週刊「印刷雑誌」
15巻
40号
2024年10月21日
Japan Printer weekly
vol.15,
no.40
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
小野商店,手漉き和紙作りサービス開始
和紙問屋の小野商店(大阪)は11月から,紙漉きの表現技法を生かした手漉き和紙作りサービス「彩創紙(さいそうし・仮称)」の取り組みと受注を始める。伝統的な表現技法である「透かし」や「漉き込み」を生かし,希望の文字列やロゴやマークなどを表現技法で表現する。
オーエムカラーコピー,ECサイトのアバター接客サービス
オーエムカラーコピーは10月から,3DアバターによるECサイト上での接客サービスを始めた。アバターの接客は同社の小ロットオリジナルグッズ制作サイトで行われ,遠隔から商品の魅力を直接ユーザーに伝えたりグッズ制作の手順,入稿方法などの相談ができる。
グラフィック,A4中綴じ冊子印刷の割引キャンペーン
グラフィックは12月2日まで,中綴じ冊子印刷が最大35%OFFになるキャンペーンを行っている。対象は,A4定型タテ型,用紙がコートとマットコートの90kg・110kg・135kg,80ページ以内,3000冊まで。
理想科学工業,文書の見やすさ自動判定ツールをアップデート
理想科学工業はこの度,文書の見やすさ自動判定ツール「ヨミヤス」をアップデートした。新機能は,(1)高齢者の見え方に配慮した色彩設計の評価。(2)食品・医薬品パッケージ表示の視認性評価。同ツールは,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会が定める,UCDA認証「見やすいデザイン」基準の3項目に基づいた分析で,文書を定量的に評価できる。
■プロの世界
エプソン販売,スマートチャージ初の再生品プリンター発売
エプソン販売は10月9日,使用状況に合わせたプランとプリンターを選べる定額制サービス「スマートチャージ」に対応した再生製品のインクジェットプリンター「LX-10000R」を発売する。2017年6月に発売したLX-シリーズの利用可能な部品を利用し,本体を再生した。100枚/分の高速印刷と低消費電力が特長。
また同日,使用済みカートリッジを再利用する「インク容器循環プログラム」をスマートチャージでも利用できるようになった。
キヤノン,前面集約型メンテナンス部のA3レーザープリンター発売
キヤノンは10月25日,本体内部のメンテナンス部分を前面に集約したカラー・モノクロA3レーザープリンターの「Satera」シリーズ5機種を発売する。給紙・排紙やトナーカートリッジ交換,パーツ交換などの作業を本体前面パネルを引き出すことで行える。オープン価格。
キヤノン,ビジネス向けA4レーザープリンター発売
キヤノンは10月25日,ビジネス向けA4レーザープリンターの「Satera」シリーズ7機種を発売する。操作パネルを設置環境に合わせて見やすい角度に調整でき,使用環境に応じたセキュリティーを簡単に設定できる。また,機種によりA4片面印刷38枚/分,最大給紙2660枚や,A4両面同時読み取り190ページ/分,トナーカートリッジ交換や用紙のセットを本体前面から行える,などの特長を持つ。オープン価格。
富士フイルムグラフィックソリューションズ,11月にデジタル印刷業務のセミナー
富士フイルムグラフィックソリューションズは11月1日,「デジタル印刷で利益を最大化!」をテーマにオンラインセミナーを開く。デジタル印刷のプリプレス工程と出力作業を自動化・効率化するツールや,高機能バリアブル印刷ソフトウェアを紹介する。参加無料。
https://biz3-jp.fujifilm.com/20241025_PressReadyFormMagic5_10.LP.html
日本印刷技術協会,11~12月にオンラインで新人向け基礎講座
日本印刷技術協会は11月1~15日,11月15~29日,12月2~16日に新人・若手向けの3講座をオンライン配信する。テーマと参加費は「印刷見積り基礎講座」が会員2万8600円,一般3万5200円,「印刷製作入門講座」が会員2万5300円,一般3万1900円,「販促提案に必要なマーケティング入門講座」が会員1万5400円,一般2万900円。
https://www.jagat.or.jp/archives/108839
シリウスビジョン,11月にオンラインで画像検査のセミナー
シリウスビジョン11月13日,「印刷に強い独自検査技術:実践編」をテーマにオンラインセミナーを開く。画像検査を実際の現場でどのように適用すればよいのか実演を交えて解説する。定員300人。参加無料。
https://siriusvision.co.jp/event/20241113/
ドキュメントサービスフォーラム,豊洲で11月に全国発表大会
富士フイルムビジネスイノベーションのユーザーで組織するドキュメントサービスフォーラムは11月15日,東京の富士フイルムビジネスイノベーションジャパン豊洲で全国発表大会を開く。
日本フォーム印刷工業連合会,11月に業界展望のセミナー
日本フォーム印刷工業連合会は11月19日,オンラインと東京・新富の日本印刷会館で「“フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書”を読み解く」をテーマにセミナーを開く。
11月19・20日,ビッグサイトで企業管理部門向けの展示会
総務・人事・経理など効率化・DX推進の「バックオフィス DXPO」が11月19・20日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はブティックス。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://dxpo.jp/real/box/tokyo2/
11月21・22日,ビッグサイトで販促・店舗業務の展示会
総務・人事・経理など効率化・DX推進の「営業・マーケ/店舗EC DXPO」が11月21・22日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はブティックス。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://dxpo.jp/real/fox/tokyo2/sales/
https://dxpo.jp/real/fox/tokyo2/store/
日本WPA,11月に大阪でカーボンオフセットセミナー
日本WPAは11月29日,中央区のアットビジネスセンター大阪本町で「カーボンオフセットセミナー」を開く。水なし印刷とカーボンオフセットの仕組みや,印刷会社の取組みについて解説する。
https://www.waterless.jp/6129/
色材協会,11月に色材IT講座
色材協会は11月25・26日,オンラインと恵比寿の塗料会館で「色材IT(Inkjet Technology)講座」を開く。基礎的な材料研究から材料開発,インクジェット関連動向,新たなインクジェットの活用事例,特許情報などを解説する。参加費,会員2万9600円,一般3万9800円,学生会員6200円,学生一般9300円。
https://shikizai.org/20_shikizai_it/
日本印刷学会,12月にオンラインで次世代クリエイティブのセミナー
日本印刷学会は12月5日,「最新技術に触れる!次世代クリエイティブセミナー」をオンラインで開く。最先技術のマンガの機械翻訳や,クリエイティブにおける生成AIの最新動向,クリエイティブを活かす多色印刷の可能性やデジタル時代に対応したRGB印刷に関する取り組みを解説する。定員200人。参加費は,会員5000円,非会員8000円,教職員・学生1000円。
http://www.jspst.org/event/241205.html
印刷成田講,1月21日に参詣
印刷成田講は2025年1月25日に恒例の成田山新勝寺に参詣し,大護摩修行をする。印刷成田講は年3回行っており,今回で180回となる。会員会社は50社超。
東京ニュース,移転
東京・神田東松下町の(株)東京ニュースは,次に移転する。業務開始は11月5日。新住所:〒113-0033東京都文京区本郷1-11-6東接本郷ビル6F,電話03-6260-8088。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
10月22~25日東京で,29日名古屋でキュリティの展示会
サイバーセキュリティに関する展示会とセミナーの「Security Days 2024」が10月22~25日に東京・丸の内のJPタワーホール&カンファレンスで,10月29日に名古屋のウインクあいちで開かれる。主催はナノオプト・メディア。入場無料(要事前登録)。
https://f2ff.jp/event/secd
11月5~7日,パシフィコ横浜で図書館総合展
「図書館総合展」が11月5~7日,みなとみらいのパシフィコ横浜で開かれる。またオンライン展(2期)を11月16日~24日に開く。主催は同展運営委員会,企画・運営はカルチャー・ジャパン。その中で大日本印刷はリアル展で,自発的な読書を支援する7種のツールが1セットになった読書活動支援キットを出展する。
https://www.libraryfair.jp/
11月13~27日,日本文書情報マネジメント協会が電子文書のセミナー
日本文書情報マネジメント協会は11月13~27日,オンラインで「デジタルドキュメント2024:デジタル新時代,今こそ経営課題解決のチャンス!:DX加速,AI進化に備える業務のデジタル化 次の一手」をテーマにオンラインセミナーを開く。生成AIのDX活用や,電子帳簿の導入,オフィス業務のデジタル化などについて解説する。参加無料。
https://www.jiima.or.jp/dd2024_entry/
11月15日,日本画像学会が業界展望のセミナー
日本画像学会は11月15日,オンラインと東京のふれあい貸し会議室 田町で「“つながり”がもたらす成長:個と組織,そして日本画像学会のシン化」をテーマにセミナーを開く。同学会の藤井雅彦会長が,画像学会や業界の現状,目指す未来について語る。現地会場のみ定員30人。参加費は会員1000円,非会員・維持会員2000円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/imaging-next/archives/65
11月15日,モリサワが文字組版のセミナー
モリサワは11月15日,「文字組版の教室 InDesign編」をテーマにオンラインセミナーを開く。InDesignの実演を交えながら,文字組版に関係する各機能や設定を中心に解説する。参加費5500円。
https://peatix.com/event/4112234/
12月6日,日本画像学会がイメージング技術のシンポジウム
日本画像学会は12月6日,オンラインと東京・水道橋の貸会議室内海で「知ろう,語ろう!イメージング技術の最新動向と新たな価値」をテーマにシンポジウムを開く。参加費は,会員1万円,非会員1万7000円,学生2000円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/event_menu/symposium/2024_symp_tokyo/
12月11日,日本画像学会が田町で情報価値向上の講習会
日本画像学会は12月11日,東京のふれあい貸し会議室 田町で技術講習会「チュートリアル2024(トライアル)情報出力装置概論:可視化・具象化される情報価値の最大化:良い商品・サービスとは何か? その価値を社会にどう届けるか?」を開く。広告や宣伝のみならず社会に価値を伝えるために必要なことを考える新しいチュートリアルについて解説する。参加費は,会員8000円,非会員1万6000円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/event_menu/tech_course/2024_tech_fall_tutrial/
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編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
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