週刊「印刷雑誌」

10巻 26号 2019年7月16日
Japan Printer weekly vol.10, no.26

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷を楽しむ

松浦紙器,ポッピーボックスの新作を発表

松浦紙器は7月9日,箱を開けると中からポップが飛び出す仕掛けの「ポッピーボックス」のお正月に向けた新作2点を発表した。ペンやハサミなど文房具が整理収納できるカレンダー「2020ポッピーツールボックス」と,干支のネズミが大活躍する「2020ポッピーカレンダー」。どちらもツルツルとザラザラの手触りの加工を施した。名入れは無料。

都ホテルズ&リゾーツ,ブランド指定フォントを発表

近鉄・都ホテルズは4月1日,同社が展開する「都ホテルズ&リゾーツ」のブランド指定フォントとして,SCREENグラフィックソリューションズが開発・販売する「ヒラギノ角ゴシック体 W2/W4/W6」を採用した。伝統や品格を表現でき,かつシンプルでモダンなイメージが評価された。

■プロの世界

エプソン,レシートプリンターの新商品を発表

エプソンは8月26日,レシートプリンターのスタンダードモデルの新商品として,「TM-T20III」シリーズを発売する。平置き,縦置き,さらには同梱の壁掛け金具を使用して壁面に設置できる。有線LAN・USB対応と,Bluetooth対応の2モデル。本体カラーはブラックとホワイトがある。

日本HP,3Dプリンター2機種を発表

日本HPは7月9日,生産性が向上した3Dプリンター「HP Jet Fusion 5200」シリーズと、フルカラーと白色での造形が可能な「HP Jet Fusion 500」シリーズを発表した。9月から出荷を開始する。現行製品「HP Jet Fusion 4200」シリーズの上位機種で生産性がより高く大量生産向けの「HP Jet Fusion 5200」シリーズと、カラーパーツの造形に対応する「HP Jet Fusion 500」シリーズを追加することで,顧客のニーズを図る。

富士ゼロックス,統合型ワークフローを実現

富士ゼロックスは7月25日,印刷会社の印刷工程全体の業務最適化に貢献し,統合型ワークフローを実現するソフトウェア商品「プロダクションコックピット2.0」を発売する。印刷業務の全工程を対象として,それぞれの機器の稼働状況と生産余力,予定されている印刷ジョブなどに関する情報を,システム連携により一元的に集約。それらを可視化し統合処理を行うことで業務の自動化を実現し,工程間の印刷ジョブの滞留を解消,ワークフロー全体の生産性向上を図る。

コニカミノルタジャパン,デジタル紙器とラベル印刷のセミナー

コニカミノルタジャパンは8月8・9日,東京・八王子の同社で紙器印刷会社,商業印刷会社を対象としたデジタル紙器・ラベル印刷に関するセミナーを開く。枚葉UVインクジェット印刷機とデジタルラベル印刷機に,後加工機を組み合わせた紙器・ラベル向けスマートファクトリーの実演もある。

小森コーポレーション,大阪で内覧会

小森コーポレーションは7月19日,大阪・城東区の同社で「トータルソリューション特別内覧会」を開く。当日はデジタル印刷機の可能性,早わかり見える化導入のポイント,総合管理システムによる印刷工程管理のデジタル化の3つのセミナーが予定されるほか,実演も行われる。

字游工房,小学校教科書対応フォントを発売

字游工房は7月22日,令和2年度版小学校教科書に対応したフォント「游教科書体 New M/B」および,令和2年度から始まる小学校英語教科書に対応した「JKHandwritingファミリー」の 販売を始める。「游教科書体 NewM/B」はJIS第一水準,第二水準の文字をすべて収容している。各ウェイトとも,縦用・横用の2つのフォントが同梱されている。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

7月17日,Tooがクラウドツールの製品紹介セミナー

Tooは7月17日,共同作業とプロジェクト管理のためのクラウドツール「Wrike(ライク)」の取り扱いを始めたことをきっかけに,製品紹介セミナーを東京・虎ノ門の同社で開く。受講料は無料,定員30人(事前申込制)。

https://www.too.com/event/y2019/wrike07/

7月18・19日,札幌でデジタル革命の最前線を体感する展示会

日経BPは7月18・19日,デジタルテクノロジーの専門の展示会を札幌コンベンションセンターで開く。展示内容は人工知能(AI),IoT,クラウド,セキュリティといった中核技術に加え,働き方改革,セールステック,リテールテックといった,産業や業務の変革につながるソリューションにまで及ぶ。入場料は3000円,事前登録者は無料。

https://expo.nikkeibp.co.jp/dinv/spr/

7月23・26日リコージャパンが紙メディアのマーケティングセミナー

リコージャパンは7月23日,神奈川・みなとみらいグランドセントラルタワーで,7月26日,東京・住友不動産三田ツインビルで「顧客に響くデジタル×紙×マーケティング」をテーマにセミナーを開く。アウトブレインジャパンの本間充氏が,デジタルメディアの弱点を考えつつ,「紙」媒体について再度考察し,デジタル時代だからこそ引き立つ紙の価値について,最新マーケティング事例を解説する。参加無料。要申込,定員各回30人。

https://drm.ricoh.jp/event/schedule/s00011.html

7月30日,日本印刷産業連合会が個人情報保護に関するセミナー

日本印刷産業連合会は7月30日,東京・新富の日本印刷会館で「世界的規模で変貌する個人情報保護とサイバーセキュリティに向き合うために」と題したセミナーを開く。参加費は一般5000円,会員3000円。定員は100人。問合せは同連合会(電話03-3553-6065)。

7月30日,日本印刷技術協会が出版ビジネスの最新動向に注目した研究会

日本印刷技術協会は7月30日,東京・杉並の同協会で「出版ビジネスの最新動向2019~デジタルとの関係からみた出版流通の今後」と題した研究会を開く。主な内容は,電子出版とデジタル印刷出版の最新動向~海外事情を中心に,出版業界の最新動向,正しい電子書籍ビジネスが印刷物を増やす,の3本。参加費は一般1万5120円,会員1万800円。定員は40人。

https://www.jagat.or.jp/pm20190730

7月30日,TooがPDFの基礎知識と活用術を学ぶセミナー

Tooは7月30日,Acrobatセミナー「PDFの基礎&活用のためのワークフロー術」を東京・虎ノ門の同社で開く。PDFとは?という基本から,AcrobatでもっとPDFを使いこなす機能などを紹介するほか,Dropboxとの連携によってPDFでの業務がどれくらいスムーズになるかを学ぶ。受講料は無料,定員50人(事前申込制)。

https://www.too.com/event/y2019/acrobat1907/

7月30日,VPJが印刷会社のためのソリューションセミナー

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは7月30日,大阪・西心斎橋の同社で印刷会社のためのソリューションセミナーを開く。ターボサーバーEXPRESSを使った制作コスト削減と新規顧客獲得のプロセスなどを紹介する。参加無料,定員は12人。問合せは,同社(電話06-6211-6361)。

8~11月,キーポイントインテリジェンスがデジタル印刷系カンファレンス

キーポイントインテリジェンスは,デジタル印刷関係の次のカンファレンスを予定している。大判印刷に関し8月30日東京コンファレンスセンター・有明,オフィス文書技術9月11日東京コンファレンスセンター・品川,消耗品に関し10月21日品川,デジタル印刷・市場に関し11月21日品川。すべて有料,要申込。
http://keypointintelligence.jp/cf/wfp/2019/
http://keypointintelligence.jp/cf/odt/2019/
http://keypointintelligence.jp/cf/cs/2019/
http://keypointintelligence.jp/podjapan/2019/

2020年3月3〜6日,LEDの高効率・高付加価値化を実現する先進技術展

LED照明推進協議会は2020年3月3〜6日,東京ビッグサイトでLEDの技術革新とデザインの融合がもたらす次のヒカリの世界を提案する展示会「LED NEXT STAGE」を開く。光・照明で魅せる空間演出ゾーンや,デザイン・装飾NEXTゾーンなどのテーマに分けて展示される。

https://messe.nikkei.co.jp/2020/yoko_jsld2020_j.pdf

2020年からAI・人工知能EXPOが春と秋に開催

2020年4月1〜3日と10月28〜30日の春と秋の2回,「AI・人工知能EXPO」が開かれる。春展の会場は東京ビッグサイト,秋展は幕張メッセが会場となる。主催はリードエグジビションジャパン。

https://www.ai-expo.jp/ja-jp.html

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年7月号【特集:紙を見直す】

木材パルプからの紙でもプラスチックでも,それぞれ一長一短はありますが,逆にそれを考えて,改めて紙を見直すのも良いと思います。今月号はパッケージに関する紙の話題,紙とインキの両方に主要な材料として使用されている炭酸カルシウムの役割,合成紙「ユポ」の特徴と印刷適性,オフセット用紙の基礎などを特集しました。また,大阪で行われた紙加工技術展の様子も紹介しています。(中村幹:本誌編集長)

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