週刊「印刷雑誌」

15巻 45号 2024年11月25日
Japan Printer weekly vol.15, no.45

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷をたのしむ

高速オフセット,小学生向け印刷工場見学・ワークショップ開催

高速オフセットは10月12日,大阪・堺市の同社新聞印刷工場で小学生向けの印刷工場見学&ワークショップを行った。10組の応募枠に87組280人の応募があり,当選した26人が参加。子ども環境情報紙「エコチル」特別号の印刷現場見学や,印刷オペレーターの仕事体験,大阪湾のゴミと生き物観察,オリジナルノート作りを行った。

ミマキエンジニアリング,店舗用タペストリー再利用技術をロフトが採用

ミマキエンジニアリングは11月14日,印刷済みの舗装飾用タペストリーを脱色し再利用する「ネオクロマト・プロセス」技術をロフトが採用,池袋店でテスト運用されたと発表した。同技術で脱色された布地は,各地のタペストリー制作事業社で再印刷でき,布地の廃棄削減によるCO2排出量の低減に貢献する。

京セラ,多言語字幕システムを近鉄窓口に導入

京セラドキュメントソリューションズジャパンは音声のリアルタイム字幕表示システム「コトパット スクリーン」が近畿日本鉄道の大阪難波駅,近鉄奈良駅,近鉄丹波橋駅の特急券発売窓口で導入され,11月13日に運用を始めたと発表した。同システムは,英語,中国語,韓国語など7種類の発話内容をその場でスクリーンに翻訳表示してスムーズな会話ができる。

大日本印刷,全国博物館大会に出展

大日本印刷は,11月27・28日に長野・松本市で開かれる「全国博物館大会」に出展する。教育分野へのデジタルアーカイブ活用,収蔵品画像を用いた地域の魅力発信,外国語話者や聴覚障がい者との対話支援システムの3つのテーマでサービスを紹介する。

アドビ,山手線の車両でクリエイターギャラリーを展開

アドビは11月30日まで,JR山手線の1編成車両の広告スペースを全て使い,Adobe Photoshopで制作した作品を展示する「Adobe Photoshopクリエイターギャラリー」を行っている。「TOKYO」をテーマにクリエイター11人の作品を11両編成の各車両で展示するほか,動画広告ディスプレイで作品を紹介するダイジェストを放映している。

エプソン販売,「推し活」テンプレート提供を開始

エプソン販売は11月21日,「Epson Creative Print」のアプリで推し活グッズのテンプレート提供を始めた。トレーディングカード,カップホルダー,ケーキフラッグのテンプレートの3アイテムが公開され,スマートフォンにある写真の追加や背景色の変更,テキスト,装飾の編集をすることでオリジナルのグッズを自宅プリントで作成できる。

■プロの世界

キンコーズ・ジャパン,人が修正するAI-OCRサービス開始

キンコーズ・ジャパンは11月20日,「人の目で見て修正するAI-OCRサービス」を始めたと発表した。AIだけでは認識が難しい手書き文字を,オペレーターが柔軟に確認し修正し,誤認識のリスクを最小限に抑えて紙文書をデータ化する。データはクラウドへの保存やDM作成への利用など,ニーズに応じた活用ができる。初期費用5500円,1ページごとに活字2.42円,手書き4.62円。

東京都印刷工業組合,12月13日に文章術のセミナー

東京都印刷工業組合は12月13日,オンラインと東京・飯田橋の大塚商会で「共感を呼び行動を促す6分間文章術:やりたくなっちゃう仕組み作りで生産性UP」をテーマにセミナーを開く。綜合印刷出版の田村仁美社長が,ビジネスや日常生活において相手に行動を促す効果的な文章術を,講義とワークショップで解説する。定員はオンライン500人,現地会場100人。参加費3000円。
https://peatix.com/event/4200202

日本印刷産業連合会,2025年1月8日に新年交歓会

日本印刷産業連合会は2025年1月8日,虎ノ門のホテルオークラ東京で恒例の新年交歓会を行う。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

11月27日,DICカラーデザインがオンラインで中国のデザイントレンドセミナー

DICカラーデザインは11月27日,「アジア最大の見本市,デザイン上海2024を徹底解析」をテーマにオンラインセミナーを開く。中国・上海で6月19~22日に開かれた国際家具デザインフェア「Design Shanghai 2024」を解析し,中国市場動向とデザイントレンドの傾向を探る。参加費8800円。
https://dcd20241127.peatix.com/

12月5日,日本印刷学会がオンラインで次世代クリエイティブのセミナー

日本印刷学会は12月5日,「最新技術に触れる!次世代クリエイティブセミナー」をオンラインで開く。最先技術のマンガの機械翻訳や,クリエイティブにおける生成AIの最新動向,クリエイティブを活かす多色印刷の可能性やデジタル時代に対応したRGB印刷に関する取り組みを解説する。定員200人。参加費は,会員5000円,非会員8000円,教職員・学生1000円。
http://www.jspst.org/event/241205.html

12月5日,文化通信社がオンラインでM&Aのセミナー

文化通信社は12月5日,「朝日新聞グループ入りしたニュートンプレス M&Aから1年の現状と評価」をテーマにオンラインセミナーを開く。朝日新聞出版の傘下に入ったニュートンプレスが,組織統合やシナジーを生み出すための取り組みなどを話す。参加費8800円。
https://peatix.com/event/4201881

12月11~13日,ビッグサイトでエレクトロニクス製造の展示会

半導体産業やIoT機器などの展示会「SEMICON Japan」が12月11~13日,,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はSEMIジャパン。
https://www.semiconjapan.org/jp

12月11~13日,福岡で「ものづくりワールド」展

第2回「ものづくりワールド 九州」が12月11~13日,博多区のマリンメッセ福岡で開かれる。製造業DX展や工場設備・備品展ほか10展示会で構成。主催はRX Japan。事前登録で入場無料。
https://www.manufacturing-world.jp/kyushu/ja-jp.html

12月12・19日,ミリアドがオンラインで顧客の課題発見と解決提案のセミナー

ミリアドは12月12・19日,「実はできている営業マンが少ない?! 顧客の課題発見と解決提案の方法とは」をテーマにオンラインセミナーを開く。DX化の必要性が叫ばれる中,どのように課題を発見し解決提案をするのか,課題の発見が印刷営業においてどんなメリットがあるのかを解説する。参加無料。
https://www.miliad.co.jp/news.html#20241212

2025年6月4~6日,ビッグサイトで電子機器トータルソリューション展

JPCA Show,マイクロエレクトロニクスショーなど7展示会で構成する「電子機器トータルソリューション展2025」が2025年6月4~6日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。運営はジェーシーエス・コミュニケーションズ。入場料1000円(事前登録で無料)。
https://www.jpcashow.com/show2025/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2024年12月号【 特集:絵本のいま昔 】(11月20日発行)
絵本に関する文化・歴史的なことと現在の視覚表現に関した解説や、印刷会社が取り組む絵本の発行だけでない販売や読み聞かせの運営とARの組み入れの取り組み、また連載陣の田渕健一さんからは、ユニークな才能豊かな人を原稿にしていただきました。

2024年12月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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