週刊「印刷雑誌」
14巻
39号
2023年10月16日
Japan Printer weekly
vol.14,
no.39
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。
■印刷をたのしむ
パイ インターナショナル,『色の名前でみつける配色手帖』発行
パイ インターナショナルは10月18日に書籍『色の名前でみつける配色手帖』(武川カオリ著)を刊行する。マカロンピンク,ノスタルジックローズ,フルムーンイエローなどの色の名前240とそこから広がる配色2100以上を,ショップやインテリアスタイル,イメージワード,季節など各章のテーマに沿って紹介。A5判,ソフトカバー,320ページカラー。2860円。
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デザイナーが、現場に正しく「色」を伝え、思った通りの印刷物を制作するための、色の表現、照明・環境、色校正などを解説。『グラフィックデザイナーのための色の基本 ― 印刷物作成へのカラーコミュニケーション ―』
グラフィック,冷感マフラータオル印刷開始
グラフィックは10月10日,「オリジナル冷感マフラータオル印刷」を始めたと発表した。水に濡して冷感を得られるタオルに全面カラーでオリジナルデザインを印刷できる。昇華転写プリントによりインクが生地に浸透し,色あせに強い。フック付きの巾着が付属し,1枚から注文できる。1枚1351円。
丸楽紙業,地産地消リサイクルの卓上カレンダーを製造
丸楽紙業(東大阪市)は10月6日,阪神間地域の印刷やデザイン会社から回収した余剰紙などから,地産地消を目的として卓上カレンダーを製造,販売を始めたと発表した。納品した企業や電子帳簿保存法へ対応を求められる企業から回収した余剰紙や帳票を,地元の製紙メーカーと協力して再生紙を生産し,卓上カレンダーとして阪神間地域で販売している。1冊550円。
ROLE,試し刷りのヤレ紙を市役所の名刺や封筒に利活用
デザインスタジオのROLE(富山県)は,印刷工程で発生した広告印刷などのヤレ紙(品質保持のための調整用損紙)を,高岡市役所職員の名刺や封筒に再利用する取り組みを10月に始めた。通常の古紙再生では大量の水や薬品が必要になるが,元々の印刷をあえて残しつつ紙を上から塗りつぶすことで,環境負荷の低減とともに,資源の循環を伝えるメッセージ性を高めている。元々のチラシから見える商品やサービスの権利問題に関しては,利用先の市が権利関係を管理する。
■プロの世界
Mipox,複雑な柄やデザインが可能な反射布を発売
Mipoxは暗闇で反射して光る再帰性反射布に,カラフルな柄やデザインの印刷ができる「Ref Liteデザインドリフレクター」を11月に発売する。独自の印刷技術で,今まで困難だった色合いと複雑なデザイン表現を可能にした。
日本フォーム印刷工業連合会,業界の現状調査報告会
日本フォーム印刷工業連合会は11月10日,オンラインと東京・新富の日本印刷会館で「“フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書”を読み解く」をテーマに報告会を開く。アンケート結果から見えてきたポイントや,日本印刷技術協会の藤井健人氏による「JAGAT印刷マネジメントブック2023」の解説を行う。定員はオンライン100人,会場80人。参加無料。
11月16日,日本印刷産業連合会がVOC排出抑制セミナー
日本印刷産業連合会は経済産業省・関東経済産業局と共催で11月16日,新富の日本印刷会館で「中小企業のための VOC排出抑制セミナー:低コストで簡単なVOC対策方法等を学ぼう!」を開く。印刷業界やインキメーカー,東京都が行っている対策や,印刷工場におけるESGへの対応について解説する。定員100人。参加無料。
日本印刷産業連合会,グリーンプリンティング工場交流会開催
日本印刷産業連合会は10月30日,第55回「GP工場交流会」をオンラインで開く。参加無料。
https://www.jfpi.or.jp/inquiry_detail/id=130
日本印刷学会,技術賞・技術奨励賞募集と印刷技術研究奨励金の交付希望者募集
日本印刷学会は,印刷技術の発展に顕著な功績があった人に「技術賞」「技術奨励賞」を贈り,表彰している。応募締切は11月末日。また,会員の研究費の一部を補助するため,研究奨励金を贈呈している。交付金は20万円。表彰や対象となった研究成果は2024年2月開催予定の総会で発表する。
http://www.jspst.org/prize/enter.html
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
10月17日,電通プロモーションプラスがオンラインでLINE活用マーケティングのセミナー
電通プロモーションプラスはLINEヤフーと共催で10月17日,「LINEマーケティングの意外な“落とし穴”と,今すぐ始められる具体策とは?」をテーマにオンラインセミナーを開く。LINEヤフー経済圏や,すぐに始められるLINEソリューションなどを解説する。参加無料。
https://dentsu-pmp.v2.nex-pro.com/campaign/60332/apply
10月24日,カミナシがオンラインで食品製造のDX活用セミナー
カミナシは10月24日,「DX時代の食品工場現場改革」をテーマにオンラインセミナーを開く。同社とポッカサッポロフード&ビバレッジが,品製造現場における人手不足解消に向けた取り組みや,デジタル活用のポイントを紹介する。参加無料。
https://lp.kaminashi.jp/webinar20231024
10月24~25日,パシフィコ横浜で図書館総合展
「図書館総合展」が10月24~25日,みなとみらいのパシフィコ横浜で開かれる。またオンライン展を10月26日~11月15日に開く。主催は同展運営委員会,企画・運営はカルチャー・ジャパン。
https://www.libraryfair.jp/
10月25日,緑の循環認証会議が永田町で森林認証の展望のフォーラム
緑の循環認証会議は10月25日,東京・永田町の全国都市会館で「SGEC/PEFC 森林認証のこれまでの歩みと今後の展望」をテーマにフォーラムを開く。基調講演では登山家で医師の今井通子氏が登壇する。参加無料。
https://www.atpress.ne.jp/news/371522
10月25~27日,幕張メッセでJapan IT Week
IT・DX・デジタルに関した11の展示会で構成する「第14回 Japan IT Week 秋」が10月25~27日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催はRX JAPAN。入場無料(要事前登録)。その中の「デジタルマーケティング EXPO」展で東京カメラ部は,写真を活用したSNS上での販拡やリサーチ,写真・動画データの社内管理などの紹介や相談会を行う。
https://www.japan-it.jp/autumn/ja-jp.html
10月27日,日本パッケージデザイン協会が竹橋で全国デザイン会議
日本パッケージデザイン協会は10月27日,東京・竹橋の如水会館で「2023 JPDA全国デザイン会議」を開く。デザイナーの領域を広げたビジョンのあり方や,より深く突き刺す表現力など新時代を生き抜くデザインの実践について「ひろげる」をテーマにした講演会やパネルトークを行う。参加費は,会員7000円,一般8000円,学生3000円,交流会は別途6000円。
https://activity.jpda.or.jp/seminar_event/3848.html
10月30・31日,市谷で産業用インクジェット技術のセミナー・展示会
大野インクジェットコンサルティングは10月30・31日,東京のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで産業用インクジェット技術のセミナーや展示会の「ジャパン・インクジェット・テクノロジーフェア2023」を開く。入場料は3000円。
https://ohno-inkjet.com/?p=80920
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月刊『印刷雑誌』
2023年11月号「特集:捺染インクジェット」
2023年8月号「特集:デジタル印刷のインクとトナー」
2022年7月号「特集:産業用インクジェットの今」
11月3日,日本グラフィックデザイン協会が知的財産権セミナー
日本グラフィックデザイン協会は11月3日,東京・赤坂のインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターで「グラフィックデザインと写真と著作権」をテーマにセミナーを開く。生成AIが登場した今,写真を使うアートディレクターや広告写真家,写真著作権協会,著作権法を熟知する弁護士がそれぞれの立場から現代のグラフィックデザインと写真の在り方を語り,討論する。定員100人。参加費は,会員無料,一般・学生1000円。
https://www.jagda.or.jp/news/7544/
11月9日,日本印刷学会がオンラインで先端リサイクルのシンポジウム
日本印刷学会は11月9日,「リサイクル最前線」をテーマにオンラインでシンポジウムを開く。包装フィルム洗浄システム,インキのマテリアルリサイクル,マイクロ波プロセスを用いたケミカルリサイクル技術,オフィスの紙再生について解説する。
http://www.jspst.org/event/231109.html
11月10日,モリサワがオンラインで文字組版のセミナー
モリサワは11月10日,「文字組版の教室 InDesign編」をテーマにオンラインセミナーを開く。日本語における本文組版の基礎や「Adobe InDesign」の重要となる項目,OpenTypeフォントの機能などについて解説する。参加費5500円。
https://morisawa.eventcreate.net/event/5987
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和文を中心に文字,書体に焦点をあて,印刷媒体やデジタル機器の表示までの文字の基本,デザインへの応用までをカラ―図版で解説。『印刷技術基本ポイント 文字・書体編』
組版とページ割りの基本知識をカラ―図版とわかりやすい説明でまとめた,初歩的な知識がすぐに身につく基本テキスト。『印刷技術 基本ポイント組版・ページネーション編』
11月20・21日,産業貿易センターで空間デザインのイベント
BAMBOO MEDIAは11月20・21日,東京・浜松町の産業貿易センターで空間デザインの展示会「BAMBOO EXPO 」を開く。入場無料。
https://bamboo-expo.jp/
11月21日,日本印刷技術協会がオンラインで営業マネージャーの講座
日本印刷技術協会は11月21日,「組織力を高める印刷営業マネージャー強化講座」をオンラインで開く。営業マネージャーの役割を考え,チームで目標達成するために必要な知識や組織力強化のための具体的な手法をワーク演習なども加え,実践的に学ぶ。参加費は,会員1万4300円,一般1万9800円。
https://www.jagat.or.jp/archives/470512
11月24日,日本印刷学会がオンラインでスクリーン印刷技術セミナー
日本印刷学会は11月24日,「最新のスクリーン印刷応用例および印刷システム」をテーマにオンラインセミナーを開く。高精細なスクリーン印刷技術を応用したインフラ監視用ひずみセンサーの製作や,フィルム基材に高速印刷できるシリンダー式スクリーン印刷システムを解説する。参加費は,会員5000円,一般8000円。
http://www.jspst.org/event/231124.html
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印刷プロセスの持つ優位性と有用性を活かし,生産の効率化,コスト削減などにつなげるための知識『次世代プリンテッドエレクトロニクスへ―印刷による付加型生産技術への転換―』
11月29日~12月2日,ビッグサイトで国際ロボット展
日本ロボット工業会,日刊工業新聞社は11月29日~12月2日,有明の東京ビッグサイトで「2023国際ロボット展」を開く。入場料1000円(事前登録で無料)。
https://irex.nikkan.co.jp/
12月5日~2024年1月21日,長野ADC展
優れた広告やグラフィックデザインを選出するADC賞の長野地域の受賞作を展示する「2023 長野ADC展」が12月5日~2024年1月21日,長野・小諸氏の市立小諸高原美術館・白鳥映雪館で開かれる。「日本のアートディレクション展2023」も同時開催。
https://www.city.komoro.lg.jp/material/files/group/24/nenkansukejyu-ru.pdf
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2023年11月号【 特集:捺染インクジェット】(10月20日発行)
布に色を染める捺染。印刷技術の一つであるインクジェットが捺染世界の世界を変えていこうとしているようです。今回はインクジェット印刷機メーカーで、捺染分野を担っているコニカミノルタ、ミマキエンジニアリング、セイコーエプソンさんに、市場や技術を解説いただきました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
◆印刷学会出版部WEBショップ
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