週刊「印刷雑誌」

15巻 44号 2024年11月18日
Japan Printer weekly vol.15, no.44

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷をたのしむ

高速オフセット,1枚の紙で組み立てるバッグ型パッケージ公開

高速オフセットは10月30日 ,クリエーターのアイデアを印刷製品として試作するプロジェクト「アイデアのアイデア」のサイトで, 1枚の合成紙で組み立てられる「バッグ型パッケージ」の試作品を公開した。接着剤を使わず1枚の紙で組み立てられ,バッグ型のまま中身の商品を取り出せるほか,展開すると内側の華やかな印刷で商品を際立たせることができる。
https://www.kousoku-offset.co.jp/idea-idea/products/sweets-bag-package/

大日本印刷,知的財産を活用したゴルフブランド立ち上げ

大日本印刷は11月8日,アニメ・マンガ・ゲームなどのIP(知的財産)とゴルフ用品を掛け合わせたゴルフブランド「FUN’S GOLF」を発表した。第一弾企画として,同日からアメリカンコミックのブランド「マーベル」シリーズをモチーフとしたアイアンセット,パター,グリップ各種を発売した。

エプソン販売,プリンター活用アイデアを募集

エプソン販売は12月25日まで,プリンターの活用アイデアを募集する「#MyPrintStory投稿プレゼントキャンペーン」を行っている。同社公式Xアカウントにプリンター活用アイデアや,印刷物,印刷物で作った作品などを写真で投稿すると,抽選でQUOカードが当たる。

高速オフセット,バナナペーパー名刺の無償製作プロジェクト開始

高速オフセットは11月13日,877人の名刺を無償でバナナペーパーで作るプロジェクトを発表した。同社はSDGs17項目すべてに関わる用紙・バナナペーパーの更なる使用拡大を目指し,名刺を無償で作る「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」を企画した。現在,877人分の達成に向けて作成依頼の募集をしている。

キンコーズ・ジャパン,12月1日に渋谷サクラステージ店開店

キンコーズ・ジャパンは12月1日に,「キンコーズ・渋谷サクラステージ店」を開店する。スマートフォンなどの手持ちデータをセルフで印刷できるTシャツプリンターや,多様な素材に印刷できるプリンターを導入するほか,印刷サンプルの展示,コラボ企画などを通じて新しいアイデアに出会える場を目指す。開店記念にアニメ「ブルーロック」とのコラボイベントを行い,展示やオリジナルグッズの販売などを行う。

■プロの世界

カワセ印刷,薄紙印刷・加工専門サイト開設

カワセ印刷は11月12日,印刷のプロ向けの下請け専門薄紙サイト「東京薄紙印刷」を開設した。DM,包装紙,取扱説明書,手帳,マニュアルなどの薄紙製品ごとのサービス内容や,自社工場の設備や品質管理体制について説明するほか,実際の事例や企業の最新情報を発信するトピックス,コラムも掲載する。

日本生産性本部,日本の労働生産性の動向を発表

日本生産性本部は11月13日,「日本の労働生産性の動向2024」を発表した。2023年度の時間当たり名目労働生産性は5396円で,実質ベースの上昇率は前年度比+0.6%,現行基準のGDPをもとに計算できる1994年度以降でみると最も高い水準となった。

エイコー印刷,社内コミュニケーションのDX化を構築

エイコー印刷(大分県別府市)は11月12日,組織向けコミュニケーションツールの「LINE WORKS」と「AppleWatch」の活用で,独自の社内コミュニケーションDX体制を構築したと発表した。同社がが主として取り扱うオーダーメイドラベルの生産は,製造進捗など部門間をまたぐ複雑なコミュニケーションを必要とするため,LINE WORKSを受注報告と納期確認ツールに,AppleWatchを通知表示に使い,納期回答の返信に要する時間を平均1分に短縮させることができた。

FFGS,11月22日にオンラインでバリアブル印刷ツールのセミナー

富士フイルムグラフィックソリューションズ(FFGS)は11月22日,「デジタル印刷で利益を最大化!」をテーマにオンラインセミナーを開く。印刷会社におけるバリアブル印刷に取り組むメリットと,バリアブルソフト「FormMagic5」で実現できる業務効率化,継続的なバリアブルジョブの受注について解説する。
https://biz3-jp.fujifilm.com/20241122_PressReadyFormMagic_2_20.LP.html

日本プリンティングアカデミー,12月10日にG7のセミナー

日本プリンティングアカデミーは12月10日,キャリブレーション技術「G7+」のセミナーを東京・小石川の同校で開く。開発者のドン・ハチソン氏による同技術の解説のほか,海外ゲストによるソフトプルーフのワークショップを行う。

日本印刷産業機械工業会,12月6~16日にオンラインでJapan Color認証セミナー

日本印刷産業機械工業会は12月6~16日,Japan Color認証セミナー「基礎から学ぶカラーマネジメント:もっと有効活用を!まだまだある測色器の現場で役立つ便利機能」をオンラインで配信する。測色器を有効活用するための測定方法,印刷機の基準条件出し,品質評価・品質管理する上で効果的な測色器の搭載機能,現場で役に立つ便利機能や,Japan Color認証制度との関わりについて紹介する。参加無料。
https://japancolor.jp/info/002267.html

日本フォーム印刷工業連合会,2025年1月に新春講演会

日本フォーム印刷工業連合会は 2025年1月23日,ホテル椿山荘東京で「2025年新春講演会」を開く。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

11月20日,コニカミノルタジャパンがオンラインでAI活用の技能継承セミナー

コニカミノルタジャパンは11月20日,「ものづくりの熟練技能を次世代に伝承:AIとの対話で技能を手順書化!事例から学ぶ製造業の技能伝承新手法」をテーマにオンラインセミナーを開く。口頭や見て覚えるといった方法が多く取られる技能伝承を,技能者が話す音声データをもとにAIが手順やコツを手順書として自動生成するシステムを紹介する。参加無料。
https://bs-offers.konicaminolta.jp/cocomite/seminar/20241120/

11月21日,東京で中央区ビジネス交流フェア

中央区は11月21日,東京・日本橋プラザビルで「中央区ビジネス交流フェア2024」を開く。入場無料・申込不要。その中で,DI Paletteは特殊加工や色の表現に優れた印刷や,紙とフィルムなどを組み合わせた製品,レーザー加工による切り絵製品を紹介する。
https://www.city.chuo.lg.jp/a0016/shigoto/kigyoushien/koushuu/business.html

11月27日,日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会がオンラインで会社変革のセミナー

日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会は11月27日,「存在価値事業のセミナー:社会に必要とされる会社変革」をオンラインで開く。中央ネームプレート製作所(札幌市)が,品質の優れた製品を提供するための方法や,既存の事業を継続したままより多くのニーズに応えるために新たな事業を始める秘訣など,時代に合わせた会社変革の内容,企業としての想いを事例を交えて語る。参加費2000円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2024/11/Seminar-on-Purpose-Driven-Business-Transformation-Creating-Companies-Essential-to-Society.pdf

12月4・5日,岩崎電気が技術展

岩崎電気は12月4・5日,東京の品川インターシティホールで「IWASAKI技術展」を開く。同社の照明や,空間環境,資源循環,環境浄化などの技術展示や各種セミナーを行う。入場は事前登録制。
https://www.iwasaki.co.jp/NEWS/event/2024/cnf.html?mlap044=03

12月6日,日本出版学会が出版学会賞記念講演

日本出版学会は12月6日,オンラインと東京・四谷の上智大学で「日本出版学会賞 受賞記念講演会」を開く。「いま,学術書にできること『杉浦康平と写植の時代』をケーススタディに」をテーマに,『杉浦康平と写植の時代』(慶應義塾大学出版会刊)の著者,阿部卓也氏が同書の企画・準備段階から制作の終盤や刊行後までを振り返り,作者と出版社(者)の取り組みを率直,自己批評的に語る。定員はオンライン100人,現地会場10人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2024/11/12/3145/

12月14日~2025年2月24日,島根県立石見美術館で石岡瑛子展

巡回展「石岡瑛子Iデザイン」展が12月14日~2025年2月24日,益田市の島根県立石見美術館で開かれる。石岡瑛子氏の1960~80年代の仕事を中心に,センセーションを巻き起こしたポスターやCM,アートワークからスケッチまで約500点の作品を公開する。主催は同美術館,しまね文化振興財団,中国新聞社。企画・運営はDNP文化振興財団,DNPアートコミュニケーションズ。企画展の観覧料は,一般1000円,大学生600円,小中高生300円。
https://www.grandtoit.jp/museum/ishioka_eiko_idesign_iwami

2025年1月17・18日,八王子で「たま未来産業フェア」

多摩地域や区部・近隣県の中小企業が製品サービスを展示する「たま未来・産業フェア」が2025年1月17・18日,八王子の東京たま未来メッセで開かれる。ものづくり,GX・DX,くらしの3分野ほかで,140の企業や団体以上が出展する。主催は多摩イノベーションエコシステム実行委員会。入場無料。
https://tama-innovation-event.jp/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2024年12月号【 特集:絵本のいま昔 】(11月20日発行)
絵本に関する文化・歴史的なことと現在の視覚表現に関した解説や、印刷会社が取り組む絵本の発行だけでない販売や読み聞かせの運営とARの組み入れの取り組み、また連載陣の田渕健一さんからは、ユニークな才能豊かな人を原稿にしていただきました。

2024年12月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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