週刊「印刷雑誌」

11巻 1号 2020年1月6日
Japan Printer weekly vol.11, no.1

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

●印刷をたのしむ

印刷博物館,6月までリニューアル工事

凸版印刷が運営する東京・大曲にある印刷博物館は,2020年に開館20周年を迎えるにあたり,館内をリニューアルする。そのため,プロローグ展示ゾーンは4月19日まで,VRシアターは1月11日~4月19日,本展示場と印刷工房は6月5日まで休室する。ミュージアムショップは3月31日~5月31日閉店する。
なお,入場無料のP&Pギャラリーと,ライブラリーは休室しない。

ウエーブ,厚紙の箱の形状で納品サービス

ウエーブは2019年12月24日より,客のデザインデータを厚紙に印刷し,箱の形状に加工して納品する「ワンタッチECOパック印刷」の販売を始めた。上部にフタのついた立方体の紙箱で,コーナー部分を四隅8点貼りしているため,油や水分が漏れにくいのが特徴。納期は7営業日以内出荷,対応部数は300~15,000,色数は両面カラーまで。価格の一例は,片面カラー,7営業日以内出荷,500部で39,990円(税別)。

EIZO,フレームレスモニターの新製品発表

EIZOは,23.8型および22.5型液晶モニター「FlexScan EV2460」「FlexScan EV2360」の2機種を2月に発売する。EV2460は,23.8型1920×1080画素,2ポートのUSBハブを4ポートに増設などの特長。EV2360は,同社のフレームレスモニターで初の22.5型液晶モニター。EV2460と同様に3辺フレームレスのデザインを採用。フルHD(1920×1080)に比べ,縦に11%広い1920×1200画素のためA4判を見開きで表示できる。オープン価格(参考として41,580円,38,280円)。

●プロの世界

全日本印刷工業組合連合会・福井県印刷工業組合,特殊詐欺注意喚起

福井県印刷工業組合は,福井県警察本部より「福井県内の印刷会社に対して,特殊詐欺の犯人グループと思われる業者から,メールにて特殊詐欺に用いるハガキの大量印刷の発注があった」との報告から,2019年12月16日,特殊詐欺撲滅の協力要請を受けた。詐欺と見られる一例として,法務省管轄支局日本民事訴訟管理センターからの訴訟ハガキがあった。
全日本印刷工業組合連合会は,他府県でも同様の発注について十分に注意を払うよう周知をいただきたいとの要請もあったと,注意喚起している。

日本印刷産業連合会,グリーンプリンティング認定に新規7工場など

日本印刷産業連合会は2019年12月19日のグリーンプリンティング(GP)認定委員会で,新規7工場と更新27工場を認定した。またGP資機材も認定し,4社11製品(洗浄剤5製品,ドライトナー型印刷機4製品,インクジェット印刷機4製品)を認定した。
今回の新規認定は,共同印刷の五霞工場,大日印刷の東京営業所,兵田印刷工芸の本社・本社工場,東文社,ニシツジの本社・本社工場,友功社の本社・工場,河北工場。

全日本印刷工業組合連合会,CSR認定合計116社に

全日本印刷工業組合連合会は2019年12月11日に全印工連CSR認定委員会を開き,横浜市立大学CSRセンターの審査報告をもとに判定した。ワンスター認定(新規)2社,同認定(更新)6社,ツースター認定(新規)1社,スリースター認定(更新)2社を認定し,CSR認定企業は計116社となった。また,2月3日より第29期ワンスター認定募集(応募申込書の提出締切は4月30日)を始める。

ソフトウェア・トゥー,フォント管理ツール発売

ソフトウェア・トゥーは,米国Extensis社のフォント管理ソフトウェア「Extensis Suitcase Fusion日本語版」(ハイブリット版)を1月に発売すると発表した。ライセンスがサブスクリプションとして提供され,年間契約中は最新の製品を利用できる。また,macOS CatalinaやWindows 10の最新版に対応し,最新のOS環境で,さらにAdobe Creative Cloud 2020のアプリケーションに対応した自動アクティベーションプラグインが含まれており,Adobe InDesign,Photoshop,Illustrator,InCopy,After EffectsなどのAdobeクリエイティブアプリケーションで利用できる。本体価格1万1000円。

日本印刷産業連合会,2月に女性活躍推進セミナー

日本印刷産業連合会は2月3日,東京・新富の日本印刷会館で「皆が働きやすい職場の実現に向けて:アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)をなくす方法!!…」をテーマに会員向けに女性活躍推進セミナーを催す。トッパン・フォームズの桜井醜相談役とアパショナータ,Inc代表のパク・スックチャ氏が話す。参加無料(先着80人)。

日本印刷産業連合会,2月に技能五輪「印刷」職種イベント

日本印刷産業連合会は2月12日,後楽の東京都立中央・城北職業能力開発センターで技能五輪「印刷」職種イベントを行う。次回,第46回技能五輪国際大会が2021年9月に中国・上海で開催されることへの,日本代表選手の選考会など。対象は,会員または印刷関連教育訓練校。参加無料。

●印刷・デザイン・出版関連イベント

1月10日,印刷技術懇談会がデジタルファースト時代での紙と印刷をテーマに例会

印刷技術懇談会は1月10日,中野の東京工芸大学で例会を催す。「デジタルファーストな時代に活きる紙と印刷」と題し,グーフの岡本幸憲社長が話す。参加費1000円。
https://kokucheese.com/event/index/588352/

1月17日~2月16日,東京アニメセンターで企画展

大日本印刷は東京・市谷の「東京アニメセンター in DNPプラザ」で,1月17日~2月16日に,アイドルプロデュースゲーム「THE IDOLM@STER MILLION LIVE!」の6thライブツアーである「UNI-ON@IR!!!!」を振り返る企画展,「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR Memories of UNI-ON@IR!!!!」を催す。入場料(入場特典付き)は1,200円。
https://animecenter.jp/exhibition/memories_of_uni-onair/

1月20・21日,モリサワが新春展

モリサワは1月20・21日,大阪・大国町の同社で展示会「MORISAWA FAIR 2020」を開く。制作・出力の印刷フローで生産性や価値を高める製品やサービスを展示,実演するほか,「印刷」ビジネスを展望する次のセミナーもある。「合理的配慮とこれからの印刷メディア」「大きなファイルに困っていませんか?高速ネットワークで解決!」「時と場所を問わない創造と,あらゆる人との協創:Adobe MAX最新アップデート」「今のフォント,これからの使い方」。参加無料,セミナーは要申込。
https://www.morisawa.co.jp/about/news/4740

1月20~22日,幕張メッセで国際化粧品展

「COSME TOKYO2020:第8回国際化粧品展」が1月20~22日,千葉・幕張メッセで開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。世界30カ国から880社が出展する。パッケージ印刷やインクジェット技術なども見られる。第10回化粧品開発展(COSME Tech 2020)と第3回美容・健康食品EXPO(インナービューティEXPO)が同時開催。
https://www.cosmetokyo.jp/

1月21日,大阪で「販促物活用フェスタ2020」

大阪産業創造館は1月21日,大阪市本町の同館で「販促物活用フェスタ2020」を開く。POP装飾,ノベルティ,チラシ・紙DMなどアナログ関連の「販促物」に課題,関心のある中小企業が対象。入場無料だが,要予約。
松浦紙器製作所は,ノベルティ・販促品をはじめ,店頭POPやイベントノベルティ等の製品を企画・デザインから提案する。
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=29025

1月22日東京,24日大阪,日本印刷技術協会が印刷ビジネスの動向と展望セミナー

日本印刷技術協会は1月22日に東京・中野富士見町の同協会で,1月24日に中野町の大阪印刷会館で「印刷ビジネスの動向と展望2019-2020」をテーマに研究会を開く。印刷市場を取り巻く環境変化の現在と方向を同協会の藤井建人主幹研究員が話す。参加費は,一般15,400円,会員11,000円,同協会印刷総合研究会メンバー無料,など。
https://www.jagat.or.jp/pm20200122

1月27日,電子出版制作・流通協議会が電子出版ビジネスモデル研究会

電子出版制作・流通協議会は1月27日,東京・一番町のJCIIビルで電子出版ビジネスモデル研究会を開く。「デジタルファースト出版時代の成功原理」と題し,コンテンツジャパンの堀鉄彦社長とニューブックの豊川竜也社長が2020年の出版トレンドを予測する。参加費は,会員社無料,非会員社3000円,定員100人。
https://aebs.or.jp/seminar20200127.html

1月31日・2月1日,モリサワが大阪で自治体・教育フェア

モリサワは自治体広報や教育関係者向けに「モリサワ2020新春自治体・教育フェア」を1月31日・2月1日,大阪・大国町の同社で催す。合理的配慮やユニバーサルデザインの観点から,広報や情報伝達,教育について改めて考えるセミナー。先進的な取組みを行っている自治体担当者の体験談に加え,同社社員から「相手に伝わる」ための文字の使い方やデザインについても説明する。参加無料,要申込。定員60人。
https://www.morisawa.co.jp/about/news/4755

2月19日,日本マテリアル・ハンドリング協会がロジスティクスの一日集中講義

日本マテリアル・ハンドリング協会は「ロジスティクスの提案営業手法」について2月19日,東京・築地の日本包装技術協会で一日集中講義を開く。物流システムマネジメント研究所の尾田寛仁所長が顧客の心をとらえる実践的な営業提案とはどのようにあるべきか?という視点からロジスティクスをテーマにした提案型営業手法について解説する。参加費は3300円。
http://www.jmhs.gr.jp/news/pdf/191128.pdf

4月1~3日,ビッグサイトでコンテンツビジネス総合展

コンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京2020」が4月1~3日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。ライセンシングジャパン,クリエイターEXPO,映像・CG制作展,コンテンツ配信・管理展,先端デジタルテクノロジー展,コンテンツマーケティングEXPO,広告デザイン・ブランディングEXPOからなる複合展。同時開催で,AI・人工知能EXPO[春],ブロックチェーンEXPO[春]。入場料5000円,事前申込で無料。
https://www.content-tokyo.jp/

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2020年1月号【特集:印刷のこれからを考える】12月20日発行

印刷業界や企業の未来につながる施策、考え方を各社様々な視点から執筆頂きました。アサプリホールディングスから、職場環境の改善や社内行事について。奥村印刷から、未来も見据えてのデジタル印刷の取り組みについて。小森コーポレーションから、生産・製造の自動化・省力化について。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズから顧客ニーズと印刷物の価値について解説します。
https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202001/

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みなさまにとって2020年が幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げます。
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。