週刊「印刷雑誌」

11巻 4号 2020年1月27日
Japan Printer weekly vol.11, no.4

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

2月5~7日,池袋で印刷・メディアのイベントpage展開催

日本印刷技術協会は2月5~7日,東京・池袋サンシャインシティで印刷・メディアのイベントpageを催す。
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは,営業部門の変革を実現するソリューションや成功事例を紹介するとともに,受注拡大に対応するための生産工程の省力化・自動化ソリューションも提案する。また営業効率向上のヒントを提供するため,印刷会社の営業担当に聞いた「目指している営業スタイル」や具体的な取り組みを紹介する。さらに,印刷会社の「新たな営業スタイル」を支えるソリューションを,「働き方改革」「環境」「拡張性」の3つで提案し,生産工程にもたらす効率化・省人化効果と,そこからいかに営業の変革,ビジネス拡大に貢献できるかを伝える。
SCREENグループは,営業・サービス・開発の三位一体での支援に加え,他ベンダーとの連携によるソリューションの数々を,デモンストレーション,サンプル,事例で紹介する。
ハイデルベルグ・ジャパンは,現代の印刷ビジネスに不可欠なデジタライゼーション(デジタル化),スタンダダイゼーション(標準化),コネクティド(繋がること)の3つの要素を実現していくために,双方向で情報を有効活用し,受注から発送までを統合的に管理するソリューションを紹介する。

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2月5~7日,東京・池袋サンシャインシティで印刷・メディアのイベントpageが開かれます。今回も印刷学会出版部は,書籍販売コーナーで印刷、出版、デザイン関連の書籍や線数メーターなどのツールを販売いたします。
お買い上げ頂いた方には「印刷雑誌」のバックナンバーをプレゼント!
弊社ブースは文化会館4FのBホール出口付近です。
よろしくお立ち寄りのほど、お願い申し上げます。
page2020 公式サイト
https://page.jagat.or.jp/

●印刷をたのしむ

大日本印刷,片手でチャックを開封できるパッケージを開発

大日本印刷は1月23日,片手でチャックを開封できるパッケージを開発したと発表した。チャック部分の表面に滑りにくいグリップ性のあるニスを印刷することで,片手でチャック部分をつまみ,指をチャックと平行にずらすだけで開けられるようにした。各種調味料のほか,ガムやスナック菓子などにも適する。小さなサイズのチャック付き袋が開けやすい点が評価され,ネスレ日本の「マギーブイヨン5個入り」で採用された。

ブラザー,薄型感熱モバイルプリンター発売

ブラザー工業の国内販売子会社であるブラザー販売は薄型感熱モバイルプリンター「MPrint」シリーズの新製品として,印字速度などの機能や使い勝手が向上したA6判用紙モデル「MW-270」を3月中旬から発売する。かばんにも収まり,また印字速度や充電方式などの本体機能が向上した。

●プロの世界

リコー,A3モノクロレーザープリンターの新製品発表

リコーは,A3判モノクロレーザープリンター「RICOH P 6030/6020/6010/6000」「RICOH P 6030M/6020M/6010M」「RICOH P 6030LE/6020LE/6010LE/6000LE」の合計4機種11モデルを1月30日に発売すると発表した。コンパクト設計ながら,連続プリント速度は片面39 枚/分,両面29 ページ/分の出力。耐久性は120 万ページ。PCからUSB接続したプリンターも監視することができる機器管理ツールに対応し,USB接続プリンターとネットワークプリンターの一括監視ができる。Mモデルは同社のトナー・定期交換部品の供給および定期保守サービスに対応し,印刷枚数管理や部品交換,交換部品の購入といった機器管理者の付帯業務を低減する。LEモデルは,大手百貨店,スーパー,物流業などでのラベル紙などの特殊紙印刷に対応。9万9800円から。

京セラ,A3のカラー・モノクロ複合機発表

京セラのグループ会社である京セラドキュメントソリューションズジャパンは,A3判カラー複合機「TASKalfa 8353ciシリーズ」2機種と,A3判モノクロ複合機「TASKalfa 9003iシリーズ」2機種の計4機種を2月初旬から発売する。独自の長寿命ドラムと耐久性の高いパーツを採用することにより高生産性,高信頼性を図ったハイエンドモデルの後継機。

キヤノン,新技術搭載UV大判プリンター発売

キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは,主にサイン&ディスプレイ市場を対象に,64インチ(約1.6m幅)対応ロールtoロールUV硬化型大判プリンター「Colorado 1650」を1月に発売する。一台でグロス,マット仕上げを可能にする技術や,低温でのLED硬化により熱に弱いとされるフィルムや糊付き塩化ビニル,壁紙などへの出力に加え,従来のインクより柔軟性を185%向上させた新インクなどが特長。本体980万円。年間30台の販売を見込む。

エプソン,大判IJプリンターとカッティングプロッターセットキャンペーン

エプソン販売は,エコソルベントインク搭載大判インクジェットプリンターとカッティングプロッター(グラフテック社製)のセットモデルを購入できるキャンペーンを1月29日~4月30日に行う。オープン価格。

日本印刷産業連合会,技能五輪国際大会で選手募集

第46回技能五輪国際大会が2021年9月に中国・上海で開催される。日本代表選手の選考会は2020年に行われるが,技能五輪「印刷」職種として日本印刷産業連合会は2月12日に飯田橋の東京都立中央・城北職業能力開発センターで,説明会や4色オフセット印刷競技実演,簡単な協議会を行う。同連合会は,国際大会の代表選手を目指す参加者を募集している。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4521

●印刷・デザイン・出版関連イベントスケジュール

1月28日,大日本印刷が工場のセキュア環境構築のセミナー

大日本印刷は1月28日,名古屋市のウインクあいちで「工場のセキュア環境構築支援サービス」をテーマにセミナー行う。ネットワークカメラを利用した警備自動化,画像認識による業務効率化,セキュリティ対策などを紹介する。参加無料。要申込。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/1193392_1595.html

1月29日,LED機構が次世代LEDサミット

LED光源普及開発機構は1月29日,東京・神田猿楽町のエコリカで第7回「次世代LEDサミット」を開く。半導体光源(照明)の周辺の課題を紹介する。参加費は,一般3000円,会員1000円など。
http://e-decoled.com/7led.pdf

1月31日,大日本印刷がスマート化支援ソリューションのセミナー

大日本印刷は1月31日,アクロス福岡で「工場から小売りまで,スマート化支援ソリューション」をテーマにセミナー行う。製造のロボット化やデジタルデータの活用,セキュリティ対策,画像認識による業務効率化などを紹介する。参加無料。要申込。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/1193390_1595.html

2月4日,渋谷で越前和紙と建築デザインの講演会

伝統文化とイノベーション「越前和紙と建築・デザイン,SDGsに向けて」と題し2月4日,東京のWeWork渋谷スクランブルスクエアで杉原商店の杉原吉直社長による講演会が催される。参加無料,要申込。
http://www.washiya.com/seminar/20200204/index.html

2月10日,エルテスが社員教育と炎上リスク回避のセミナー

エルテスは2月10日,東京の日本マイクロソフト品川オフィスで「新年度目前!まだ間に合う社員教育と炎上リスク回避セミナー:教育と検知の二軸で考えるリスクマネジメント」を行う。同社の林英雄氏が炎上事例から見るリスクの早期検知方法を,大日本印刷の樋口徹氏が新入社員向けセキュリティ教育の適切なアプローチについてを解説する。定員100名,参加無料。要申込み。
https://digitalrisk-lab.com/seminar/1441/

2月13・14日,19日,21日,凸版印刷が東京,名古屋,大阪でフェア

凸版印刷は2月13・14日に東京・秋葉原の同社で,2月19日に名古屋のTKPガーデンシティ栄駅前で,2月21日に大阪・中之島の同社で,「世界5都市のコントラクトとまちづくりの“今”」のテーマで「フォレストフェア」を催す。「3D」をテーマにした新商品の展示や,空間づくりのヒントとなるセミナーなどで構成。入場無料,要申込。
https://forest-members.toppan.co.jp/public/seminar/view/138?banner
https://forest-members.toppan.co.jp/public/seminar/view/242
https://forest-members.toppan.co.jp/public/seminar/view/209

2月20日,凸版印刷がDXのセミナー

凸版印刷は,製造・物流現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援し,スマートファクトリーへの転換を推進するセミナー「TOPPAN DXセミナー」を2月20日,東京・小石川の同社で開く。さまざまなIoT機器を活用してスマートファクトリーへの転換を推進する,同社グループの取り組みについて事例を交えて紹介する。定員60人,参加無料(事前登録制)。
https://www.toppan.co.jp/solution/seminar/seizodx2020.html

2月25日,電子出版制作・流通協議会が電子出版ビジネスの報告会

電子出版制作・流通協議会は2月25日,東京・一番町のJCIIビルで「2019年電子出版ビジネスの現状と今後の展望~出版社における電子書籍・デジタル雑誌ビジネス実態調査報告~」を開く。講師は,専修大学・植村八潮教授,文化通信社・星野渉専務,東京電機大学・矢口博之准教授,HON.jp鷹野凌理事長。参加費は,会員および日本出版学会会員無料,一般3000円,定員100人。
https://aebs.or.jp/seminar20200225.html

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2020年2月号【 特集:パッケージと特殊印刷 】1月20日発行

出版・商印に比べパッケージ印刷は伸びしろがあると言われています。
今月は、デジタルの長短や国内外の状況の分析、紙器印刷企業のデジタル印刷機の運用状況、日本印刷学会フレキソ研究会の環境対応フレキソ製版システムの概要、パッケージの商材ながら珍しい金属印刷の取り組みについて紹介します。
https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202002/

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