週刊「印刷雑誌」

14巻 24号 2023年6月26日
Japan Printer weekly vol.14, no.24

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

パイインターナショナル,『すてるデザイン』発行

パイインターナショナルは7月『すてるデザイン』を発行する。「すてる」を考えることで社会や産業を支えていくデザインへシフトすることを示した。廃棄を前提としない製品やシステム・サービスについて,デザインの視点からビジュアルで解説している。永井一史+多摩美術大学すてるデザインプロジェクト著。A5判,ソフトカバー,192ページフルカラー。2200円。

大日本印刷,サン・ジョルディの日に社員が本を贈り合うイベントを実施

大日本印刷は,親しい人に本や花を贈る4月23日の「サン・ジョルディの日」に社員同士で本を贈り合うイベントを実施した。約300人の社員に配布された図書カードで本を購入し,メッセージカードとともにランダムに選ばれた相手に渡した。実施後のアンケートで,本を通じて生まれた新しいコミュニケーションを楽しんだ参加者が多かったことなどがわかった。

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月刊『印刷雑誌』
2020年12月号「特集:絵本の世界
2021年12月号「特集:絵本のリアルな世界
2022年12月号「特集:絵本の価値
絵本制作に関わる方,絵本好きな方におすすめいたします。

アースダンボール,内面にカラー印刷したダンボール発売

アースダンボールは,箱の内側に和柄のカラー印刷をしたダンボールを6月9日に発売した。外見は普通のダンボールだが,開封することでカラーの柄が見え,サプライズ感を演出する。カラーバリエーションは全4種,外寸は270×200×126mm。単価136.8円。

グラフィック,巾着バッグ印刷開始

グラフィックは6月19日,コットン素材の巾着に印刷できる「オリジナルラッピング巾着バッグ」のサービスを始めたと発表した。背面に縫い付けられた紐をリボン結びにすることで,ギフト用のラッピングアイテムとして利用できる。Sサイズ(150×290mm)とMサイズ(240×350mm)と,3種のカラーバリエーション,色に合わせた2つの印刷方式を選べ,1枚から注文できる。Sサイス650円から。

サンエコー,プラスチック並の強度の紙製ハンガーを発売

サンエコーは「組み立て式紙製ハンガー」を8月1日に発売する。紙製ながらプラスチック製ハンガーと同等の強度で,簡単に組み立てることができ,安価で軽量なことが特長。紙の断面が服に直接触れにくい構造で,繊細な服も問題なくかけることができる。2000枚の注文で1枚36円。

■プロの世界

紀伊國屋,CCC,日販,書店主導の流通合弁会社設立へ

紀伊國屋書店,カルチュア・コンビニエンス・クラブ,日本出版販売は6月19日,書店主導の出版流通改革及びその実現を支える合弁会社設立に向けた協議を始める基本合意契約を結んだ。2023年秋を目途として,実行計画の策定と合弁会社の設立に向けた準備を進める。街に書店が在り続け,より多くの人々が読書習慣を育まれ,本を通じた「知」や「文化」との接点を持ち続ける豊かな未来を目指す。

シーエムシー出版,『機能性顔料の開発と応用(普及版)』発行

シーエムシー出版は6月8日,『機能性顔料の開発と応用(普及版)』を発行した。主要な無機顔料,有機顔料,複合酸化物顔料の開発動向を解説。塗料,インキ,プラスチックなどの着色顔料の応用,顔料分散性向上,粒子調整,表面処理なども詳述した。2016年に刊行した同書を普及版として再発行。B5判,332ページ。5500円。

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印刷品質適性,紙の印刷適性について多様な測定値を踏まえ論理的に解説。『画像形成と紙

沖電気工業,7月に大阪でサービスやソリューションの展示会

沖電気工業は7月12・13日,大阪・中央区のサンライズビルで「OKIグループフェア in KANSAI 2023」展を開く。工場のDX化やラベル印刷を利用したデジタルソリューションなどの紹介やセミナーを行う。入場無料(事前登録制)。
https://www.oki.com/jp/event/2023/kansai/index.html

フォントワークス,中国の新規格フォント相談会開催

フォントワークスは7月31日まで,「中国国家標準規格(GB18030-2022)対応 無料個別相談会」を開いている。8月1日から施行される同規格への対応は,中国で流通される一部製品などの文字表示で必要になる。
https://fontworks.co.jp/news/2023/06/15/14891/?c=05d0e9e1908775c3-2720c17de77d0258

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和文を中心に文字,書体に焦点をあて,印刷媒体やデジタル機器の表示までの文字の基本,デザインへの応用までをカラ―図版で解説。『印刷技術基本ポイント 文字・書体編』

 

日美印刷,ビンゴ形式のアンケート用紙をリニューアル

長野県でネット印刷サービス「かたぬき印刷アトリエ」を展開する日美印刷は6月21日,ペンを使わず,穴を空けることで選択肢に回答できるアンケート用紙「ビンゴdeアンケート」をリニューアルしたと発表した。従来のA4サイズに加え,A3サイズにも対応したほか,名刺挿入機能が付き,氏名の記入も省くことができるようになった。

大日本印刷,約17万トンのCO2削減効果達成

大日本印刷は6月22日,環境配慮パッケージで2022年度に約17万トンのCO2削減効果を達成したと発表した。同社は環境への貢献度合いを可視化する環境配慮パッケージング「GREEN PACKAGING」で,全体の年間出荷量からCO2削減量を算出しており,前年の15万トンからさらにCO2を削減できていることがわかった。17万トンは森林面積約13,500ha(東京・山手線の内側面積の約2倍)に相当する。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

6月28日~30日,ビッグサイトで次世代通信技術&ソリューション展

通信や映像伝送技術などの「第1回 次世代通信技術&ソリューション展」が6月28日~30日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX JAPAN。その中で帝国インキ製造は,IR透過や電磁波シールドなどの機能を持つインキを出展する。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://www.cbw-expo.jp/ja-jp.html

7月5日,日本印刷学会がオンラインでフレキソ印刷技術研究会

日本印刷学会は7月5日,フレキソ印刷技術研究会「フレキソ印刷の効率生産と関連する運用方法」をオンラインで開く。フレキソ印刷の生産性向上に焦点を当て,メーカー各社が最新技術を解説する。参加費は,会員5000円,非会員8000円。
http://www.jspst.org/event/230705.html

7月6日,日本包装技術協会が竹橋で包装業界の動向セミナー

日本包装技術協会は7月6日,東京・竹橋の如水会館で「interpack 2023視察報告を交えたグローバル包装動向について:包装界の未来に対する提言と今後への期待」をテーマにオンラインセミナーを開く。日本人初の「生涯包装功労賞」を受賞した有田俊雄氏が,包装に関する世界の潮流や業界の未来を解説する。定員150人。参加費は,主催・共催団体1万6500円,一般2万2000円。
https://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2023/0706.html

7月7日,日本印刷学会がオンラインとリアルで最新技術紹介セミナー

日本印刷学会は7月7日,オンラインと東京・新富の日本印刷会館で,夏期セミナー「もっとスマートに 印刷の最新技術紹介」を開く。IGAS2022やJP2023から見る最新動向などを解説する。参加費は会員5000円,非会員1万円,学生1000円。
http://www.jspst.org/event/230707.html

7月7日,リコージャパンがオンラインで販促効果向上DMのセミナー

リコージャパンは7月7日,「えっ!販促効果が1.5倍!?顧客の反応を獲得する印刷物とは?」をテーマにオンラインセミナーを開く。特色トナーを使った印刷の販促効果やクライアント目線の実証実験結果を解説する。定員200人。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00079.html

7月7日,東京都印刷工業組合がホッピーの経営セミナー

東京都印刷工業組合は7月7日,オンラインと東京・浜松町のコニカミノルタジャパンで「ホッピーミーナの経営セミナー“3代目社長のブランディング戦略”」を開く。ホッピービバレッジの石渡美奈社長が,これまでになかった手法で,売上げのV字回復を成功させた体験談を語る。定員は会場60人。参加費は,オンライン1500円,会場3000円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2023/06/Hoppy_seminar.pdf

7月13日,ミリアドがオンラインでコンテンツ制作システムのセミナー

ミリアドは7月13日,「DXで利益率を上げながら紙の仕事も取る」をテーマにオンラインセミナーを開く。コンテンツ制作システム「キュリア」を活用した業態変革やITと紙の相乗効果を上げる方法を解説する。参加無料。
https://www.musashinet.co.jp/news/pdf/qlear-seminar20230713.pdf

7月14日,日本印刷技術協会がオンラインでPDF入稿のセミナー

日本印刷技術協会は7月14日,「PDF入稿の運用方法とトラブル対策」をテーマにオンラインセミナーを開く。PDF入稿の概要からデータ作成,トラブル回避のためのチェック方法について解説する。定員20人。参加費は,会員1万5400円,一般2万900円。
https://www.jagat.or.jp/archives/82309

7月18・19・26日,日本包装技術協会がオンラインでパレット梱包ほかのセミナー

日本包装技術協会は7月18・19・26,「JPI WEBフォーラム」をオンラインで開く。テーマは7月18日「棒積みパレット積載とストレッチフィルムパレット梱包による箱材質の削減と保管時トラブルの防止について」,7月19日「資材・原料の供給工程の自動化,人手作業から解放」,7月26日「関西在住のZ世代に聞きました!“あなたが支持する包装容器とは”:インスタント食品&缶・PETボトル入り飲料編」。定員各回300人。参加費は,会員無料,一般各回1万1000円。
https://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/kenkyukai/2023/pdf/0718.pdf

7月20日,日本印刷技術協会がオンラインで色の基礎セミナー

日本印刷技術協会は7月20日,「実務に役立つ色の基礎」をテーマにオンラインセミナーを開く。目のしくみから色を構成する要素,波長,色差まで,知っておくべき色の基礎を解説する。参加費は,会員1万3200円,一般1万6500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/21953

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デザイナーが、現場に正しく「色」を伝え、思った通りの印刷物を制作するための、色の表現、照明・環境、色校正などを解説。『グラフィックデザイナーのための色の基本  ― 印刷物作成へのカラーコミュニケーション ―

7月26日,日本出版学会がオンラインで学会賞受賞記念講演会

日本出版学会7月26日,オンラインで日本出版学会賞受賞記念講演会「近代朝鮮における出版文化の形成と展開」を開く。日本出版界の影響を考慮しながら朝鮮の出版文化の形成と展開について解説する。定員100人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2023/06/16/2731/

7月29日,地方新聞社4紙が京都で業界セミナー

京都新聞社,神戸新聞社,山陽新聞社,中国新聞社は7月29日,中京区の京都新聞文化ホールで「地方4紙 新聞業界セミナーin京都」を開く。地方紙への就職希望者を対象に,魅力や働きがいを各社ごとに紹介する。
https://www.kyoto-np.co.jp/ud/prtimes/6492b16b760b0615f4000001

7月31日~2024年1月26日,日本画像学会と日本視覚学会が視覚,画像の基礎講座

日本画像学会と日本視覚学会は「視覚と画像の基礎講座」(全4回)をオンライン(1~4回)と東京のふれあい貸し会議室飯田橋(2回目以降)で開く。視覚科学と画像工学に共通する4大トピックについて,各分野のトップランナーやエキスパートが講義する。各回のテーマは,7月31日「実験方法」,9月22日「色」,11月30日「空間情報」,2024年1月26日「質感」。参加費は,4回通し:一般1万6000円,学生1000円。1回:一般8000円,学生500円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/event_menu/vision_course/2023_vision_course/

8月4・5日,日本印刷技術協会が大阪で上級印刷管理者講座

日本印刷技術協会は8月4・5日,オンラインと都島区の大阪印刷会館で「上級印刷管理者講座」を開く。印刷機を効率的に稼働させるための現場管理ついて解説するほか,品質管理のための測色器実習も行う。会場の定員15人。参加費5500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/104744

2024年4月10~12日,池袋でプレミアムインセンティブショー

第69回「インターナショナルプレミアム・インセンティブショー春2024」が2024年4月10~12日,東京の池袋サンシャインシティで開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料(事前登録制)。
https://www.pishow.com/69pi/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年7月号【 特集:スクリーン印刷の可能性 】(6月20日発行)
今回は、グラフィック系を主軸にシルクスクリーン印刷を特集しました。デザイナーとのコラボや地域貢献、小ロット対応のビジネスなど、各社の持ち味を活かした取り組みを、基礎知識や印刷機・インキの最新技術解説を交え紹介します。

2023年7月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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