の東京ビッグサイトでパッケージを含む食の業務用専門展「ファベックス東京2025」を開く。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://www.fabex.jp/
6月11~13日,幕張メッセでインターネット技術の展示会
インターネットテクノロジーの展示会「Interop Tokyo2025」が6月11~13日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催は実行委員会。その中で実行委員会と教育AI活用協会は,教育現場での生成AIの導入における事例や活用法を体感できるセミナーや展示の「教育AIサミット 2025」を開く。
https://www.interop.jp/2025/shownet/stm/popup_regist/
6月18~20日,ビッグサイトで半導体後工程技術&ソリューション展
センサ・IoTなどの「Smart Sensing2025」が6月18~20日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はJTBコミュニケーションデザイン。入場無料(要事前登録)。
https://www.smartsensingexpo.com/index.html
7月9~11日,ビッグサイトで医薬品の総合展
医薬,化粧品の研究・製造に関する第27回「インターフェックスWeek東京」が7月9~11日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX Japan。入場料は事前登録で無料。
https://www.interphex.jp/tokyo/ja-jp.html
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2025年2月号【 特集:捺染・特殊 印刷 】(1月20日発行)
加飾技術についての最新事例や動向、さまざまなタイプの版式・方式で紙以外の基材に特殊インクを印刷する機器、成型された物体にシリコンブランケットで直接オフセット印刷する技術、生地への直接印刷を前提としたIJプリンターの新製品、アパレルやファブリックに対応する、多種多様なIJプリンターについて解説いたします。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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