週刊「印刷雑誌」

10巻 36号 2019年9月30日
Japan Printer weekly vol.10, no.36

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

10月26日,図書印刷が子供用絵本ワークショップ

図書印刷は10月26日,東京・東十条の同社で絵本ワークショップ「絵本作家の先生と一緒におはなしをつくろう!」を催す。このワークショップは国立青少年教育機構が運営する「子どもゆめ基金」を活用したもので,同機構が推進する「体験の風をおこそう」運動の事業統一日である10月26日に行う。大きな用紙を敷いた会場にて,子供と絵本作家で一緒に楽しく絵を描く。その絵に絵本作家が話しをつけて皆で共有し,絵本の魅力に親しむ。5~10歳の子供40人を募集している。参加費300円。応募締切10月18日。問合せは,eg_ehon@tosho.co.jp

共同印刷,伊藤若冲「白鶴図(はっかくず) 松に鶴・浪に鶴」の高級美術複製画

共同印刷は,伊藤若冲「白鶴図(はっかくず) 松に鶴・浪に鶴」の高級美術複製画を,それぞれ限定800部制作し,9月26日から販売を始めた。京都国立博物館から提供された正式画像をもとに,独自開発した複製画の技法「彩美版」にシルクスクリーンを施し,若冲の秀麗で細緻な筆致を再現した。本体128,000円(税別),左右セット250,000円(税別)。

SCREENグラフィックソリューションズ,「令和」に対応したヒラギノフォント

SCREENグラフィックソリューションズは,新元号「令和」に対応した「ヒラギノ」フォントを10月25日から提供すると発表した。既に購入している製品についてはアップデートで対応。提供は,対象書体に新元号「令和」の合字のグリフを追加する。

miura-ori lab,ミウラ折りが東京都の認定制度に

miura-ori labは9月25日,東京都トライアル発注認定制度に「ミウラ折り 折り袋オリフクロー」が認定されたと発表した。今回,デザイン性も重要視し,ロンドンの大英博物館やアメリカのフリーア美術館などに収蔵されている橘天敬氏の桜の花びらの重なりと透明感を描いた作品などを採用した。当商品は環境保護を主テーマとしたエコバックで,地方自治体や観光会社など環境問題に取り組みを行っている機関,企業と一緒になって環境対策を行っている。9月27日~10月3日に都庁第一本庁舎1階ロビーの展示スペースで認定商品がパネル展示されている。

■プロの世界

ミマキエンジニアリング,ハイブリッドテキスタイルIJプリンター発表

ミマキエンジニアリングは,ハイブリッド式テキスタイルインクジェットプリンター「Tx300P-1800 MkII」を11月中旬から販売すると発表した。昇華染料インクと捺染顔料インクを同時に搭載し,ユニットを切り替えて布と紙の両方にプリントすることができる。価格は,モデルにより348万円と378万円。年間,世界で300台の販売を目指す。

ローランド ディー.ジー.,UV-LEDプリンター新製品発表

ローランド ディー.ジー.は9月24日,UV-LEDプリンター「LECシリーズ」の新製品「VersaUV LEC2-300」(最大用紙幅762mm)を発表した。同シリーズは,UVインクによるユニークな「特殊印刷」と,印刷した絵柄の「輪郭カット」が一台で行える。新製品は,新開発のプリントヘッドとLEDランプによる印刷品質の大幅な向上を図った。

ハイデル・フォーラム21,10月31日に品川で大会

ハイデル・フォーラム21は10月31日,東京・品川プリンスホテルで全国合同地区大会とセミナーを催す。セミナーは「仕事消滅は起きるのか?~AIによって2020年代はどう変わるか?」百年コンサルティングの鈴木貴博社長と「世界の印刷産業の現状と未来像(仮)」ハイデルベルグ社ボードメンバー。
またハイデルベルグ・ジャパンは10月31・11月1日,東京・東品川の同社でオープンハウスを開く。

日本印刷技術協会,10月23日に会員大会

日本印刷技術協会は10月23日,東京・目白の椿山荘で「デジタル×紙×マーケティング for Business」をテーマに会員大会を催す。

■印刷,デザイン,出版,関連イベント

10月2~4日,大阪で次世代3Dプリンタ展

「関西ものづくりワールド2019」内で「第1回関西次世代3Dプリンタ展」が10月2~4日,インテックス大阪で開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。入場料5000円。インターネット登録などで無料。
http://c2.kansai.japan-mfg.jp/c.p?02cDWnn1045

10月4日,フォーム工連のサーバントリーダーシップ連続講座の最終回

日本フォーム印刷工業連合会は8月2日から「サーバントリーダーシップ連続講座」(全3回)を行っている。10月4日の最終回は,サーバントリーダーシップを実践しているマテックスの松本社長も話す。
https://www.jfpi.or.jp/JBFA/seminar/sabantore_seminar.pdf

10月11・12日,広島で印刷産業プログラム

第15回2019印刷産業「夢メッセ」が10月11・12日,広島ガーデンパレスで開かれる。加来耕三氏(歴史家・作家)による基調講演「歴史に学び,未来を読む」ほか,20以上のセミナーで構成する。
http://hiroshima-pia.jp/yumemesse/%e7%ac%ac15%e5%9b%9e2019%e5%8d%b0%e5%88%b7%e7%94%a3%e6%a5%ad%e5%a4%a2%e3%83%a1%e3%83%83%e3%82%bb%e7%94%b3%e3%81%97%e8%be%bc%e3%81%bf%e3%81%ae%e3%81%8a%e9%a1%98%e3%81%84/

10月16~18日,池袋でプレミアム・インセンティブショー

販促・企業ギフト・マーケティングの専門見本市第60回インターナショナル「プレミアム・インセンティブショー秋2019」が10月16~18日,東京・池袋のサンシャインシティで開かれる。主催はビジネスガイド社。事前登録制で入場無料。
https://www.pishow.com/60pi/

10月18日~12月20日,デザイナーと企業が素材の可能性を追求する展示会

東京・港区のMaterial ConneXion Tokyo(運営会社:エムクロッシング)は10月18日~12月20日,企業とデザイナーが組み,素材や技術の新しい価値を見出す過程を展示する企画展「MATERIAL DESIGN EXHIBITION 2019」を開く。2組の企業とデザイナーが参加する。入場無料。
http://www.mcx-mde.com

10月25日,日本画像学会が田町で画像技術や3D造形技術の応用の勉強会

日本画像学会は10月25日,田町の東京工業大学キャンパス・イノベーションセンターで「イメージングカフェ」を催す。「最新の地球科学と3D製造技術が織りなす未来の博物館」と題し,産総研発ベンチャー 地球科学可視化技術研究所の芝原暁彦所長から,画像技術や3D造形技術のユニークな応用について聞く。定員30人。参加費は,個人会員1000円,それ以外2000円。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/imagingcafe.html

10月25・26日,日本印刷技術協会が産業観光に関する実地勉強会

堺市はインテックス大阪で行われるツーリズム EXPOと大阪・堺視察,産業観光に関する実地勉強会を開く。運営は日本印刷技術協会が行い,(1)堺市の視察,(2)産業観光フォーラム,(3)産業観光ワークショップ,(4)ツーリズムEXPO見学の予定。産業を観光資源として生かす産業観光の事例・理論・手法を学ぶ。参加費は,同協会会員26,000 円,一般 31,000 円(バスチャーター代,バス保険料,昼食1回分,懇親会費含む)。
https://www.jagat.or.jp/wp-content/uploads/2019/09/008f145a9d4f617f8c4ce06f99e73391.pdf

10月29日,日本包装技術協会がAIと弁当容器の月例研究会

日本包装技術協会は10月29日,東京・築地の同協会で月例研究会を催す。プラグによる「パッケージデザイン開発はAIによってどう変わるか?:クリエイティブを評価するAIが開発プロセスを変える」,三菱商事パッケージングによる「コンビニ弁当容器の30年」の2テーマ。参加費は,会員無料,一般は一部につき3300円。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/kenkyukai/2019/kenkyukai_1910.html

11月1日,日本包装技術協会が浜松で研究会

日本包装技術協会は11月1日,静岡のアクトシティ浜松研修交流センターで静岡県包装研究会を催す。東海大学による「日本の製造業を支える外国人材:外国人材受入れ拡大に向けた政策の現状,動向,留意点」,ロジクエストによる「“運送・物流現場の梱包・包装改善の具体策”:積載効率だけではダメ!梱包効率と品質UP改善事例に学ぶ」の2テーマ。定員80人。参加費は,会員と静岡県紙パルプ技術協会会員は無料,一般は一講演につき3300円。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2019/1101.html

2020年1月15・16日,大阪でオーダーグッズビジネスショー

オーダーグッズビジネスショー(OGBS2019)が2020年1月15・16日,大阪・本町のマイドームおおさかで開かれる。主催は実行委員会(ゲンダイ出版内)。全国の印章,ウエアプリント,文具,軽印刷,DPE,スポーツ店,ビジネスコンビニ,レーザー加工,合いカギ,表札・プレート,ホームセンター,量販店,広告代理店,ウエアプリント関連,各種バイヤー,ブライダル,メモリアルグッズ関連業者,SP関連などが対象者。
http://ogbs.jp/

2020年1月20~24日,東京でカタログ展・カレンダー展受章作品展

日本印刷産業連合会は第61回カタログ展と第71回カレンダー展を主催しているが,両展の受賞作品を1月20~24日に東京・大手町のサンケイビルで展示する。入場無料。
https://www.jfpi.or.jp/files/user/pdf/data/kataroguyoukou2020.pdf

2020年1月28日~2月6日,大阪でカレンダー展受賞作品展

日本印刷産業連合会は第71回カレンダー展の受賞作品を1月28日~2月6日,大阪の平和紙業ペーパーボイスで展示する。入場無料。
https://www.jfpi.or.jp/files/user/pdf/data/kataroguyoukou2020.pdf

2020年1月29~31日,ビッグサイトで3Dプリンティング/AM技術の総合展

TCT Japan 2020 “3Dプリンティング/AM(アディティブマニュファクチャリング)技術の総合展” が2020年1月29~31日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は,JTBコミュニケーションデザイン,Rapid News Publications。入場料3000円,Webサイトで事前登録で入場無料。
https://www.tctjapan.jp/

 

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色彩技術研究会(Color Technorogy Lab:CTL)が11月20日に色の勉強会

色彩技術研究会は11月20日午後,東京・本所吾妻橋の小森コーポレーションさんの協力を得て,同社で色に関する勉強会(基礎編)を開きます。参加費は2000円(予定)。
詳細は,下記,Webサイトで随時,更新していきます。
https://www.japanprinter.co.jp/ctl/

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◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年10月号【特集:表面加工と製本】

今月号はパッケージに関する特集です。消費者の興味を引く加飾印刷の定量的な評価をコニカミノルタから,クライアントや消費者の印象を高めるカラー印刷へのひと工夫をBULLETから執筆いただきました。また、医薬品包装で日本を代表する富山スガキの人手不足や省人化,自動化のための取り組みに関して解説。グラビアとフレキソに関する日本印刷学会の研究会からもその内容を紹介します。
(中村幹:本誌編集長)

 

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