週刊「印刷雑誌」

14巻 38号 2023年10月10日
Japan Printer weekly vol.14, no.38

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

グラフィック社,『デザインのひきだし50』発行

グラフィック社は『デザインのひきだし50』を発行した。全国の会社の一番得意な印刷加工を掲載し,100社176種類の実物サンプルを収録。B5判,並製160ページ。別冊の付録を含め厚さ10cm,重さ2.9kg。3520円。

2.5次元,触感のあるタイルのようなノートを開発

2.5次元(株)は10月3日,触感印刷の技術を活用したタイルのような質感を持つ表紙のノート「TACTILE(タクタイル)」の商品化支援をクラウドファンディングで始めたと発表した。インクの層を何層も重ねて立体感を出す新技術「2.5次元フォト」を使い,凹凸感のある印刷をしている。クラウドファンディング価格で1冊3160円。

フォントワークス,初の欧文書体発表

フォントワークスは9月28日,同社初のオリジナル欧文書体「Yo One」を発表した。欧文書体が持つさまざまなバリエーションを複数の軸で体系化したフォントシステムであり, 156フォントを有するファミリー。年間定額制フォントサービス「フォントワークスLETS」「学生向けフォントワークスLETS」で,追加料金なく利用できる。

エプソン,インクジェットプリンター7機種9モデル発売

エプソンは家庭用やビジネス用の大容量インクタンク搭載型や,操作パネルの使い勝手を向上したエントリーモデル,ハガキプリンターなど7機種9モデルのインクジェットプリンターを10月19日より順次発売する。大容量インクタンクは,A4文書1枚がモノクロ約0.3円,カラー約0.8円のコストで,インクボトルを交換せずにモノクロが4500ページ,カラー7500ページが印刷できる。

コトブキ印刷,再生手漉き紙の販促活用相談会を開催

コトブキ印刷(広島県)は10月27日,東京・神田小川町の広島県府中市アンテナショップNEKIで,廃材を活用した手漉きした再生紙「めぐる,手漉紙。」の企業向け相談会を開く。和紙はデニムや家具,発酵食品などの廃材から,障がい者施設で手漉により作られている。オンデマンド印刷に対応し,名刺や会社案内パンフレットやDMなど,まとまった部数が必要な印刷もできる。

大日本印刷,市谷でAR活用の恐竜展開催

大日本印刷は10月20日~2024年1月13日,東京・市谷のDNPプラザで「見かたを変える,ふしぎな恐竜展」を開く。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を使い,マンガ「ディノサン」とのコラボレーションによるふしぎな体験を通して,恐竜の魅力を身近に,多面的に展示する。入場無料。

■プロの世界

UCDAと理想科学工業,文書の見やすさ・読みやすさの自動分析アプリ開発

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は,理想科学工業と共同で,文書の「見やすさ,読みやすさ」を自動分析するアプリケーション「ヨミヤス」を開発,10月12日より発売を始める。作成中または作成後の文書の「見やすさ,読みやすさ」を,(1)情報量,(2)タイポグラフィ,(3)色彩設計の3項目で自動分析することで,問題点を明らかにし,「わかりやすく」改善するためのデータを提供するクラウドサービス。

キヤノン,モノクロ輪転インクジェット印刷機発売

キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(キヤノンPPS)は,データプリントサービスに適したミヤコシ製の1200dpiモノクロ輪転インクジェット印刷機「MJP20JXR」を10月4日より発売した。キヤノンPPS製のコントローラーにより,直感的なジョブ管理とプリンター操作を図れる。オープン価格。

開伸,片手で開封できる小袋包装を発売

クリアパッケージ製造を行う開伸は,使い切りの化粧品や食品を片手で開封できる「Vパック」の小袋包装「Vパックカードタイプ」を10月に発売した。容器をつまんで折り曲げることで中央部分を開封できる。内容物が10g未満の場合に適している薄型タイプで,アルミ箔を使った高い密封性と遮光性を持つ。内容物を充填できる専用機を導入するプランと,同社で充填まで行うプランが選べる。

SCREEN,水性インクジェット印刷機を発売

SCREENグラフィックソリューションズは10月2日,軟包装向け高速水性インクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」を発売した。

千代田グラビヤとSCREEN,デジタル化推進で協業

千代田グラビヤとSCREENグラフィックソリューションズは10月2日,水性デジタルインクジェット印刷機を活用した軟包材印刷のデジタル化推進に向けての協業を行うと発表した。

小森会,10月25日に東京で開催

小森会は10月25日に東陽町のホテルイースト21で,東京・関東甲信越静小森会を開く。講演会では「世界が注目するビジネススキルEQとは」をテーマに(株)EQの高山直会長が心の知能指数といわれるEQの解説と,世界で注目されるビジネススキルEQ,感情に注目したEQマネジメント手法を紹介する。

ハイデル・フォーラム21,10月31日に高付加価値セミナー開催

ハイデル・フォーラム21は10月31日,オンラインとグランドニッコー東京台場で「HDF21全国大会 高付加価値ハイブリッドセミナー」を開く。百年コンサルティング代表の鈴木貴博氏が,経営者の知っておくべき2020年代の未来について,明治大学の齋藤孝教授がデジタル化が進む中での,適切なコミュニケーションスキルや対面でのコミュニケーションの重要性について講演する。

ハイデルベルグ・ジャパン,10月31日~11月2日に内覧会

ハイデルベルグ・ジャパンは10月31日~11月2日,東京・東品川の同社で内覧会を行う。企業のサステナビリティ,電気代,労働力,利益確保,営業改革のソリューションを実際にどのように実現することが可能なのかリアルな現場を模した,ビフォー・アフター形式で実演する。

日本フォーム印刷工業連合会,オンラインでダイレクトメールのセミナー

日本フォーム印刷工業連合会は「寺子屋プロジェクト」の一環として11月7・21日,オンラインでダイレクトメールに関する全2回のセミナーを開く。テーマは11月7日「多様化するコミュニケーションとダイレクトメールの役割」,11月21日「ますます存在感が高まるダイレクトメール」。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

10月11・12日,京都で中信ビジネスフェア

異業種交流の複合イベント「中信ビジネスフェア2023」が10月11・12日,伏見区の京都府総合見本市会館で開かれる。入場無料(事前登録制)。その中で田中印刷所は,360°3Dホログラム空間ディスプレイや直径10cmのポータブルホログラムファン,Web AR・Webスタンプラリーを出品する。
https://kc-sc-bf2023.jp/

10月13日,大伸社コミュニケーションデザインがオンラインでサステナビリティ活動のセミナー

大伸社コミュニケーションデザインは10月13日,「企業価値を高めるサステナビリティ活動とは!?」をテーマにオンラインセミナーを開く。サステナビリティ活動に非上場,中堅企業が取り組むメリットと支援事例を紹介する。参加費無料。
https://go.daishinsha-cd.jp/202310_s

10月19日,カミナシがオンラインでペーパーレスのセミナー

カミナシは10月19日,「カミナシで何ができるの?デモンストレーションセミナー」をオンラインで開く。工場現場の帳票類をデジタル化するクラウドサービス「カミナシ」でチェックシートの作成から工場現場で記録を行う操作を,実際の画面で紹介する。参加無料。
https://lp.kaminashi.jp/webinar20231019

10月20日,フォントワークスがオンラインで中国語フォントセミナー

フォントワークスは10月20日,「中国国家標準規格GB18030-2022対応に向けて」をテーマにオンラインセミナーを開く。中国のフォントに関する著作権上の考え方やフォントの概要や新バージョンの変更点,注意点について解説する。定員300人。参加無料。
https://fontworks.co.jp/news/2023/10/03/15488/

10月25日~2024年1月7日,京都dddギャラリーが絵本編集者の筒井大介展

烏丸の京都dddギャラリーは10月25日~2024年1月7日,「はみだす。とびこえる。絵本編集者 筒井大介の仕事」展を開く。筒井大介氏がこれまでに編集してきた代表的な絵本と原画を,一緒に仕事をした52名の作家たちの言葉とともに展示する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000824

10月30日,AndTechがオンラインでバリア材料と容器包装のセミナー

AndTechは10月30日,「サステナブル社会に適応したバリア材料と容器包装の事例紹介」をテーマにオンラインセミナーを開く。TOPPANの吉永雅信氏がパッケージにおける特徴や機能性について紹介する。参加費3万9600円。
https://andtech.co.jp/seminars/1ee538e8-6322-632a-a1cd-064fb9a95405

11月1日~30日,gggで日本のアートディレクション展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは11月1日~30日,「日本のアートディレクション展 2023」を開く。2022年6月から2023年5月までに発表,使用,掲載された約6000点の応募作から,受賞作品や年鑑収録作品を展示する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000825

11月7日,日本印刷技術協会が印刷営業の基本講座

日本印刷技術協会は11月7日,東京・杉並区の同協会で「仕事の役割と基本プロセスを学ぶ印刷営業の基本講座」を開く。顧客との人間関係づくりや日常活動のポイントについて学ぶ。定員30人。参加費は,会員1万4300円,一般1万9800円。
https://www.jagat.or.jp/archives/470483

11月14・15日,日本印刷技術協会がプロモーションと営業活動のセミナー

日本印刷技術協会は11月14・15日,「プロモーションの仕組みづくりと営業活動手法」をテーマにオンラインセミナーを開く。マーケティング志向の営業活動を理解し顧客の商品やサービスを分析しながら,提案を実現する手法などを習得する。参加費5500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/469313

11月29日,日本印刷学会がオンラインで環境対応パッケージのセミナー

日本印刷学会は11月29日,「環境対応パッケージをデザインする」をテーマにオンラインセミナーを開く。環境対応に向けさまざまな切り口からパッケージの理想的なあり方を提案,構築(デザイン)している企業などが,現在の活動や将来像について解説する。定員200人。参加費会員4000円,一般6000円,学生1000円。
http://www.jspst.org/event/231129.html

11月30日,日本自費出版ネットワークがオンラインとリアルで自費出版編集術の講座

日本自費出版ネットワークは11月30日,オンラインと東京・小伝馬町のジャグラ本部で「第41回自費出版アドバイザー講座:自費出版アドバイザー認定試験 受験資格該当研修会」を開く。最初の相談から本ができるまでの流れを解説する。参加費は全印工連組合員が2500円,一般3000円。
https://www.jsjapan.net/pages/adviser#content4

2024年2月6~8日,ビッグサイトでギフトショー

「東京インターナショナル・ギフト・ショー春」が2024年2月6~8日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料(事前登録制)。
https://www.giftshow.co.jp/tigs/97tigs/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年10月号【 特集:紙器・貼り箱の世界】(9月20日発行)
従来の事業からの脱却を図ろうと、デザインアワードに応募し、デザイナーとタッグを組んで見栄えと機能の両方を合わせ持つ自社ブランドの箱の展開。顧客の要望だけでなく、環境をはじめ社会貢献に供する取り組み。売れる箱、捨てられない箱、価値ある箱の考案と展開などを行う企業活動を紹介します。

2023年10月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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