国際タイポグラフィカンファレンス「ATypI」，東京で9月4～7日に開催

第63回国際タイポグラフィカンファレンス「ATypI」が9月4～7日，東京・青海の日本科学未来館で開催される。タイプデザインおよびタイポグラフィを教育，歴史，技術，ビジネスの側面から探求した，60年続く国際的催事で，今年は東京で開催。世界からタイプデザイナー，グラフィックデザイナー，UXデザイナー，プロジェクトマネジャー，ソフトウェアエンジニア，Webデザイナー，インフォメーションデザイナー，研究員，考古学者，教育者，ライター，出版関係者，レタリングアーティスト，カリグラファーなどの専門家が参加する。大会の公用語は英語で，本年度のプログラムには日英通訳が導入される。参加費は，9月4日半日参加50USドル，全日参加100USドル，9月5～7日一般625USドル，学生250USドル。
https://www.atypi.org/conferences/tokyo-2019/programme

■印刷を楽しむ

伊藤手帳，ユメキロック「セパレートダイアリー（2020年版）」を発売

伊藤手帳は9月3日に，同社ブランドのユメキロックから上下2段にわかれる手帳セパレートダイアリー2020年版の先行予約を始める。「ウィークリー＆マンスリー版」では，週間予定メモページを罫線から5mm方眼メモページに仕様を変更し，9年ぶりにリニューアルした。

キヤノン，無料印刷素材サイトに日本の名所・文化・美術特集

キヤノンは8月7日，無料印刷素材サイト「クリエイティブパーク」に，日本に関するコンテンツを集めた「日本の名所・文化・美術特集」を公開した。緻密なデザインで細部まで再現した建築物など，難易度の高いコンテンツから，刀や兜など初めてでも手軽に作れるコンテンツまで幅広く用意している。
https://creativepark.canon/jp/special/japanesestyle/index.html

エプソン，スマホからオリジナル名刺などが作成できるアプリに新コンテンツ追加

エプソンは，スマホ／タブレットからオリジナルの名刺などが作成できる，同社のインクジェットプリンター専用アプリ「Epson 名刺プリント」に各分野のコンテンツ約100種類以上を追加し，8月8日から公開した。同アプリは，背景／フレーム，スタンプ，写真，文字（フォント）を自由に組み合わせて名刺などが作成できる。今回，ショップカードやメッセージカード，アクセサリーの台紙などの作成に役立つコンテンツを追加した。
http://www.epson.jp/products/colorio/app/card.htm

ウエーヴ，「型抜きカード印刷」の対応用紙を拡大

ウエーヴは8月5日，「型抜きカード印刷」に対応する用紙のラインアップに，薄い紙を新たに6種類とクリア素材（半透明ポリプロピレン）を追加した。型抜きチラシや透け感のあるPOP等，バリエーション豊かにアイテムを作成可能になった。

ピクスタ，コンテンツワークス，フォトブックのAPI連携

ピクスタが運営する出張撮影プラットフォーム「fotowa」とコンテンツワークスは8月13日，フォトブックを使用したAPI連携を始めたと発表した。fotowaは，撮影して欲しい人とカメラマンをつなぐ，個人向けのプラットフォーム。今回の連携により，写真データの受け渡しだけでなくフォトブックとして，購入ができる。フォトブックの提供は「Photoback」を運営するコンテンツワークスが行う。

リコー，A4カラーレーザープリンター/複合機発売

リコーは，A4判カラーレーザープリンター・複合機｢RICOH P C301/C301SF｣の2機種を8月21日に発売する。2017年6月に発売したRICOH SP C261/C261SFの後継機種。従来機に比べ，連続出力速度をカラー，モノクロとも毎分25枚（A4判縦送り）に向上したほか，ウォームアップタイムを20秒に短縮した。また，5GHz帯の無線LANに対応することで，無線LAN接続をする機器が比較的多い店舗などでも，干渉を受けることなく，安定した接続ができる。オープン価格。

ブラザー販売，プリンターのキャッシュバックキャンペーンを開始

ブラザー販売は9月30日まで，プリンターのキャッシュバックキャンペーン「ハイプリキャンペーン」と「ビジネスお得フェア」を行っている。「ハイプリキャンペーン」では，対象期間に「ファーストタンク」モデルを購入すると 3,000円，「ビジネスお得フェア」では，プリンター・複合機7製品を対象に最大5,000円をキャッシュバックする。

■プロの世界

日本印刷産業連合会，印刷産業環境優良工場表彰で受賞工場決定

日本印刷産業連合会は8月7日，「第18回印刷産業環境優良工場表彰」の受賞工場を決めたと発表した。一般部門，小規模事業所部門合計59工場からの応募があった。本年は他の模範となるレベルの工場が見当たらず，経済産業大臣賞推薦は該当工場無しとなった。

リコー，A3判複合機の組み立て生産に使用する電力を100%省エネ化

リコーは，A3判複合機の組み立て生産に使用するすべての電力を，100％再生可能エネルギー由来の電力で賄うことを発表した。2017年4月にRE100への参加を宣言し，徹底的な省エネの推進や，自家発電施設の設置，再生可能エネルギー比率の高い電力への切り替えなどを推進してきた。

印刷工業会，27日に北京オリンピック陸上銀メダルの朝原宜治氏の講演会

印刷工業会は，8月27日に「2019年印刷文化典」協賛の講演会を開く。2008年北京オリンピック4×100mリレー銀メダリストの朝原宜治氏から「世界で競うための戦略と思考」の話を聞く。

SCREEN，ラベルエキスポ・ヨーロッパに出展

世界最大規模のラベル展示会LABELEXPO EUROPEが9月24～27日，ベルギー・ブリュッセルのBrussels Expoで開かれる。SCREENグラフィックソリューションズの海外子会社であるSCREEN GP Europe B.V.は，ロールtoロールのUVインクジェットラベル印刷システム「Truepress Jet L350UV+」と同「L350UV+LM」を出展。同システムは，最大60m/分，広色域をカバーなどが特長で5年間で150台以上が出荷されている。

村田金箔グループ，社長に村田志郎氏

（株）村田金箔，村田金箔（株），（株）アロー企画，ケー・レーザー・テクノロジー・ジャパン（株）の村田金箔グループは8月付で，村田淳氏が代表取締役社長から取締役会長に，代表取締役社長に村田志郎氏が就任した。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

8月22・27日，UCDAが情報の伝達品質向上のための講座

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会（UCDA）は8月22・27日に東京・銀座の同協会で情報の伝達品質向上のための講座を行う。8月22日「UCDA認証を知る～事例，手順，メリット，新ソリューション“映像認証”～」，8月27日「UCDA認定1級を知る～“わかりやすく伝えるスキル”を学ぶ為に～」，「みんなの文字・みんなのピクト 新商品説明会」。参加無料。
印刷，デザイン，システム会社など「制作者」向けは，8月22日の「UCDA認証を知る～事例，手順，メリット，新ソリューション“映像認証”～」，27日の「みんなの文字・みんなのピクト 新商品説明会」。参加費は，会員等無料，一般3000円。
https://ucda.jp/20190808_01_newspaper/

8月20日～9月19日，スターティアラボがARに関するセミナー

スターティアラボは8月20日～9月19日，AR（拡張現実）に関するWebのセミナーを開く。8月20日と9月17日は「ARのビジネス活用」，8月21日と9月19日は「ARを用いた体験価値の提供」，8月22日と9月3日「自治体や地域が抱える課題に対してARがどう活かされるのか」の3つの内容。参加無料，要申込。
https://www.coco-ar.jp/seminar/business.html

8月22日，大日本印刷がIoTとAIの活用セミナー

大日本印刷は8月22日，東京・五反田の同社で「IoT新領域 映像IoTの最新動向：カメラによるセンシングとAIが生み出す新たな価値」をテーマにセミナー行う。現在拡大しているIPカメラをひとつのセンサーと位置付けた「映像IoT」と，ATとの組み合わせで生み出される付加価値にについて，数々の活用事例とともに解説する。参加無料。要申込。
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/1192644_1595.html

8月22・23・30日，アルテックが3Dプリンタに関するセミナー

アルテックは8月22・23・30日，東京・江東区の同社で「3Dプリンタ新製品&新サービスご紹介セミナー」を開く。新商品の紹介，造形サービス，レンタルサービス等の内容のセミナーを行う。参加無料，要申込。
https://www.3d-printer.jp/exhibition/20190822

8月27日～10月5日，クリエイションギャラリーG8で有山達也展

東京・銀座のクリエイションギャラリーG8は8月27日～10月5日，有山達也展「音のかたち」を開く。目ではかたちをとらえにくいが，空間に確かにたちあがる「音」の世界を，写真で，文字で，図像で，表現・構成する。日曜・祝日休館，入場無料。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/201908-3/201908-3.html

8月29・30日，東京ビッグサイトで大学見本市

「イノベーション・ジャパン2019～大学見本市＆ビジネスマッチング～」が8月29・30日，東京ビッグサイト青海展示棟でJST，新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の主催で開かれる。入場無料，事前登録制。
https://www.ij2019.jp/

8月30日，フォーム工連が「アクティブ・ブック・ダイアローグ講座」

関東フォーム印刷工業会と日本フォーム印刷工業連合会は8月30日に，東京・新富の日本印刷会館で，新しい読書手法の「アクティブ・ブック・ダイアローグ」を体験する講座を催す。進行役はNPO法人場とつながりラボの山本彩代氏。参加費1000円。
http://www.jfpi.or.jp/JBFA/seminar/20190830.pdf

8月30日～9月24日，エプソンが企画展「プリント解体新書」

エプソンは8月30日～9月24日，東京・千代田区のエプソンスクエア丸の内のエプサイトギャラリーで企画展「プリント解体新書 -レタッチ＆インクジェットメディアの世界-」を催す。「レタッチ」と「インクジェットメディア（用紙）」をテーマに展示紹介を行う。入場無料。
www.epson.jp/showroom/marunouchi/epsite/gallery/exhibitions/2019/0830/

8月30日～10月12日，銀座グラフィックギャラリーでSculptural Type展

東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーは「Sculptural Type」と題して，デンマークのデザイン会社，コントラプンクトの展覧会を開く。彼らが手がけた10のプロジェクトを紹介する。8月30日はギャラリートークを催す（定員70人，要予約）。参加・入場無料。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000740

9月4～8日，モリサワが書体の展示イベント

モリサワは9月4～8日，東京・銀座の蔦屋書店で書体の展示イベント「モリサワ×銀座 蔦屋書店 Type Design Discovery」を催す。「タイプデザインコンペティション2019」の入賞作品を展示，本コンペティションの30年以上におよぶ歩みと書体制作の裏側を紹介する。
https://store.tsite.jp/ginza/event/architectural-design/8665-0014530801.html

9月5日，テクノスデータサイエンスが画像認識で学ぶDeepLearning

テクノスデータサイエンス・エンジニアリングは9月5日，東京・新宿区（予定）で「第2回画像認識で学ぶ！Deep Learning基礎講座」を催す。Deep Learning案件を中心に活躍するデータサイエンティストが講師を務める。参加無料，要申込。
http://info.tdse.jp/m000d310006L0hDrQeg0EF0

9月6日，日本印刷学会が大阪で印刷材料の基礎と最新動向のセミナー

日本印刷学会は9月6日，大阪・大国町のモリサワで「印刷の基盤技術：印刷材料の基礎と最新動向を知る」をテーマにセミナーを催す。印刷用紙の技術，UVインキ・UV印刷による印刷物の付加価値向上，CTP刷版の基礎知識と最近の動向，出力環境に依存しないデータ制作の技術動向の4セッション。定員80人，参加費は，会員4000円，非会員7000円，学生500円。
http://www.jspst.org/event/190906.html

9月10日，日本画像学会がインクジェット技術研究会

日本画像学会は9月10日，東京・虎ノ門の日本消防会館で「インクジェット技術の進化と多様な市場への展開：インクジェットのたゆまぬ挑戦とさらなる期待」をテーマに技術研究会を開く。座席定員150席，参加費は会員7,000円，非会員10,000円，学生2,000円，
http://www.isj-imaging.org/event/tech_seminar/2019_smr_141.html

9月11日，電子出版制作・流通協議会が人材育成セミナー「電子書籍の基礎（入門編）」

電子出版制作・流通協議会は9月11日，東京・一番町のJCIIビルで「電子書籍の概要，制作技術，配信と流通，今後の新しい流れ」をテーマに人材育成セミナーを催す。講師は，専修大学の植村八潮教授，豊国印刷の加藤好計，メディアドゥの河田洋次郎，トゥ・ディファクトの土佐勝彦，HON.jpの鷹野陵の各氏。定員50人。参加費は，会員等3000円，一般5000円。要申込。
https://aebs.or.jp/seminar20190911.html

9月12日，日本印刷技術協会が「ビジネスを変えるIoT」のセミナー

日本印刷技術協会は9月12日，東京・中野富士見町の同協会で「ビジネスを変えるIoT」のセミナーを催す。「製造業での自動化と新ビジネス創出事例」について，（1）IoT/AIを活用した空席情報提供サービスの提供，（2）加速するIoT検討と想定される導入課題，（3）IoT普及のカギを握る無線通信技術とその応用事例～次世代LPWAネットワークZETAの紹介～，（4）IoT 機器のセキュリティの4テーマで識者が話す。参加費は，会員10,800円，一般15,120円。
https://www.jagat.or.jp/cm2019_iot

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年9月号【特集：表面加工と製本】

今月号の特集は、製本も含めた後加工に焦点を当てました。大興印刷から疑似エンボスを得意とするインラインフォイラーについて、東洋シールから付加価値シール印刷について、日本アーツから立体物への表面加工について、あけぼのから最新の自動無線綴じラインとその生産性向上を図る経営管理システム（MIS）について、またミューラー・マルティニ社から紙の書籍の未来に関して、ハイデルベルグ・ジャパンから印刷側からのデータを連携させて生産性を上げる内覧会の様子を紹介します。（中村幹：本誌編集長）

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