週刊「印刷雑誌」
11巻
44号
2020年11月16日
Japan Printer weekly
vol.11,
no.44
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。
●印刷をたのしむ
凸版印刷,京都・大徳寺で障がい者アートのVR展示会
凸版印刷,良いお寺研究会,障がい者アート協会,京都大学は,龍寶山大徳寺「瑞峯院」(京都市)を舞台としたVRオンラインアート展示会「可能性アートプロジェクト展in大徳寺瑞峯院」と「Naoko Tosa展in大徳寺瑞峯院」を2021年1月10日まで開いている。
https://kanoseiartproject-vr.com/index.html
https://kanoseiartproject-vr.com/naokotosa.html
コマガタ,B5チラシがスマホスピーカーに変身するスピーカーを開発
オーダーメイド化粧箱など印刷紙器の製造を得意とするコマガタ(新潟)は11月11日,配布時はB5判のチラシとして配り,チラシの役目が終わってもスマホスピーカーとして使用できる「化粧箱屋のちらしスピーカー」を開発したと発表した。チラシを組み立ててスマホの下に置くとスピーカーの効果がある。
エプソン,写真愛好家向けオンラインセミナー開講
エプソン販売は,写真愛好家向けセミナーを11月17日よりオンラインで始める。「編集を学ぶ」「使いこなす」「出来上がりを楽しむ」「表現力を高める」の4つのテーマとトークショーなどがある。11月17日からは無料で5件,12月19日からは有料で7件。
アドビ,フォトショップでのデザインコンテスト
アドビは,ライアットゲームズが実施しているスマホ向けタイトルの異世界マルチバトル「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」と共同で,学生を対象としたクリエイティブコンテスト「飛び出せワイリフ!」を催す。コンテストに参加する学生はAdobe PhotoshopやAdobe Frescoなどを使って,グラフィックデザインやイラストなどでワイルドリフトの世界観を表現する作品を応募し,グランプリに選ばれた学生には,「iPad Air」や「Adobe Creative Cloud コンプリートプラン(12カ月版)」などのプレゼントがある。
グラフテック,小型カッティングマシンの新製品発売
グラフテックは,小型カッティングマシン「Silhouette CAMEO4 PRO」を11月19日から日本で販売を始めた。Silhouette CAMEO4シリーズの機能・性能を継承し,610mm(24inch)幅のサイズに対応する。ホビーやビジネス用途などで活用できる。オープン価格。
エプソン,写真愛好家向けプリンターのキャンペーン締切延長
エプソン販売は7月9日から行っている「別格の表現力を体感<新商品>SC-PX1V発売キャンペーン」の応募締切を12月25日に延長する。SC-PX1Vは,写真愛好家向けのA3判ノビサイズ対応インクジェットプリンター。
凸版印刷,コロナの意識調査実施
凸版印刷とグループ会社のONE COMPATHは,後者が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」を利用する6万3984人を対象に,新型コロナウイルス感染拡大防止への意識度アンケートを行った。この結果から,凸版印刷が独自で作成したコロナ意識度のスケールを基に,5タイプの人物像に当てはめた。コロナ意識度61~80%の「インドア型」が最多の40.3%,最も低かったのはコロナ意識度0~20%の「自由型」で2.0%だった。新型コロナウイルスへの意識は比較的高く,工夫して新しい生活様式を楽しむ人が多いことがわかった。
●プロの世界
富士ゼロックス,帳票のデータ化業務を効率化する複合機アプリケーション提供
富士ゼロックスは,デジタルカラー複合機「ApeosPortシリーズ」と,AI inside (株)のAI-OCRサービス「DX Suite」を連携させるアプリケーション「クラウド連携アプリケーション for DX Suite」の提供を11月11日より始めた。複合機タッチパネルのボタン操作のみで帳票のAI-OCR処理までを行える。
エプソン,写真館向けプリンティングシステム発売
エプソン販売は,写真館向けプリンティングシステム「CRYSTARIO」の新商品として,「UltraChrome K3Xインク」により,さらなる高画質を図った「PPPS-4E」を11月25日から発売する。ディープブルーインクにより青の色域が拡大し,今まで再現が難しかったブルー・バイオレット領域を表現する。また暗部領域をライトグレーインクでオーバーコートすることで光沢紙における黒濃度が向上した。サーバー用PC,サーバー用モニター,クライアントPC用ソフトウェアライセンス,プリンターユニットで構成。36万8000円。
ミマキエンジニアリング,UV IJ小型フルカラー3Dプリンター発売
ミマキエンジニアリングは,UVインクジェット方式で1000万色以上のフルカラー造形ができる小型フルカラー3Dプリンターのエントリーモデル「3DUJ-2207」を2021年1月より全世界で販売する。設置面積が狭く静音設計で脱臭機をオプションで備える。本体サイズは,203×203×76mm。248万円。
京セラ,JP2020・ICTと印刷展でIJ印刷機の新モデルを発表
JP2020・ICTと印刷展が11月19・20日,南港のインテックス大阪で開かれるが,京セラドキュメントソリューションズジャパンは,インクジェット印刷機「TASKalfa Pro 15000c」の新ラインアップとして,大容量インクコンテナを搭載した「TASKalfa Pro 15000c Type-L」を出展する。同機は12月初旬より販売開始。
グラビア組合,新年賀詞交換会中止
全国グラビア協同組合連合会,関東グラビア協同組合,関東プラスチック印刷協同組合は,2021年1月15日に新年賀詞交換会を予定していたが,中止にした。
●印刷・デザイン・出版関連イベント案内
11月16~23日,バーチャルのアートブックフェア
国内外のデザイナー・アーティストが集うアート出版の祭典「VIRTUAL ART BOOK FAIR」が11月16~23日,バーチャルでひらかれる。TOKYO ART BOOK FAIRをバーチャルの場に移したイベント。富士ゼロックスなどが協賛している。
https://virtualartbookfair.com/
11月16日~12月11日,異業種交流オンライン展示会
業種・業態の枠を超え,自慢の製品,技術,サービスが集結し,情報発信,情報交換,ビジネスマッチングの場として活用できるオンライン展示会「メッセナゴヤ2020オンライン」が11月16日~12月11日に開かれる。松浦紙器製作所は得意の紙製品を出展する。
https://www.messenagoya.jp/
11月17日,フュージョンとビルコムが購入マーケティングのセミナー
フュージョンとビルコムは共催で11月17日,「買いたくなるを刺激する <新・買う理由をつくる>マーケティング」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加無料。
https://www.bil.jp/seminar/details/105
11月20日,UCDAがアワードに関連してオンライン講演会
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会は11月20日,「UCDAアワード2020」に関連してオンラインで講演会を行う。金融庁より「顧客本位の業務運営の更なる進展に向けた取組み」,消費者庁より「商品の価値が問われる,情報表示の留意点」,協賛企業のイセトーからのプレゼンテーションがある。参加無料,受付締切11月17日。
http://ucda.jp/award2020/award2020_kichou_kouen.html
11月24日と12月1日,日本印刷技術協会がデジタル印刷技術の討論会
日本印刷技術協会は11月24日と12月1日,「デジタル印刷技術の最新事情ディスカッション」をオンラインで行う。11月24日は,コダック,キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ,SCREENグラフィックソリューションズが登壇。12月1日は,コニカミノルタジャパン,リコージャパン,富士フイルムグローバルグラフィックシステムズが登壇。参加費は,各日で,会員11,000円(税込),一般15,400円(税込)など。
https://www.jagat.or.jp/20201124_part1
https://www.jagat.or.jp/20201201_part2
11月25日,リコージャパンが印刷会社の強みを生かすセミナー
リコージャパンは11月25日,「印刷会社×リコージャパンでWithコロナもKICK START」と題しオンラインセミナーを催す。同社が,印刷会社が自分達の強みを活かしながら「クライアント企業の要求に応える」に繋がる提案を実践するための情報やノウハウを伝える。
参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00018.html
11月27日,日本印刷技術協会が『印刷白書2020』発刊記念セミナー
日本印刷技術協会は11月27日,『印刷白書2020』発刊の記念セミナーをオンラインと東京・中野富士見町の同協会で同時に開く。主要なトピックの解説と新型コロナウイルスの影響によるニューノーマルの時代に,印刷ビジネスがどのように変わるのかを議論する。定員は,会場20人,オンライン80人。参加費は,一般15,400円(税込,『印刷白書2020』進呈),会員5,500円(税込)など。
https://www.jagat.or.jp/20201127_hakusyo
11月27日,厚労省が勤務間インターバル制度導入促進シンポジウム
「勤務間インターバル制度導入促進シンポジウム」が11月27日,オンラインで開かれる。勤務間インターバル制度の重要性や取組を進めるためのポイントについて,労働分野,医療分野の専門家の基調講演及び先進事例を通して解説する。従業員の健康確保や過重労働対策について考えられる。参加無料。
https://work-holiday.mhlw.go.jp/seminar/pdf/symposium/2020/interval/20201023_01.pdf
12月2日,日本経済新聞社がニューノーマル時代の新しい働き方のセミナー
日本経済新聞社は12月2日,「ニューノーマル時代の新しい働き方を実現する“RPA/AI”」と題し,オンラインでセミナーを催す。RPA/AI,RPA人材育成手法,デジタルワーカとの協業,「データ連携」による業務自動化,人とロボットの協働,「人」を中心としたデジタルテクノロジー,中堅・中小企業のRPAの7セッション。参加無料。
http://www.nikkei-events.jp/pcs1202/
12月4日~2021年3月19日,ギンザ・グラフィック・ギャラリーで石岡瑛子展
東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーは第381回企画展「SURVIVE – EIKO ISHIOKA/石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」を12月4日~2021年3月19日に開く。1960~70年代の東京で,資生堂,パルコ,角川書店などのアートディレクターとして,広告界にセンセーションを巻き起こし,1980年代の「女の時代」到来の布石を打った氏の作品展。入場無料。
12月4日~2021年1月23日は前期として「広告・キャンペーン」,2021年2月3日~3月19日は後期として「グラフィック・アート」。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000761
12月10日,企業メセナ協議会がSDGsとメセナのセミナー
企業メセナ協議会は12月10日,「SDGsとメセナ」セミナーシリーズとして,ベネッセホールディングス名誉顧問の福武總一郎氏による「アートによる過疎地域の再生」のテーマで講演会をオンラインと赤坂の東京ミッドタウンで開く。会場定員は25人。参加費は,会員無料,一般3000円,学生1000円。
https://mecenatsdgsvol5.peatix.com/
12月18日,文化通信社が地域書店の経営セミナー
文化通信社は12月18日,「生産性の向上で成長する地域書店の経営とは」をテーマにオンラインでセミナーを催す。ブックエースの奥野康作社長が話す。参加費5000円。
https://bunkanews.shop-pro.jp/?pid=155388066
2021年2月3~5日,ビッグサイトでギフトショー
第91回東京インターナショナル・ギフト・ショー春が2月3~5日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はビジネスガイド社。
https://www.giftshow.co.jp/tigs/91tigs/
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2020年12月号【 特集:絵本の世界 】(11月20日発行)
絵本をはじめとした児童書は、コロナ禍での巣ごもり需要のためか、売れ行きがそこそこ良いと聞きますが、今月号は「絵本」に焦点を当てました。
フレーベル館からコンテンツも製作工程も仕様も多種多様な最新の絵本事情を、惠友印刷から絵本作家の色へのこだわりに応える絵本づくりを解説。また、さまざまな企業が海外支援でサポートする絵本の世界を紹介します。
https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202012/
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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