日印機工，プリデジ協，2022年11月にIGAS発表

日本印刷産業機械工業会とプリプレス＆デジタルプリンティング機材協議会は次回の「IGAS2022」（国際総合印刷テクノロジー＆ソリューション展）を2022年11月24～28日，有明の東京ビッグサイトで開催すると発表した。パネルディスカッション・セミナー，会場ツアー，テーマゾーンに力を入れていくという。入場料は2000円，事前登録で無料。

■印刷をたのしむ

エプソン販売，集英社のマンガアート販売事業に協力

エプソン販売は，集英社が提供するマンガアート販売事業「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」の技術・制作パートナーとして選出された。インクジェットプリンターで出力する集英社の「Real Color Collection」シリーズを中心に，集英社への事業協力と共同研究，開発を行っていく。3月1日から，尾田栄一郎『ONE PIECE』，池田理代子『ベルサイユのばら』，坂本眞一『イノサン』『イノサンRougeルージュ』の3作家の作品から販売を始める。

新日本カレンダー，全国大会優勝を目指した女子サッカー部員へカレンダー製作

新日本カレンダー（大阪市）は3月3日，大商学園高等学校（大阪府豊中市）女子サッカー部卒業部員15人に贈呈する「卒部記念オリジナル日めくりカレンダー」を，同部の監督やコーチたちと協力して製作したと発表した。同部活の卒業生で同社の社員の後輩たちへの思いから企画が進んだ。
仕様は，31日分のページを毎月繰り返し使える万年タイプの日めくりカレンダー。1日目から31日目までの各ページには，卒業生たちの入学当初から3年間の活動写真（16枚）と，3年生になり全国大会へ挑む意気込みを各部員が手に持った写真（15枚）の31枚で構成。それぞれのページに卒業部員，監督やコーチのメッセージが記された。

レスタス，無料の名刺作成ツールのサービス開始

レスタスは，無料で使える名刺作成ツール「CRADie」のサービスを2月15日から始めた。名刺作成における「デザイン原稿作成」「オンライン名刺作成」「メンバー管理」のすべてを無料で利用できる。作成した名刺原稿は，オフィスや家のプリンターで印刷したり，オンライン名刺として活用できる。Excelファイルの名簿があれば， CARDieの名刺作成画面にコピー＆ペーストすると，全員分の名刺原稿が一度に作成できる。

ビズクルー，飲食店応援キャンペーンを3月末まで

月額1万円台のセミオーダーデザインサブスクサービス「月極デザイン 助太刀丸」を運営するビズクルーは，緊急事態宣言解除後の店舗営業の応援のため，第1弾に続き，第2弾・第3弾の飲食店向けキャンペーンを始める。1月に無料ポスター69点を公開し，約1ヶ月で1700ダウンロード。
第2弾は，チラシ2000枚分印刷プレゼント。第3弾は，結果の出せるテイクアウト実践アイデア51選。ともに3月31日まで，
https://sukedachi-maru.jp/news/2222

ウイル・コーポレーション，ネット印刷1周年記念キャンペーン延長

ウイル・コーポレーションが運営する販促ツールとネット印刷の「プリントモール」は，オープン1周年記念キャンペーンの期間を3月31日まで延長した。

博報堂アイ・スタジオ，チャリティー年賀状学生デザインコンテスト受賞発表

博報堂アイ・スタジオが主催した2021年向け年賀はがきのデザインを募集する学生対象のコンテスト「チャリティー年賀状 全国学生デザインコンテスト2021」の受賞作品が2月26日決まった。応募は963点。受賞6作品のうち高校生による作品が4点受賞。
https://charity-nengajo.com/contest/

■プロの世界

凸版印刷，環境対応非UVオフセット印刷

凸版印刷は2月19日，油性バイオマスインキと水性パックニスの組み合わせで製造方法を確立した環境対応オフセット印刷「エコラスター」を開発したと発表した。主に紙器印刷で使用されているUV印刷と同等のリードタイムで製造することができ，従来の油性印刷と比べ，生産性が向上する。

リコージャパン，デジタル印刷機でUVニス圧着ハガキ対応

リコージャパンは3月4日，デジタル印刷機「RICOH Pro C9210/C9200」を用いてV折りやZ折りのハガキをUVニスで圧着することを可能にしたと発表した。広瀬鉄工社のニスコーターや互応化学工業社のUV圧着ニスといった各社の汎用性の高い市販品を組み合わせた。

リコー，ラテックスインクとUVの大判IJプリンター発売

リコーは，サインディスプレイ市場に向けて，ロールメディアに印刷して壁紙や懸垂幕，タペストリーなどを制作するラテックスインクの大判インクジェットプリンター「RICOH Pro L5160e/L5130e」を3月15日に発売した。最大プリント範囲は，1625mm（280万円）と1371mm（250万円）。
また同社は3月4日，看板やパネル，グッズ，加飾した建材などを制作する大判インクジェットプリンター「RICOH Pro TF6251」の受注を始めた。同社として国内初のUVインクを採用したフラットベッドプリンター。本体1595万円。

リケンテクノス，抗ウイルス・抗菌フィルムの効果確認を発表

リケンテクノスは3月1日，抗ウイルス・抗菌フィルムについて，新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）に対する抗ウイルス効果がある旨の試験結果を得たと発表した。同社の抗ウイルス・抗菌フィルムに新型コロナウイルス液を滴下し，フィルムで被覆して25℃で24時間静置。静置後，試験片上のウイルスを洗い出して回収し，ウイルス感染価を測定することで，99.9%以上のウイルスが減少したことを確認した。

大日本印刷，証明写真機の抗菌・抗ウイルス施工完了

大日本印刷とDNPフォトイメージングジャパンは，国内に7000台設置・運用している証明写真機「Ki-Re-i」について，2月末までに抗菌・抗ウイルスのコーティング施工を完了した。

Mipox，からのリフレクター（再帰性反射布）発売

Mipox（株）は，リフレクター（再帰性反射布）ブランド「RefLite」から，業界初となる指定の色で光るリフレクター「RefLite Color Shine Plus」の販売を3月中旬より始める。リフレクターの反射層に特殊な素材を組み込むことで，反射時に指定の色で光るリフレクターの開発に成功した。レッド・ブルー・イエローの3色を同時発売する。従来は白が主流だった。

日本印刷学会，7月にオンラインで研究発表会

日本印刷学会は7月2日にオンラインで研究発表会を催す。印刷技術，デジタル印刷およびイメージング技術に関するプロセスおよび材料などに関連した研究発表を広く募集している。

■印刷・デザイン・出版・イメージング　イベント案内

6月6日まで，CCGAでDNPグラフィックアーカイブコレクション

DNP文化振興財団が運営する福島・須賀川のCCGA現代グラフィックアートセンターは6月6日まで，「つながりのデザイン：DNPグラフィックデザイン・アーカイブコレクション」を開いている。CCGA収蔵のDNPグラフィックデザイン・アーカイブより，つながりや絆をキーワードにポスター作品を選び展示している。入館料は，一般300円，学生200円など。
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ccga/jp/00000772

3月12日，印刷技術懇談会がデジタルトレンドと製造業をテーマに勉強会

印刷技術懇談会は3月12日，神宮前の東京ウィメンズプラザで例会を催す。「COVID-19で加速するデジタルトレンドの波と製造業」のテーマで小森コーポレーションの藤巻陽介氏が話す。参加費1000円。会場使用ができなくなった場合，オンラインで実施。
https://kokucheese.com/event/index/609051/

3月16日，日本印刷技術協会がオンライン校正のセミナー

日本印刷技術協会は3月16日，「進化したオンライン校正～テレワーク時代の印刷ワークフロー」をテーマにオンラインセミナーを開く。定員50人。参加費は，一般15,400円，会員11,000円など。
https://www.jagat.or.jp/online_proof

3月19日，東京工芸大学が色の国際シンポジウム

東京工芸大学は3月19日，「第2回国際シンポジウム2020-2021」をオンラインで開く。John J. McCann（マキャン イメージング, 元ポラロイド社研究所所長, 元米国画像科学会会長），Mark Fairchild（ロチェスター工科大学マンセル色彩科学研究所所長，教授），蟻川謙太郎（総合研究大学院大学教授），溝上陽子（千葉大学大学院教授）の招待講演がある。参加無料。
https://collab.t-kougei.ac.jp/symposium2020-2021/

3月22日，日本経済新聞社が紙脱却に関するオフィスのセミナー

日本経済新聞社は3月22日，業務効率化を求めるバックオフィス向けに「紙，脱却！～“今”求められるバックオフィスの業務改革～」をテーマにオンラインセミナーを催す。「民間企業のDXの動向と関連施策」「ペーパーレス契約書管理の始め方」「ニューノーマル時代に求められる企業の健康管理改革」「人事評価システムの選び方とその効果」「どんな請求書も自動化する請求処理自動化サービス」「DX時代の経費精算」「100%電子サイン化への挑戦」の7セッション。視聴無料。申込締切は3月16日。
http://www.nikkei-events.jp/pcs210322/

3月25日，VPJが出版コンテンツのオンライン編集・管理・配信セミナー

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは3月25日，出版コンテンツのオンライン編集・管理・配信を支援する「CIERTO」に関するセミナーを，オンライン（500人）と東京・渋谷の同社（10人）で開く。ガイドブック・地図を出版している昭文社からの事例報告もある。参加無料。
http://www.vpj.co.jp/news/pickup/detail.html?pid=257

3月29日，日本印刷技術協会が広告と通販のメディアセミナー

日本印刷技術協会は3月29日，「広告と通販に見るwithコロナ時代のメディア動向」と題しオンラインセミナーを催す。「『日本の広告費2020』に見る市場とメディアの動向」北原利行（電通メディアイノベーションラボ），「通販業界の現状と課題」三浦千宗（日本通信販売協会），討論で構成。定員50人。参加費は，一般15,400円，会員11,000円など。
https://www.jagat.or.jp/pm20210329

3月30日，日本印刷産業連合会が「デジタル印刷の現状と展望」報告会

日本印刷産業連合会は，生産機としてのデジタル印刷活用の状況と今後の導入意識を把握し，活用度を高めるためアンケートを実施した。調査結果の報告に合わせ，3月30日，本間充（マーケティングサイエンスラボ），網野勝彦（研文社），山口実（日本印刷技術協会），佐々木徹郎（廣済堂）の各氏で議論するオンライン報告会を開く。参加費3000円。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4998

4月1日～5月29日，gggでTDC2021展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは4月1日～5月29日，第382回企画展「TDC 2021」を開く。文字の視覚表現を軸にしたグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞2021」122作品を展示。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000773

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2021年3月号　　コロナ感染体験談掲載【 特集：抗菌・抗ウイルス 】（2月19日発行）

今月号は、研文社から、抗ウイルスインキやニスの印刷、さらに紙への扱いについて、大洞印刷から各種抗菌商品の取り組み、サカタインクスから抗ウイルスニスについて、きもとから抗ウイルスフィルムについて、抗菌・抗ウイルスニスをドイツから輸入している新星コーポレイションからの情報、また印刷物以外にも建材に関し、大日本印刷から解説いただきました。
なお、今月号では急きょ、新型コロナウイルスに感染して入院したミカドの青柳恵介社長から体験談を寄稿いただきました。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202103/

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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