■印刷を楽しむ

ブラザー，インクジェットプリンター4機種を発売

ブラザー販売は，家庭用からビジネス用までラインアップしているインクジェットプリンター「PRIVIO」の新製品として，4機種を9月上旬より発売すると発表した。従来機種の強みを踏襲しつつ，スマートフォンやタブレットからの印刷がさらに便利になる機能を追加した。

フジプラス，紙のDMの新オプション発表

フジプラス（大阪）は，インターネットからハガキDMが注文できるWebサービス「DMステーション」に，新たにレーザー型抜きDM，イメージバリアブルDM，片面PP加工オプションの3つのメニューを8月21日から追加した。紙DMはターゲットの目に触れやすく，Eメールなどのデジタルメディアのように埋もれることなく手元にリアルな形として残りやすい媒体として，同社は紙DMならではの表現力を活かし，効果を最大化する支援をしている。

■プロの世界

日本印刷産業連合会，印刷の月表彰

日本印刷産業連合会はこの度，2019年「印刷の月」各種表彰を発表した。印刷文化賞：稲木歳明/共同印刷相談役，山田雅義/大日本印刷特別顧問，樺山紘一/印刷博物館館長。
印刷功労賞：松原靖広/電通テック社長，田畠久義/久栄社会長，町田誠司/町田印刷社長，瀬田章弘/弘和印刷社長，清水光朗/カシヨ会長，吉澤和江/太陽堂封筒社長，櫻井醜/トッパン・フォームズ相談役，中村耀/NS印刷製本会長，本間敏弘/本間製本社長，加藤啓介/エスケイワード社長，永井謙太良/永井印刷社長，石井良明/石井社長，吉見正彦/マルワ工業社長，廣崎正史/新生会長。（敬称略）

PrintNext，来年2月に若手経営者の催事

全日本印刷工業組合連合会全国青年印刷人協議会，全国印刷緑友会，日本グラフィックサービス工業会青年部SPACE-21が構成する運営委員会は，2020年2月15日，秋田市文化会館で若手経営者向のイベント「PrintNext」を催す。
「Find the Future：人間力で世界価値を創造しよう！」をテーマに，開催地の秋田について全国8ブロックのメンバーが調査，発表し，発見と自分たちのノウハウを掛合わせた革新を目指す。また，中小企業庁の前田泰宏氏のセミナーや協賛企業のプレゼンテーションを予定している。

日本HP，捺染サーマルIJプリンター発表

日本HPは8月29日から，同社のサーマルインクジェット技術とテキスタイル業界標準の色材を組み合わせた昇華型テキスタイルプリンター「HP Stitch Sプリンター」シリーズを発売する。分光測光器を本体に内蔵することで，高速かつ正確なカラーマッチングを図り，ソフトサイネージ，スポーツウェア，室内装飾，ファッション製品向けテキスタイル印刷分野へシステムを推進する。S300（248万円から）は1.6m幅でプロフェッショナル，プロトタイプ制作部門，印刷事業者向け。S500（358万円から）は1.6m幅でより大量プリントを行う環境に適する。S1000（オープン価格）は3.2m幅で中規模以上のテキスタイル印刷事業者向き。

全日本印刷工業組合連合会，10月4日に大阪でフォーラム

全日本印刷工業組合連合会（全印工連）は10月4日，西心斎橋のホテル日航大阪で「2019全印工連フォーラム」を催す。理事長会，全印工連各委員会（経営革新マーケティング委員会，環境労務委員会，組織共済委員会，教育研修委員会，ダイバーシティ推進委員会，CSR推進委員会，全青協各県青年会代表者会議），全体会議などで構成。

■印刷・デザイン・出版 イベントスケジュール

9月8日まで，大日本印刷と福音館書店が「あけてみよう　かがくのとびら」展

大日本印刷と福音館書店は9月8日まで，東京都千代田区のアーツ千代田3331で月刊科学絵本『かがくのとも』創刊50周年記念「あけてみよう　かがくのとびら」展を開いている。子どもたちが科学に親しむきっかけをみつける，親子で楽しめる科学展。当日券：一般1000（800）円，小学生400（300）円。（　）内は有料入場者10人以上の団体料金。
https://www.3331.jp/schedule/004881.html

8月29日，日本包装技術協会が日本パッケージングコンテスト入賞作品発表会

日本包装技術協会は8月29日，湯島の東京ガーデンパレスで「2019日本パッケージングコンテスト入賞作品記念発表会」を催す。「お手軽輸送，楽々梱包できる」ドローン運搬箱，「グリナ」「アミノエール」スティック6本入り，「40年来の課題　大型重量物木枠包装からALL段ボール包装化実現」の3件。参加無料。
http://pna.y-ml.com/_cs?m=JPI&c=306&u=24116

8月29～31日，ビッグサイトでサイン＆ディスプレイショウ

第61回サイン＆ディスプレイショウが8月29～31日，江東区の東京ビッグサイト青海展示棟で開かれる。主催は東京屋外広告美術協同組合。入場料は500円，招待券及びホームページ入場引換券持参者は無料。
https://www.tokobi.or.jp/sds/

9月6日，日本画像学会がデジタルテキスタイルの勉強会

日本画像学会は9月6日，田町の東京工業大学キャンパス・イノベーションセンターでデジタルテキスタイルをテーマに勉強会「イメージングカフェ」を催す。6月にバルセロナで開催された展示会ITMA2019の報告がなされる。定員30人。参加費は，個人会員1000円，個人会員以外2000円，学生1000円。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku190906.html

9月20日，日本画像学会がVR/AR/MR技術に関するフリートーキング

日本画像学会は9月20日，東京・大久保の早稲田大学西早稲田キャンパスで「VR/AR/MR技術」に関する講演と討論会を催す。参加費は，会員/協賛学会会員3000円，非会員5000円，学生1500円，情報交換会500円，要申込。
http://www.isj-imaging.org/event/imaging_today/2019_IT_35.html

9月25・26・30日，日本印刷技術協会が研究会セミナー

日本印刷技術協会は9月25日（東京），26日（大阪），30日（愛知）に，研究会セミナー「最新調査にみる印刷経営と戦略，設備2019」を開く。「最新調査結果に見る印刷経営と戦略，設備?高収入印刷会社のかたちと思考?」と題し同協会の藤井建人氏が話す。参加費は，会員10,800円，一般15,120円。
https://www.jagat.or.jp/pm20190926

10月8～29日，日本印刷技術協会がDTP，デジタル印刷，製本加工の教育プログラム

日本印刷技術協会は，若手，中途社員を対象にした「フォローアップ教育プログラム」全8テーマを10月に開く。10月8日：基礎力向上，10月9日：基礎から学ぶ印刷技術，10月10日：DTP，10月15日：デジタル印刷，10月16日：製本加工，10月17日：営業，10月28日：見積り講義，10月29日：見積り演習。会場は，東京・中野富士見町の同協会。製本加工のみ東京・水道の加藤製本。
https://www.jagat.or.jp/archives/65100

10月18日，日本画像学会が「IoTと電子ペーパーの新展開」をテーマに技術研究会

日本画像学会は10月18日，東京・お茶の水の日本化学会化学会館ホールで「IoTと電子ペーパーの新展開」をテーマに電子ペーパー/フレキシブル技術研究会を開く。座席定員100人，参加費は，会員7,000円，非会員10,000円，学生2,000円，要申込。
http://www.isj-imaging.org/event/tech_seminar/2019_smr_142.html

10月31日・11月1日，日本印刷学会が京都で研究発表会

日本印刷学会は10月31日・11月1日，京都市松ヶ崎の京都工芸繊維大で「協創で築く豊かな画像文化～新技術領域への展開～」をテーマに第142回研究発表会（2019年秋期研究発表会）を開く。現在，研究発表を募集している（申込締切は9月1日）。例年同様，画像関連学会連合会の合同秋季大会として催す。
http://www.jspst.org/event/kenkyu/invite142th.html

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年9月号【特集：表面加工と製本】

今月号の特集は、製本も含めた後加工に焦点を当てました。大興印刷から疑似エンボスを得意とするインラインフォイラーについて、東洋シールから付加価値シール印刷について、日本アーツから立体物への表面加工について、あけぼのから最新の自動無線綴じラインとその生産性向上を図る経営管理システム（MIS）について、またミューラー・マルティニ社から紙の書籍の未来に関して、ハイデルベルグ・ジャパンから印刷側からのデータを連携させて生産性を上げる内覧会の様子を紹介します。（中村幹：本誌編集長）

◆印刷学会出版部WEBショップ