週刊「印刷雑誌」

10巻 18号 2019年5月20日
Japan Printer weekly vol.10, no.18

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■プロの世界

望月印刷・菅原印刷が町おこしで自社をアピール

東京都台東区の台東モノづくりのマチづくり協会は5月24・25日,上野,浅草橋界隈で地域イベント「モノマチ」を催す。望月印刷や菅原印刷が出展し,自社のサービスを紹介する。

http://11th.monomachi.com/

共同印刷,働き方改革EXPOに出展

働き方改革EXPOが5月29~31日,有明の東京ビッグサイトで催される。共同印刷はグループのTOMOWEL Payment Serviceとともに,健康管理や健康経営のソリューションを提案する。

https://www.ws-expo.jp/ja-jp.html

技光堂,大阪の高機能素材展で金属調印刷を紹介

5月22~24日にインテックス大阪で「高機能素材Week高機能プラスチック展」が開かれる。技光堂(東京・板橋)は,各種製品にデザイン性の高い金属調印刷を施す事業を紹介する。

凸版印刷,6・7月に東京・大阪・名古屋・福岡で環境イベント

凸版印刷は6月11~14日に東京で,6月19~21日に大阪で,6月27・28日に名古屋で,7月18・19日に福岡で,空間や環境に関するセミナーを中心としたイベント「フォレストフェア2019」を催す。

デジタル・オンデマンド出版センター,欧文印刷内に移転

デジタル・オンデマンド出版センターは5月15日から,移転した。新住所は,〒113-8484東京都文京区本郷1丁目17番2号(欧文印刷内),電話03-3817-5910。

■新製品情報

EIZO,カラーマネージメントモニターの新製品発売

EIZOは,カラーマネージメントモニターColorEdgeシリーズの後継機種として,「ColorEdge CG2730-Z」など計3機種を5月16日に発売した。クリエイティブワークに携わる利用者向けで,付属の映像信号ケーブルをDisplayPortケーブル・HDMIケーブルに変更した。プロ用と一般用,27.0型と24.1型。オープン価格。参考価格は,96,984~216,000円。

京セラ,モノクロA4プリンター発売

京セラドキュメントソリューションズジャパンは,モノクロA4プリンター「ECOSYS P3160dnシリーズ」の2機種を6月上旬に発売すると発表した。クラス1位の低ランニングコストが特長。

リコー,モノクロデジタル印刷機発売

リコーは,コピー/スキャナー機能も搭載したモノクロデジタル印刷機と,プリンター機能のみの「RICOH Pro 8300」シリーズ合わせて5機種7モデルを5月30日に発売する。前身機同等の連続プリント速度A4判横で136 ページ/分,フィニッシャー機能に搭載した自動排紙先切り替えの2段シフトトレイ,ノーカーボン紙の自動両面印刷,長尺用紙のコート紙・厚紙対応,インサートフィーダーによるコート紙・厚紙対応などが特長。450万~820万円。

キヤノンデジタルカラー印刷機発売

キヤノンは,デジタル印刷機「imagePRESS」シリーズの新製品としてA4判横で毎分90枚,80枚,65枚の4機種を5月20日から発売した。厚みのある名刺やグリーティングカードなどを出力するために,厚紙の対応坪量を従来の300g/m2から350g/m2まで上げた。また店頭POPやポスターなどのために長尺紙の対応を従来の762mmから1300mmに大きくした。500万円~900万円。

SCREEN,ラベル用デジタル印刷機のブルーインク

SCREENグラフィックソリューションズは,ラベル用デジタル印刷機のハイエンドモデル「Truepress Jet L350UV+」(毎分60m)用の青インクを開発し,6月から国内外で販売を始める。コーポレートカラーやパッケージなどに使用されることが多い青系色において,より高い表現力を図った。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

6月5日まで,東京ミッドタウンで「紙わざ大賞展」

紙わざ大賞展—「紙」の可能性を追求するアートコンペティション—が6月5日まで,赤坂の東京ミッドタウン・デザインハブで催されている。主催は,特種東海製紙。入場無料。

https://www.tt-paper.co.jp/pam/kamiwaza/app/files/uploads/2019/04/kamiwaza_hub_chirashi.pdf

6月9日まで,東京アニメセンターでイナズマイレブン企画展

東京アニメセンターは6月9日まで,市谷の東京アニメセンターin DNPプラザで,「イナズマイレブン」シリーズ10周年を記念して,「イナズマイレブン アレスの天秤」「イナズマイレブン オリオンの刻印」の企画展を催している。企画展入場料:大人1000円,小学生以下500円,未就学児無料。

https://www.dnp.co.jp/news/detail/1191312_1587.html

6月30日まで,町田市民文学館で文字に関する展示会

東京・町田市民文学館ことばらんどは6月30日まで,大日本タイポ組合展「文ッ字−いつもの文字もちょッと違ッて見えるかも−」を開いている。観覧無料。

https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20190130091130959.html

5月22日,大日本印刷が集客・販促・決済データ活用のセミナー

大日本印刷は5月22日,東京・五反田の同社で「Dynamic Retailing 人と店舗のみらいをつなぐ」をテーマにセミナー行う。ヒトやモノ、決済などデータ化されたさまざまな情報をつなぎ合わせることで、販促・省人化・キャッシュレス対応し喫緊の課題を解決する方法を解説する。参加無料。要申込。

https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/seminar/1191286_1595.html

5月24日,印刷技術懇談会が中野で海外イベント参加の勉強会

印刷技術懇談会は5月24日,中野の東京工芸大学で勉強会を開く。「印刷会社が国内,海外イベントに出展する意義」と題し,篠原紙工の篠原慶丞社長が講演する。

https://kokucheese.com/event/index/565931/

5月25日~10月26日,東京工芸大学厚木キャンパスで広告ポスターなどの写真展

東京工芸大学厚木キャンパスのカラボギャラリーは5月25日~10月26日,第4回企画展「小山泰介“レインボー・ヴァリエーションズ”」を開く。街中で発見した虹色の広告ポスターを撮影した作品を出発点に新たなバリエーションを生成した。

https://www.color.t-kougei.ac.jp/events/events28_19.html

5月28日~6月29日,クリエイションギャラリーG8でJAGDA新人賞展2019

東京・銀座のクリエイションギャラリーG8は5月28日~6月29日,JAGDA新人賞展2019「赤沼夏希・岡崎智弘・小林一毅」を開く。日曜休館,入場無料。

http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/201905/201905.html

5月29日,ビジュアル・プロセッシング・ジャパンがDAMのセミナー

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは5月29日,東京・渋谷の同社でDAMソリューション「CIERTO」の新バージョン発表のセミナーを催す。参加無料,定員30人,要申込。

http://www.vpj.co.jp/news/pickup/detail.html?pid=213

5月31日・6月1日,インテックス大阪でJP2019・ICTと印刷展

JP2019・ICTと印刷展が5月31日・6月1日,南港北のインテックス大阪で開催される。主催はJP産業展協会,入場無料。
SCREEN GPジャパンとSCREEN GPサービス西日本は,アビッド・フレックス,CGS Japan,ジーティービーの協力のもと,デジタル印刷機やワークフロー,カラーマネージメント,検版システムを実演する。本紙校正用インクジェット機「Proof Jet F1100AQ」も出展。
コダックは,スマートフォンやタブレット端末からどこからでもCTPの出力と管理ができるMobile CTP Control Appを活用したソリューション,UV印刷対応無処理CTPプレート,CloudソリューションのAI機能を駆使した自動ギャンギング機能やデータストレージサービス,データやファイルごとにインクや資材のコストを試算する機能を紹介する。

http://jp-ten.jp/

6月7・8日,福岡で九州印刷情報産業展

九州印刷情報産業展が6月7・8日,福岡国際センターで開催される。折り紙と段ボールを使ったワークショップもある。

http://kpmc.or.jp/

6月11日,大阪産業創造館でWeb販促フェスタ

大阪・本町の大阪産業創造館は6月11日,「Web販促フェスタ2019」を開く。参加対象は,Web販促に関連するサービス・ツール・技術を持つ企業。

https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=27668

6月12~14日,幕張メッセでデジタルサイネージジャパン

デジタルサイネージジャパン展が6月12~14日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催は実行委員会。展示会入場料5,000円,基調講演・セミナー参加費5,000円。ともに事前登録により無料。

https://www.f2ff.jp/dsj/

6月13・14日,ハイデルベルグが後加工セミナーと内覧会

ハイデルベルグ・ジャパンは6月13・14日,東京・東品川の同社で「Power of Postpress with Push to Stop」と題した後加工に関する内覧会とセミナーを開く。出展機は,断裁機,紙折り機,打抜き・箔押し機,フォルダーグルアー。セミナーは,製本のプロ3社が語る 「圧倒的なページ折りの生産性で未来を作る」九秀製本ドットコム宮地啓一,旭紙工・橋野昌幸,藤原製本・藤原智之の各氏,「労働負荷削減と効率化の両立のために」古宮製本・古宮芳昭氏,「紙加工の未来はどこにあるのか?」篠原紙工・篠原慶丞氏。要申込。

https://heidelberg.com/jp/ja/news_events/events/power_of_post/power_of_postpress_with_push_to_stop_1.jsp

6月15日,出版UD研究会が「文字とユニバーサルデザイン」をテーマに勉強会

出版UD研究会は6月15日,東京・神田神保町の専修大学で「文字とユニバーサルデザイン」をテーマに研究会を開く。グラフィックデザイナーの高橋貴子氏をプレゼンターに,鳥海修(字游工房・書体設計士),小宮山博史(書体設計家・活字書体史研究家),小畠正彌(ダイナコムウェア)の各氏が討論する。定員100人(予約制・先着順),参加費500円。

https://blog.goo.ne.jp/ud-pub_blog/e/91e42156ea95424421e3a555b7c235c2

6月15日~9月8日,福島で「蔵出し 仲條正義」展

福島・須賀川のCCGA現代グラフィックアートセンターは6月15日~9月8日,DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展VIII「蔵出し 仲條正義」を開く。入場料は,一般300円,学生200円など。6月15日はギャラリートーク(送迎バス運行)あり。

http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=3&seq=00000744

6月17日,日本出版学会がMIEと大学での雑誌作りの研究会

日本出版学会は6月17日,東京・水道橋の日本大学法学部神田三崎町キャンパスで「小中高校でのMIE実践に応用できる,大学での雑誌作り教育の実例報告」と題し研究会を開く。参加費は,会員無料,一般500円。

http://www.shuppan.jp/yotei/1080-mie2019617.html

6月19~21日,ビッグサイトで販促・マーケティング総合展

第11回販促・マーケティング総合展【夏】が6月19~21日,有明の東京ビッグサイト で催される。主催はリードエグジビションジャパン。小松総合印刷はOne to Oneをテーマに出展する。

https://www.sp-world.jp/ja-jp.html

7月5日~8月21日,ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「田名網敬一の観光」展

東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーは7月5日~8月21日,第374回企画展「田名網敬一の観光」を開く。22点の新作プリント作品,アニメーション,立体作品から,ファッションブランドとのコラボレーションアイテム,出版物,プロダクトアイテムなどを紹介する。7月12日はギャラリートーク開催。入場無料。

http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000739

7月18日~8月1日,日本新聞協会が新聞広告クリエーティブコンテスト

日本新聞協会は,プロ・アマを問わず全国の若手クリエーターを対象に,新聞広告クリエーティブコンテストを行う。テーマは「新聞広告を広告する」。新聞広告の可能性を広げる,独創的で斬新な新聞広告を募集。入賞作品は,全国の新聞に掲載される。募集期間は7月18日~8月1日。

https://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2019_youkou.html

7月25・26日,大阪産業創造館で機能性フィルム展

大阪・本町の大阪産業創造館は7月25日,「機能性フィルム展2019」を開く。フィルム,シート,薄膜の製品・素材などを扱う企業やフィルムに関連する独自の加工技術をもつ企業が対象。

https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=27860

 

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2019年6月号【特集:技術を見直す】

今の日本の印刷産業では、技術より生産工程の改善や経営管理システム的な話題が中心となってきていますが、印刷技術もハード・ソフトの面から、まだまだ研究や開発すべき点が山積します。今月号はその技術の観点から、平版オフセット印刷には欠かせない湿し水、含浸による表面加工、特色のカラーマネージメントを特集しました。印刷産業に携わる人は、ソフトでもハードでも、全般について情報収集が必要です。そのような時に『印刷雑誌』が役に立てば幸せと思っています。(中村幹:本誌編集長)

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