週刊「印刷雑誌」

11巻 36号 2020年9月23日
Japan Printer weekly vol.11, no.36

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

●印刷をたのしむ

キヤノン,無料印刷素材サイトでハロウィン特集

キヤノンは,無料印刷素材サイト「クリエイティブパーク」で毎年好評の「ハロウィン特集」に,家で楽しめる新作アイテムを公開した。部屋をにぎやかに彩るおばけたちのデコレーションや,手のひらサイズの小さな「ミニトイフィギュア」,SNSで話題の「豆本ドールハウス」など,ハロウィンを盛り上げるアイテムが多数ある。
https://creativepark.canon/jp/special/halloween/index.html

リンテック,ファンシーペーパーと色画用紙の新製品発売

リンテックは高級感ある和の雰囲気のファンシーペーパー「日本の和」シリーズの新商品として,「小豆殻(あずきがら)CoC」をラインアップし9月1日から発売した。小豆の殻を混抄することにより,落ち着きある模様と風合いがある。FSCミックス認証製品になっている。
また,図画工作などに適した強度や紙厚,風合いの色画用紙「ニューカラーRシリーズ」に,エンボス加工を施した新タイプ「匠のニューカラーR」をラインアップし,9月1日から発売した。標準タイプの中で人気の高い,ゆき,クリーム,みずいろ,みどり,くろの計5色。書籍のカバーや化粧箱にも向く。

山口北州印刷,成田空港手帳2021製造

山口北州印刷(盛岡)はこの度,「成田空港手帳2021」を製造した。表紙5種類,本体約250ページ,16×8センチサイズ,税込1000円。9月21日には,同手帳の発売記念「がんばれ成田!空港応援フェア」がイオンモール成田で行われた。

凸版印刷,幼児向け家庭学習支援サービスがキッズデザイン賞

凸版印刷とグループ会社であるフレーベル館は,アナログ教材(絵本)とデジタル教材(アプリ)の組み合わせにより,親と子の関わりの中で子どもの「自ら気づき考える力」と「学びの意欲」を育む新しい幼児向け家庭学習支援サービス「できるーと」を2020年1月より提供している。このたび「できるーと」が,キッズデザイン協議会が主催する第14回キッズデザイン賞(子どもたちの独創性と未来を拓くデザイン部門)を受賞した。

●プロの世界

富士フイルム,drupa2021出展中止

富士フイルムは9月14日,ドイツ・デュッセルドルフで開催のdrupa(2021年4月20~28日)とinterpack(2021年2月25日~3月3日)の出展を中止すると発表した。
https://www.fujifilm.com/us/en/news/graphic-arts-printing/fujifilm-withdraws-drupa-interpack-2021

大日本印刷,エプソン販売,愛知・岡崎の小中学校にデジタル採点ソフト導入

大日本印刷はエプソン販売とともに,「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」の機能のひとつであるPC向けデジタル採点ソフト「AnswerBoxCreator」を提供しており,9月11日,愛知県岡崎市立の小・中学校,全67校への導入が決まったと発表した。エプソンの複合機のソリューションと大日本印刷のデジタル採点ソフトの融合により,教職員の働き方改革を推進する。

凸版印刷,オンライン展示会のプラットフォームとLIVE配信スタジオ提供開始

凸版印刷は,オンラインブースの構築や来場者管理,オンライン商談,ウェビナー配信やアンケート調査など,オンライン展示会の開催に必要なさまざまな機能をカスタマイズして利用できるプラットフォーム「V-MESSE」を開発し,9月11日から提供を始めた。価格は,一式300万円から。
また凸版印刷は,顧客のオフィスやショールームなどの施設内に,LIVE配信に特化したスタジオの構築・運用をワンストップでサポートするサービスの提供を9月15日から始めた。TV会議システムを用いたウェビナーやインサイドセールスなどに適した機材・設備を揃え,企画から制作,機材選定,運用サポートまで行う。価格は300万円から。なお,本サービスを活用し,東京・丸の内にある同社のNIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHIにLIVE配信専用スタジオTOPPAN ONLINE STUDIO CONNECTを設立。2020年10月1日より運用を始める。

J.D.パワー,複合機・カラーレーザープリンターの満足度発表

J.D.パワーは9月15日,カラー複合機とカラーレーザープリンターの顧客満足度を発表した。カラー複合機ラージ&ミドルオフィス市場部門1位は富士ゼロックス,同スモールオフィス市場部門1位はリコー,カラーレーザープリンター1位はリコー。2020年7月,カラー複合機ラージ&ミドルオフィス市場(従業員30人以上企業)6713社,カラー複合機スモールオフィス市場(従業員5~29人企業)3232社,カラーレーザープリンター(従業員5人以上企業)2450社を調査。

大日本印刷,LGBTQ社会活動に参画

大日本印刷は,業種や分野を超えて多様な個人や企業・団体などが連携し,LGBTQなどの性的少数者についての情報発信などを行うプロジェクト「プライドハウス東京」に協賛しており,次世代を担うLGBTQの若者を支援する社会活動等に参画している。同団体は,国際カミングアウト・デーである10月11日に,東京都新宿区に日本初となる常設の大型総合LGBTQセンター「プライドハウス東京レガシー」をオープンする。大日本印刷は9月11日,このセンターの7つの取り組みのうち,日本のLGBTQに関する歴史や文化を紹介するコンテンツ制作やアーカイブ(コミュニティ・アーカイブ)の構築を目的とした「文化・歴史・アーカイブ」チームに参画すると発表した。。

凸版印刷,「地域Pay」が長野県岡谷商工会議所の「Okaya Pay」で採用

凸版印刷は,地域における決済サービスをまとめてデジタル化し1枚のカードやスマートフォンアプリだけで,複数の決済サービスが利用可能となり,地域のキャッシュレス化を図る決済プラットフォーム「地域Pay」を2019年5月より提供している。このたび地域Payが,長野県岡谷商工会議所の発行・運営するプリペイド機能付きポイントカード「Okaya Pay」に採用され,2020年4月より提供を始めている。9月から始まったマイナポイントにも対応。
また,武蔵小山商店街振興組合が運営するプリペイド機能付きポイントカード「PALM POINT & MONEY CARD」にも採用され,4月より提供を始めている。

凸版印刷,サスティナビリティレポートを公開

凸版印刷は9月16日,「TOPPAN Sustainability Report 2020」を発行し,Webサイトで公開した。同社グループの重要課題,気候変動リスクおよびTCFDへの対応,活動報告などで構成。
https://www.toppan.co.jp/assets/pdf/sustainability/2020/csr2020_detail-ja.pdf

共同印刷,日本写真印刷コミュニケーションズとの合弁会社を完全子会社に

共同印刷と日本写真印刷コミュニケーションズ(京都)は,日本写真印刷コミュニケーションズが10%保有していた共同印刷の連結子会社・共同日本写真印刷の全株式を,2021年1月5日付で共同印刷に譲渡することで合意した。本譲渡によって共同日本写真印刷は共同印刷の完全子会社となる。また,共同日本写真印刷は2021年1月5日付で商号を「共同印刷マーケティングソリューションズ株式会社」に変更する。

日本印刷技術協会,オンライン中心のイベント開催

日本印刷技術協会は9月14日,2020年度のイベントに関し,次の予定を発表した。トピック技術セミナーオンライン:10月2~15日,地方大会オンライン:10月30日~11月8日,全国大会(+近畿大会)オンライン:11月30日~12月10日,page2021リアル展示会(東京・池袋,感染拡大防止対策施行):2021年2月3~5日,pageオンライン展示会・カンファレンス・セミナー(配信):2月8~28日。

全国青年印刷人協議会,10月3日に東京ブロック協議会開催

全国青年印刷人協議会は10月3日,令和2年「東京ブロック協議会」を飯田橋の大塚商会で開く。今期の事業推進のテーマは,三方よしに未来よしを加えた「四方よし」。

●印刷・デザイン・出版関連イベント案内

10月9日,全日本印刷工業組合連合会がオンラインフォーラム

全日本印刷工業組合連合会は10月9日,全日本印刷文化典長野大会が来年に延期となったとに伴い,「Make the future!~未来を見つめ,ともに未来を創る~」をテーマにオンラインフォーラムを開く。同連合会・滝澤光正会長によるTOPメッセージをLIVE配信とし,動画配信で,なぜDXが必要なのか?,幸せな働き方改革,ニューノーマル時代の営業戦略,コロナ下における支援策,調達が変われば企業が変わる社会が変わる!,利益を上げるなら社員を育てろ!,皆さまの声を国政に反映させます,で構成。組合員のための配信だが,誰でも視聴できる。
問い合わせは,同連合会(電話03-3552-4571)。

 

 

 

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2020年10月号【 特集:新技術2021へ 】(9月18日発行)

先月号に続き、drupa2020展へ出展予定だった企業の技術動向を紹介しました。来年への新技術として、リョービMHIグラフィックテクノロジー、小森コーポレーション、ハイデルベルグ、コダック、エプソン、リコー、オーシャンテクノロジーを取り上げました。ハイデルベルグ社や小森コーポレーションは残念ながら出展を取りやめましたが2021年を俯瞰する技術動向として読む価値はあります。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202010/

 

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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