週刊「印刷雑誌」

12巻 42号 2021年11月8日
Japan Printer weekly vol.12, no.42

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

チャリティーサンタ,本をサンタが届けるプロジェクトを開始

NPO法人チャリティーサンタは,書店で本を購入すると,サンタが届けてくれる「ブックサンタ2021」を開始した。寄付受付をしているパートナー書店で本を購入すると,厳しい環境に置かれている全国の子どもへクリスマスにサンタが本を届ける取り組み。書店店頭のほか,専用オンライン書店,クラウドファンディングでも寄付が可能。

グラフィック,年賀状の早割とA4エコファイル印刷のキャンペーン

グラフィックは11月30日までの受付で,お年玉付き年賀はがきの印刷料金を最大10%OFFになるキャンペーンを行っている。最少4枚からの少部数に対応する。
また,12月31日まで,紙製で資源としてリサイクルができる「A4エコファイル印刷」の割引キャンペーンを行っている。割引適用で1,000部,32,270円(税込)など。

エプソン,年賀状ポータルサイトを公開

エプソンは11月1日,スマホやパソコンなどから年賀状作成のポータルサイト「年賀状特集2022」を公開した。寅年や各種イラスト,ビジネス用などのテンプレートや,年賀状作成の気を付けたいポイント,困ったときの解決方法などをサポートする。

大日本印刷,「秀英体」のにじみ的新書体発表

大日本印刷はオリジナル書体「秀英体」の「にじみシリーズ」のラインアップとして,「秀英にじみ初号明朝」を開発した。また,アドビにライセンス提供している秀英体ファミリーに,「秀英にじみ明朝」と「秀英にじみ初号明朝」の2書体を追加。アドビは,これらの書体をAdobe Creative CloudのフォントサービスAdobe Fontsのラインアップに追加し10月27日より提供を始めた。

凸版印刷,壇上伽藍のVRコンテンツを開発

凸版印刷は,デジタルアーカイブ・VR技術で高野山の壇上伽藍(だんじょうがらん)を精確に再現したVRコンテンツ「高野山 壇上伽藍:地上の曼荼羅」を開発した。11月28日まで和歌山県・伊都郡の高野山デジタルミュージアムで公開している。鑑賞料500円。
https://www.dmckoyasan.com/

大日本印刷,アスリートとサポーターをデジタルでサポート

大日本印刷は,アスリートとサポーターの気持ちをデジタル応援幕でつなぐWebサービス「DNPアスリート支援プラットフォームCHEER-FULL STADIUMチアスタ!」に,投げ銭機能を追加し11月2日に提供を始めた。新体操団体元日本代表の畠山愛理氏が本サービスのアンバサダーとなり,アスリート・競技団体とサポーターとのコミュニケーションを支援する。

リコー,A4カラーレーザープリンターの新製品発売

リコーは11月15日,A4カラーレーザープリンターの新製品2機種を発売する。同社シリーズの現行機より小型,軽量化され,印刷速度が24枚/分に高速化されたほか,国際エネルギープログラム,エコマークに適合した。

■プロの世界

キンコーズ,定額制データ作成サービス開始

キンコーズは10月28日,印刷用データの作成やデザイン,データ変換など定額で行う「定額制データ作成サポート」を始めると発表した。ページの割り付け,印刷用版下データの作成,データ可変,画像の切り抜き,リサイズ・レイアウト調整など主要なDTP作業を基本プランに,オリジナルのデザイン・レイアウトにもオプションサービスとして対応する。依頼数の制限はなく,同時に複数を案件を進めることもできる。月10時間までの3ヶ月契約プランで66,000円など。

shizai,化粧箱パッケージの製作・コスト削減サービス開始

オリジナルパッケージ制作プラットフォームshizaiの開発・運営をする(株)shizaiは10月28日,化粧箱パッケージの製作・コスト削減サービスを開始すると発表した。段ボールで提供してきた同サービスを,10月末から化粧箱でも始め,D2C/EC事業者が現在利用している化粧箱に対して最適な資材メーカーをマッチングすることでより安価で高品質な化粧箱を提供する。

カウネット,紙パック飲料容器リサイクルサービス検証開始

カウネットは11月1日より法人向け紙パック飲料容器リサイクルサービスの試験運用を同社の事務所で始めた。検証を踏まえ,コクヨグループ各オフィスへの拡大を計画している。2022年4月より法人向けサービスとしての運用を目指す。

DICグラフィックス,抗菌・抗ウイルスニス拡充

DICグラフィックスは11月4日,グラビア印刷用・フレキソ印刷用・オフセット印刷用インキに対応した抗菌ニスおよび抗ウイルスニスについて,抗菌製品技術協議会(SIAA)の「SIAA認証」を取得し,抗菌・抗ウイルス製品のラインナップを拡充したと発表した。品種により,両方の性能があるものと抗菌のみのものがある。

ローランド ディー.ジー.,プリンター出力サービス機能強化

ローランド ディー.ジー.は10月26日,プリンターの稼働状況や収益性の「見える化」を促進する機能に対応した「Roland DG Connectバージョン1.1」を発表した。新たにプリンターモニタリング機能を搭載。所有する複数のプリンターの稼動状況を一度に,リアルタイムで確認することができる。また,出力物の販売単価,インクやメディアの価格を入力することによって,簡易的なコスト計算ができる。

山田英司氏がコロナ禍・営業DX化の小冊子を発売

営業設計コンサルタントの山田英司氏が小冊子『コロナ禍・営業DX化 小規模企業のニューノーマル対策「営業合理化&人材戦力化」の基本と常識』を発売した。660円(税込)。

全日本印刷工業組合連合会,来年1月末までCSR認定募集

全日本印刷工業組合連合会は,CSR認定第36期ワンスター認定募集を2022年1月31日まで行っている。現在のCSR認定企業は,スリースター認定9社,ツースター認定12社,ワンスター認定104社。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

11月30日まで,リコージャパンが各種セミナー

リコージャパンは11月30日まで,「RICOH Value Presentation 2021」をオンラインで開いている。基調講演,コンセプトムービー,LIVEステージ,社内実践,経営課題,業種別課題のコーナーにオンデマンド,疑似LIVE配信,LIVE配信の形式で参加できる。参加無料。
https://vpre.ricoh.co.jp/

11月10日,文化通信社が書店仕入のセミナー

文化通信社は11月10日,「主要書店バイヤーが語る“これからの仕入れ”」をテーマにした12ヶ月連続月例セミナー11月分を開く。文苑堂書店の辻井直樹氏が登壇する。講座単体5,000円,年間通し50,000円。
https://peatix.com/event/2733581

11月11・12日,ビッグサイトで東京ビジネスファッション産業展

縫製工場やアパレルメーカー,商社・小売などの展示,商談会の「FISMA TOKYO 東京ファッション産業機器展」が11月11・12日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は東京都ミシン商工業協同組合。入場1,000円(事前登録で無料)
https://www.fisma.tokyo/

11月17~19日,幕張メッセでデジタルコンテンツEXPO

先端的なコンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにした「デジタルコンテンツEXPO2021」が11月17~19日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催はデジタルコンテンツ協会。入場無料。
https://www.dcexpo.jp/

11月17日,リコージャパンがAdobe MAXのポイントのセミナー

リコージャパンは11月17日,「After Adobe MAX!いま知りたいAdobe情報最前線」をテーマにオンラインセミナーを開く。「Adobe MAX 2021」の押さえておきたいポイントをAdobe Community Evangelistの鷹野雅弘氏,アドビの岩本崇氏が紹介する。定員1000人。参加無料。
https://event.ricoh.co.jp/public/seminar/view/12914#/

11月19日,印刷技術懇談会が可変印刷のセミナー

印刷技術懇談会は11月19日,渋谷の東京ウィメンズプラザで「インタラクティブ印刷で切り開くグローバル挑戦:視点を変えた印刷ソリューション“TrckPrint”」をテーマにオンラインセミナーを開く。条件によって絵柄が替わるインクジェット印刷「トリックプリント」を活用した可変印刷や印刷業界に浸透しつつある「AR」と比較しながら優位性や適した使い分けについて解説する。参加費1,000円。
https://ingikon495.peatix.com/view

11月19日,リコージャパンが販促とマーケティングのセミナー

リコージャパンは11月19日,オンラインセミナー「販促・マーケティングDays 2021」を開く。「“つい買いたくなるひと言”を見つけるためのジャンプ台!”“顧客を動かすクリエイティブ戦略の作り方“基礎編”」がテーマ。定員1000人。参加無料。
https://event.ricoh.co.jp/public/seminar/view/11931#/

11月25日,カタニ産業が包装・パッケージ業界向け加飾素材のセミナー

カタニ産業は11月25日,「色!技法!環境!ホットスタンプの新たな可能性:紙容器」をテーマにオンラインでセミナーを行う。100種類を超えるカラーバリエーションや加飾の進化などを解説する。定員300人。参加無料。
https://www.katani.co.jp/webinarproject

11月25・26日,ミヤコシが千葉・八千代でシール印刷機やブックブロック機内覧会

ミヤコシは11月25・26日,千葉県の同社八千代事業所で内覧会「ミヤコシ アドバンスド・ソリューション」を開く。シール・ラベル用間欠オフセット印刷機やバリアブルブックブロック加工機のデモンストレーションのほか,ホリゾンのショールームとの中継でオンデマンド製本の様子も紹介する。問合せは同社(電話047-493-3854,メールmarketing@miyakoshi.co.jp)

11月29日,日本出版学会が電子教科書のセミナー

日本出版学会は11月29日,「大学における電子教科書を考える その1“参考書”のサブスクリプションモデル実証実験から見えてきたもの:デジタル教材活用制度プロジェクトからの報告」をテーマにオンラインセミナーを開く。参考書の電子版をサブスクリプション方式で利用を試みた実験授業の報告を行い,教員・出版社ともに便益をもたらすデジタル利活用の途を探る。定員300人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2021/10/29/1821/

12月2日,大阪府印刷工業組合が生き残り戦略のセミナー

大阪府印刷工業組合は12月2日,オンラインと都島区の中野町にある大阪印刷会館で「あのJTBが挑む生き残り戦略」をテーマにセミナーを開く。参加費,オンラインは組合員3,000円,賛助会員一般4,000円,現地は組合員4,000円,賛助会員一般5,000円。
http://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2021/10/20211202seminar.pdf

12月3日,日本印刷学会がプリメディア研究会

日本印刷学会は12月3日,プリメディア研究会例会「変わるプリレス,テクノロジーの進化がもたらす新たな業務フローとは?」をオンラインで開く。プリプレスにおけるこれまでの技術を振り返りつつ最新技術動向を確認する。定員500人。参加費は会員5,000円,非会員8,000円。
http://www.jspst.org/event/211203.html

12月8~10日,ビッグサイトでエコプロ2021展

サステナブル経営推進機構と日本経済新聞社は12月8~10日,有明の東京ビッグサイト東ホールで環境の総合展示会「エコプ2021」を開く。入場無料(事前登録制)。
https://eco-pro.com/eco2021/

12月9日,日本画像学会が技術講習会

日本画像学会は12月9日,「秋・技術講習会:チュートリアル2021:疑問・悩みにとことんお答えします」をオンラインで開く。トピックスをインクジェット講座と電子写真講座に絞り,少人数制で予習用資料配付と質問受付を行う。定員10人。関西シンポジウム参加者2,000円,非参加者4,000円。
http://www.isj-imaging.org/event/tech_course/2021_tech_tutorial.html

12月10日,日本画像学会がサスティナビリティ戦略のシンポジウム

日本画像学会は12月10日,オンラインと大阪・浪速区のi-siteなんばで「プリンティング技術のサスティナビリティ戦略:待ったなし! 循環型社会へのチャレンジ?」をテーマにシンポジウムを開く。環境負荷を低減できるプリンティング技術に焦点を置き,関連企業,大学の取り組みを紹介,今後の循環型社会の実現を志向するプリンティング技術の進展を議論する。定員100人。会員6,000円,非会員14,000円,学生1,000円。
http://www.isj-imaging.org/event/symposium/symp_2021/2021_symp_kyoto.html

2022年6月7・8日,パシフィコ横浜でPHOTO NEXT

写真家と写真ビジネスの展示会「PHOTO NEXT2022」が2022年6月7・8日,パシフィコ横浜で開かれる。主催はプロメディア,写真感光材料工業会,日本フォトイメージング協会,日本写真映像用品工業会。入場無料。
http://www.photonext.jp/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2021年11月号【 特集:紙と品質の印刷産業 】(10月20日発行)

印刷の主流は紙と言って過言ではないでしょう。また,効率や生産性優先もありますが,品質重視も紙への印刷を考えると重要な要素です。電子書籍やWebデザインなどの生産過程において,あまり「品質」を謳う文言を目にすることはないので,何がしかカタチあるものへの印刷は,品質を考慮しなくてはならないのでしょう。
そのような紙と品質の角度から特集を集めました。

2021年11月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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