週刊「印刷雑誌」

10巻 15号 2019年4月22日
Japan Printer weekly vol.10, no.15

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

次回、週刊『印刷雑誌』の発行は5月7日(火)になります。

■印刷を楽しむ

図書印刷,絵本や児童書が並ぶ本の一大イベントに出展

図書印刷は5月3〜5日,東京・上野で開催される「上野の森 親子ブックフェスタ2019」に出展する。約5万冊の絵本や図鑑,児童書がブースにたくさん並ぶ本の一大イベント。3分で読める知育マガジン『Chiik!』による「とびだす絵本のワークショップ」を開く。

RESEED,オリジナル紙袋を100枚から制作

RESEEDは4月16日,オリジナル紙袋が100枚から制作できる,おしゃれな紙袋「ワンポイントエコクラフト紙袋」を発売した。環境にやさしい茶色クラフト紙を活用した,シンプルで使いやすい紙袋に会社のロゴや店名を印刷できる。最小ロットは100枚,3万円から。全11色から1色を選び印刷する。

■プロの世界

ウシオ電機,輪転印刷機用UV-LED乾燥装置を発売

ウシオ電機は4月15日,印刷用UV-LED乾燥装置 「UniJetシリーズ」の新ラインアップとして,輪転印刷機向けに「UniJet Wシリーズ」の販売を始めた。120mm角の小型化と前側吸気・背面排気という印刷機設計を図った。

NTTデータニューソン,デジタル印刷機の保守点検

NTTデータニューソンは4月16日,NTTデータのR&D成果を活用して開発した遠隔作業支援のためのスマートグラス活用ソリューション「InfoMesh Visual Navigator」を,富士ゼロックスの商業デジタル印刷機の保守点検業務に採用したと発表した。4月より東京で,5月より全国で運用を開始する。

竹尾,FSC森林認証紙へ3銘柄を順次切替

竹尾は4月17日,「アラベール」「ヴァンヌーボシリーズ」「気包紙シリーズ」を,現在庫が終了した商品よりFSC森林認証紙へ順次切替ると発表した。紙の品質に変更はない。アラベールは繊細な風合いで優しい手触りをもつ非塗工印刷用紙。ヴァンヌーボシリーズは印刷適性と紙の風合いを両立させたラフ・グロスの代表格。気包紙シリーズは紙の豊かな触感を堪能することのできるパッケージ用紙。

ダイナフォント,新元号「令和」合字に全書体が対応

ダイナコムウェアは4月19日,新元号「令和」合字に全書体対応し,TrueTypeフォントに特化したダイナフォント年間ライセンス「DynaSmart T」を発売した。Win版279書体,Mac版279書体を収録し,6800円(1年),1万8360円(3年)。また「DynaSmart V」「DynaSmart 教育機関向けプラン」「DynaSmart 学生版」の3製品には,SEO対策に有効なWebフォントクラウドサービスが無料で利用できるバージョンアップがなされる。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

4月23日,ビジュアル・プロセッシング・ジャパンが校正業務と制作コミュニケーションプロセスを改善する製品セミナー

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは4月23日,東京・渋谷区の本社でWEB・印刷・映像媒体制作プロセスにおける「時短」を達成するためのコミュニケーション改善を実現するソフトウエア「APROOVE」のセミナーを行う。媒体制作プロセスにおけるアナログ校正業務のコストや時間を削減するソフトウエアの使用例などを解説する。参加無料。要申込,定員30人
http://www.vpj.co.jp/news/pickup/detail.html?pid=208

4月26日,出版研究センターが出版販売の基礎セミナー

出版研究センターは4月26日,東京・神田神保町の文化産業信用組合で,本の一生を支える出版販売の仕組みと,その中で特に営業担当者がなすべき実務について考えるセミナーを開く。参加費は7000円。

http://skc.index.ne.jp/seminar/20190426.html

5月10日,BAがブロードバンド特別講演会をネット配信

ブロードバンド・アソシエーション(BA)は5月10日,東京・元赤坂の明治記念館で「ブロードバンド特別講演会」を開く。放送・ネット メディアのデータビジネスに焦点をあて,テーマは「“メディア×データ”でビジネスを拓く!」。講演の模様を無料でネット配信する。定員は250人。

http://www.npo-ba.org/public/20190510p.pdf

5月12日まで,大日本印刷が「ダンまち」シリーズの企画展

大日本印刷は5月12日まで,東京・市谷の東京アニメセンター in DNPプラザでTVアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(ダンまち)シリーズ初の企画展を開いている。原作者の大森藤ノが監修した謎解きクエスト「ダンまち緊急ミッション」も遊べる。

https://www.dnp.co.jp/news/detail/1191262_1587.html

5月14日,出版研究センターが「人工知能が小説を書く?」をテーマにセミナー

出版研究センターは5月14日,東京・神田神保町の文化産業信用組合で,「AI小説プロジェクトを通じて見えてきた,出版人にとってのテクノロジーとイノベーション」と題したセミナーを開く。参加費は6000円。

http://skc.index.ne.jp/seminar/20190514.html

5月14〜16日,大阪で広告資機材の見本市

近畿屋外広告美術組合連合会は5月14〜16日,大阪南港ATCホールで「SIGN EXPO 2019」を開く。「魅せる!感じる!サインの力!」をテーマに,サインに関連した商材と情報が提案される。

https://www.sign-expo.com

5月17日,日本画像学会が多様化する画像技術と可能性をテーマに勉強会

日本画像学会は5月17日,京都市下京区の京都市産業技術研究所で,「多様化する画像技術とこれからの可能性」をテーマにシンポジウムを開く。従来とは異なる新しい価値を提供する画像技術に焦点を置き,様々な分野で活躍中の取り組み事例を紹介しながら,現時点での画像技術の到達点及び今後の画像技術の可能性を議論する。定員は90人。参加費は1万6000円(一般),9000円(会員),2000円(学生)。

http://www.isj-imaging.org/event/symposium/symp_2019/2019_symp_kyoto.html

5月17日,モリサワが大阪で文字文化フォーラム

モリサワは5月17日,大阪市浪速区のモリサワ本社で文字文化フォーラム「WE LOVE TYPE 3」を開く。世界で活躍するタイプデザイナー,タイポグラファーの視点から,欧文書体をデザインする上でのポイントや書体制作の舞台裏,書体選択の考え方などについて語る。定員150人,参加費無料。

https://www.morisawa.co.jp/about/news/4517

5月28日,出版学会が独立系出版社の編集デザインの勉強会

日本出版学会は5月28日,東京・神田三崎町の日本大学で「独立系出版社の編集デザイン」と題した勉強会を開く。企画立案の方向性,執筆者交渉,DTP編集から,流通や経営の問題にまで,幅広く議論する。参加費は500円(一般),無料(会員)。定員50人。

http://www.shuppan.jp/yotei/1072-2019528.html

7月18〜19日,日本画像学会が画像技術の理解を深める勉強会

日本画像学会は7月18〜19日,横浜市緑区の東京工業大学で,画像技術の基礎の理解を深め,最新動向,将来展望に関する知見を得ることを目的とした勉強会を開く。未来を切り開く画像技術の基礎と展望をテーマに,インクジェット技術に関する各論および画像技術のマーケット動向などが語られる。定員は250人。参加費は3万8000円(一般),2万5000円(会員),3000円(学生)。

http://www.isj-imaging.org/event/tech_course/2019_tech_83.html

8月2〜3日,パッケージの魅力を伝える「ハコの日2019」

東京紙器工業組合の「ハコの日」委員会は8月2〜3日,東京・丸の内のKITTEで,パッケージの魅力を伝える「ハコの日2019」を開く。プロモーション,物販,ワークショップ,ハコの日クイズラリーなどでハコの魅力をアピールするほか,5月18〜19日に東京ビッグサイトで開かれる「デザインフェスタ」にも出展する。問合せは,電話03-3624-2683。

10月10日,日本画像学会が4番の軸の実現を目指した研究会

日本画像学会は10月10日,東京・三田の慶應義塾大学で構造や材料による機能や物性の再現や,空間次元ではない4番の軸,時間軸,あるいは価値軸の実現を目指した研究や応用について発表するコンファレンスを開く。6月20日まで発表者を募集している。

https://www.inkcube.org/Archive/CFP2019.pdf

11月11〜13日,京都で印刷産業の未来を考える展示会

Think Smart Factory 2019が11月11〜13日,京都市左京区の「みやこめっせ」で開かれる。主催はTSF2019実行委員会で,スマートファクトリーの実現を共通テーマとした業界発展を望む11社で構成している。会場内全体をワークフローで繋ぎ,自動搬送車やロボット等も取り入れ,実稼働を通してスマートファクトリーを体感できる。

https://thinksmartfactory.com

12月5~7日,東京ビッグサイトでアジアを代表する環境総合展

産業環境管理協会と日本経済新聞社は12月5~7日,東京ビッグサイトでアジアを代表する環境総合展「エコプロ2019」を開く。次世代技術や製品,サービス,CSR活動,環境保護活動,環境保護政策,産学官連携などの最新動向が紹介される。入場無料(事前登録制)。主催社は7月12日締切で出展者を募集している。

http://eco-pro.com/2019/

2020年4月1〜3日,東京ビッグサイトでコンテンツビジネス総合展

リード エグジビション ジャパンは2020年4月1〜3日,東京ビッグサイトでコンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京2020」を開く。さらにその中で,広告デザイン・制作会社,企業ブランディングの企画会社,パッケージデザイン会社などが一堂に出展する商談展「広告デザイン・ブランディング EXPO」を開く。4月26日まで特別料金で出展者を募集中。

https://www.gd-expo.jp/ja-jp.html

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年5月号【特集:印刷企業の差別化戦略3】

今月号は、2018年5月号、7月号に続き、印刷会社、製本・加工会社で差別化を図っている企業を紹介する特集としました。今月号で原稿を頂戴した3社は、それぞれUV 印刷、パラパラ漫画的変わり種印刷、デザインへの注力で事業を推進しています。また、紙器パッケージのデザイン力で顧客ニーズに対応する企業、販促関係でソリューションを提案する企業、小ロット後加工でデザイン力を具現化する企業、地域創生で活躍する企業など、多くの印刷、加工会社を紹介しました。(中村幹:本誌編集長)

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