週刊「印刷雑誌」

10巻 27号 2019年7月22日
Japan Printer weekly vol.10, no.27

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷を楽しむ

大日本印刷,東京2020のオリジナル缶バッジをプレゼント

大日本印刷は7月24日,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の1年前企画の一環として,銀座ソニーパークで「スポーツピクトグラム缶バッジ」をプレゼントするキャンペーンを行う。応募方法は,有楽町マリオン壁面の大型ポスターに自分の指を添えて「あと1年」という言葉を完成させ,それをスマートフォンで撮影し,ハッシュタグ「#2020あと1年」とともにSNSへ投稿。その画面を銀座ソニーパーク内のキャンペーンスタッフに提示すると,オリンピックとパラリンピックの全競技のピクトグラムを使った73種類のオリジナル缶バッジの中から1個がプレゼントされる。

キヤノン,無料印刷素材サイトでペーパークラフトを公開

キヤノンは7月18日,同社の無料印刷素材サイト「クリエイティブパーク」で電車のペーパークラフトを公開した。簡単に作れるボックス型をはじめ,新幹線や京急2100形などのスタイリッシュデザインシリーズ,細部まで本格的に再現した線路の土台付きシリーズなど,難易度別に公開されている。8月にはより精巧なドクターイエローも追加予定。

コンテンツワークスと大東建託,アパートの施工をフォトアルバムに

コンテンツワークスと大東建託は7月18日,アパートの施工開始から完了までの状況を撮影し,1冊のフォトアルバムとしてオーナーに提供する取組を始めた。顧客満足度向上を図っての試みで,フォトアルバムの提供は3年前よりフォトアルバムをOEMで作成・再販できるAPIサービス「モノリンク」の提供をしているコンテンツワークスが行う。

ウエーブ,顧客のデザインデータを厚紙に印刷するECOトレイ

ウエーブは7月16日,顧客のデザインデータを厚紙に印刷し,トレイの形状に加工して納品する「ECOトレイ印刷」の販売を始めた。パッケージやラッピング,使い捨て容器,テイクアウト用食品の受け皿など様々な用途で使える。

ハイブリッド型総合書店honto,図書カードNEXTによる決済を開始

丸善,ジュンク堂書店,文教堂などの店舗とネット書店,電子書籍が連動したハイブリッド型総合書店「honto」で,日本図書普及社が提供する「図書カードNEXT」が使えるようになった。書籍や雑誌がウェブ上で買えるだけでなく,電子書籍にも利用できる。hontoでは,サービス開始を記念した「図書カードネットギフト」1万円プレゼントキャンペーンも始まった。

■プロの世界

オーイズミラボ,印刷用ナンバリングを承継

東邦プリンテック(横浜市)は,2018年12月ですべての事業を閉鎖しているが,この度,同社の破産管財人と協議のうえ,オーイズミラボ(神奈川・伊勢原)が東邦プリンテックのナンバリングに係る業務について承継することになった。受注可能品目は,印刷用ロータリーナンバリング,印刷用電子ナンバリング,印刷用バーコードナンバリング。

アビッド・フレックス,パッケージ製版向けプラグイン

アビッド・フレックスは7月9日,パッケージ製版における画像レタッチ作業の短縮を図る,Adobe Photoshopプラグインソフト「レタッチエクスプレス」の取り扱いを始めた。特定の作業では,50%以上の時間短縮ができ,業務の効率化,省力化が図れる。グラビア印刷,フレキソ印刷による軟包装印刷を想定しており,8月に販売を始める。CMYKタイプで約60万円。秋には特色タイプも販売予定。

全印工連のCSR認定制度で3社が新規認定

全日本印刷工業組合連合会は7月17日,CSR認定制度の認定企業を発表した。ワンスター認定新規は,マージネット,冨士印刷の2社。ツースター認定新規は,ユーメディアの1社。そのほか36社の更新が認定され,同制度の認定企業は合計119社になった。第27期ワンスター認定は8月1日から募集を始める。

レディバードクラブ,札幌,広島,仙台で大会

SCREENグラフィックソリューションズのユーザーを中心に組織するレディバードクラブは,9月10日に札幌で北海道地区大会,10月1日に広島で中国・四国地区大会,10月16日に仙台で東北地区大会を予定している。

ホリゾングループ,ホリゾン・ジャパン株式会社設立

ホリゾン東テクノとホリゾン西コンサルは7月21日付で両社を統合し「ホリゾン・ジャパン株式会社」へ社名・組織変更した。本社は,〒101-0031東京都千代田区東神田2-4-5東神田堀商ビル5階,電話03-3863-5361。代表取締役会長:堀 英二郎,同社長:宮﨑進,取締役東京支社長:藤原和明,取締役京都支社長:西林宏泰,監査役:洲崎篤史。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

9月1日まで,富士ゼロックスが横浜みなとみらいで工作体験

富士ゼロックスは夏休み期間の9月1日まで,横浜みなとみらいの同社で子供や親子を対象としたイベント「にぎわいPark」を開く。同社のデジタル印刷機を使って自分のアイデアやデザインを生かしたペーパークラフトやグッズなどを制作できる工作や,同社のエンジニアが中心となりミニ四駆をプログラミングで動かすワークショップなどが楽しめる。入場無料。工作などのワークショップには別途参加費が必要。

https://www.fujixerox.co.jp/company/news/release/2019/66185

7月24日,名古屋でパッケージ印刷分野に向けたイベント

富士フイルムグループ2社とアビッド・フレックスは7月24日,名古屋市栄の富士フイルム名古屋ビルでパッケージ分野に向けたイベントを開く。自動化による制作工程の効率化や,デジタル印刷を活用しての小ロット対応,スピーディーな校正で納期短縮を図る仕組みなどの提案がなされる。

http://www.avid-flex.co.jp/news/package-solution-event-2019

7月25・26日,秋葉原でモトヤが販促×環境×自動化を提唱するイベント

モトヤは7月25・26日,東京・秋葉原のアキバ・スクエアで「販促×環境×自動化」をテーマに「コラボレーションフェア」を開く。「困りゴト」を解決し,「儲かるコト(仕組み)」を創生する「コト売りソリューション」,印刷業界の社会的責任である「環境」,人手不足に対応する「自動化」を提唱する。入場無料。

http://www.motoya.co.jp/news/tokyocollabo2019.html

7月26日,日本画像学会が電子写真とインクジェットを学ぶセミナー

日本画像学会は7月26日,東京・芝浦の東京工業大学で「オフィスでの電子写真とインクジェット~攻めるIJ,受けて立つEP」と題したセミナーを開く。インクジェット機の動向・将来性・技術課題などを,オフィス機の主役として進化してきた電子写真方式と対比しながら,今後のオフィスへの適合性について学ぶ。参加費は一般5500円,会員4500円。定員30人。

http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku190726.html

7月30日,帆風がInDesignのセミナー

帆風は7月30日,東京・千代田区のベルサール神保町で「InDesignスタイル機能,徹底解説」をテーマにセミナーを行う。ザッツの森裕司氏が,先頭文字スタイルや正規表現スタイル,オブジェクトスタイル,次のスタイルなど,一歩進んだスタイル機能を使った作業の効率化を解説する。参加無料。要申込,定員150人。

https://www.vanfu.co.jp/vf/seminar/208th

7月31日,日本印刷技術協会がDMと情報銀行の動きを学ぶセミナー

日本印刷技術協会は7月31日,東京・杉並の同協会で「知っておきたいDMと情報銀行の動き」と題したセミナーを開く。主な内容は「DM大賞2019で見るダイレクトメールの最新動向」,「生活者を中心とした情報銀行の社会的期待と可能性」など。参加費は一般1万5120円,会員1万800円など。

https://www.jagat.or.jp/pm20190731

8月1〜23日,印刷博物館で小中学生が対象の夏休み体験教室

凸版印刷は8月1〜23日,東京・小石川の印刷博物館で印刷に関連した,中綴製本,活版印刷,寒天印刷のいずれかを無料で体験する教室を開く。中とじ製本のノートやカラフルなハガキ作り,寒天をつかった印刷などを体験できる。小中学生が対象。参加費は無料。

https://www.printing-museum.org/exhibition/permanent/190801/

8月2日,出版科学研究所が出版ニュース社の歩みと出版業界のセミナー

全国出版協会と出版科学研究所は8月2日,東京の飯田橋レインボービルで出版セミナーを開く。テーマは「今,出版業界に伝えたいこと。50年間業界を見つめてきた『出版ニュース』元編集長が語る」。今年3月に活動を終えた出版ニュース社代表の清田義昭氏が,同社の歩みと苦境が続く出版業界の課題について語る。定員70人,受講料5000円。

https://www.ajpea.or.jp/seminar/2019-1/index.html

8月6日,日本印刷技術協会が印刷会社におけるAI活用と校正ツールのセミナー

日本印刷技術協会は8月6日,東京・杉並の同協会で「印刷会社におけるAI活用と校正ツール」と題したセミナーを開く。主な内容は「校正・検版ツールBeforeAfter CVによる事故防止」,「なぜ、文章作成アドバイスツール『文賢』を開発したのか?」,「AI/RPAによるドキュメント校閲・検査の自動化」など。参加費は一般1万5120円,会員1万800円など。

https://www.jagat.or.jp/tg20190806

8月22日,日本印刷技術協会がAIの基本知識を学ぶワークショップ

日本印刷技術協会は8月22日,東京・杉並の同協会で「AI×印刷ビジネス」をテーマにした勉強会を開く。AIの基本知識を学びながら,印刷ビジネスとの連携の可能性について,演習を交えながら考えるほか,印刷会社としてのAI人材施策の方向性についても模索する。受講料は一般2万5920円,会員2万520円。定員20人。

https://www.jagat.or.jp/archives/64282

8月22・23日,ムサシが商品の付加価値化を実現する機材の展示会

ムサシは8月22・23日,東京・六本木の富士ゼロックスで商品の付加価値化を実現する最新機材を多数出展した展示会を開く。PODとレーザー加工機のコラボレーションによる加飾など,サンプル展示と活用事例を紹介する。問合せは,同社(電話03-3546-7717)。

9月6・7日,札幌でHOKKAIDO PRINT EXPO

札幌市のアクセスサッポロで9月6・7日,「人々の暮らしを彩り幸せを創る印刷産業」をテーマにHOKKAIDO PRINT EXPO「HOPE2019」が開かれる。主催は実行委員会。展示会に加え,セミナーやトークショーもある。

http://www.print.or.jp/event/hope2019.html

9月12日,日本印刷学会がパッケージにおけるデジタル印刷のセミナー

日本印刷学会は9月12日,関東グラビア協同組合とともに東京・新富の日本印刷会館で「パッケージにおけるデジタル印刷の最新動向」と題したセミナーを開く。参加費は一般8000円,個人会員・賛助会員・協賛団体会員6000円。定員は65人。

http://www.jspst.org/event/190912.html

9月25日,東京ドーム・プリズムホールで「書店大商談会」

9月25日,東京・文京区の東京ドーム・プリズムホールで「書店大商談会」が開かれる。出展250ブース,来場書店人数1000人,商談成立1億円が目標。

https://www.jpic.or.jp/event/syoudankai/tokyo-shoudan.html

2020年2月18〜21日,幕張メッセでオリジナル商品開発WEEK

日本能率協会は2020年2月18〜21日,幕張メッセでパッケージ・デザイン関連の展示会「オリジナル商品開発WEEK」を催す。

https://www.jma.or.jp/pb/

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年8月号【特集:地域創生 —印刷企業の差別化戦略4—】

今月号は、印刷企業の差別化戦略として、「じゃぱにうむ2019−印刷産業の地方創生事業事例発表会−」からの事例として地方創生をテーマに5社の方々に執筆いただきました。仕事は黙っていては向こうからやってこないので、創意工夫を凝らしてこちらから取りに行かなくてはなりません。その時の方策の一つが、地域との密着性を高くして、その地域ではなくてはならない印刷企業になるというものでしょう。(中村幹:本誌編集長)

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