週刊「印刷雑誌」

11巻 6号 2020年2月10日
Japan Printer weekly vol.11, no.6

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

●印刷をたのしむ

グラフィック社,『デザインのひきだし39』発行

グラフィック社は,デザイン,印刷,紙,加工情報を掲載した書籍『デザインのひきだし39』を発行した。最新号は「紙にとことん詳しくなるためのガイドブック」をコンセプトにしている。表紙はティッシュに箔押し。B5判160ページで「紙サンプルBOOK」「紙かるた」など付録多数。定価2000円+税。書店の店頭には2月10日前後から並ぶ予定。

ボーンデジタル,『カラー図解 DTP&印刷スーパーしくみ事典 2020』発行

ボーンデジタルは,書籍『カラー図解 DTP&印刷スーパーしくみ事典 2020』を全国の書店を通じて刊行する。印刷のしくみといった基本的な事柄をはじめ,ハードウェアやソフトウェア,デザインなどのクリエイティブな要素,電子出版,デジタル印刷,製本・後加工などのDTP&印刷に関する多くの知識を,図を用いて解説している。A4判変形,カラー336ページ。定価4000円+税。2月下旬発行予定。

コンテンツワークス,厚紙を合紙製本した大判フォトブック提供

コンテンツワークスは2月5日,フォトブック作成サービス「Photobackアプリ」で作成できるアイテムに,専用ケース付きで高級厚紙製本の「FOLIO」を追加し提供を始めたと発表した。新アイテムの追加を記念した15%割引キャンペーンを3月9日まで行っている。

フジプラス,圧着DMサービス開始

フジプラスは,インターネットからハガキDMが注文できるWebサービス「DMステーション」に,新たに3タイプの圧着DMサービスを2月3日から始めた。同社は圧着DM加工機を導入。光沢UVニスによる圧着加工は高品質でありながらも,これまでのDMハガキ同様に100通から注文できる。サービスには宛名印字や送料も含んでおり,DM発送の面倒な手続きをまとめて依頼できる。注文は100~5万通まで対応。

ウエーブ,両面印刷の組み立て式の紙製メガホン発表

ウエーブは2月3日から,お客様のデザインデータを厚紙に印刷し,メガホンの形状に型抜きして納品する「ECOメガホン印刷」の販売を始めた。紙製の組み立て式メガホン。短期使用向けながら設計にはこだわっており,吹き込み口は口元にフィットするよう特殊な形状になっている。スポーツ観戦の応援グッズや,セール・キャンペーンのPRグッズとして利用できる。両面カラー印刷に対応し表裏に異なるデザインを印刷できるので,裏面にコースマップや大会プログラムを兼ねた2WAY仕様も可能。

帆風,オリジナルギフト作成サイト

帆風は2月4日から,オリジナルギフトサイト「omoiire」のAndoroid版アプリを提供している。アプリ上でデザインテンプレートを編集し,名前やメッセージ入りのオリジナルギフトを簡単に作ることができる。約150種の商品,300種以上のデザインテンプレートからお気に入りのデザインを見つけ,アプリ上で文字や写真を編集できる。編集したデザインの商品はアプリ上からそのまま注文でき,簡単に世界に一つのオリジナルギフトとなる。ギフトボックスも有料オプションで用意。

DNPアートコミュニケーションズ,東京藝大美術館のデータ貸出開始

大日本印刷の子会社で,美術関連のコンテンツビジネスを行うDNPアートコミュニケーションズは,2月3日から東京藝術大学大学美術館の所蔵作品の画像データ貸出サービスを始めた。同美術館は国宝・重要文化財23件を含む約3万件の日本有数のコレクションを形成している。今回,同美術館の所蔵品の中から,代表的な所蔵品約120点の高精細画像データの貸出からスタートし,利用者の要望に応じて取扱い点数を増やしていく予定。

●プロの世界

ビデオジェット・エックスライト,自動測定テーブル発売

ビデオジェット・エックスライトは2月3日,自動測定テーブル「i1iO3」の販売を始めたと発表した。ロボット式の自動チャート測定システム。印刷現場,写真家,デザイナーが手動で行ってきたプロファイルの測定を自動で行う。厚さ10mm(標準時)まで,最大33mm(オプションアダプタ装着時)までの素材の反射テストチャートを測定する。軟包装材,セラミック,テキスタイルなど,これまで測定が難しかった素材の測定も可能。

デジタル総合印刷,ウェアラブルEXPOにVR遠隔コミュニケーションツールを出展

2月12~14日に東京ビッグサイトで第6回ウェアラブルEXPOが開かれる。デジタル総合印刷は,VR遠隔コミュニケーションツールの新バージョンを出展する。遠隔地から大勢が参加可能なVR会議室や,実際の作業現場を3Dスキャンで再現したVR現場体験で,事前トレーニングや集合教育を実施してコストと時間を削減できる。

リコー,働き方改革を支援するプリンターの管理ソリューション

リコーは企業の働き方改革を支援するソリューションとして,「印刷」,「ユーザー認証」,「機器管理」,「レポート自動作成」など複合機・プリンターの管理・運用機能を統合したクラウドアプリケーション「RICOH カンタンセキュアプリントfor Cloud」と,複合機で受信したファクス文書を自動でクラウドにアップロードして外出先から確認できるアプリケーション「RICOH カンタンファクス仕分けfor Cloud」の2商品を2月12日に発売する。

図書印刷,マーケティング企業を子会社化

図書印刷は2月3日,(株)UNIWORXの発行済み株式のすべてを取得し,子会社としたと発表した。後者は,WebマーケティングやECサイト構築・運営,システム開発事業を行っている。子会社化したことで,デジタルマーケティング支援事業における提案力を強化し,さらなる事業領域拡大とグループ全体の企業価値向上を図る。

●印刷・デザイン・出版関連イベントスケジュール

4月25日まで,東京工芸大学カラボギャラリー企画展「色と対話する展」

神奈川・飯山の東京工芸大学厚木キャンパスのカラボギャラリーは4月25日まで,第5回企画展「色と対話する展:Talking with Color」を開いている。自律的に変化したりこちらの行動や主観で変化したりする,色とまるで対話しているように感じる作品を展示している。入場無料。
https://www.color.t-kougei.ac.jp/events/events28_21.html

4月30日締切,造本装幀コンクール作品募集

「造本装幀コンクール」第54回の作品募集が4月30日まで行われている。2019年1月1日~12月31日に出版された書籍が対象。本づくりに携わった人・社なら誰でも出品申し込みできる。申込料は1点に付き6050円。審査は5月下旬~6月上旬に,9月に表彰式を行う。
本コンクールは,出版,デザイン,印刷・製本産業の向上・発展を目的として,造本技術・装幀デザイン及び,編集・印刷・製本技術を総合的に評価し表彰するもの。
https://req.qubo.jp/zouhon/form/2020naiyouhyou

2月20日,大阪で表面処理加工技術展

大阪産業創造館は2月20日,大阪・堺筋本町の同館で「表面処理加工技術展2020」を催す。入場無料。
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=29417&utm_source=ctiweb_dm_20200206&utm_medium=dm&utm_campaign=san_hyomen2020

3月3日,3月6日,4月17日,Tooがそれぞれ大阪,名古屋,福岡でUCDセミナー

Tooは,ユニバーサルコミュニケーションデザインセミナー「わかりやすい情報発信と新たなUDフォントでビジネスチャンスを拡大」(無料)を東京に引き続き,3月3日に大阪・江戸堀,3月6日に名古屋・栄,4月17日に福岡・天神のそれぞれの同社オフィスで行う。事前申込制,先着順受付,参加無料。
https://www.too.com/event/y2020/ucd0304/

3月10日,全日本印刷工業組合連合会が横浜でCSRサミット

全日本印刷工業組合連合会は3月10日,横浜市中区の横浜市開港記念会館で「全印工連CSRサミット2020」を催す。同連合会のこれまでの取り組みを総括するとともに,CSRに関する各方面の専門家の知見や,認定企業による取り組み事例を集め,印刷業のみならず,産業界,消費者,学生などと共に,CSRについて考え,学び,議論する場とする。参加対象は,CSR,SDGs,SR調達に関心のある経営者・経営幹部・担当者など。参加費は,プレセミナーから分科会までの参加3000円,プレセミナーから懇親会までの参加6000円。問合せは,同連合会(電話03-3552-4571)。

4月14~17日,桜井グラフィックシステムズが岐阜工場で新技術発表会

桜井グラフィックシステムズは4月14~17日,第10回「新技術発表会」を催す。新製品のインクジェット装置搭載のスクリーン印刷機や,箔押し機に改良を加えた新製品,ロールtoロール印刷機や印刷検査装置,菊半裁判2色オフセット印刷機などを出展。参加無料,事前申込制。
https://www.sakurai-gs.co.jp/news/2020/1.html

7月8~10日,ビッグサイトで国際 文具・紙製品展

第31回「国際 文具・紙製品展」(ISOT夏)が7月8~10日,東京ビッグサイト青海展示棟で開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。入場料5000円,Web登録入場券などで無料。
https://www.isot.jp/ja-jp.html

10月21~23日,名古屋でスマート工場 EXPO

第3回[名古屋]「スマート工場 EXPO -IoT/AI/FAによる 製造革新展-」が10月21~23日,ポートメッセなごやで開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。「ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展-」「オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術 展-」「ロボデックス -ロボット [開発]・[活用] 展-」が同時開催。入場料5000円,Web登録入場券などで無料。
https://www.sma-fac-nagoya.jp/ja-jp.html

10月28~30日,幕張メッセでIT総合展

ソフトウェアや情報セキュリティ,デジタルマーケティングなど11の展示会からなる「Japan IT Week秋」が10月28~30日,千葉の幕張メッセで開かれる。入場料5000円,Web登録入場券などで無料。
https://www.japan-it-autumn.jp/ja-jp.html

11月4~6日,ビッグサイトで表面処理の展示会

プラスチック高機能化展やコーティング・表面処理展などの複合展「Nプラス」が2020年11月4~6日,東京ビッグサイトで開かれる。2019年9月開催では,主催はプラスチック工業技術研究会,共催はアテックス,入場料2000円(招待券持参者,事前登録者は無料)。
http://www.n-plus.biz/common/pdf/2020_guide.pdf

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2020年2月号【 特集:パッケージと特殊印刷 】

出版・商印に比べパッケージ印刷は伸びしろがあると言われています。
今月は、デジタルの長短や国内外の状況の分析、紙器印刷企業のデジタル印刷機の運用状況、日本印刷学会フレキソ研究会の環境対応フレキソ製版システムの概要、パッケージの商材ながら珍しい金属印刷の取り組みについて紹介します。
https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202002/

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