週刊「印刷雑誌」

14巻 28号 2023年7月24日
Japan Printer weekly vol.14, no.28

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

ホリゾン,夏休み作文コンクール開催

ホリゾンは9月8日まで,同社の工場がある滋賀県高島市の小中高の学生を対象に,「第1回 Horizon夏休み作文コンクール」の作品を募集している。テーマは「本と私」「伝えたい,高島」。最優秀賞は図書券5000円。問合せは同社(電話0740-25-4567)。

大日本印刷,博物館でメガネ型情報端末の実証実験

大日本印刷は7月21日,千葉市立加曽利貝塚博物で開かれたイベントで,メガネ型情報端末「スマートグラス」を利用した情報表示ガイダンスシステムの実証実験を行った。メガネの内蔵カメラで撮影する情報から,位置情報やリアルとバーチャル重ね合わせる技術を活用し,鑑賞する人の位置に合わせてスマートグラスで立体的に情報を表示させ,効果や課題を検証した。

グラフィック,レトルト食品用パッケージ印刷に新形状追加

グラフィックは7月18日,レトルト食品用パッケージ印刷に新形状を追加したと発表した。佃煮や漬物,ギフト用のお茶やコーヒーなどに適した幅130×奥行20×高さ165mmのパッケージと,一回り大きい幅140×奥行25×高さ175mmのパッケージを追加した。

新晃社,特殊印刷加工の祝儀袋を発売

新晃社は7月19日,紙の表面に透明ニスで凹凸模様の和柄を施した触り心地のある祝儀袋「SAWARIGAMI iwai」(さわりがみ いわい)を発売した。色と柄の異なる3種類を展開。850円。

共同印刷,まなびコンテンツを提供するサイトを公開

共同印刷は7月20日,企業・自治体向けに,まなびの体験コンテンツを通じた従業員のエンゲージメント強化・コミュニティ形成を提供するWebサイト「YorisoWeL(ヨリソウェル)」を公開した。企業のプロモーション・HR 領域(福利厚生・企業研修)・自治体(地域共創)それぞれの課題・ニーズを解決するコンテンツを提供する。

■プロの世界

ソフトウェア・トゥー,3Dソフトウェアの64bitのmacOS版を発売

ソフトウェア・トゥーは7月3日,統合3DソフトウェアStrata Design 3D CXシリーズの64bitのmacOS日本語版を発売した。これまで動作させることができなかったApple Silicon M1,M2,M2 PRO,M2 MAXなどのプロセッサ上で利用できる。12万6500円。有償アップグレードは3万9600円。

凸版印刷,D2C事業支援サービス開始

凸版印刷は7月14日,D2C(Direct to Consumer)事業の早期立上げ・実行を支援するサービス「D2Cのばセル」提供を始めた。D2Cの事業立ち上げからグロース支援までに特化し,商品企画,事業性検証,商品ブランドの世界観を訴求するサイト構築,集客,CRM運用をワンストップで提供する。業種・業態のEC設計パッケージを5種類用意し,事業設計の期間短縮や効率化を図る。

ARTE,インクジェットとデジタル技術の2.5次元プリント開始

イラスト・デザインコンテストのプラットフォーム「ARTEE」を運営する(株)ARTEは7月14日,法人に向けコンテストシステムに,受賞作などを凹凸のある印刷物にするプランを追加したと発表した。2Dデータを凹凸や質感などをリアルに表現することができる立体プロセッシングを行い,インクジェットで出力する。金属,ガラス,木材ほか様々な素材へ印刷することが可能。

リンテック,シール・ラベル用粘着紙・粘着フィルム値上げ

リンテックは,日用品や食品,家電製品などの表示用ラベルをはじめ,流通・通販,医療・医薬,あるいは自動車向けといったあらゆる産業分野で使われている主力のシール・ラベル用粘着紙・粘着フィルムの全アイテムを対象に,販売価格を改定する。値上げ率は,粘着紙15%以上,粘着フィルム10%以上。9月1日出荷分から。

Monotype社,フォントワークスを買収

Monotype社(米国マサチューセッツ州)はSBテクノロジー(株)の子会社のフォントワークス(株)を買収する計画があると発表した。取引完了は2023年第3四半期中の予定。本件は日本国内におけるMonotype初の買収案件。デザイナー,エンジニア,営業,経営管理のフォントワークス73人と同社の知的財産,技術,書体サービスがMonotypeに加わる。

日本印刷産業連合会,9月印刷の月・印刷文化典を開催

日本印刷産業連合会は9月13日,ホテルニューオータニで「9月印刷の月・印刷文化典」を開く。「町工場の星,ダイヤ精機株式会社 代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ新経営改革」をテーマに講演会を開く。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

7月26日,リコージャパンがオンラインでガーメントプリンターのセミナー

リコージャパンは7月26日,オンラインで「笑顔をつくる!仕事をつくる!RICOH Ri 100ビジネス実践事例セミナー」を開く。オリジナルグッズがつくれるガーメントプリンターを活用した事例を解説する。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00082.html

7月26日,リコージャパンがオンラインでラテックスプリンターのセミナー

リコージャパンは7月26日,オンラインで「RICOHのラテックスプリンター“まるわかり”セミナー」を開く。屋内外を問わず様々な商材やビジネスへ活用できるラテックスプリンターをデモンストレーションを交えて解説する。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00076.html

7月26・27日,モトヤが名古屋で機材展

モトヤは7月26・27日,名古屋のウインクあいちでセミナーと展示で構成する「MOTOYA SUMMER FAIR 2023 IN NAGOYA」を開く。
https://www.motoya.co.jp/event/exhibition/summerfair_2023_nagoya.html

7月28日,Brushupがオンラインで校正ツールのセミナー

Brushupは7月28日,「制作業務の課題を解決するコミュニケーション整理術」をテーマにオンラインセミナーを開く。オンライン校正ツールの「Brushup」を利用した業務効率化やペーパーレス化などを紹介する。定員30人。参加無料。
https://www.brushup.net/news/event/webinar_230728/

8月2日,エックスライト社がオンラインで測色と3Dデータのセミナー

エックスライト社はオートデスク社と共催で8月2日,「測色マテリアルデータと3Dビジュアライゼーションで実現!デジタルツインの世界」をテーマにオンラインセミナーを開く。建築物や工業製品などでモックアップの代わりに利用できる3Dデータでの色の見え方の問題点や展開について解説する。定員200人。参加無料。
https://go.xrite.com/webmail/833413/625163343/baae4c14946e442feab802020f14f95288a9e6a2448351e645823812c128af59

8月2日,エプソンがオンラインで美術館のデジタル・アーカイブのトークショー

エプソンは8月2日,「Co-Creation Meeting MuseumDXについて考える。~デジタル・アーカイブとデータの活用方法」をテーマにオンライントークショーを開く。美術館関係者向けに美術館のDXの事例として,デジタル・アーカイブ化した所蔵資料のデータの活用について仕組みや工夫を話す。参加無料。
https://pd.epson.jp/showroom/lp_form/co-creation_seminar_230802

8月3日,リコージャパンがオンラインで宛名クレンジングと検品業務のセミナー

リコージャパンは8月3日,「DM・チラシの宛名クレンジングと検品業務はこう変わる」をテーマにオンラインセミナーを開く。プリプレスとポストプレスの特に悩みの多い工程について解決方法を提案する。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00081.html

8月3日,ラベル新聞社がオンラインでラベル業界予測のセミナー

ラベル新聞社は8月3日,「ラベルフォーラムジャパン・ウェビナーシリーズ」を開く。テーマは「ラベルユーザー×ラベル業界:明日からできる商品改革:ラベル素材編」環境配慮やブランド価値向上などに効果を発揮するラベルの魅力を発信する。定員500人。参加費は,ラベル新聞購読者無料,非購読者5000円。
https://www.labelforum.jp/

8月3日,DICカラーデザインがオンラインでカラーユニバーサルデザインのセミナー

DICカラーデザインは,3月16日に開いたオンラインセミナー「カラーユニバーサルデザインの価値と活用:色彩がSDGsのためにできること」を8月3日に再演する。多様性ある社会における色づかいの課題を把握し,色彩がSDGsの実現に向けて貢献できること,情報が伝わるカラーデザインのポイントを解説する。質疑応答は当日リアルタイムで行う。定員450人。参加費5500円。
https://dcd20230803.peatix.com/

8月3日,日本印刷技術協会がオンラインで著作権管理講座

日本印刷技術協会は8月3日,「印刷ビジネスのための著作権管理講座」をオンラインで開く。著作権全般について印刷ビジネスで起こりがちな注意点およびリスク回避の方法,権利処理の対処法などの関連判例を解説する。参加費は,会員1万3200円,一般1万6500円。
https://www.jagat.or.jp/%3Fp%3D46567

8月7日,大日本印刷がオンラインで防錆包装のセミナー

大日本印刷は8月7日,「新しい防錆包装とリサイクルについて」をテーマにオンラインセミナーを開く。事例を中心に研究成果をふまえて防錆包装とリサイクルについて解説する。定員500人。参加無料。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/20169481_1595.html

8月18~20日,東京・浜松町でMUDデザインフェア

全日本印刷工業組合連合会とメディア・ユニバーサル・デザイン協会はMUDに関するセミナーや展示のイベント「伝えるためのユニバーサルデザインフェア~色・文字・かたちでみんなに分かりやすく~」を8月18~20日,東京都立産業貿易センター浜松町館で行う。メインセミナーでは,視覚障がいを持つ経営者兼コンサルタントの成澤俊輔氏が,これからのMUDのあるべき姿、考え方や取り組み方を解説をする。入場無料。
https://www.media-ud.org/designfair/

 

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年8月号【 特集:デジタル印刷のインクとトナー 】(7月20日発行)
今月号の特集は、インクジェット印刷機のインクと、電子写真方式印刷機のトナーに焦点を当てました。
油性インク、トナーの基本と品質、圧着トナーなどの観点から解説いたします。

2023年8月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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