週刊「印刷雑誌」

10巻 11号 2019年3月25日
Japan Printer weekly vol.10, no.11

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷を楽しむ

コンテンツワークス,アメーバピグとフォトブックがコラボ

コンテンツワークスが運営するフォトブック作成サービス「Photoback」は,アバターコミュニティサービス「アメーバピグ」を運営するサイバーエージェントと,アメーバピグ10周年を記念したコラボレーション企画を始めた。期間中はPC版アメーバピグで撮影した写真をダウンロードできる特設ページから,アメーバピグの思い出を1冊のフォトブックにまとめられる。12月2日まで実施する。

しまうまプリント,過去最高の1日1万9000冊超

フォトブックサービスの「しまうまプリント」は3月15日,卒園・卒業シーズンで過去最高の1日1万9000冊超を受注した。700園・校を超える関係者から1800件を超える利用があった。

■プロの世界

日本印刷技術協会,『みんなの印刷入門』発刊

日本印刷技術協会は3月15日,新しい技術情報やビジネス環境に対応した新たな印刷入門書『みんなの印刷入門』を発刊した。既刊の『印刷入門』を,内容も体裁も刷新した。本体2200円,B5判オールカラー,128ページ。

DICグラフィックス,ポケット型カラーチャート発売

DICグラフィックス(株)は,オフセット印刷におけるプロセス4色の掛け合わせ一覧表「ポケット型カラーチャート」の第3刷を3月22日に発売した。オフセットカラー印刷は,プロセス4色(黄,紅,藍,墨)のインキを重ね合わせることにより色彩を表現する。その印刷紙面上に占める面積(網点%)のバリエーションを階調スケールとしてチャート化し,持ち運びできる手帳サイズにしてある。1800円。

竹尾が,新しいパッケージ用紙を発売

竹尾は「護る」「運ぶ」「表す」という基本機能を備えつつ,紙の豊かな触感を堪能することのできるパッケージ用紙「気包紙シリーズ」に,紙の風合いと印刷発色を兼ね備えた両面塗工品の「気包紙 GL-FS」を3月18日に発売した。白紙光沢度を抑えつつ,印刷部分に適度なグロス感が得られることが特徴。

ミマキエンジニアリング,デスクトップ3Dプリンター

ミマキエンジニアリングと韓国のSindoh社は,共同ブランドのデスクトップ3Dプリンター「3DFF-222」の販売を4月末より開始する。FFF(熱溶解積層)方式で最大造形サイズは210mm×200mm×195mm(W×D×H)。造形したプリント治具を使うことで,プリント品質の安定化と治具作成費用のコストダウンが図れる。本体21万円。

図書印刷,日本スポーツ協会とオフィシャルパートナー契約の継続

図書印刷は3月18日,日本スポーツ協会が推進するJSPOスポーツ・アクティブ・パートナー・プログラムのオフィシャルパートナー契約を継続した。同社は,同プログラムの趣旨である「スポーツによる社会貢献(人づくり・地域づくり・国づくり)」に賛同することから,2018年度に引き続き契約を継続した。

大日本印刷,断熱ボックスで「地球環境大賞」大賞受賞

大日本印刷は2月28日,「第28回地球環境大賞」の大賞を受賞したと発表した。同社が開発した,高い断熱性能を持つ真空断熱パネルをボックス形状にした「DNP多機能断熱ボックス」による温室効果ガス排出量の削減や, 輸送効率による環境負荷の低減につながると評価された。

電通グループ3社,インターネット広告媒体費詳細分析

(株)D2C,(株)サイバー・コミュニケーションズ,(株)電通の電通グループ3社は3月14日,電通が2019年2月に発表した「2018年 日本の広告費」の調査結果のうち,インターネット広告媒体費の内訳を,広告種別,取引手法別,デバイス別などで分析し,2019年の予測を加えた「2018年日本の広告費インターネット広告媒体費詳細分析」を発表した。日本の2018年の総広告費,6兆5300億円のうち,インターネット広告費は全体の26.9%,1兆7589億円(前年比116.5%)を占めている。そこからインターネット広告制作費を除いたインターネット広告媒体費は,1兆4480億円(前年比118.6%)。

日本印刷産業連合会,グリーンプリンティング認定

日本印刷産業連合会は3月14日,グリーンプリンティング(GP)の新規3工場と更新24工場を認定した。この結果GP認定工場は全399工場となった。新規認定工場は電通テック本社,セキ伊予工場,惠友印刷本社と板橋工場。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

3月27日,書店向け無料セミナー「キャッシュレス化の動向と対応」

文化通信社は3月27日,文京区春日の文京シビックセンターで書店向け無料セミナー「キャッシュレス化の動向と対応」を開く。クレジットカード,交通カード,QR決済などのキャッシュレス化が進むなか,中小書店に向けて,基本的な知識,今後想定すべき変化,対応策の選択肢などを専門家に学ぶ。参加無料,定員99人。

https://goo.gl/forms/kAaEZeKU5pICamvm1

3月27日,CD勉強会が紙復活のセミナー

CD勉強会は3月27日,東京・八丁堀のハイテクセンターで勉強会を催す。「アナログルネッサンス(紙復活)」と題し,全国ぷらざ協議会代表代行の五百旗頭忠男氏が,ネットやデジタルだけでは注力や購買につながらず,印刷物を手にしないとアクションはなされない。というデータなどから,印刷物の長所短所を今一度分析する。参加費1000円。
http://cd-ben.com/?p=370

3月27日,出版学会が中学校における雑誌編集教育の実践報告

日本出版学会は3月27日,東京神田神保町の専修大学で「中学校における雑誌編集教育の実践」をテーマに報告会を開く。都留文科大学・工学院大学附属中学・高等学校の有山裕美子・司書教諭,専修大学の植村八潮,野口武悟両教授が報告する。参加無料,定員50人。問合せは,同学会(電話03-3313-7347)。

4月10日,電子出版制作・流通協議会が電子出版ビジネスモデル研究会のセミナー

電子出版制作・流通協議会は4月10日,千代田区一番町の日本カメラ財団ビルで電子出版ビジネスモデル研究会オープンセミナー「海外AI出版の動向整理」を開く。参加費2000円(一般),無料(会員),定員60人。

https://aebs.or.jp/seminar20190410.html

4月19,23日,5月24日,モリサワが文字と組版ルールの基本を学ぶセミナー

モリサワは東京・新宿の東京本社(4月19日,5月24日)と,大阪・浪速の本社(4月23日)で,セミナー「文字組版の教室」を開く。文字や書体の特性,組版における考え方の基本,デジタルフォントに関わる基礎知識を学ぶ。定員は各50人,受講料は1万円。

https://morisawa.eventcreate.net/event/3005

4月23日,コンバーティングの明日を考えるセミナー

コンバーティングの明日を考える会は4月23日,東京・墨田のすみだリバーサイドホールでセミナーを開く。テーマは「環境・品質・コスト」の調和と「安全・安心」。参加費5000円,定員300人。問合せは電話03-3623-4046。

4月25日,日本包装技術協会が包装の研究会

日本包装技術協会は4月25日,東京・築地の同協会にて研究会を開く。テーマは「ロングライフ包装ラインの創出」と「サプライチェーン全体を考えた高効率且つ安全な包装」の2点。参加費3240円(一般),無料(会員)。

http://pna.y-ml.com/_cs?m=JPI&c=251&u=24116

4月26日,志の会がすっごくわかりやすいオフセット印刷基礎講座

テクノロールが主宰する印刷志の会は4月26日,埼玉県戸田市の同社関東支店にて「すっごくわかりやすいオフセット印刷基礎講座」を開く。テーマは印刷用紙。参加費500円,定員50人(先着順)問合せは電話048-449-7333。

6月5〜7日,繊維学会が年次大会

繊維学会は6月5〜7日,東京・江戸川のタワーホール船堀で年次大会を開く。参加料は18,000円(一般),10,000円(会員)など。

http://www.fiber.or.jp/jpn/events/2019/year/index.html

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年4月号【特集:新聞印刷の技術進化

大きな技術革新はほとんど見られなくなったものの,新聞印刷は常に環境面,操作面をはじめ,技術が進歩しています。今月号は,2018 年11月に東京ビッグサイトで開催された新聞製作技術展JANPSで,朝日新聞(朝日プリンテック)が発表した新技術や新しい取り組みを2点,また,新聞印刷もデジタル印刷で行われることが増えており,ヨーロッパのインクジェットの事例を掲載しました。(中村幹:本誌編集長)

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