週刊「印刷雑誌」

14巻 20号 2023年5月29日
Japan Printer weekly vol.14, no.20

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

マルアイ,AR機能付ぬりえの昆虫図鑑を発売

マルアイは6月7日,Gakkenの「学研の図鑑LIVE」とコラボレーションしたAR機能付ぬりえ『NuRIEbook(ヌーリエブック)』で,昆虫をテーマにした第3弾『NuRIEbook KONCHU ZUKAN』を発売する。ぬりえの裏面がAR機能に対応しており,専用アプリケーションスキャンすると,昆虫を360度から観察や撮影ができる。判型193×268mm,10ページ,2200円。

グラフィック,耐候性ステッカー印刷に新素材追加

グラフィックは5月22日,低コストのステッカー印刷「バリューステッカー」に,耐候性を持つ屋外向け塩ビ素材を追加したと発表した。25平方cm以内,8日納期,100枚で3050円。

アドビ,AIでPDFのアクセシビリティ機能拡大

アドビは5月17日,PDF文書を障害を持つユーザーが使用できるようにするアクセシブル化を自動化する「Adobe PDF Accessibility Auto-Tag API」の新機能を発表した。AIを活用し,タグ付けプロセスや,スクリーンリーダーなどの支援技術に適した正しい読み上げ順序の指示などを自動化できる。

凸版印刷,岩手県とARを活用した震災伝承アプリ開発

凸版印刷は岩手県大槌町と,被災建築物を高精度ARで再現した「大槌町震災伝承ARアプリ」を共同で開発,5月19日に公開した。東日本大震災津波の痕跡を後世に伝承することを目的として,大槌町の象徴的な被災建築物を高精度ARで再現し,旧役場庁舎跡地や旧民宿あかぶ跡地の現地2か所で,ARアプリを通して再現された被災建築物を見ることができる。

日本図書普及,磁気式図書カード発掘キャンペーン

日本図書普及は7月17日まで,旧タイプの磁気式図書カードの利用を呼びかける「懐かしのお宝を探そう!磁気式図書カード発掘キャンペーン」を開いている。磁気式図書カードを利用した100円以上の買い物レシートを使い,店頭ポスターなどのQRコードから応募できる。抽選で2000人に2000円分の図書カードネットギフトが当たる。

■プロの世界

技能五輪「印刷」職種日本代表選手,6月26日応募締切

日本印刷産業連合会は,第47回 技能五輪国際大会「印刷」職種日本代表選手(候補者)選考会の募集を6月26日まで受付けている。応募資格は2024年に22歳以下で日本国籍,日本印刷産業連合会会員10団体加盟企業の従業員または印刷関連教育訓練校の在校生。8月10日に第一次選考会,10月2日に最終選考会を行う。

東芝テック,複合機専用アプリケーションの連携サービス拡大

東芝テックは5月22日,複合機とクラウドストレージサービスの専用連携アプリ「e-BRIDGE Plus for Collastorage」で利用できるサービスを追加した。追加したサービスは,東日本電信電話の「コワークストレージ」,西日本電信電話の「おまかせクラウドストレージ」,ファイルフォースの「fileforce」。

リコー,A3モノクロプリンター4機種11モデル発売

リコーは,A3モノクロプリンター4機種7モデルを5月29日に,ラベル紙印刷対応強化モデル4モデルを7月上旬に発売する。主要機種の印刷速度は片面45枚/分,両面36ページ/分,ファーストプリントが5.6秒以下。スリープモード時の消費電力は0.6w以下,スリープからの復帰時間は17秒以下と,低消費電力と高速復帰の両立を図った。上位機種が18万5000円。

キヤノン,ビジネス向けレーザープリンター15機種発売

キヤノンは,レーザープリンター・複合機「Satera」シリーズの新製品15機種を,5月25日より順次発売する。ラインアップはA3・A4のカラー・モノクロ機種で,流通・小売でのチラシや,調剤薬局での薬袋,帳票印刷など大量出力から在宅勤務の入出力まで様々な業務ニーズに対応する。オープン価格。

東芝テック,複合機4モデルを発売

東芝テックは,「e-STUDIO」シリーズのカラー・モノクロ高速複合機4モデルを7月3日に発売する。印刷速度はカラー機で75枚/分,モノクロ機で90枚/分。外付けの大容量給紙装置を2連結でき,給紙カセットの自動引き込み機能,人感センサーによる起動が可能。またクラウドサービスとの連携強化や,非定形サイズの連続読み込みに対応した原稿送り機能を標準装備する。カラーの上位機種が416万円。

キヤノンマーケティングジャパン,ドキュメントスキャナーのエントリーモデル発売

キヤノンマーケティングジャパンは,家庭やビジネスパーソン向けA4ドキュメントスキャナー「imageFORMULA R30」を6月中旬に発売する。ドライバーのインストール不要で使え,文字の向きや用紙サイズなどを自動検知し補正できる。データはファイル名やファイル内の全文検索が可能で一度に最大60枚の原稿セットができる。オープン価格。

コンテンツデータマーケティング,オンラインで消費者IDの活用セミナー

コンテンツデータマーケティング(講談社・凸版印刷・CARTA COMMUNICATIONSの合弁会社)は,4月26日に開かれたセミナー「Uniikeyz of the Day act.1 :コンテンツビジネスは“IDx”で次の時代へ」の同社登壇パートの動画を公開している。ビジネストランスフォーメーションの支援,実践,ソリューションなどを紹介する。視聴無料。
http://go.toppan.co.jp/NTgxLVVTUy04OTgAAAGL0OxwCVfeTwsFOC3Xi0fESFRLnljFcIMqbTPaS7sfJFF5fFVAvY5gxusNOdlawiygKeEyN48=

凸版印刷,エイスリーとバーチャルヒューマンキャスティングで協業

凸版印刷は5月から,キャスティング事業のエイスリーと協業し,リアルな人間のCGであるバーチャルヒューマンのキャスティング事業での協業を始めた。凸版印刷の人体計測装置のデータを元にしたバーチャルヒューマンと,エイスリーのキャスティングに関する広いコネクションと知見でバーチャルヒューマンの著作権・パブリシティ権などのマネジメントをはじめ,新たなキャスティング事業を行う。

ユポ・コーポレーション,九州印刷情報産業展に出展

ユポ・コーポレーションは,6月2・3日に博多区の福岡国際センターで開かれる「九州印刷情報産業展」に出展する。デジタル印刷サンプルや光る折り鶴,環境対応製品などを紹介する。

電子出版制作・流通協議会,6月に総会

電子出版制作・流通協議会は6月1日,オンラインで総会を行う。

Document Service Forum,発表会と25周年記念の講演会

富士フイルムビジネスイノベーションの顧客を中心に研修事業を行っているDocument Service Forumは7月7日,横浜みなとみらいの同社の見学会および,新横浜プリンスホテルで中間発表会と,一橋大学名誉教授で法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科の 米倉誠一郎教授による記念講演を行う。

全日本印刷工業組合連合会,10月に広島で印刷文化典

全日本印刷工業組合連合会,中国地区印刷協議会,広島県印刷工業組合は「2023全日本印刷文化典 広島大会」を10月13・14日,リーガロイヤルホテル広島で行う。600~700人の参加を見込んでいる。
14日の3コースのエクスカーションのうち1コースは,ユニックス,中本本店,ユニバーサルポストの工場見学を行う。

全国印刷工業健康保険組合,事務所移転

全国印刷工業健康保険組合は,東京・新川の事務所を次に移転する。業務開始日は6月12日。新住所:〒110-8646東京都台東区東上野1-7-2,電話03-5834-3180。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

6月27日まで,大日本印刷が市谷でサステナブルの企画展

大日本印刷は6月27日まで,東京・市谷のDNPプラザで企画展「サステナブルと,食べること」展を開いている。食をテーマに,生活に身近な7つのキーワードをピックアップし,現在の課題を知り,そのための行動を考えサステナブルな社会の実現をめざす。入場無料。
https://dnp-plaza.jp/CGI/event/reservation/detail.cgi?seq=0001234

7月30日まで,東京ミッドタウン・デザインハブが世界デザイン会議のプレイベント

六本木の東京ミッドタウン・デザインハブは7月30日まで,「WDO 世界デザイン会議 東京2023」のプレイベント「Design Beyond – あたらしい世界のためのデザイン -」を開いている。デザインの専門分野を超えて,会議の全体テーマである「Design Beyond」と,会議内で議論が予定されているテーマを掘り下げる。入場無料。
https://designhub.jp/exhibitions/8880/

8月31日まで,UCDAが1級・2級ガイダンス・講座

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は第三者が客観的に「わかりやすさ」を保証する「UCDA認定」を東京と大阪で行っている。8月31日までの,UCDA認定1級・2級のガイダンスと講座を開く。受講料は1級が講座,審査,登録料含め26万4000円。2級がガイダンス,試験料含め5万5000円。
https://ucda.jp/shikaku/qualification_first_class.html
https://ucda.jp/shikaku/second_class.html

6月2日,大日本印刷がオンラインでマーケティングオートメーションとDMのセミナー

大日本印刷は6月2日,「デジタル施策の限界を突破するマーケティングオートメーションとDMの掛け合わせ方」をテーマにオンラインセミナーを開く。デジタルとアナログの融合と,その実践効果を事例をもとに紹介する。参加無料。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/20169232_1595.html

6月20日,日本包装機械工業会がオンラインでパッケージの環境配慮セミナー

日本包装機械工業会は6月20日,「カーボンニュートラルの実現にむけて:パッケージにおけるライフサイクル視点の環境負荷把握と情報の流れ」をテーマにオンラインセミナーを開く。定員100人。参加費,会員3300円,一般5500円。
https://www.jpmma.or.jp/news/seminar/page7620.html

6月21~23日,ビッグサイトで日本ものづくりワールド展

「日本ものづくりワールド」が6月21~23日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。工場設備展や製造業DX展など10の展示会で構成。主催はRX Japan。入場料5000円,事前登録で無料。
https://www.manufacturing-world.jp/tokyo/ja-jp.html

7月6・7日,日本印刷技術協会がオンラインで印刷営業トラブル対応講座

日本印刷技術協会は7月6・7日,「印刷営業トラブル対応講座:営業あるある!トラブル対応の基本と実務」をオンラインで開く。事例を交えトラブルを分類し,ビジネスマナーやコンプライアンスなどさまざまな視点から原因と対処法,対応策と防止策を考える。定員15人。参加費5500円。
https://www.jagat.or.jp/archives/85627

7月10日,日本印刷学会がオンラインとリアルで研究発表会

日本印刷学会は7月10日,オンラインと東京・新富の日本印刷開会で「第149回研究発表会」を開く。印刷技術,デジタル印刷およびイメージング技術に関するプロセスおよび材料などに関連した研究発表を行う。参加費は,会員6000円,非会員1万5000円,学生2000円。
http://www.jspst.org/event/kenkyu/index.html

8月18~20日,東京・浜松町でUDデザインフェア

全日本印刷工業組合連合会とメディア・ユニバーサル・デザイン協会はMUDに関する展示や体験,セミナーのイベント「伝えるためのユニバーサルデザインフェア~色・文字・かたちでみんなに分かりやすく~」を8月18~20日,東京都立産業貿易センター浜松町館で行う。一般社会にMUDの考えや取り組みを周知していく。
https://www.media-ud.org/info/info20230519.html

2024年1月31日~2月2日,ビッグサイトで表面技術要素展

表面処理などの専門展「SURTECH2024 表面技術要素展」が2024年1月31日~2月2日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は表面技術協会,日本鍍金材料協同組合,JTBコミュニケーションデザイン。入場無料(事前登録制)。
https://www.surtech.jp/index.html

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年6月号【 特集:地方創生への役割 】(5月22日発行)
今回は、地域の活性へ取り組んでいる4社の社長に執筆をいただきました。顧客と地域への愛情、小学生たちに動画を撮らせる取り組み、震災直後のイベントにまつわる決断、動物園や水族館向けの提案などを紹介。また管理者向けの連載「印刷工場のマネジメント」が始まります。

2023年6月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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