週刊「印刷雑誌」
10巻
46号
2019年12月9日
Japan Printer weekly
vol.10,
no.46
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
凸版印刷とフレーベル館,考える力を育む学習サービス
凸版印刷とグループ会社であるフレーベル館は両社の持つノウハウを活用し,アナログ教材(絵本)とデジタル教材(アプリ)の組み合わせにより,親と子の関わりの中で子供の自ら気づき考える力と意欲を育む,新しい幼児向け家庭学習支援サービス「できるーと」を開発した。第一弾として小学校の算数学習の基礎となる力を養う「できるーと~かずシリーズ~」全3巻を,1月からフレーベル館より販売する。アプリと,「書く・貼る・切る」などを楽しみながら親子で一緒に取り組むことで基礎を学ぶことができる絵本(アプリ利用料含む1500円+税)を組み合わせている。
帆風,神保町店でペット,恵比寿店で餃子の印刷
帆風は11月28日より「Vanfu神保町店」のオリジナルで作れる商品ディスプレイのテーマを「ペット×カスタマイズ」に一新した。展示アイテムは,ペット名刺やマグカップ,トートバッグ,ボトルなどへリニューアルし,選べるテンプレートには,ペットの名前やペットの写真を入れるだけでつくれるデザインを充実させた。
また帆風は12月3日から「Vanfu 恵比寿店」のオリジナルで作れる商品ディスプレイのテーマを「餃子 × カスタマイズ」に一新した。展示アイテムは,缶バッジやトートバッグ,帆前掛け,スウェットなどへリニューアルし,選べるデザインテンプレートには,餃子をテーマにしたデザインを充実させた。
博報堂アイ・スタジオ,チャリティー年賀状追加販売
博報堂アイ・スタジオは,宮城県気仙沼市立唐桑中学校で実施した「チャリティー年賀状 デザイン教室」で,小・中学生が協力して制作した年賀はがき26点のデザインを「チャリティー年賀状」として11月30日より追加販売を始めた。年賀状作成アプリ「スマホで年賀状」とオンライン年賀状作成サービス「ネットで年賀状」を1枚143円(税込)で利用できる。1枚の利用ごとに10円がウェブベルマーク協会へ寄附され,気仙沼のベルマーク運動に参加している学校の活動資金に充てられる。
キヤノン,コワーキングスペースで無料お試しプリントサービス
キヤノンは,カフェやコンビニ,ホテルなど,場所にとらわれずに,どこでもプリントできる“Canon Inkjet Print Service”のテストマーケティングの一環として,12月5日より順次,コワーキングスペース2カ所に,同社のインクジェットプリンターを設置し,期間限定で本サービスの無料お試しサービスを行う。Canon ID登録後,PCやスマート機器から専用WEBサイトにログインし,プリントしたい文書や写真をクラウドにアップロードすることで,コワーキングスペースなど外出先にあるキヤノンのプリンターからプリントできる。コワーキングスペースは現在,東京の五反田と池袋。コワーキングスペースの利用料金は別途必要。
■プロの世界
技光堂,kenma,金属に見え光を透過する樹脂を展開
技光堂とビジネスデザイン会社のkenmaは,透明な樹脂表面に本物の金属のように見え,光を透過する機能を持ち合わせた形で印刷する技術「METALFACE」に取り組んでいる。両社は12月4日,同技術に新たに,(1)立体成型(真空成型,インサート成形),(2)新素材への対応(アクリル,硝子),(3)発光色のバリエーションの増加,を発表した。アクリル素材は家電やディスプレイ,建築・内装などへ,硝子素材は家電やスマートフォンなどのIT機器などへの活用が想定される。
コニカミノルタジャパン,A3モノクロ複合機発売
コニカミノルタジャパンはbizhubシリーズの新商品として,A4判片面で18枚/分のA3判モノクロ複合機「bizhub 1843f」を12月より発売する。同1842fの後継機種で,ネットワーク機能に標準対応,タッチパネルの操作性や省エネ性能の向上,ICカード認証(オプション)によるセキュリティの向上を図った。消費電力も従来機より低減した。718,000 円。
また,スモールオフィスに適するコンパクトなA4判片面で20枚/分のA3判モノクロ複合機「bizhub 2031/2031f」も12月に発売する。同2030/2030fの後継機種で,タッチパネルの操作性や省エネ性能の向上を図った。498,000円と728,000円。
日本印刷技術協会,1月に中部大会
日本印刷技術協会は2020年1月23日,名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で中部地区会員の集い「JAGAT中部大会2020&ジョイントセミナー」を開く。
フォントワークス,本社を東京に移転
フォントワークスは12月1日付で,本社を移転した。本社新住所:〒107-0061東京都港区北青山3-2-4日新青山ビル5F,電話03-6872-1500。従来の福岡本社は「Fukuoka Creative Lab」としてデザイン・制作部門,カスタマーサクセス部門の拠点となる。
■印刷・デザイン・出版関連イベント
12月11日,電子出版制作・流通協議会がブロードバンド講演会
電子出版制作・流通協議会はブロードバンド・アソシエーションともに12月11日,東京の明治記念館で「5G and Beyond 2020~デジタルトランスフォーメーション時代へ~」をテーマに講演会・討論会を催す。参加無料,要申込。定員250人。
http://www.npo-ba.org/cgi-bin/bsk2/npo-ba.blog/news/2019/
12月14日~2020年3月29日,印刷博物館で「世界のブックデザイン2018-19」展
東京・大曲の印刷博物館P&Pギャラリーは12月14日~2020年3月29日,「世界のブックデザイン2018-19」展を開く。「世界で最も美しい本コンクール」および,日本,ドイツ,オランダ,スイス,オーストリア,カナダ,中国の各国コンクール入選図書を展示する。入場無料(印刷博物館本展示場は入場料必要)。
12月15日に広瀬奈々子(映画監督),水戸部功(装幀家),菱沼達也(編集者)各氏による「紙の本が生まれる,その舞台裏へ」,2020年3月7日に藤田裕美(アートディレクター/グラフィックデザイナー),刈谷悠三(neucitora/グラフィックデザイナー),平林美咲(紙作室そえがき/グラフィックデザイナー)各氏による「第53回造本装幀コンクール受賞者“受賞作”を語る」のトークショーを予定している。また,2020年3月15日に製本ワークショップを行う。
https://www.printing-museum.org/exhibition/pp/191214/
12月17日,VPJが大阪でDAM/PIM事例を紹介するセミナー
ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは12月17日,大阪・西心斎橋の同社で宣伝・販促部の業務効率化を図るDAM/PIM事例を紹介するセミナーを催す。事例は,ライオン,大東建託,LIXIL住宅研究所,ラブリー・ペット商事,オイシックス・ラ・大地,クリナップなど。参加無料,定員12人,要申込。
http://www.vpj.co.jp/news/pickup/detail.html?pid=231
12月18・19日,全国の中小企業組合が集結する展示会
東京都中小企業団体中央会は12月18・19日,東京・丸の内の東京国際フォーラムで,全国の中小企業組合が組合産品の展示や販売で魅力発信をする「組合まつりin TOKYO」を開く。印刷関連は東京都ラベル印刷協同組合,東京団扇扇子カレンダー製造卸協同組合が出展する。
https://www.kumiai-matsuri.jp/
12月19日,電子出版制作・流通協議会が電子図書館・電子書籍貸出サービスセミナー
電子出版制作・流通協議会は12月19日,東京・新川の日本図書館協会で「電子図書館サービスの利用と変化」をテーマにセミナーを催す。講師は,電子図書館サービス事業者,植村八潮氏,野口武悟氏(ともに専修大学教授)。シンポジウム「大学図書館と公共図書館における電子図書館について」も行う。参加費は,会員社の社員及び日本図書館協会会員,電子図書館アンケートに協力した「公共図書館・大学図書館・電子図書館事業者(アンケート協力者)」無料,一般4000円(『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2019』含む),報告書不要の場合は2000円。
https://aebs.or.jp/seminar20191219.html
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電子出版制作・流通協議会が行っているアンケートをもとに、図書館における電子書籍貸出サービスを中心とした電子図書館サービスについて、現状と課題、将来展望を記載。行政・自治体・民間での導入に際して業界動向の把握に役立つ。『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告 2019』
2020年1月21日,文化通信社が書店と出版流通を考えるセミナー
文化通信社は2020年1月21日,東京の銀座ユニークで第18回「文化通信フォーラム」を開く。人々を惹きつける書店を生み出す戦略について,カルチュア・コンビニエンス・クラブで書店部門を統括するTSUTAYA取締役BOOKカンパニーの鎌浦慎一郎社長が話す。参加料5000円。
https://www.bunkanews.jp/article/event/210224/
2020年1月24日,日本印刷技術協会が名古屋でセミナー
日本印刷技術協会は2020年1月24日,名古屋のメディアージュ愛知(愛知県印刷会館)で光文堂の新春機材展の併催行事としてセミナーを催す。デザインコンサルタントの後藤佑紀氏が「情報の収集・分析とアイデア発想法~顧客に選ばれる企画提案作成のための必須プロセスをワークで学ぶ」として講演する。参加費(昼食代込み)は,会員,愛知・岐阜・三重県工組会員,光文堂紹介は13,400円,一般17,600円。
https://www.jagat.or.jp/archives/51867
2020年2月12~14日,名古屋でHR EXPO
チームメンバーのエンゲージメント向上や人材・技術,人事管理システムや採用支援などのソリューションが見られる「HR EXPO(人事労務・教育・採用)」が2020年2月12~14日,ポートメッセなごやで開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。事前登録で入場無料。
https://www.office-nagoya.jp/ja-jp/about/hr.html
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