週刊「印刷雑誌」

11巻 3号 2020年1月20日
Japan Printer weekly vol.11, no.3

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

●印刷をたのしむ

1月25~27日,名古屋で世界の貨幣まつり

1月25~27日,名古屋市中村区のウインクあいちで第43回「世界の貨幣まつり」が開かれる。主催は日本貨幣商協同組合。国内外のコインや江戸時代の大判小判のほか切手なども即売。紙幣の印刷に実際に使われる版面と同じ技法で彫刻された深凹版印刷用の金属の版面を使用しての印刷体験や,印刷朝陽会によるお札や切手の紹介およびクリスマスカード,スーベニアカード,関連書籍などの販売もある。入場無料。
https://www.jnda.or.jp/event/世界の貨幣まつり

ブラザー工業,家庭用ラベルライター発売

ブラザー工業の国内販売子会社であるブラザー販売は,家庭用ラベルライター「P-touch」の「PT-J100」キャラクターモデルの新製品として,「くまのプーさん」モデルを含む4機種を2月中旬から順次発売する。同ラベルライターは,手のひらサイズ,乾電池駆動で持ち運びやすい,液晶画面で文字が見やすい,などが特長。オープン価格。

ブラザー工業,モバイル用ドキュメントスキャナー新製品発売

ブラザー工業の国内販売子会社であるブラザー販売は,ドキュメントスキャナー「JUSTIO」の新製品として,モバイルスキャナーでクラス最速の約4秒/枚(従来は約8秒/枚)の「MDS-940DW」を2月上旬から発売する。

●プロの世界

凸版印刷,みずほ銀行の校閲・校正業務をAIで支援

凸版印刷は,AIを活用することで印刷物・デジタル媒体に関する業界・企業特有の表記や専門用語を学習し,企業ごとの基準に合わせて文章の校閲・校正を可能にする「AI校閲・校正支援システム」を2019年10月に開発した。
このたび,みずほ銀行が本システムを採用。広告制作物における業務効率化を目的に1月から運用している。

浜松アクトビール,瓶ビールにラベルプリンター導入

静岡県浜松市で地ビールレストランを運営している浜松アクトビールコーポレーションは沖データの卓上型カラーLEDラベルプリンター「Pro1040」により瓶ビールの銘柄ラベルを作成し,2019年11月から販売を始めている。インクジェットプリンターでは冷却したボトルが常温下にさらされることにより結露が発生し紙がにじむ,サーマルプリンターでは瓶同士の摩擦による黒ずみが発生するなどの懸念があり,今回のトナー方式のプリンターを選んだ。

キヤノン,カード追記プリンター3月に発売

キヤノンマーケティングジャパンはキヤノンファインテックニスカ製のカード追記プリンター新製品として,通知カードやマイナンバーカードなどへの券面印字が可能な「CX-M1720」を3月から発売する。通知カードやマイナンバーカードなどへの券面印字が可能,インクジェット方式のため(インクリボン方式に対し)情報漏えい防止とシンプルな運用,カード搬送力を向上,住民記録システムから直接出力,解像度1200dpiなどの特長がある。オープン価格(参考価格39万8000円)。

リコー,リライタブル印字システムを春に発売

リコーは,非接触で約1000回のラベル書き換えが可能な印字プロセスのリライタブルレーザーシステム「RICOH Rewritable Laser System L3000 / C3000」を春に発売する。半導体レーザーを用いた,レーザーユニットおよび専用のリライタブルレーザーラベルで構成。半導体レーザーから出射されたレーザー光が,ラベルの記録層を直接,均一に加熱することで印字され,印字された画像は,発色温度より低い温度で加熱されることで消去される。一台で消去・印字が可能。ラベルの貼り替え作業や使用後のラベルの廃棄作業がなくなる。オープン価格。

モリサワ,三重県いなべ市と連携協力

フォントベンダー最大手のモリサワは1月15日,三重県いなべ市と連携協力に関する協定を結んだ。同社は2019年12月より,いなべ市の中学生向けプレゼンテーション資料作成能力向上の特別授業を行っている。今後は継続して中学生向けの特別授業を実施するほか,市職員向けユニバーサルデザインフォント活用研修や,いなべ市の発行物の改善などに協力していく。

●印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

3月16日まで,市谷で河口洋一郎「生命のインテリジェンス in DNPプラザ」展

東京・市谷のDNPプラザで3月16日まで,CGアーティスト河口洋一郎氏の「生命のインテリジェンス in DNPプラザ」展が開かれている。入場無料。
1月30日~3月19日のギンザ・グラフィック・ギャラリーでの企画展「河口洋一郎 生命のインテリジェンス」の連動企画。
http://plaza.dnp/kawaguchi.html

1月20日~3月5日,東京と大阪でカレンダー展・カタログ展

日本印刷産業連合会は,第71回全国カレンダー展と第61回全国カタログ展の受賞作品などを1月20~24日,大手町の東京サンケイビルのブリックギャラリーで展示する。
また,南船場の平和紙業ペーパーボイス大阪で,1月28日~2月6日に第71回全国カレンダー展の作品を,2月25日~3月5日に第61回全国カタログ展の作品を展示する。すべて入場無料。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4181

2月7日,日本画像学会が「チェキ」のヒットの舞台裏の勉強会

日本画像学会は2月7日,東京・芝浦の東京工業大学で勉強会を催す。「インスタント写真とハイブリッドカメラ」と題し,富士フイルムの藤井武氏がインスタントカメラ「チェキ」開発の舞台裏を話す。定員30人,参加費は,個人会員1000円,一般2000円,学生1000円。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku200207.html

2月12~14日,ビッグサイトでスマート工場 EXPO

第4回「スマート工場EXPO -IoT/AI/FAによる製造革新展-」が2月12~14日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はリードエグジビジョンジャパン。「ロボデックス -ロボット [開発]・[活用] 展-」「ウェアラブル EXPO -ウェアラブル [開発]・[活用] 展-」が同時開催。入場料5000円,Web登録入場券などで無料。
https://www.sma-fac.jp/ja-jp.html

2月14日,印刷技術懇談会が印刷会館で例会

印刷技術懇談会は2月14日,東京・新富の日本印刷会館で例会を催す。「挑戦する風土:好奇心は未来へつながる原動力」と題し,明文舎印刷商事(滋賀県長浜市)の中村彰男社長が会社変革の歴史を話す。参加費1000円。
https://kokucheese.com/event/index/589550/

6月10~12日,繊維学会が大会で紙・パルプ・パッケージングの特別セッション

繊維学会は6月10~12日,東京都江戸川区のタワーホール船堀で年次大会を催す。繊維や高分子などの一般セッションのほか,特別セッションとして「紙・パルプ・パッケージング」の特別セッションもある。参加登録料は,会員12,000円(事前登録料10,000円),非会員20,000円(事前登録料18,000円)など。
http://www.fiber.or.jp/jpn/events/2020/year/index.html

6月24~26日,ビッグサイトでJapanマーケティングWeek

販促や店舗運営,広告宣伝などの複合展の第12回「JapanマーケティングWeek夏」が6月24~26日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はリード エグジビション ジャパン。入場料5000円,Web登録入場券などで無料。
https://www.sp-world.jp/ja-jp/about/spex.html

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2020年2月号【 特集:パッケージと特殊印刷 】1月20日発行

出版・商印に比べパッケージ印刷は伸びしろがあると言われています。
今月は、デジタルの長短や国内外の状況の分析、紙器印刷企業のデジタル印刷機の運用状況、日本印刷学会フレキソ研究会の環境対応フレキソ製版システムの概要、パッケージの商材ながら珍しい金属印刷の取り組みについて紹介します。
https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202002/

◆印刷学会出版部WEBショップ

販売中の全商品はこちらから購入いただけます。http://japanprinter.thebase.in/

◆WEBマガジン『週刊 印刷雑誌』会員募集中!

ご希望の方には,発行の都度お知らせのメールをお送りいたします。『週刊 印刷雑誌』では,テキストでの「一口宣伝広告」も募集しております。(5,000円~/税別) お申し込みやお問い合わせは shukan@japanprinter.co.jp まで。

◆フェイスブックでも情報収集を!

印刷学会出版部のフェイスブックで,業界ニュースなどをタイムリーに発信しています。どうぞご利用ください。http://www.facebook.com/JapanPrinter

◆印刷学会出版部のツイッターアカウント

@PrinterJapan ぜひフォローお願いします!